我が日本では、年収がここ数年横ばいになってる。今の仕事に満足してない。日々そんな不満を抱えている人も多いかと思います。
・もっと金銭的に余裕を持ちたい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
年収というのは、業務内容やその人のスキルで決まりません。もちろん関係はありますが、全てではない。
どの業界にいるのか、どんな会社にいるのか。結局この二つで決まります。
とある会社の役員の給料が、別の会社の平社員の給料よりも低いなんてことも、全然あり得ます。
今の会社で120%頑張り続けた5年後の年収。2ヶ月間転職活動して、決まった新しい会社の年収。
後者の方が高いなんてことも、ザラにある話。バカらしくなるけどね。
20代で業務経験も5・6年ですが、いきなり100万円アップしました。これもランク上の会社に移ったから。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
あえて言おう、僕は転職エリートであると
転職活動は意外と難易度が高い
あえて、あえて言わせてください。
自画自賛。手前味噌。自分でちゃんと分かってるあたりがミソ。
僕は昨年から今年にかけて、転職を行いました。無事に終了し、今の会社へ。
前職に何か不満があったのか、なぜ転職したのか。これはまた別の話題なので、一旦置いておきます。
ちなみに転職してみて、新しい会社で一番受ける質問は、「なんで転職したいんですか?」。
批判のニュアンスはなく、あくまで会話のアイスブレイクとして、聞かれる感じ。
向こうに悪気はないんだけど、とにかく同じことを聞かれて飽きてくる。
美人は「キレイですね」って言われ飽きてる、という話も分かる気がする。同じ会話をしていると、とにかく飽きてくる。
転職エリートの圧倒的パワーを見せてやる
転職は80社応募、内定1社の割合
さてはて転職活動というのは、非常にメジャーな選択肢になってきました。珍しくもなんともない。
しかし転職活動をしたことのない人には意外かもしれません。転職するのは、なかなかハードルが高いのです。
単純に内定がもらえない。高学歴でTOEICも900点オーバーでも、半年以上続けても内定もらえない友人も身近にいます。
転職活動を始める際に、大手転職サイトに登録。エージェントの人と、最初に面談をしました。
- 書類選考が通る確率は、一般的には5〜8%
- 80社応募して、やっと1社内定
ここらへんが平均値。
転職とは誰にでも門戸が開かれているゲームではありますが、難易度は無慈悲にも高めに設定されてる。
工夫と準備で、一浪一留から大手2社に内定
会社が求人を出す際には、欠員補充であることが最もポピュラーなパターン。
「経理部で田中さんが辞めたから、人を採用しよう」みたいな。最初から補充したいポストありき。
つまり応募者の中で、一番にならないといけない。どれだけハイスペックであっても、その中で一番にならないと不合格。
CMでも「転職」ってワードは頻繁に見る。身近に転職した人もいる。しかし実は意外と侮れないクソゲー、This is 転職。
しかしそんな中でも、僕はやりました。やってやったんです。
- 内定を2社からもらう
外資コンサルなど選考辞退した会社もあり - 「転職したい企業ランキングTOP10」に、2社ともランクイン
- 年収100万円UPを達成
80社応募して内定1社というのが平均。しかし誰もが知っている超大手、しかも2社から内定をもらう。
ただ別に僕が特別に優秀だからできたってことではありません。準備と工夫をしたから。
なんなら僕は、一回浪人して大学に入り、一回留年して卒業。それなのに20代でランクアップの転職ができました。
おそらく読んでくださっているあなたの方が優秀だし、ポテンシャルはある。今までやってなかっただけで、やってみればきっとうまくいく。
こちらもCHECK
【実体験】アラサーが転職活動で、大手企業に内定をもらうまで。
続きを見る
勤めている業界と会社で年収は決まる
会社員の給料に実力は関係ない
一浪一留というハンデを抱えていたの、できる限りの準備をして挑んだ就活。
結果として、5社内定をもらえて何とかフィニッシュ。
こちらもCHECK
留年しても就職は余裕!就活で留年の対処法を徹底解説!具体的な成果とプロセスがあれば大丈夫です!
続きを見る
ここで僕は最も規模が大きく、最も年収が高い会社を選びました。
「会社名 平均年収」でググってみる。これでだいたい分かります。
サラリーマンの年収というのは、その人の実力では決まりません。フリーランスとか自営業だと別ですが。
サラリーマンの年収は、業界と会社によってしか決まりません。
どれだけ優秀で人間的に優れている人でも、仕事ができない愚鈍な間抜けな人に、年収で劣ることなんて多々あります。
試しに書店に行って、四季報などを開いてみましょう。知っている会社も多く出てきますが、平均年収はまるで違う。
「平均年収:400万円」と書かれている超有名企業と、「平均年収:800万円」と書かれている名前も聞いたことの会社。
超有名企業の前者に入ってバリバリ活躍したとしても、後者に入った仕事ができない人の方が年収が高い。
所属している会社で給料のレンジは決まる
中小企業の役員<大手企業の平社員
僕が内定をもらった中で、一番規模が小さかった会社。内定の通知を受けた際に、
「役員になると、年収1,000万円を突破します!」と言われました。
「なるほど、大台に乗るのね」などと思っていた僕。
しかし最後に内定をもらったのが、僕が新卒で入ることになった会社。
「役職に就いていない平社員でも年収1,000万円以上あります」と内定時に説明を聞く。そしてこれは実際にその通りでした。
とある会社の役員よりも、大企業の平社員の方が、年収が高い可能性がある。ここは肝に銘じておかないといけません。
全く同じ仕事をしていても、給料は全く違う
どんな会社にも、給与テーブルというものがあります。
入社年次や、どんな職群・職階か、どんな役職か。要素を加味し、そのテーブルの中で決まります。
つまり常軌を逸した能力を持っていても、その会社の中で常軌を逸した給料はもらえません、確実に。
全く同じ仕事をして、同じ成果を出していても、所属する業界と会社によって年収は違うのです。
今の日本の厳然たる事実。チャンスと見ますか?悲劇と見ますか?
なぜなら転職して給料を上げるのに、スキルはそこまで関係ないからです。もちろん実力はある方が良いですが。
今している仕事を、違う会社のデスクで行うだけで、容易に年収が上がる可能性があるからです。
年収UPのためにすべきこと
と思われた方もいるでしょう。
ここが難しい。ただ転職するだけではダメ。年収が上がる転職をしないといけない。
しかしやるべきことはシンプル。まずは今の会社よりも、平均年収が高い会社を受ける。
そして以下の3つを実行してください。
年収UPのためにすること
- ロジカルシンキングを身につける
- 業務の棚卸しを行う
- 年収交渉を行う
ロジカルシンキングを身につける
汎用性が最も高く、最も市場価値が高いスキル。それが論理的思考力。
もっと正確にいうと、論理的に表現できる力。ことビジネスシーンにおいて、論理的に話せない人は成功していない。
激烈なカリスマ経営者で、感情や熱量だけで引っ張る豪傑もいます。しかし稀。しかもワンマン経営だからこそできる。
自分が雇われの身であるなら、感情だけでは突破できない。すぐに限界がきます。
あなたの職場にもすぐに感情的になる老害社員はいませんか?大丈夫です、その人はそれ以上は上にはいけません、仕事的にも人間的にも。
大きな会社になると、必然的に優秀な人が増えます。優秀な人は、総じてロジカルです。
圧倒的な成果を出したけど、相手ににロジカルに伝えれない人。そこそこの成果でも、ロジカルに相手に伝えられる人。
面接やエントリーシートでは、とにかくロジカルに。論理的思考力は、最も再現性が高く、コスパの良い裏技です。
こちらもCHECK
論理的思考ができない人になってはいけない。論理的に話せない人は人生損するので、論理的思考を鍛えようという話。
続きを見る
業務の棚卸しを行う
自分をいかに客観的に見れるか
その次に行うべきは、業務の棚卸し。簡単に言うと「今まで自分がしてきた仕事」をまとめる。
転職で20代なら、まだポテンシャルで見てもらえる。これから伸びそうな人材であれば、評価してもらえる。
ただ実績や業務経験も必ず見られる。業務経験と、応募ポストが少しずれていても、自力がある人なら採用しようかなって温度感。
マジのズブズブの素人は採用されづらい。だから自分の市場価値を把握するために、業務の棚卸しを行うべき。
学歴は転職の際に見られるけど、全てじゃありません。高学歴でも仕事での経験や実績が薄いと、転職活動は一気にハードモードへ。
転職する気がなくても、転職サイトには登録しておいた方が良い。そうしないと自分を客観的に見れない。
世の中で必要とされている人材と、今の会社で必要とされている人材は全くの別物。
今の会社を練習台に業務経験を積む
例えば、会社内のシステムが30年前のものとします。そのシステムを完璧にマスターしても、意味があるでしょうか?
社内では確かに重宝されますが、転職市場では全くの無価値です。
井の中の蛙にならないように、以下の3つを行いましょう。
- 転職エージェントと面談し、業務の棚卸しを行う
- 市場で求められているスキルを教えてもらう
- 日々の業務でアピールできる経験を積む
ここで大事なのが3つ目。
今の状態でスキルがなくても最悪良いんです。自分が転職に必要なスキルが分かったら、これから日々の仕事で業務経験を積めば良いだけ。
給料もらいながら、次の会社に行くために必要な業務経験を、今の会社で積む。
年収交渉をする
ダメ元でもいいから希望額を言っておく
ここは選考が進んだ際に、出てくるステップです。面接の際に、年収交渉をしましょう。
内定をもらってからよりも、面接中にしてしまう方が良い。内定をもらって処遇のすり合わせをするタイミングでは少し遅いんですね。
面接をして内定をもらう。すると向こうの会社は、あなたの処遇内容の決裁をとって、その内容をもって後日面談します。
向こうの会社の担当者も、その上司に一度決裁をとっている手前、そこから給料の変更をするのに抵抗感を持っている。
だから面接の時に、ダメ元でも希望年収を言ってみる。年収って意外と交渉できます。
面接に進んだ際に、「ご希望の年収額などありますか?」と聞かれることがある。
ここで正直に伝える。この時ばかりは遠慮しない。
とかきちんと言っておく。「+50万円してほしい」とかでも良い。
本当に見込みがあるなら、上乗せしてくれます。もしその会社の平均年収が、今の会社と大きく離れているなら、
とかでもOK。
大企業なら年収を数十万円上乗せしても、目ぼしい人材ならきてほしい。明らかにふっかけない限りは、応じてくれることも多いです。
採用活動はとにかく時間とお金がかかるんです。企業側も少し処遇を厚めにしても、来てもらえるなら了承してくれる。
残業させられまくった翌年は、転職の狙い目
そして残業代を稼ぎまくった次の年こそ、転職活動をするのがオススメです。
転職先の年収設定では、基本的に昨年の源泉徴収票をベースにしてる。選考が進めば、提出を依頼されます。
つまり昨年残業しまくったり、会社の業績が良かったりで、いつもよりも年収が高いなら迷わず転職してしまいましょう。
いつもより上振れした年収から、更に上乗せしてもらえるからです。
「めっちゃブラックで、残業させられまくった」という不満を抱えている人。迷わずLet's転職。
資格よりもマーケット感覚を読む
ちきりんさんの著書「マーケット感覚を身につけよう」。この本ではむやみやたらに資格をとっても仕方がないと書かれています。
例えば日本一難関と言われている司法試験に合格して、弁護士になったとします。しかし弁護士はすでに飽和状態。
仕事がない。需要も昔ほどはない。
電車の中吊りでよく見る「過払金返還訴訟」って広告。ここ数年で増えたと思いませんか?
弁護士が増えすぎて、仕事がなくなってる。その結果として弁護士事務所が、ほとんどスキルのいらない過払金返還の仕事を探しまくっているからなんです。
昔は弁護士になれば安泰でしたが、時代は変わってきている。自分でそのマーケットの動きを知っておかないといけません。
こうなってくると実力は関係ない。どのフィールドに属しているか。どのマーケットに注目するか。これだけ。
もちろん志や、その会社でしたいことなど色々あると思います。一概には、判断できません。
しかしあえて言いましょう。
こちらもCHECK
自分を客観的に見るために、相場観を身につける。自分がどのジャンルに属するか考える。
続きを見る
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 転職は難易度は高いが、論理的思考力を身につけ、業務の棚卸しを行えば戦える
- 転職時の面接で、面接交渉をして、年収UPを目指そう
- 弁護士よりも、大手企業の法務部の方が稼げる可能性もある
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!