数字におけるお金の価値は変わりません。1,000円は1,000円。しかし使い道によっては、大きくお金の価値は変わってきます。
・倹約するけど、毎日の満足度が低い
という人にむけて書きました。
僕はケチなのですが、それでも固定費を含めて、年間に200万〜300万は使っているんです。意識しないとお金の使い方は洗練されません。
そしてすでに正しいお金の使い方は、科学的にもすでに定義されています。実際にケチな僕が使って良かったお金の使い方5選を紹介します!
年間200〜300万円使っているのに、意識していない
ケチだけど年間に200万以上は使っている
「いや、ほんとにケチだよね」と、こないだ先輩に言われました。その通りです。僕はケチです。
スタバでコーヒー飲むくらいなら、コンビニコーヒーで済ます。いや違う、ふるさと納税でもらったコーヒー粉で家で飲む。コンビニなんて割高だ、絶対に行かない。
32歳になった今でも、家賃は5万円とちょっと。地方に暮らすも維持費も高いし、車は持たない。固定費削減こそ、生きる道と見つけたり。
食事も自炊が中心。付き合いで外食をすると、いまだに散財することの罪悪感は消えない。
財布の紐はがっちがち。スマホ決済の際も、変顔とかして、スマホがのロック解除を妨げそうになる。クレジットカードのICチップも、僕のだけ人のよりも陰て見える。
しかし、しかしなんですな。そんな僕でも年間に200万〜300万円はお金を使っているんです。ひっくり返りそう。
家賃(水道費込み) | 648,000円 |
電気(オール電化) | 100,000円 |
通信費(格安SIM+Wi-Fi) | 80,000円 |
サブスク代(Netflix) | 12,000円 |
ブログレンタルサーバー代 | 12,000円 |
固定費合計 | 852,000円 |
食費なども含めて、ここから100万円以上使っている。読書が趣味なので書籍代。実家への帰省の際の交通費。
海外旅行にも行ったっけ。気をつけていても、出費というのはかさむもの。
こちらもCHECK
1年で資産額は600万円UP。大手企業勤務の一人暮らし、年間の生活費を振り返る。
続きを見る
「月にいくら使っているのか?」、即答できねばダメ
はい、どうでしょうか?
やれマネーリテラシーだ、やれキャッシュフローだ、などど言われとりますが、この質問に即答できないならヘソで茶を沸かすって話。
僕はおおよそ15〜18万円。ここに旅行や、何か大きな買い物が入ってくるって程度。
これが僕が学んだ心理。
割と冗談ではなくて、日常で使っているお金の半分くらいは、使途不明金。「クレジットカードの明細のお金の半分くらい、心当たりがないんだけど」って人も多いはず。
ちなみに僕は使ったお金は、すべて手帳に書いて管理している。超アナログ。
However、そんな激キモな僕でも、「あれ?こんなに使ってたっけ?」ってなる。ましてや日常的に家計簿をつけていない人は推してしるべし。
取捨選択力を鍛えないと、お金の余裕は一生ない
お金の使い方=命の使い方
自分の寿命とエネルギー、削って砕いて、稼いだお金。お金、畢竟、命。お金を粗末にする人は、自分の命を冒涜しているのと同義。
漫画「デスノート」を読んだ人なら、誰でも覚えているであろう目の取引。「寿命の半分」と引き換えに、「顔を見た全ての人間の名前が分かる」ようになるってもの。
中学生の時にリアルタイムで読んで、真っ先に感じた。割に合わんやん。
ちなみに豆知識だけど、この◯神の目になると視力は3.6まで上がるらしい。これは普通に羨ましい。
でも寿命を半分はさすがに重すぎ。マジ無理、レーシックしよ。。。
こう思う人は僕だけじゃないはず。しかしそんな人に、僕はあえて問いたい。
自分の寿命を半分にして、◯神の目の取引をする。人生の時間を使って稼いだお金をムダ使いする。いったい、ぜんたい、どこが違うというのか。
「賢いお金の使い方」には、回答が出ている
お金をムダに使うことは、人生のムダ使い。であるならば、できる限り賢くお金を使いたい。こう思うのが人情。
そう、ここが現代を生きる我々の強み。すでに正解は出ている。
星渉さんの著書「99.9%は幸せの素人」(https://amzn.to/3RkR5cZ)に書かれていました。
科学的に幸福度が上がるお金の使い方
- 他の人と関わり、新たな知人や友人が増えたり、世の中とのつながりが実感できる経験を積む
- この先何年も楽しい気持ちで繰り返し語ることができる思い出となる経験を積む
- 自分自身で思っている、「理想とする自分のイメージ」あるいは「自分がなりたいと思っている自分像」につながる経験を積む
- お金を使うことで、他の人は滅多に経験できない、レアなチャンスを得られる経験を積む
これ、この使い方が科学的に正しい。ただまだ抽象的。なのでここから僕が、実際に使ってみて良かったお金の使い方を紹介していきます。
とにかくケチ、脳の倹約に関するシワは常人離れ、そんな男でさえ満足したお金の使い方。5選と絞りました、とくとご覧あれ。
社会人になってから、満足したお金の使い道
旅行、ベタこそ正義
ベタ。あまりにベタ。好きな映画を聞かれて、「ショーシャンクの空に」。好きな漫画を問われ、「ワンピース」。好きな女優、「明日花キララ」。
良かったお金の使い道を聞いて、旅行て。賢いお金の使い方なんですか、さぞかし意外なの出てくるんやろな、楽しみやん、ええやん。旅行かーい。こんなテンションでしょう。
しかしベタこそ正義、みたいなとこあるやん。というわけで、ベタもベタ、まずは旅行。
僕の人生のバイブルのひとつ「DIE WITH ZERO」(https://amzn.to/3KzmvZu)。この本で僕が一番好きなパンチライン。
金じゃない。住んでる家じゃない、家具でもない。預金残高とも関係ない。持ってる車も関係ない。財布の中身も関係ない。クソみたいなファッションも関係ない。
後半はファイトクラブのタイラーダーデンのセリフ。
そしてこの本の中で「金の価値を最大化できる年齢は26〜35歳」と定義されています。ということで、さっさと旅行に行ったほうが良い。
若いうちに旅行に行くと、経験となり思い出へと昇華されずっと残る。人生で思い出せる期間も長くなる。
歳をとると旅行に行く体力も減る。飛行機だって、ホテルだって、快適なところにすればお金も余分にかかる。
飛行機代+ホテル代は確かに高い。移動するだけで、僕の一カ月の家賃以上することもザラ。しかし不思議なもので、旅行に関する出費で後悔したことは一度もない。
こちらもCHECK
人生の価値は経験の総量で決まる。毎日を充実させるために、経験を優先する。
続きを見る
健康のための食事
野菜
左折したよね。いきなり道を曲がった自覚はあるのよ。でも野菜にはお金をかけたい。
健康への投資は一等正しい。そして健康になるためには、野菜を食べるのがGood。つまり野菜にお金をかける、素晴らしい、QED。
いや、まだだ。まだ足らんのだ。
日本人は野菜が足りていないんだ。日本は「野菜後進国」で、一日の野菜の摂取量は、アメリカや中国よりも少ないのだそう。
野菜を食べることにはメリットが多いけど、いくつか絞ってまとめてみる。
- 野菜は一日に350g食べる
生野菜は両手一杯で120g、温野菜なら片手一杯で120g(過熱するとカサが減る) - 日本人は平均で一日に280gしか野菜を食べていない
毎日70gは野菜負債 - 野菜を一日に100g追加すると老化を2年遅らせれる
効くのかい、効かないのかい、どっちなんだい。そんな怪しげなサプリにお金を払う前に野菜を買うべし。
タンパク質
こちらも野菜と似たジャンル。野菜ときたら、次は肉。Yes、タンパク質。
- 筋肉
- 臓器
- 肌
- 髪
- 爪
- ホルモン
- 代謝酵素
- 免疫物質
- 人のエネルギー源
こんなに色々な部分にタンパク質が使われている。人体というオーガニックデバイス、生命のハードウェア、維持するためにはタンパク質は不可欠。
また「食欲人」という本に載っていたんだけど、人は必要最低限なタンパク質を摂取するまで食事を摂るようにできているらしい。
つまり低カロリー高タンパクな食事なら、量をそこまで食べる必要はない。しかしスイーツみたいな高カロリー低タンパクな食事は、とにかく量を食べてしまう。
有名な指針ではあるけど、体重の数字×1gが、一日に必要なタンパク質の摂取量。体重60kgの人なら、60g。鍛えている人なら、×2gを目指す。
僕は間をとって、1.5倍を目安にしている。80gくらい撮れれば良いかなってイメージ。
ほぼ食べる食材 | タンパク質の量 |
鶏胸肉250g | 50g |
プロテイン1杯 | 15g |
卵1個 | 5g |
納豆1パック | 5g |
玄米1合 | 8g |
ここは最低限食べて、あとは好きなものを食べる。プロテインはちょっと値段はしますが、他は安上がりで済むはず。
脱毛、というより見た目への課金
脱毛もそうだし、もっと大きな枠で行くと、見た目への課金もコスパが良い。
「確かに見た目が良いと、信用されそうだよね」とか、「人から警戒されにくそう」とか思うかもしれない。それもある。しかしそれ以上に、自分のテンションが上がる。
女性のネイルを、男はおそらく気にしてない。ネイルがあろうとなかろうと、どっちでも良い。ネイルへのこだわりは正直分からない。
でも「ネイルをしたら、ハイになれるんですけどぉ!テンション、アゲ〜!」という気持ちは分かる。というよりめっちゃ分かる。
見た目が良い状態で過ごせるほど、自己肯定感が上がることはない。見た目年齢が若いに越したことはない。見た目が実年齢より若くて、損することは全くない。
整形でもしない限りは、顔のパーツは変わらない。大人になると背は伸びない。痩せるくらいが関の山。
もう肌だけ。見た目年齢を左右できるパーツは肌のみなのだ。そして僕はヒゲが似合わないこともあったし、ヒゲ剃りで肌を痛めていたこともあり、脱毛に至った。
レーザー脱毛で、3年通い、現在に至る。使ったお金は約10万円。たまに産毛が生えてくる程度で、ヒゲ剃りは数週間に一度さっとするだけ。
ヒゲとはすっかり無縁な人生を送ってる。電動シェーバーを今後買うことはない。朝のヒゲ剃りに時間がかかることもない。
Official髭男dismに、親近感は湧いてこない。ヒゲを剃るごとに、皮膚にダメージは静かに蓄積されている。脱毛するなら早いに越したことはない。
こちらもCHECK
僕はゴリラクリニックでヒゲ脱毛したアラサー!メンズでも脱毛する時代、料金は約10万円!ヒゲを剃る時間を将来0にする為の投資!
続きを見る
MacBook Air、アウトプットを習慣に
続いてはMacBook Air。今のこの記事も、MacBook Airで書いている。
ここで勘違いしてほしくないのは、ただパソコンを買うように勧めているわけではないってこと。
ここがメインメッセージ。大事なのはまずはアウトプットを定期的に行うようにすること。
ブログやnote、小説執筆、YouTubeへの動画投稿、イラスト作成、楽曲制作などジャンルはなんでもOK。とにかくインプットだけではなく、アウトプットを心がける。
そしてアウトプットはスマホでもできるけど、圧倒的にパソコンですべき。パソコンの方が、効率が良いし、作り込める。
僕はブログを6年くらい続けているけど、アウトプットをしたら間違いなく人生は好転する。
- 内省ができる
自分の思考を整理できる - 自己肯定感が生まれる
- インプットの質が上がる
アウトプットをするために、アンテナの張り方が鋭敏になる - 語彙力が増える
- 自分の人生に主体的になれる
受け身な姿勢が消える - 倹約につながる
一人で楽しめるから、ストレス発散にお金がかからない - 人生をコンテンツ化できる
嫌なことがあっても、全てネタになる
別にブログで大金を稼げたわけじゃないけど、人生に良い影響が出ている。なによりもおもろい。文章書くって、最高のエンタメ。
本代、好奇心には水と肥料を
20代には浴びるように本を読んだ。そして30代の今にきて、読書量は右肩上がり。
本をとにかく読もう、というのもメッセージ。だけどこれは僕の趣味が読書というのも大きい。
ここを伝えたい。僕にとって好奇心の対象の多くが、本というだけ。別に本じゃなくても良い。
- 好きな作家の新作
- 本屋大賞や直木賞などの受賞作品
- 本屋で見つけた気になるタイトル
- 自分が今気になっているテーマを扱っているもの
こういう好奇心を刺激するものは、なるべく買うようにしてる。お金は確かにかかるけど、好奇心を放置する方が、結局は損する気がしてる。
好奇心を満たすのに、本は手っ取り早くて良い。かかる費用も安いし、自分のペースで対応できる。
だけどもし好奇心が疼くものが、アウトドアなら、迷わずキャンプに行けば良い。格闘技なら、体験に行ってみる。
楽器を弾くことなら、楽器を買ってみる。語学勉強なら、教材を買ったりスクールに行くべき。
こちらもCHECK
読書で何を読むべきか分からない人へ。読書が趣味の人生は最高。
続きを見る
お金の使い方、畢竟、命の使い方
最後に僕が好きなウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領の話を。
収入の9割を寄付し、公邸ではなく、農園に住み続け、「世界一貧しい大統領」と敬意を込めて呼ばれていた人物。
「あなたはお金で何かを買っているのではない。稼ぐために費やした人生の一部で買っているのだ。」と語っている。
人生の一部で、一回しか着ない服を買っていないだろうか。一回きりの人生をムダにして、本当に欲しくないものをポチってないだろうか。
お金のムダ使いは、人生のムダ使い。使ったお金の行き先を意識できていないのは、自分の人生を自分で冒涜している。
なんでそんなにムダなものを買うの?なんでそんなにお金の使い方に無頓着なの?Why、ジャパニーズピーポー?以〜上!