転職を恐れるな。慄くな。ビビるな。やってみれば案外すぐにできるから。

・転職って難しいそう・・・
という人にむけて書きました。

- 転職って意外と簡単
- 転職を意識するだけで、パフォーマンスが向上する
- 「転職しない」と「転職できない」は別物
大きくは上の3つの観点。転職を意識すると、自分に足りないものが見えてきます。
伸ばすべきスキルが明確になります。転職しようがしまいが、自分の市場価値を上げるに越したことはない。
転職して約2年経った感想を語る
新卒ブラック会社からの亡命

ある。そう、ある。自分のことを棚に上げて書くつもりはない。
転職して、約2年が経ちました。早い。新卒で入ったブラック企業から、今の会社に転職。
実際のところ、僕の転職理由は、ネガティブ8割、ポジティブ2割。
ネガティブ | 職場の人間関係がキツい、リセットしたい |
ポジティブ | 違う業界での経験を積みたい |
こんな感じ。ちなみに僕が新卒で入ったブラック企業の特徴はこんな感じ。
- 残業時間のMAXは約100時間
- 同じ部署の同期は、僕以外の全員がメンタルで休職
- 半年連続で、部署から毎月1人が退職
- 隣の部署の先輩は自○


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転職した先は、ユートピアだった
人間関係が上手くいってないなら辞める
再現性、まるでない。あくまで僕の事例。N=1の話。

まぁそりゃそう。ブラック企業でこき使われてんだから、違う会社に移ったら、高確率でマシになるに決まってる。
しかしだからこそ言いたいのが、ブラック企業で苦しんでる人はすぐに転職すべき。会社の硬直した人間関係で、消耗している人もすぐに転職すべき。
「ツラいから逃げる」というよりも、「そのエネルギーを新たな人間関係に回す方が合理的」と考える。
結局、人間関係が全て
今の会社もそれなりに残業はある。キャリアアップの転職ができて、会社の格もランクも知名度も3段階は向上した。
それに伴い、仕事で求められるハードルも責任感も、前職よりも引き上がった。しかしなんだかんだ、大きな不満もなく、楽しく会社生活を送れている。

そう思うはず。答えはシンプル。
人間関係。コミュニケーション。周囲と仲良く過ごせるか、ここに尽きる。というかここしかない。
僕らの生活の満足度は、結局のところは、人間関係の質に左右される。どれだけ金持ちでも、孤独だと耐えられない的な。
SNSでバズっても幸せになれない人はいる。しかし周囲の人と食事して、自分が話して盛り上がったら、確実に幸せになれる。
僕らが思っているより、周囲の人間関係は、人生に大きな影響を及ぼす。
そうじゃないと、ハードワークしまくるけど、従業員の仲良い部活感の漂うベンチャー企業なんて、一瞬で市場から消えてしまう。
転職するためのハードルは意外と低い
転職したら、仕事もできるようになった
ヤバい会社なのに、下位3%だった僕
知名度、低い。人間関係、悪い。優秀な人、割合は少ない、いても転職する。新卒で入ったブラック会社、こんな感じ。
酔った勢いで、タクシー運転手を殴り、クビになった人もいた。スゴいやろ、令和の話やで。
居酒屋でベロンベロンになって、他のお客さんを殴る。「あれ、あいつ会社今日来てないし、連絡つかないな」、実は警察署で勾留されてました。
いち早く路上の伝説となるべく、ブレイキングダウンを私生活に取り入れた、先見の明がある社員が大勢いた。
そんなビーストたちがいた会社。僕の仕事の評価はどうだったか?

「まぁ平均を下回ることもあるよね」って優しい声もあるかも。しかしその会社で、平均以下の評価を受けた人は、全体の2〜3%程度。
おかしい人たちがいっぱいいる会社の中でも、下位3%に入るくらい、問題のある社員。それが僕。上司とも上手くいっておらず、ここも響いた。
なぜかレベルの高い会社に移ったら、評価されだした
新卒で入ったブラック会社から、ランクが3段階上の企業に転職。年収は100万円UP、正確に言うと120〜140万円UP。
ランクが低い会社で、下位3%の評価だった僕。こんな奴が、3段階ランク上の会社に、移ったらどうなるのか。惨劇が待っている気がする。
地元の草野球チームで、補欠だった奴が、巨人に入団するようなもの。そこらへんの高校サッカー部のベンチを、リアルマドリードに移籍させるようなもの。
そんなの無理に決まってる。無謀やん。やめて、もうライフは0よ。しかし、いざ転職してみると、

不思議。しかし理由はある。
能力に差はない、人間関係に差はある
そもそも人の能力はそこまで変わらない。IQだってだいたい似た位置に集まる。
ある程度以上の企業になれば、社員の学歴もそこまで差はない。関関同立やMARCH以上で、比率が多少変わるくらい。
となると明暗を分けるのが、職場の人間関係、その人のマインド。この2つ。知識とかスキルは、努力でいくらでも伸びる。
僕は人間関係も、マインドも劇的に向上した。というか人間関係が良くなると、連動してマインドも良くなる。

こんな思考になるから。
僕はブラック会社の時は、周りが嫌いすぎて、自発性に欠けていた。
「この人たちのメリットになりたくない」くらいに思ってしまってた。そりゃ上手くいくわけない。
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転職する際のダルさ、一瞬で終わる
かかる手間としては、数時間レベル
板に釘を置き、ハンマーを振り下ろす。その時に、力を入れるのは、ほんの一瞬。ハンマーが釘に触れるタイミングだけ。
転職活動も同じ。「会社を変える」と聞くと、大げさに聞こえるけど、実際のダルさは一瞬。釘に触れる瞬間だけ、界王拳を使う。

転職サイトに登録 | 30分くらい |
転職エージェントとMTG | 30分くらい |
職務経歴書を書く | 1時間くらい |
企業に応募する | スマホで探して、クリックするだけ |
合否連絡 | メールチェックするだけ |
面接 | 30分〜1時間を何回か |
トータルすれば、数時間のレベル。僕は転職活動を開始して、1.5ヶ月で終了。
時間の余裕よりも、メンタルの余裕が大事
つまり1.5ヶ月かけて、数時間のタスクをするだけ。日曜大工とか、市役所に手続きする方が面倒くさいかもしれない。

合否連絡がくる。落ちてたら、そりゃ凹む。面接でうまく話せないと、しばらく引きずる。
実際にすることはそこまでないけど、メンタルの消耗はなかなかに激しい。恋愛のやきもきに近いかもしれない。
転職は、時間の余裕よりも、気持ちの余裕の方が大事。工数的に大変なのは一瞬、後の余力はメンタルケアに当てるべし。
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転職に向けて、しておくべきこと
転職は準備が肝心である
転職での、最終的な合否は、面接で決まる。しかしその面接を乗り越えるためには準備が必要。
好きな、あの人に、告白するとします。フラれる、あえなく。撃沈、傷心。その際に、以下のどちらに原因があると思いますか?
- 告白の仕方が良くなかった
- 告白に至るまでのプロセスが良くなかった

そうだよね。そうなんよ。
そこまでにスイートな関係になっていれば、夜景の見える場所とか、高級レストランでなくて、ファミレスで告っても付き合える。
転職も同じ。面接するまでにあらかた合否が決まっている。
転職に向けてしておくべきこと
- 普段の業務を棚卸し
- 日々の業務に、今以上に取り組む
- 自分のブランディングをする

普段の業務を棚卸し
「そもそも自分は何ができるのか?」、ひたすら書き出す
まずはこれ。定番というか、業務の棚卸しをせずして、転職はありえない。もちろん僕もした。

「そもそも自分は何ができるのか?」をひたすらに書いていく。時系列順に書いていくのがオススメ。
一年目はあの業務をした、二年目はあの業務をした、って感じ。
しかし注意してほしいのが、自分が転職したい職種と関係のない部分は軽めにしておく。企業側からするとそこはそんなに重要ではない。
1〜3年目はシステム部にいて、4年目〜10年目までは営業だった人がいたとします。次の会社でも、営業職種への転職を検討しているのであれば、最初のシステム部の経験は添える程度でOK。
自分のカタログを作れ
自分は何ができるか、どういう仕事をしてきたのか、どんな利益をもたらせるのかを書く。電化製品のカタログと同じ。機能を、謳え。
僕は3年前にドラム式洗濯機を買った。15〜20万円した。めちゃくちゃ悩んで、色々なドラム式洗濯機を比較しまくった。
転職市場においては、一人採用するのに、数百万円かかると言われてる。どこかの会社が、DODAとかリクナビに、数百万円払ってる。そして誰かを採用する。

日々の業務に、今以上に取り組む
今の会社を辞めたいなら、今の会社で成果を出せ
矛盾しているようで、矛盾していない。今の会社を去りたいなら、今以上に今の会社の業務に励め。
僕が最初に転職エージェントと面談したのが3年目の秋。「今までどんな業務をされてきましたか?」みたいなことを質問されて、それに答える。
向いている会社や業界などを教えてくれた。ここまではイメージ通り。
しかし最後に、「今の会社でもっと○○なスキルを積むと、転職の幅が広がりますよ」とも教えてもらった。
そうここ。ここが問題。今の会社が嫌で、去りたい。だったら今の会社で、成果を上げるのが一番早い。
転職先の企業も、採用を外したくない。そうなると転職する前の会社で、成果を出している人が欲しい。
今の会社を踏み台にして、アピール材料を集める
ツラいことに、会社の中にいる人は、下の二パターンに分かれている。格差社会。
- スキルもないから今の会社でも居場所がないし、転職先もない
- スキルがあるから今の会社でも活躍できるし、転職先も多い
だから今の会社をやめて、他の会社に転職したいなら、今の会社でスキルを磨くしかない。ひとつでも良いから、アピールできる成果を増やすしかない。
あえて打算的な書き方をすると、今の会社を踏み台に使う。練習台にする。叩き台にする。
マクロが使えるようになる、会社の研修で語学を学んだり資格をとる、なんかでも良い。まだ興味が持てるプロジェクトに参加するでも良い。
とにかく今の会社で、アピールできる材料を集める。

自分のブランディングをする
キャラをつけると、相手のニーズに刺さりやすい
セルフブランディングをする。キャラを見つける。
RPGを考えてみる。ゲームを進める上で、欲しいキャラクターっているよね!?
手持ちが戦士ばかりだから、回復役が欲しいなとか。近距離で戦うタイプばかりだから、長距離のスナイパー欲しいなとか。
水タイプばっかりだから、炎タイプもいてくれると助かるとか。魔法使いばっかりだから、格闘家も手元に、みたいな。
なにが言いたいかというと、キャラのある人は、ハマる可能性が高まる。ハマらない可能性も高まるけど、なにもないよりマシ。
「システム関係に強い人がいない」とか、「組織の活性化を図るために元気のある若手が欲しい」とか、「経験値のあるベテランにきてほしい」とか。
とにかくどの会社にも、今まさに求めている人物像がある。理想の相手のイメージがある。
棚卸しはカタログ、キャラはトリセツ
- 業務の棚卸しを行い、「できること」を明確にする
- 今の会社で業務を積み、「できること」を上乗せする
- 自分のキャラを付け加えて、相手のニーズを刺す
上の流れで進める。
実際に僕らが社長で、会社の経営をしているとしますね。他の会社からの転職者を採用したい。
その人が「できること」の内容は理解できた。優秀な人材だとも思える。
しかしここで最後に「この人が入って働くイメージが思い浮かばない」となると、おそらく落とすはず。
棚卸しは、カタログ。とするならば、キャラとは、取扱説明書みたいなもの。西野カナ。
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「自分の選択」を、神とせよ
ニーチェの言う通り、神はとっくに不在。もういない。
神様は僕らに道を指し示してはくれない。だから自分で決めるしかない。
30歳を過ぎて思う。人生は選択の集積。無数の分岐点があって、今に至る。
進学先、就職先、部活動、人間関係、自分で選んだ、その結果が今。
何を食べて、何をするか、何をしないか、細かな選択が積もり積もったのが今の僕ら。
神が示してくれたルートを歩んではいない。自分だ、己だ。オレらが選んだルートをずっと歩んでいる。
「自分の選択」を神とする。この意識を、強く持つ。転職しても良い、転職しなくても良い。
ただ自分で選んで決める。誰かに決めてもらってはダメ。誰かに決めてもらった正解に価値はないけど、自分で決めた不正解には価値がある。

まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 会社は結局人間関係が全て、人間関係で仕事のパフォーマンスが変わる
- 棚卸しはカタログであり、キャラづけはトリセツである
- 誰かに決めてもらった正解に価値はないけど、自分で決めた不正解には価値がある
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!