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語彙力を増やすと個性的になれる。モブキャラは、ありきたりなことしか言わない。

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|30歳で資産2,100万円達成|

 

僕は偏執的だ。僕は語彙や単語というものに、取り憑かれていると思う。

 

知らない単語を見ると、背筋がゾクゾクする、興奮で。遊戯王カードを集める感覚で、気になった表現を、手帳にストックしてる。

 

読者
・個性的な存在になりたい
・周りの人と異なりたい

 

という人にむけて書きました。

 

この記事を読んでくだされば、語彙力を深め、さらに個性的な人間になることができます!

 

ポケモン、ドラクエ。村人に話しかけてみましょう。同じことしか言いませんよね。良いんですよ、ゲームのプログラムなんだから。

 

しかし現実世界でも、同じような人っていますよね。毎回同じ単語しか使えない奴。同じ語彙をこすり倒す輩、畢竟、モブキャラ。

 

見た目で個性を出すなんて限界がある。中身だ、思考だ、すなわち語彙だ、単語だ。単語は思考の元素、万物は単語でできている。

 

 

 

はじめに言葉ありき

言葉とは神なのである

 

 

「はじめに言葉ありき」、この表現を聞いたことがあるでしょうか?

 

新約聖書の中にある、有名なフレーズです。言葉はすなわち神であり、この世界の根源として神が存在するという意味。

 

そして「言葉は神と共にあり、言葉は神であった」と続きます。 そうです、聖書にも書いてる。WordはGOD。

 

「言霊」なんて表現もある。僕らの使う言葉には、神が宿る。ありきたりなことを言うでない、神が退屈するではないか。僕らの口は、神殿なのだ。

 

僕らは言葉に対する感度を、もっと高めなければいけない。自分の語彙に無頓着であることは、神への冒涜に通ずる。

 

傲慢、嫉妬、怒り、強欲、怠惰、暴食、色欲 、キリスト教における七つの大罪。

 

「言葉への無関心」、これを8個目の大罪として、カウントしてほしい。「語彙への怠惰」ってことで、大罪の融合召喚もできる気がする。

 

言葉で人と差別化を図るべき

「他の人と被りたくない」マインドを失うな

 

 

鼻につく大学生は、一度は「他の人と被りたくない」って考える。僕もそうだった。というか今もそう。

 

「他の人と同じはイヤだ」って、他の人と同じことを言う。この矛盾。でも良いんだ、人とは異なるべきだと思うんです。

 

大人になると「人と被りたくない」欲求は、徐々に薄れていく。しかしそれじゃいけない。

 

人と違うのは素晴らしい。違いが分からないものなんて、需要がない。全く同じなら、ひとつあれば良いんだもの。

 

保存用と観賞用、何個あっても困らないよね、じゃないんだよ。異なろうぜ。みんな違ってみんな良いんやで、金子みすゞやで。

 

羊は単数系でも、複数形でもsheep。魚は単数系でも、複数形でもfish。群れでカウントするからって理由、単複同系って言うんだって。

 

でも僕らは、humanだし、humansだよね。違う人間って数えられる。違う存在であるって、前提があるからに他ならない。

 

異なろう。得意な存在になろう。羊なら黒い羊になる。魚ならスイミーになる。それしかない。

 

大人が個性を出すなら、内面で差を出すしかない

 

指

 

大学生の頃に、個性を出したいって人は、必ず外見に出た。派手な髪型にするとか、色を変えるとか。

 

誰も着ていないような柄の服を着る。「それどこで売ってるの?」ってプリントのTシャツを着る。

 

しかし、売っているのである。「それどこで売ってるの?」って時点で、どこかに売ってるのである。そしておそらく、他の誰かもそれを買っているのである。

 

髪型だって、同世代を100人くらい調べれば、絶対に誰かとは被る。外見で個性を出すにも限度がある。

 

となると簡単。消去法。外見と内面あります。外見で個性でません、だったら内面。

 

内面で差を出すしかない。人と人が異なりたいなら、内面で差別化を図るしかない。そして内面を変えるには、用いる言葉を変えるしかない。

 

内面を変えるヒントは、言葉にある

「常套句の使用」は重罪

 

 

僕はブロガーとして、5年以上文章を書き続けている。そして今後も書き続ける。

 

僕は文字に導かれて、未来を進む。そんな僕が金科玉条として掲げている、一冊の本がある。

 

世の中に数多くの、書き方のノウハウ本があり、ライティングスキル本がある。この中でも最も僕の脳にシワを増やした本がある。

 

それが「三行で撃つ」。この一冊は何度も読み返した。ただそう聞いても、あなたは多分読まないと思う。

 

でもそうであってほしい。他の人に読まれたら、僕の優位性が失われてしまう。

 

この「三行で撃つ」の教えのひとつに、「常套句の使用」はNGってものがある。

 

著者の近藤康太郎さんは、朝日新聞の編集委員であり作家。そして書き方を教える私塾も開いている。

 

わが家に集まる塾生たちに、いちばん最初に教えるのは「常套句をなくせ」ということです

 

秋の青空を、「抜けるように青い空」とは、誰もが一回くらいは書きそうになる。「燃えるような紅葉」なども、やってまいそう。

 

これがダメ。重罪。極刑に値する。

 

他人の頭でものを考える人間になるな

常套句を使うと、ものの見方も常套的になる

 

 

新聞記者は新人の頃、高校野球の記事を担当させられることが多いらしい。

 

試合に負けた選手は「唇をかむ」。全力を出し切って「胸を張る」。来年に向けて練習しようと「前を向く」。

 

「目を輝かせた」勝利チームの選手は、「喜びを爆発」させ、その姿に観客は「沸いた」。常套句がてんこ盛り。

 

読者
常套句を使って何がダメなの?文章として、まとまってるのに。

 

分かります。そうですよね。しかし理由があるんです。

 

常套句を使うとなぜいけないのか?当たり前ですが、文書が常套的になるからです。ありきたりな表現になるからです。

 

教えは続きます。

 

しかし、それよりもよほど罪深いのは、常套句は物の見方を常套的ににさせる。世界の切り取り方を、他人の頭に頼るようにすることなんです。

 

人と同じ言葉を使うと、その人と同じ発想しかできなくなる

 

 

人と同じ言葉を使うってことは、その人と同じ発想しかできないってことです。

 

常套句を使う人は、全く上等ではない

 

「抜けるように青い空」と書いたとします。この時点で、その人は空を観察しなくなります。

 

他人の目で空を見てる。「ふーん、こういう空を「抜けるような青い空」って表現するんだろうな」と他人の頭で感じているだけ。

 

僕なら「飛蚊症がいつもよりくっきり視界に入るくらいの青い空」って書く。

 

世の中には数多の言葉があります。使っても使いきれないくらいある。しかしそのストックでは、カバーできない思考が生まれる瞬間がある。

 

本当にオリジナルになるには、オリジナルな表現をするしかない。ありきたりな表現を使っているうちは、ありきたりな人間にしかなれない。

 

 

発想も面白さも、全て単語に宿る

使う単語にもっとこだわるべき

使う単語に、その人の品が現れる

 

 

「クセが強い」って言ってる人らは全員サル。あえてでもない限り、流行り言葉を使うのは、愚行と言わざるを得ない。

 

僕らは単語にもっとこだわるべき。口にする単語、書く単語、もっとポリシーを持つべき。

 

どの単語を僕らが選定するか、そこに人としての品が現れる、矜持が滲み出る。言葉に無頓着な人、ただの原始人。

 

もちろんどんな発言をするか、どういう内容を話すのかも重要。しかしそれを因数分解すると、結局は単語に行き着く。

 

生活の中で体験する概念も、僕らの脳の中の思考も、全て単語から成り立っている。世界は、単語で、できている。

 

あまり無作為な単語を遣うなよ…バカに見えるぞ

 

 

「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」、マンガ「BLEACH」の有名なセリフ。

 

「使う」じゃなくて「遣う」ってのにも、こだわりを感じる。遣唐使とか遣隋使ぶりに見た、そう思うと「遣」も「使」も入ってるんだな、発見。

 

あまり無作為な単語を遣うなよ…バカに見えるぞ

 

アレンジしたらこんな感じ。

 

この世にある、全ての物質は、元素でできている。義務教育で習った。では義務教育では教われなかったであろうことを。

 

この世にある、全ての非物質は、単語でできている。感情も、思想も、趣向も、主義も、全ては単語から構成されている。

 

単語が変わると、世界が変わる

 

 

概念と単語は切っても切れない。もやもやした概念も、名前がつき単語になると、急に把握できるようになる。

 

思春期の男の子に、好きな女の子ができたとする。ずっと気を揉む、落ち着かない。自分が自分でなくなったような、そんな感覚に陥る。

 

そんな時に、彼は「恋煩い」という単語を知ったとする。「なるほど、この内面の乱れは得体もしれなかったが、恋煩いと言うのか」と安心できる。

 

抽象的。捉えどころがない。そんな僕らの世界が、単語ひとつ知っているだけで、急に居心地が良くなる。

 

単語のストックが多いと、世界の解像度が上がる。見え方が変わる。畢竟、世界が変わる。

 

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自分の思考を、他の誰かに渡してはいけない

他の人の言葉を使うだけではダメ

 

 

僕は日本語ラップが好き。なぜなら絶対にラッパーは、自分の歌詞を、自分で書いているからだ。

 

キレイな誰かが書いた文章よりも、拙くても自分で書いた文章の方が、はるかに価値がある。そう思う。

 

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自己肯定感を高めたいなら、日本語ラップを聴け。自分が自分であることを誇れ。

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他の人の発言をそのままパクる。流行り表現に追随する。こんなものは、脳を誰かにプレゼントしたのと同じ。

 

ダサい。あまりにダサすぎる。自分の人生だ、自分で決めた言葉を話そうぜ。

 

語彙を増やす努力もせずに、いつも同じ単語ばかり使う。ただのモブキャラ。ゲームの村人と同レベル。

 

語彙力を増やすことで、あなたは個性的になれる。あなたが使う語彙を、周囲がパクってる、どうせならここまでいければ理想的。

 

誰でも使える単語は、会社の中だけに

 

 

ビジネス用語なるものがある。アジェンダ、ASAP、アグリー、アサイン、なるはや、などなど。

 

個人的には優れた発明だと思う。チームで仕事をする中で、共通認識としての単語がある。良いよね、スムーズに進みそう。

 

「このアジェンダを、ASAPで、上司にアグリーとっといて」、これで通じる。コミュニケーションコストは非常に少ない。

 

誰でも使えるし、誰でも使ってる。ただこれは仕事におけるコミュニケーションだけで良い。

 

日常生活で、自分の人生を生きている中で、みんなと同じ単語を使う必要はない。もっと個性を出して良い。

 

だから語彙を磨く。他の人と違う人生を歩みたいなら、人と違う語彙を身につける。

 

単語が、語彙が、指し示す方向に、真にオリジナルな人生が待っている。語彙はすごいのだ、語彙語彙すー。あえて、あえてね。

 

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まとめ

では、最後にこの記事をまとめます。

 

この記事のまとめ

  • 細部に神は宿る、僕らの言葉にも神は宿る
  • 本当に個性的になるためには、単語にこだわるしかない
  • 単語のストックが多いと、捉えられる世界が変わる

 

サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。

 

この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!

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