忙しさに価値はない。「いやー、最近忙しくてさ」はクールではない。働き過ぎても、人生は良くならない。
・疲れがとれず、休息方法について悩んでいる
という人にむけて書きました。
疲労と回復は必ずセットで考える。フィジカルの疲れはとにかく睡眠をとる。メンタルの疲れは、生活に変化を取り入れる。
疲れた心は、マンネリに疲れているんです。以下の4つの要素を意識して、能動的に休息をしてみましょう。
能動的な休息のために
- リラックス
心と体をゆっくりさせる - コントロール
どのように時間を過ごすか決める - マスタリー(習得すること)
フロー状態になるようにやりがいのあることをする - リタッチメント(離れること)
仕事のことを忘れられるくらいに没頭する
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
現代人はとにかく働き過ぎ
「忙しい」自慢はマジでくだらない
「忙しい」が口癖の人って、身の回りにいませんか?いますよね!?決めつけてしまって申し訳ないんですが、絶対にいる。
大学生の時から、予定がパンパンで「友人が多い」アピールする人はいた。「オレ、リア充なんです」って周囲にイキってる感じの奴。
会社に入ってもいる。忙しいことで有能アピールをする人。「オレ、重要な仕事任されてます、よろしくどうぞ」って周囲にイキってる感じの奴。
ここであえて言いたい。
有能な人や仕事ができる人は、確かに忙しくしてる。色々な仕事を担当してるし。しかし忙しい人が、必ずしも有能ってわけでもない。
なぜか世間では、余暇をちょっと小馬鹿にしてる。スケジュールに空きがあることを、どこか斜に構えて見てる。
ここがおかしい。暇であることは、そもそも素晴らしい。忙しくしてる貴族なんて、歴史上にいなかったはず。
休息を損失と考えている人もいる
忙しいことがカッコいいと誤解されている現代社会。見渡すと働きすぎてる人ばかり。
休息がヘタな人ばかり。もしくは休息をとることは損失だと考えている人も多い。
ただ働き過ぎても、認知能力は向上するし、確実に体にも悪影響。
- 心や体の健康
- 人との繋がり、愛情、友情
- お金や成功
人は上の1〜3の順番に、幸福度が決まる。つまりいくらお金があっても、仕事で成功しても、健康でないと無意味。全ての幸福の基盤は健康。
「下手な考え休むに似たり」なんて言葉もありますが、休むに似てるくらいなら、さっさと休めって思う。
こちらもCHECK
生産性を上げる方法は、休息をとること。頑張り過ぎずに、休憩を挟むべき。
続きを見る
科学的に正しい休息方法を考える
燃え尽き症候群を避け、心身を健康に保つ
「働きすぎること」が誇りになったのは最近のトレンド
瞬く間に米Amazonの多数分野でベストセラー獲得した「TIME OFF 働き方に“生産性”と“創造性”を取り戻す戦略的休息」。
燃え尽き症候群や過労を遠ざける習慣についての本。ストレス・不安・幻滅に苦しめられている人が、今までになく多くなっている。まさに病める現代社会。
日本は製造業では世界トップクラスだけど、知識労働ではかなり劣る。日本の1時間における生産性は、G7の中で50年間ずっと最下位らしい。
おかしい、これだけ毎日みんな働いてるのに。何かを変えないといけない。
そもそも現代人は「休むことを、仕事とは真逆」のことだと思いがち。「働きすぎること」が恥ずべきことではなく、誇りになったのはごく最近のことらしい。
とも書かれています。日本にとどまらず全世界的な問題なんですね。だからこそアメリカでこの本がベストセラーになったわけやけど。
仕事は「余暇でないもの」である
ここで非常に興味深い話を。
古代ギリシャ語にも、ラテン語にも、「仕事」にあたる言葉は存在しない。仕事は「余暇の不在」として捉えられていた。
つまり余暇がベースで、仕事は余暇じゃないものって整理。アリストテレスは「仕事は余暇のためにある」とも述べていた。
流れが変わったのは、18世紀頃。「働く事は善だ」と上流階級のプロテスタントたちがとにかく宣伝しまくった。下流階級の人たちをとにかく働かせるために。
当時の宗教にかこつけて、仕事を正当化する。金持ちエリートたちが働くことの美徳を広めて、貧乏人に働くように促したんですね。
つまり働くのが正しいとされている現在の価値観は、もともと金持ちが貧乏人を搾取するために打ち出したメッセージなわけです。
正しい休息方法は、変化を求めること
そんなことを言ってみても、現実問題として僕たちは働かないといけない。やれやれ。
しかし闇雲に働いても仕方がない。休憩もきちんと組み込むべきなのです。集中して仕事をするだけじゃない、集中して休息をすることも必要。
ただ注意したいのが、休息のために何をするかということ。ダラダラ座ってテレビを見ることは休憩ではない。
と書かれています。肉体的な疲れをとるためにじっとしていても良いですが、メンタルの疲れは能動的に休息するべき。
適切な休息と回復のためには、以下の4つの要素を意識しておきましょう。
能動的な休息のために
- リラックス
心と体をゆっくりさせる - コントロール
どのように時間を過ごすか決める - マスタリー(習得すること)
フロー状態になるようにやりがいのあることをする - リタッチメント(離れること)
仕事のことを忘れられるくらいに没頭する
例えば楽器を弾いたり、文章を書いたりする。絵を書いたり、料理したり、音楽を作ったり、何かクリエイティブなことをしましょう。
仕事をとにかく頭から追い出す。そして目の前のことに集中する。ただゆっくりと過ごすことよりも、アクティブに難しいことに挑戦することも、脳にとっては休息なんです。
こちらもCHECK
人生で辛いことへの対処法は没頭である。ネガティブになった時は、とにかく何かに没頭する。
続きを見る
アンチエイジングのためにも休息を
苦痛と回復はセットで考える
働き過ぎという話からは少しずれますが、休息方法に関してもっと触れていきますね。
「いつまでも若々しくあり続けたい」。人類史上最大と言ってもいい難題である「不老」に挑んでる「不老長寿メソッド」。
アンチエイジング。どんなイメージでしょうか?何をしたら若返ると思いますか?
難しいですよね。分かっているようでも、意外と分かっていない。
若返るためには、苦痛と回復が必要なんです。筋トレと似ているかも。適度なダメージを与えて、回復することで、成長する。
こんな言葉がアスリート界にはあるようです。
僕らが若々しくあり続けるためには、適度な負荷やストレスは必要。そしてその負荷を回復させるプロセスもセットで必要になってくるんです。
アンチエイジングのためにすべきこと
運動量を増やす
「不老長寿メソッド」には、山ほどアンチエイジングのために効果的なことが載っているので、詳しくは実際に読んでみてください。
ここでは実際に僕が生活に取り入れてみたいと思ったことを書きます。
別にジムに行けとか、毎日走れとかじゃありません。日常的な行動における運動量を増やすイメージです。
日常の運動量を増やす
- エレベーターではなく階段を使う
- 常に背筋を伸ばすように意識する
- 歩行スピードを上げる
- 30分おきに立つ
特に座り過ぎに要注意。日本人は、世界の平均値よりも、座っている時間が40%も長いと言われています。僕ら日本人は、世界で一番座っている時間が長い。
こちらもCHECK
立つ時間を増やす。座りすぎは寿命を縮め、健康に害しかない。
続きを見る
老けないメンタルを手に入れる
メンタルを老けさせない。そのためにはちょっとだけ耐えられる不快感に身をさらしましょう。
適度なストレスのないゆるゆるな日々は、むしろ逆効果。メンタルは老けてしまいます。
例えば何かに挑戦している時には、試行錯誤をすることになります。この際に感じる不快感は、脳に良い影響を与えるんですね。
脳の刺激法で「ニューロビクス」というものがあります。日々の生活に、軽度の不快感を与えて、脳を活性化させようというもの。
ニューロビクス
- 利き手でない方の手を使う
歯磨き、食事、マウス操作などを全て逆手で行う - 目を閉じて家事を行う
シャワーを浴びる、洗濯物を畳むなどの家事をやってみる - テクノロジーをOFFにする
GPSをOFFにして地図を読む、メモアプリを使わずに買い物リストを覚えるなど
睡眠時間だけは絶対に確保する
って思ったそこのあなた。
と言いたい。結局休息で一番大事なのは睡眠。睡眠が全ての健康の土台。
困ったらとにかく眠る。睡眠だけはきちんと確保する。
はっきり言うけど、睡眠時間を削ってまですべきことはない。寝ること以外に、重要なものなんて、この世にない。
地球上には数多の生物がいるけど、特別な理由もないのに睡眠時間を削るのは人類くらいらしい。
ちなみにコアラは一日に18〜22時間も眠るらしい。生まれ変わったらコアラになりたい。
こちらもCHECK
【完全版】不眠症だった昔の自分に捧ぐ、睡眠のノウハウ大全。
続きを見る
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 忙しいことに意味はない、余暇がある方が遥かに素晴らしい
- メンタルが疲れている場合は、生活に変化を取り入れる
- 休息方法で悩んだら、とにかく睡眠を最優先にする
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!