国公立大学の理系卒。現在働いている企業は、就職ランキングS〜SSランク。資産は2,800万円超。
こう書くとマジメな人生っぽい。ただ人生を振り返ると、頭をよぎるのは趣味に没頭していた時間のみ。趣味こそ、熱中している時間こそ、人生。
・新しい趣味を見つけたい
という人にむけて書きました。
趣味に正解なんてない。心の底から楽しめれば、それが正解。ただ同世代の方はいくつかは、「分かる!」って思ってくれるはず。
ちなみにタイトルをキャッチーにするために、あえて「ハイスペック」ってつけただけ。気を悪くしないでね。
人生でハマったものが、果たしていくつあるんだい?
熱中している時間が、人生の質なのかもしれない
長く生きているからと言って、それが良き人生なのかは分からない。逆も然りで、短いからと言って、取るに足りない人生とも限らない。
大事なのは質。そして質は、人生の中で、どれだけ熱中している時間があるかによる。なんとなくスマホを見ているだけで終わった1日の満足感は低いはず。
良質な人生は、激しい熱中を伴う。何かにハマる。没頭する。この時間こそが、人生の妙。マグロでいうところの大トロ。
パッと出てくるかな。この記事は趣味について語りたい。
そう思われる方もいるかもしれない。確かにここで趣味として、ギャンブルとか、暴飲暴食を挙げて、絶賛借金しまくってますなんてことになれば、誰も読んでくれない。
- 理系の国公立大卒のアラサー
- 転職して就職難易度S〜SSランク企業で勤務
難易度は適当にググったので、信憑性のほどは不明 - 年収800万円
- 資産2,800万円
- ブログ歴は6年、月間最高PV数40,000
おそらく数字や肩書きだけ見れば、そこそこなランクなはず。でも冷静に自己分析すると、割とダメな人間の部類ではある。
同僚が優秀すぎて、仕事のレベルは、いいとこ中の下くらい。ちなみに中学と高校の部活は、どちらも途中で辞めた。人生は上手くいかないことも多い。
人生は伏線にまみれている
「スラムドッグミリオネア」って映画がある。スラム街出身で無学の青年ジャマールが、TV番組「クイズ$ミリオネア」に出演。
なんと最終問題までたどり着き、一夜にして億万長者となるチャンスをつかむんだけど、「こいつズルしてね?」ってなるってあらすじ。
番組の問題は、難しく教養を問われる問題ばかり。でも主人公ジャマールの人生の端々で、問題のヒントが出てきたいた。これまでの人生が伏線になってたという話。
僕らの人生もこれと同じだと思う。人生を一本のストーリーとした際に、伏線が細かい網目のごとく張り巡らされている。
「え、ここで、あいつと再会するん?」もある。「あの時の経験が、ここで活きるのか!」もある。「自分が好きなモノが、まさかこんな形で結びつくなんて」もある。
どんな様相で、将来に現れるかは分からない。でも大事なのは、何をするかではなく、どれだけハマったのかだと思う。
何をしても、熱中していなくて、記憶に残ってない。こうなると将来に生きることはない。
とことんまでハマった趣味は、いつか伏線になりうる。ということでこれから僕の趣味を語る。語らせて。
最高にハマった趣味はコレだ!
遊戯王
今や世界的なカードゲームになった遊戯王。10年前の時点で、世界で250億枚以上販売されている、超メガヒットコンテンツ。
平均すると人類の誰もが、3枚以上持っている計算になる。スマートフォンでさえ、ここまでの普及率ではない、単価は違うけど。
そして僕は遊戯王カードの売上枚数が、まだ1億枚に達していなかったであろう頃に、激ハマりしたのだ。遊戯王カード黎明期に出会った、古参の中の古参。
正直なところ、遊戯王カードで遊んでいたのは中学生くらいまで。15〜20年も前の話。だから現代の遊戯王は分かっていない。
それでも初期から中期にかけては、脳みそが蒸気を上げて溶けるほど、僕は遊戯王にハマったのだ。
今でも当時のカードのことはスラスラ思い出せる。属性、種族、攻撃力、守備力、効果。出てくる、頭に入ってる。
ちなみに、通常モンスター「砦を守る翼竜」。風属性、ドラゴン族、攻撃力1400で、守備力は1200、効果はなし。1400を、1,400と区切って表示しない、ここもポイント。
なんであんなにハマったんだろうか。マンガもアニメも面白かった。絵柄もイケてた。そして少年時代にありがちな、飽くなき収集心を満たしてくれた。
ハマっていた時期が小学生から中学生にかけて。お金も当然ない。お小遣いだって月に1,000円とか、中学生で2,000円とか。
遊戯王の5枚入りパックが150円。自販機でジュース代をケチって買った。40枚入りのストラクチャーデッキが、当時は1,000円とか。お年玉で買った。
あとは遊戯王を卒業した友達からカードを買ったりとか、トレードしたりとか。とにかく収集に明け暮れた。
課金額で見れば、おそらく大したことはない。所詮は少年時代の資金力。大人になってから参加した会社の飲み会のトータル金額の方がよっぽど高い。
しかしまるで満足度は違う。上司の自慢話を聞き、相槌を打つだけのクソ飲み会に、4,000円。デッキが4つ買える。
中学生の僕が、サラリーマンになった僕を見るとする。マリクの千年ロッドのナイフの部分で僕を刺してくる気がする。
僕は中学生から高校生の頃にかけて、日記を書いていた時期があった。1日に大学ノート1ページ分。
こないだ実家に帰った際に、読み直した。ビビった。中学生の頃の日記に書いていた内容の大半が、遊戯王カードについて。
勉強の話、遊戯王の話、マンガの話、遊戯王の話、友達との話、遊戯王の話。おれ、どんだけハマっててん。
そして僕は小学生から中学生最後まで遊戯王にハマっていた。つまり僕はサラリーマン歴よりも、決闘者(デュエリスト)歴の方が長い。ここは非常に大事なポイント。
ポケモン
https://www.famitsu.com/news/202402/27335693.html より
これも世代っちゃ世代。まさにど真ん中の時代。ゲームボーイの緑版、これが僕の幼少期を彩る思い出。
1996年発売らしい、28年前。そらおれも30歳超えるわな。ちなみに初代は赤と緑、なぜ赤と緑なのか。普通なら、赤と青とか、赤と白なはず。
任天堂のゲームだってことで、マリオとルイージにあやかって、赤と緑にしたんだって。ちなみに僕が緑を持ってて、弟が赤を持ってた。任天堂は俺らブラザーズを褒めるべき。
ゲームボーイカラーでプレイしたものの、全然カラー感はない。しかしそれでも僕の中では、非常にヴィヴィッドな思い出。151匹のうち、141匹までは集めた。
ポケモンは緑、銀、ルビーまでプレイして卒業。ポケモンはずっと好きだけど、ゲームをしていたのは小学生まで。しかしそれでも僕の人生の土台を作ったもののひとつ。
とある研究結果によると、ポケモンをプレイしたことのある人だけが生じる脳のシワがあるらしい。独自の脳領域が発達しているらしい。どんだけ。
- ポケモンのデザイン
- サブカルとしての存在感
- BGMの妙
- 初期特有のバグ技
ここらへんが特に僕が好きだったところ。子供だったから、とにかく攻撃技だけの思考停止of脳筋プレイだったけど、それでもワクワクした。
ポケモンはグッズも多く、もはや生活様式まで来ている気もする。無印良品みたいな感じ。ポケモン関連だけで、被服も含め生活用品全てまかなえそう。
そして最もポケモンに感謝しているポイントがある。ポケモンをプレイしたことで、日本語を読めるようになったことだ。
幼稚園でポケモンにズブハマり、ポケモンのゲームで出てくる表記で、知らず知らずのうちに識字デビュー。その後こうやって書く側に回るんだから、ポケモンはマジで偉大。
ルビーで「ぜったいれいど」という言葉を知り、何気なく話すと、周囲の大人に神童扱いされたこともあったっけ。そりゃそうじゃ。
マンガ(ドラゴンボール、ハンターハンター、ジョジョ)
マンガという文化に小学生低学年の頃に出会った。渋いチョイスだけと思うけど、最初に読んだマンガは、近所のフリーマーケットで買った「鉄拳チンミ」。しかも9~12巻という半端な巻数。
そこからコロコロコミックなども読んでいたけど、小学校高学年になり「ドラゴンボール」と出会う。友達の家で読んだ。
衝撃的だった。脳内が沸騰しているのが分かった。今まで感じたことのない興奮と感情が迸ったのだ。全巻読んだし、その後に自分でも全巻買い集めた。
「ドラゴンボール」の熱は冷めないまま、高校生にまで至った。高校生の頃に、「ジョジョ」に出会う。
そして同じくらい「ドラゴンボール」が好きな友達に、勧められて「ハンターハンター」を読む。この3つのマンガを10代のうちに読めて、僕は本当に光栄だった。
濃い濃いクリムゾンレッドの血となって、体内を駆け巡ってる。小学校の音楽の教科書で、作曲家の人が「私の体を切れば、血ではなく音楽が出る」と語っていた。
当時はバカにしたけど、今なら分かる。だってこないだ紙の端で指を切った際に、承太郎が出てきたんだから。口内炎になった時は、口からアリーヴェデルチが出てきた。
好きすぎて、他の人とのコミュニケーションにおいても、これらのマンガなしでは成り立たなくなってる。
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比喩表現と例えが上手い人が、会話を制す。物事を例えれば、説明力は劇的に増す。
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31歳の頃に、ユニクロでドラゴンボールのTシャツが販売された。購入し部屋着として愛用。着ていること自然になりすぎて、在宅勤務をしている際に、そのまま社外との打ち合わせへ。
「ドラゴンボール好きなんですか?」と、先方の営業マンに質問されちゃった。仕事に支障も出てき始めてる。
これ以降に色々なマンガを読んだけど、目が肥えたのか、この3作品ほどの衝撃はなかなかない。人生観を形成する段階で、出会えて本当に良かった。
ブログ執筆
もう6年。文庫本換算にすると、15冊以上。このブログで、文章を書きまくってきた。
他の趣味と比べると、歴は短めだけど、人生の影響度で言うとトップクラス。ブログを書いて人生が変わった。
副業という視点でいくと、お話にならない。全然稼げてないんだから。しかし趣味として見ると、最強、向かう所敵なし。文章を書いてる時は、いつだってガンギマリ。
ブログはエンタメ。読むのも楽しいけど、書く方が圧倒的に楽しい。執筆している間は、僕は完全に自由だ。
副業と思うと、効果は薄い。稼げてないんだから。でも節約という面で見ると、めちゃくちゃ優秀。だってお金をほとんどかけずに、めっちゃ充実しているから。
文章を書くという行為は、ダンスやラップにおけるフリースタイル、ジャズにおけるビバップ。即興性こそが醍醐味だと思う。
記事を書く際は、ノートに大まかな下書きは書くんだけど、細かい文章は書いている中で出てくる。
例えや、細かい論理展開、そして小ボケ、ここはインプロビゼーション。この項目だって下書きには、「ブログになぜハマっているのかを書く」としか記載してない。
文章を書くという行為が日常にあるのは、満たされていて贅沢なことだと思う。ブログを書く前の自分は、いったい何をしてストレスを解消して、いったい何から満足感を得ていたのか、もはや思い出せない。
- ライティングスキルの向上
会社の同僚は旧帝大ばかりだけど、僕よりおもろい文章を書く人にまだ出会ったことがない - 企画力の向上
記事を書くにあたって、トピックを考える習慣ができた - 言語化力の向上
悩みは言語化すると、だいたいスッキリする - インプットの質の向上
アウトプット前提だと、インプットも本気になる - マネーリテラシーの向上
記事を書くにあたって勉強、さらにブログで1,000円稼ぐことの難しさを痛感
他にもあるけど、大きくはこんな感じ。そして思いも寄らなかったのがメンタル面の向上。
ブログは完全に斜陽。YouTubeに呑まれたと思いきや、TikTokにもタコ殴りにされてる。ショート動画全盛の時代に、わざわざ長い文章を読む奇特な人は少ない。
僕のブログも例に及ばず。PV数は全盛期の1/100、大暴落も甚だしい。しかし衰退という現象に心底慣れきったせいで、長期投資運用が上手くいきだした。メンタル技あり。
数年かけて、1/100になる様を見てきたのだ。株価が10%下落したくらいでは、正直ビクともしない。人間万事塞翁が馬、僕ほど身に染み付いている奴もいねぇはず。
文章を書くということは、無から有を生み出す行為。果てなき地平線、終わることのないやり込み要素が広がってる。書くしかないって。
思想と娯楽の二丁拳銃。今日もブロガーは、キーボードと、しのぎを削る。
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ブログやめたい人へ。稼げなくても気にしない、ただ良い文章を書く。
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ドラマ「オレンジデイズ」
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/orange-days/6ck648sjXTb3 より
半沢直樹、分かる。花より男子、青春思い出す。リーガルハイ、堺雅人すげぇ。TRICK、魅力はまるっと知ってるぜ。
色々あると思うし、何であっても異論はなし。しかし僕は「オレンジデイズ」。何度観たか分からない。
リアルタイムではなく、再放送で視聴。忘れもしない高校一年生の時。部活に入っていたけど、まるで情熱がなかった。その日も部活をサボり帰宅。
16時半ごろになんとなしにテレビをつける。するとちょうどやっていたのが、再放送「オレンジデイズ」、しかも一話目。運命の悪戯。
コンタクトレンズをつけっぱなしにしていたのも幸いした。このドラマの柴咲コウ演じる主人公は、耳が聞こえず、手話で会話をする。ゆえに字幕が出る。
おもろい。おもろすぎる。しかも一話目のラストで、柴咲コウと妻夫木聡がキスをする。しかも雨上がりの閉園後の遊園地。シチュエーション激強。アガる。
「その雨上がりのキスが、僕たちの始まりだった」とナレーションが続き、一話目終了。次の日も、その次の日も、結局再放送が終わるまで部活をサボった。「オレンジデイズ」の方が重要だからな。
ちなみに僕はまだ女性と付き合ったことはなく、高校生だった。このおかげでこじらせることになる。
その後の高校生活で彼女ができるも、普通に別れる。大学進学するも、授業はダルいし、みんなパズドラの話ばっかりだし。柴咲コウみたいな女の子いないと思ったけど、そもそもオレが妻夫木じゃない。
「オレンジデイズ」を、絶妙な時期にオーバードーズしちゃったせいで、変に人生のハードルが上がりまくってしまった。僕と同じように期待値がバグった人も多いはず、TBSはなんとも罪深い。
心情描写も良いし、キャラクターも立ってる。台詞回しも好き。柴咲コウが妻夫木聡と仲が深くなった頃に、改めて妻夫木の声が聞こえないのがツラいというような描写がある。
ここで妻夫木が自分の声をどう評するのか。「カエルよりはマシで、ケミストリーよりかはヒドい声さ」、これ。この台詞マジで好き。粋じゃない?ケミストリーのセンスも時代じゃね?
最後に余談。再放送の録画を僕は繰り返し観た。そして最近Netflixに「オレンジデイズ」がアップされ、なんとなしに観て気づいた。
そう。再放送枠だから、時間が決まっていて、全部1時間の尺に調整されていたのだ。つまり十年以上越しに、「オレンジデイズ」でまだ観ていないシーンがあったことを知った。
10代の時期に繰り返し観て、分かった気になってた。しかし30代になって改めて全体を知る、こんな奇妙な体験は滅多にないかもしれない。
散歩
「夜は短し歩けよ乙女」って小説がある。パロディーにするなら、「人生は長い歩けよ人類」。
散歩と聞いて、「老人か!」と思った人は、詰んでる。そんなことでは人生はこれ以上面白くはならない。
散歩は最強のエンタメ。もともと休みの日にはぶらぶら散歩してたけど、一人暮らしを始め、かつコロナ禍になってから散歩モチベが爆上がり。
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歩くという行為は、やはり本能に訴えかけるものがある。歩いていると、良い考えが湧き、悪い考えを霧散させられる。
オープンワールドのゲームは面白い。グランドセフトオートとか、ゼルダの伝説とか。自由度が高いし、散策する中で発見に満ちている。
ただ一部の人しか知らない事実なんだけど、オープンワールドは実世界よりも狭い、どこかに必ず境界が存在する。実世界の散歩には勝てない。
そしてなぜか散歩には、緩やかな中毒性がある。一度散歩をしてしまうと、フラッシュバックしちゃう。特に夜の散歩なんか、依存性が高い。
独特の解放感。どこにでも行けるという無敵感。心地よい疲れ。全てがちょうど良くミックスされてる。
一人暮らしを始めて4年。何時間散歩に使ったのか、いったい何km歩いたのか、とんと検討がつかない。ただランニングシューズはこないだ履き潰した。めちゃめちゃ底がすり減ってた。
ハガレンの名シーンが頭をよぎる。五体満足で健康、だから歩く。するとさらに健康になる。
そうなるとまた歩く。もっと健康になる。これは永久機関だ。
語ってウザがれるくらいがちょうど良い
学生時代、クラスに一人はいた。好きなモノを延々と語って、ウザがれる奴。スポーツなのか、マンガなのか、アニメなのか、分からないけど絶対にいた。
しかし大人になると減る。これは分別ができたというのもあると思うけど、単純に昔ほど好きなモノを熱く語れなくなっただけかもしれない。
ハマり力、集中力、これらの能力が減っただけ。「大人になったから」なんて、サブい言い訳してんなよ。つまんないやん。
熱を思い出そう。昔みたいに、好きなモノを噛み締めよう。周りの人に十代のテンションで語って、なんならウザがられよう。
芸術は爆発だ。人生は熱中だ。もっと楽しもうぜ。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生の質は熱中した時間の割合で決まる
- 遊戯王、ポケモン、マンガ、ブログ執筆、オレンジデイズ、散歩
- 熱く語るモノがなくなった人生はつまらない
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!