浪人しなくて大学に行けるならそれに越したことはない。でも浪人の経験は必ず人生の糧になる。
・浪人するかどうか悩んでいる
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
僕も実際に浪人して大学に進学。しかし現役時も浪人時も、第一志望には受からず。思っているよりも、浪人時に学力は伸びない。
しかしそれでも浪人生活は充実していた。あまりツラさもなかった。「勉強だけしておけば良い」って今から思うとかなり貴重な期間。
遊ぶな、恋愛するな、浪人期間で青春を追い求めるな。ただひたすら勉強にハマるんだ。
娯楽は少ない。大学に進学した同級生は確かにキラキラして見える。しかし人生で本当に楽しい時間は、没頭している時間だと大人になったら気づく。
「今これをやっていて良いんだろうか?」って人生で何度も悩む。しかし浪人生は悩まない、だって勉強だけしておけば良いんだから。これって実はかなりの特権階級。
この記事のまとめ
- 10代のたった一年だけの浪人期間が、今の自分に大きな影響を与えている
- 浪人生は勉強だけしておけば良い貴族、とにかく勉強だけしておけばOK
- 社会人になってからする勉強が一番意味がある、浪人期間の勉強ノウハウがここで活きてくる
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
僕は浪人を経て大人になった
一浪して大学に進学。一留を経て大学を卒業。見て分かるように、なんとも経歴書の見栄えも悪い人生である。
もしあなたが浪人が決まっていたら、僕は間違いなく同志。もしあなたが一浪して大学に入り、ストレートで卒業したら、僕よりも疑いなく上位の人間。
そんな僕ですが、一浪一留でも、なんだかんだ就職できた。キャリアアップの転職もして、同世代と比較しても給与は高め。10代・20代のミスは正直どうとでもなる。だから大丈夫。
これまでに留年に関しては色々と記事を書いてきたのですが、浪人に関してはそこまで触れていませんでした。浪人生っていっぱいいるしね。
僕やあなただけじゃないんです。社会に出てみたら分かる。浪人経験ある人なんて、ザラにいる。
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でも昨年に30歳になった。節目ってことで、どうしても人生を振り返ってしまう。10代のたった一年だけの浪人期間が、今の自分に大きな影響を与えているって改めて思う。
もしあなたが浪人生活を送ることが決まっていて、悲観的になっているなら、どうか気にしないでほしい。そんなに悪いものじゃない。
「一年間も勉強しないといけない」ってビビってるなら、心配しすぎ。すぐに慣れるから。すぐに勉強にハマるから。そして始まったら、浪人生活なんてすぐに終わるんだから。
浪人生は現代の貴族である
もし浪人しなくて済むなら、それに越したことはない。若いうちの苦労は買ってでもせよとは言うものの、現役で合格できるならそれがベスト。
しかしもし浪人が決まったら、それはそれでラッキー。他の人にはない貴重な人生経験を積むことができる。
よくよく考えてみると浪人生って現代社会で見ても、そこそこ特殊なポジションだと思う。留年した人とも立場は異なる、そもそも学生じゃないし。
Not in Education, Employment, or Training(学校に通わず、働きもせず、職業訓練も受けない)。この頭文字をとってNEET。これがニートの定義。
この定義に照らし合わせると、 浪人生はニートってことになる。でもニートほど肩身は狭くない。社会的に認められてる。
このポジションって浪人しかない。仕事もしてない。予備校に通っても、宅浪でも良い。でも社会的な信用もある。浪人は意外と貴族的なポジションなのかもしれない。
そして何よりも大きいのが、勉強時間があるってこと。もっと正確に言えば、「勉強だけしておけばオールOK」って環境。これが激レア。
健康食品でも「これだけ食べておけばOK」って書いてても、そんなことはない。他の食品も食べる必要はある。
しかし浪人生に関しては、勉強さえしておけばマジで問題ない。誰にも文句を言われない。思考停止して勉強しておけば良い。
社会人になったら、というか大学生ですら、迷うことばかり。「今この瞬間に本当にすべきことは?」って悩みは一生付きまとう。
仕事をしていても、人生の悩みはある。「そろそろ転職した方が良いのか?」、「他にも副業すべきなのか?」、他の選択肢にいつも悩まされる。
大学生でも、「部活ばっかりしてて良いのか?」、「勉強だけしてたけどそれでも良いのか?」、「恋愛もしておいた方が良いのか?」、なんていつも悩む。
人によって成功の定義が変わる。選択肢もめちゃくちゃ多い。だから自分がとっていない選択肢を、無意識に常に検討してる。
だけど浪人生は違う。勉強さえしていれば、悩みなんかなにもない。人生や自分の存在に悩む必要はない。
成功の定義はブレない。偏差値が高けりゃ正義。テストの点数が一点でも高い方が成功。非常にシンプル。ここが良い。
他のことに悩まず、一つのことだけに専念しておけば良い。こんな貴族みたいな状況っておそらく浪人生しかない。今思うとかなり羨ましい。
人生で一番充実してた浪人時代
30年生きてきたけど、一番充実してたのはおそらく浪人生の頃。浪人しても結局第一志望には受からなかった。
思っていた成果が得られなかったけど、それでも浪人生活は充実してた。人生で最も没頭していた時期だった。
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中学も高校も部活は引退を待たずに退部した。そこまでの人生で何かに打ち込むものがなかったからこそ、余計にのめり込めたのかもしれない。
スポーツの才能もない。音楽の才能もない。芸術の才能もない。そんな才能がない人こそ勉強すべき。特殊な才能もいらないし、一番ツブシが効く。
人生で何も打ち込んでこなかった人こそ、浪人期間を実りのあるものすべき。ここを逃すと、完全燃焼したことのない人生になってしまう。
そして僕からできるアドバイスはひとつだけ。細かいテクニック論はさておき、まずはこれだけ伝えておきたい。
浪人生は1年あたり100〜150万円かかる。それだけの大金をかけて、勉強しておけば良い状況を買ったんです。勉強しないなんてもったいない。
大学生になったら、好きなだけカラオケにも行けるし、友達とも遊べる。オールだってしまくれる。だから浪人生の間は遊んではいけない。
ここだけ。浪人期間中だけ。大卒になったり、少しでもレベルの高い大学に通っておけば、選択肢は格段に増える。
多くの人は勘違いしているけど、浪人期間中に成績が爆伸びするってあんまりない。
だからちょっとでも手を抜いたら、普通に落ちる。ただ浪人したからって志望校に受かるなんて思ってたら大間違い。
とにかく浪人中は勉強する。そしたらその後の人生で楽しい期間はめちゃくちゃ増えるから。それに「学歴コンプ」を抱えずに済む。ナメてはいけない。「学歴コンプ」は一生続く。
学歴へのコンプレックスは、どれだけお金をかけても解消できない。一生背負う十字架になる。僕は大学受験から10年経つけど、やはり今でも第一志望に落ちたことはまざまざと覚えてる。
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そして恋愛も御法度。予備校に通ったら、年頃の異性が数多くいる。恋愛したくなるのも分かる。でもこの誘惑に負けてはいけない。
時間ももったいないし、メンタルもぐらつく。僕も浪人期間中は、誰とも付き合ったりはしなかった。単にモテなかっただけってのもあるけど。
ちょっと酷な話だけど、浪人中に付き合ってもどうせ別れる。長続きなんかしない、ただの黒歴史で終わる。どうせレベルの高い異性とは付き合えない。
特に男は注意してほしい。彼女が浪人生で、彼氏が現役大学生ってのはたまにある。でも彼女が現役大学生で、彼氏が浪人生って組み合わせはほぼない。
女性はやはりたいしたもので、打算で動けちゃう。同じサークルのイケてる先輩に乗り換えられた同級生も数多くいた。浪人生になった時点で、その期間は恋愛は「しないことリスト」に入れてしまうべき。
浪人期間で付き合って結婚までしたカップルがいたら、教えてほしい。縁もゆかりもないけど、ご祝儀出すから。
というか浪人生の頃にできた友人なんか、その場限りの関係になることがほとんど。賭けてもいいけど、一生の友達にはならない。
浪人が終わった頃には、確かに「また集まろうな!」ってテンションになる。でも大学に入って、最初の新歓で気持ちが舞い上がる。浪人の友人のことなんか、一気に忘れる。人間なんてそんなもの。
予備校の昼休みに一緒に昼食を食べるクラスメートがいる、これくらいで十分。浪人生の期間で青春なんか追い求めるな。
勉強。スタディー。study。とにかく机に向かって、一問でも多く問題を解く。勉強にハマる。勉強だけしとけば良い。
人生の勉強はまだ終わってない
ここからはちょっと未来の話。浪人生を終えた後の話。僕は現役と一浪の期間を経て、「もう一生分の勉強をした」って思ってた。
もちろん壮大な勘違い。大学は理系だったので、必修も実験もわんさかあった。文系の方でも大学で勉強すべきことはめちゃくちゃ多いはず。
ちなみに最近では「リスキリング」なんて言葉も出てきた。新しい職業に就いたり、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得することらしい。
つまり浪人を終えて大学生になっても、社会人になっても、仕事を覚えてベテランになっても、勉強は一生続く。まずはこの事実を受け入れる。
むしろこれくらいに思ってる。
「オレたちの戦いはこれからだ!」って打ち切り漫画にはありがちだけど、これと同じ。オレたちの勉強はこれから、社会人になってから。
大人になってからは特に以下のことを勉強した方が良い。
大人になって学ぶべきこと4選
- マーケティング
- 心理学
- ライティングスキル
- お金
大人になっても勉強が必要って聞くと、気が滅入るかもしれませんが、そんなことはありません。大人になってから取り組む勉強が一番楽しい。
学校のカリキュラムと違って、興味のあることを学べる。勉強した分だけ、お金のリターンがあることも多い。
人生の勉強はこれから。人生で本当に大事なことは、これから先に学ぶ。そしてこの学びを最大化できるのは、今まできちんと勉強した経験がある人。
浪人生活で得た知識は、大学入試を終えたら使われることは少ない。でも浪人期間で身につけた勉強ノウハウや、勉強のスタミナは一生モノ。
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 10代のたった一年だけの浪人期間が、今の自分に大きな影響を与えている
- 浪人生は勉強だけしておけば良い貴族、とにかく勉強だけしておけばOK
- 社会人になってからする勉強が一番意味がある、浪人期間の勉強ノウハウがここで活きてくる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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