「時間は平等」、100万回は聞きました。知ってる、めっちゃ知ってる。しかしそれでも、成果を出す人とそうでない人は明確に分かれています。
何故なのでしょうか。結果はやはりシンプルです。時間の使い方が、違うから。
この世の真理。しかしなかなか継続できない。勉強や練習などする時間がないという人も多いのではないでしょうか。
ここでマインドチェンジをしましょう。先に確保するんです。本当にやらないといけないこと・やりたいことの時間を予め一日の中で押さえておくんです。
という発想を今日限りで捨てる。解決策は、ばちばちにシンプル。朝に「理想の一日」を考えるだけ。
・毎日忙しくて、したいことができずに一日が終わっている
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 僕らは未来を過大評価し、今日を過小評価している
- 朝起きて一番に、「理想の一日」を決めて、本当にしたいことのために時間を確保しよう
- 今日一日では理想の自分に到達できないけど、今日一日も頑張れなければ一生到達できない
タスクをこなせないまま、一日が終わってしまう
僕はアラサー。もうすぐ20代が終わってしまう。「人生100年時代」なんて言われて久しい。
「100年って長いなあ」って昔は思っていました。しかし今感じることとしては、
あなたが10代であれば、意外に感じるかもそれません。しかしあなたが20代以上であれば、首がもげるくらいに頷いてくれているはず。
人生そのものは長いけど、10代とか20代というひとつのステップで見ると、マジで一瞬。気合入れないと、30代もすぐに終わるんだろうと勝手に予測しています。
そもそも1年は短い。まずは意識を改める。長い様に見えて短いんです。
なんて目標を立てる。しかし多くは頓挫する。これあるある。
もちろん目標を立てるのには大きな価値があります。自分の価値観と向き合う機会になるからです。しかしそれを達成できるかは別問題。
今日一日をただただ漫然と終えてしまう、なんと多いことか。気付いたら、もう夜になってる。何も進まなかった、「明日こそは!」と思って床に入る。何度繰り返したことか。
と最近では思ってる。
「いつかやろう」の「いつか」は、永遠に来ない。その気になれば、「いつか」は今日にできるのに。
今日やらないのは、1年に365回あるチャンスのうち、1回を棒に振ってしまったってことに他ならない。機会はどんどん減っていっている。
まずもって僕らは、未来を過大評価している。今何も努力しないでも、未来の自分は、理想の自分に勝手に近付いていると思っている。
そして僕らは、今日を過小評価している。今日頑張っても、理想の自分に近付けやしないと思っている。
朝に「理想の一日」を定義してみよう
チャンスは1年に365回しかない
自分の人生は自分で主導権を握る。マイライフは自分でデザインする。うん、同じこと二回言っただけ。
ここで大事になってくるのは、自分の理想像や人生のゴールを決めること。将来のなりたい自分をまずは決める。
そして逆算する。その領域にたどり着くために、何をしないといけないのかをまずは考える。
トップブロガーになりたいなら、継続してコンテンツを生み出さないといけない。ある日急に起きたら、月間100万PVなんてありえない。
人生のゴールが決まったら、そこから目標を細かくする。そして今日のゴールを決める。
と一日が始まった瞬間に決めてしまう。
漠然と過ごしてしまうのはもったいない。1年にはチャンスが365回しかない。
「心が強い人のシンプルな法則」に学ぶ、朝の過ごし方
ここで参考にしたいのは、権藤優希さんの著書「心が強い人のシンプルな法則」。
権藤さんは、1日45件の商談をこなし、世界第2位の営業成績を叩き出した自他ともに認める「メンタルの鬼」。
超実践的メンタル回復法がこの本には詰まっています。NECに入社後、新人最速で大型案件を受注し、4年で独立したという超やり手。
現在はショップ経営、人材派遣事業、講演会、ビジネストレーニング事業など、多様な活躍を展開しているそう。
きっと心臓には毛が生えている。というか心臓はドレッドヘアとかアフロに違いない。
朝起きてやる気がある。読書をしたり、セミナーを受けてやる気が出たとします。
しかし人はテンションが下がる出来事が起こると、簡単にやる気をなくしてしまいます。これはマジであるある。全ホモサピエンスあるある。
とにかくやる気が削がれる場面は、日常生活でいたるところに存在します。地雷原の上をスキップしながら、歩いているみたいなもの。やる気がなくなるスイッチをいつ踏んでしまうか分かりません。
気持ちが一時的に変わっても、実際に自分が強くなったわけではない。自分を変えるのは、やはり行動のみだということになります。
やる気がなくなったり、心が折れかけた自分を取り戻したい時に、解決策として著者がオススメかつ実践してきたこと。
それが朝起きたら、最初に今日過ごしたい「理想の一日」を書き出してスタートするというもの。
なんと起業して11年間、毎朝これを実践しているとの事。見習うしかない。
- 夜シャワーを浴びながら、今日の反省と明日のスケジュールを考える
- 明日の予定思いながら、明日着る服も同時に考える
- 明日の戦略を考えながら眠りにつく
- 朝起きたらまず紙とペンとコーヒーを用意し、今日のスケジュールと着地点・戦略などを考える
20分間ぼーっとしながらでOK
朝起きてバタバタと身支度をして、スマホを見てLINEを返す。何かに追われるかのように作業する。そのうちに予定が埋まってしまって、ダラダラと1日が終わってしまう。
と感じた方。大丈夫です。
大事な事はとにかく書くこと。毎朝20分だけでOKです。この20分で最高の心の状態を維持できるんです。
著者はこの習慣を始めて、「今日の自分は必ずこう過ごす!」と生き方が決まり、絶対に邪魔はさせないと決心できたそうです。
急に誘われた飲み会や、もともと予定していなかったことが起こっても、Noと言えるようになったのです。
どうでもいい誘い・テレビ・SNS・YouTubeなど、理想の一日を邪魔するものはたくさんあります。このような誘惑が多い中で、どうやって生きていくか。
自分の軸を持っているかどうかが肝心になってきます。自分の軸が決まっていると、一日の満足度が大きく変わります。
他人軸ではなく、自分軸で生きる。良質な心の状態を維持できるようになります。そして自分の軸を持つための効果的な手段が、理想の一日を書くことなのです。

あなたが一日の中で、本当にしたいことって?
「大きな石理論」ってご存知でしょうか。非常に学びのあるエピソードです。
教授がある日、「クイズの時間だ」と言って、大きなビンを教壇に置いたのです。
そのビンに、彼は大きな石を詰めました。ビンが一杯になるまで石を詰め、学生に「このビンは満杯か?」と質問をします。
あてられた学生は「はい」と答えました。すると教授は、砂利の入ったバケツを教壇の下から取り出し、砂利をビンの中に流し込みました。
ビンの口まで砂利が一杯になりました。「このビンは満杯か?」教授はもう一度聞きました。
一人の生徒が、「多分違いますね」と答え、教授は「そうだ」と笑い、今度は砂の入ったバケツを取り出す。砂をビンに注ぐと、石と砂利の隙間に砂が流し込まれ、ビンの口まで達しました。
「これでこのビンは一杯になったか?」教授がまたまた尋ねます、学生は声を揃えて「まだです」と答えます。
教授は水差しを取り出し、ビンの縁までなみなみと注ぎました。「僕が何を言いたいか分かるかい?」と教授はクラス全員に質問しました。
一人の学生が手を挙げ、「どんなにスケジュールがきつい時でも、努力をすれば予定を詰め込むことは可能だということです」と答える。
「いや違う」と教授は言いました。
これは非常に示唆に飛んだ話。そして人生に限らず、今日という一日でも同じことがあてはまるんです。
僕らが毎日継続したいことは何でしょうか。目標に達成するために、すべきことは何でしょうか。
毎日の大きな石を見つけましょう。ネットサーフィンとか、無目的なSNS回遊は砂利や砂かもしれません。
例えば僕なら、日々の生活で、したいことは大体決まっている。
僕の一日の、大きな石
- 0秒思考(メモ書き)
- 読書
ビジネス書と小説を併読、一日30〜60分は読みたい - ブログ
一日に2000字〜3000字は書きたい - ランニング
1回あたり3〜5km走りたい - ラップ練習
自分がかっこいいと思うラッパーの真似をして練習したい - 瞑想
一日15分を毎日継続したい
ここらへんができれば幸せ。
つまり僕の理想の一日は、上を全てやり遂げた一日ってことになります。
最初から目的意識を持っておけば、誘惑に流されることは減ります。
瞑想なんて15分だけ。それなのにこれまでの僕は、「時間ができたらしよう」って毎日思っていました。
結果、していない。スマホを平気で30分くらい触っているくせして、本当にやりたいことに対して15分間も時間を使えない。
時間は実は意外とある、けど甘くみていると全然存在しない。本当にやるべきことは、最初から実行する前提にしておいた方が良い。
「理想の一日を思い描け」、と言われると少し難しく感じてしまうかもしれません。
継続しないと、非凡なものはできない
ここで僕が何度も読み返している長倉顕太さんの著書「時間編集術」をご紹介。
著者の長倉顕太さんは28歳の時に、出版社に転職をして、編集者としてベストセラーを連発。今までに企画・編集した本の累計はなんと1,100万部を超えるんだとか。
一冊2,000円としても、日本に220億円の経済効果をもたらした男と言っても過言ではない。か、かっけえ。
この本の中で、人間には4つの資産があると定義されています。その4つとは「時間」、「能力」、「人脈」、「お金」。
キーになってくるのは、時間。人生=時間。時間の積み重ねが人生を作っているんですね。
与えられた時間の中で、何をしたかの積み重ねが人生。人生における4つの資産の中で、唯一コントロールできるのが時間だけ。
時間をどう使うかは自由で、時間の使い方さえ押さえておけば、他の3つの資産は後から自然に付いてきます。
時間は平等であると、同時に有限。かたや能力、人脈、お金とは性質が決定的に違います。人脈とお金は無限。能力に関しても周りの人やプロに協力してもらえれば、無限になる。
少なくとも時間の様に絶対的に有限じゃない。時間が最も価値が高い、これは間違いない。レア度が違う。色違いポケモン。
「お金を稼ぎたい」、「これからキャリアを築きたい」、こんな希望を持っているのであれば、時間を使って能力を上げていくのが最も合理的。
人脈もそう。あくまでも自分の成長があって、初めて未来につながる人と出会える。
考えてもみましょう。自分が全然しょうもない人間なのに、価値のある人間とお近づきになれるわけがない。
なんとなく僕らが過ごしていた時間は、重要な機会を損失して得たものだったんです。
あるのみ、継続あるのみ。時間を毎日確保して、続けるのみ。
何もしないで理想の僕らの姿には到達しません。時間を用意して取り組まないと。
今日一日頑張っただけでは、到達しません。しかし今日一日も頑張れないなら、永遠に到達しません。
今日、明日、本当にしたいことすべきことをしましょう。大きな石を先に瓶に入れてしまいましょう。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 僕らは未来を過大評価し、今日を過小評価している
- 朝起きて一番に、「理想の一日」を決めて、本当にしたいことのために時間を確保しよう
- 今日一日では理想の自分に到達できないけど、今日一日も頑張れなければ一生到達できない
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!