大学は卒業しておいた方が良い。経歴書に「〇〇大学 卒業」の一文を書けた方が、人生はずっと楽になる。
恥ずかしい話ですが、僕はほとんど無目的に大学に通っていました。浪人もしましたし、留年もしました。ぶっちぎりのクズ。しかし、

と思ったことは一回もない。大学を卒業したことで、受けた恩恵は計り知れません。
もしあなたが途方もない才能をあなたが秘めているなら、正直大学に行く必要はありません。
しかしそうでないなら、行っておくべき。選択肢が段違いに広がります。
高卒と大卒では、生涯年収には約4,000万円差が出るとも言われています。
大学4年間通うだけで、4000万円も違いが出る。大学進学はコスパ良過ぎ。

・高卒で働こうかと思うが、決心がつかない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 生きていると選択肢は減っていくが、大卒になると選択肢の減少を抑えられる
- 学歴に対するコンプレックスは誰にでもある、できる限り軽減しておくべき
- 経歴書に「〇〇大学 卒業」と一文書けるだけで、生涯年収が4,000万円も変わる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
大卒の方が人生の選択肢が広がる
毎年ですが年明けになると、受験生の頃を思い出すんです。一月にセンター試験を受ける。今は共通一次なんやっけ、歳がバレてまう。
そこから私立の入試。二月には国公立の前期試験。中期・後期も視野に入れると、三月の半ばまでは気が抜けない。
一年で一番リラックスできるはずの正月でも、頭のどこかで入試のことを考えてしまうんです。常に臨戦態勢でした。
しかもあろうことか僕は浪人までしました。二年連続。30回近くの正月を過ごしてきたのに、たった2回の正月に、全てのイメージが書き換えられていると。
それだけ受験というのは、苦しい戦いでした。充実感を感じる瞬間は少しだけ。
しかし終わってみて、受験して良かったとつくづく思うんです。

という人もいるかもしれませんが、機会があるなら絶対に大学進学をした方が良い。
この記事を読んでくださっているあなたの年齢は分かりません。しかしあえて辛い真実を告げますね。

もちろん例外はあります。しかしおおむねはこの傾向。
小学校の時の卒業文集に、将来の夢をサッカー選手と書く。別に普通でしょう。
しかし中学校になると、その割合はグンと減ります。マジでサッカーが上手いか、マジのアホか、このどちらか。
子供の頃には、多くのものになれる可能性は比較的高い。まだ未知数だから。
しかし大人になると、なれる職業やできることって、ほんの一握り。能力値が確定してるから。
サラリーマンでさえ、そうなんです。ベテランともなれば、即戦力としてしか転職できない。
しかし新卒で3年目までは、まだ第二新卒として扱われ、未経験の分野でも雇ってくれることもある。
皮肉なもので、人生を経験すればするほど、選択肢は減っていく。人間としては、仕上がってきているはずなのに、袋小路に向かっている。
ここからは打算で考える話。高校卒業後に、いきなり働く。いわゆる高卒。受験して進学して、大学へ。いわゆる大卒。
大学を卒業した方が、人生の選択肢は圧倒的に増えます。というか選択肢の減り幅を、圧倒的に抑えられる。
大卒でしか就けない仕事はあっても、高卒にしか就けない仕事は基本的にはない。
大学を卒業しておけば、高校を卒業した人がつく仕事には何でも就くことができます。
試しにニュースなどで名前を見るような大企業の新卒採用HPを見てみましょう。
募集要項は、基本的に大学卒業予定者となっているはずです。
高校卒業で入れる会社や職種はもちろん多く存在しますが、大学卒業後でも入ることはできます。
とは言え、もちろんこれは僕みたいな凡人に限った話。ずば抜けた才能を持って人からしたら、学歴なんてまるで不要。
過去に棋士の藤井聡太が高校中退したことがニュースになりましたが、あのレベルの天才になったら、学歴が中卒でもまるで関係なし。
そんな突き抜けた資質を僕は持っていません。だからこそ多少でも学歴をつけておきたかったんですね。社会では、少しは有利になるから。
https://mdpr.jp/photo/detail/9797106より引用
ドラマ「ドラゴン桜2」、落ちこぼれ高校生が東大合格を目指すドラマです。
この中でバトミントンに青春をかけるも、怪我で挫折する女性の生徒が出てきます。
その女の子の両親は共にバトミントン選手で、娘がオリンピックに出ることを熱烈に望んでいる。
バトミントンを断念し東大受験を目指そうと両親に相談するのですが、両親は聞く耳を持ちません。
口論の末に、女の子の父親は、

と一喝するシーンがありました。

暴論と言ってしまえばそうなのですが、これはかなり芯を食っていると思うんです。
突出した才能を持っていれば、その才能を使えば良いだけ。スポーツでも、音楽でも、芸術でも、なんでも良い。
僕には才能がなかった、というか今もない。だから勉強していたんですね、今思うと。才能がないけど、勉強して大学行けば、潰しが効くし。
学歴コンプは一生付きまとうので要注意
学歴コンプレックス、通称学歴コンプ。外から見れば、大した問題ではなくても、本人にとってはめちゃくちゃ気にしているものですね。
僕にも学歴コンプあります、ゴリゴリあります。現役時にとある大学を志望し受験、あえなく不合格。
浪人してその大学に再度トライ、またまた不合格。
浪人時に滑り止めで受けていた大学には合格し、そちらに進むことにしました。そちらの大学も国公立大学で、偏差値もそこそこ。
他の人から見れば、受験を成し遂げた人と見られていました。しかし僕の中では、やはり未だに劣等感が渦巻いています。

大学を見てみても、上には上がある。第一志望校に合格した人でも、きっとその志望大学の上のランクはいっぱいある。視野に入れ出すとキリがない。
僕個人の偏見ですが、学歴コンプが全くない人ってほとんどいない。みんなどこかしらで、コンプレックスを感じている。
この学歴コンプの厄介なところは、解消しづらいところ。どれだけ成功しても、なかなか劣等感を拭えません。健全に自信を持ちづらいんです。
今から成功しても、過去の体験なので、根本的な解決にはつながりません。今からもう一度大学受験をしてみるのも、ちょっと非現実的。
学歴コンプは、人生において荷物にしかなりません。しかもほとんどの人が、抱えてしまう荷物なんです。
学歴コンプを抱えるのが前提であれば、抱える重みを減らしましょう。大学は卒業しておくだけでも、不要なコンプレックスは減ります。
大学を卒業した僕や、周りの大卒の友人でさえも、心のどこかで劣等感を感じているんです。
大学進学をしないと、きっと一生引きずり続けることになると思うんです。
だからこそ、大学には通っておいた方が良い。将来卑屈にならないためにも。
全てのアラサー男女に読んでほしい小説で「自転しながら公転する」という作品があります。
主人公の女性の恋愛相手として出てくる男性。男らしく、芯が通っているのですが、お金がなくて中卒。
学歴がないことで、人生かなりのハードモード。10代の頃には感じることができないであろう、30代の学歴コンプ事情が伺えます。おすすめ。
学歴フィルターも、世の中に存在する
ここからは少し具体的な話。大学進学を決めた人に対してのアドバイス。
関関同立、もしくはMARCH以上に進学した方が良い。これも選択肢を減らさないための方法のひとつ。
大学に進学することを決めた人に向けてのアドバイスにはなるのですが、可能であればランクが上の大学を目指した方が良い。

こういう方もいるかもしれません。ただ闇雲に上を目指せば良いってものでもない。
ここでひとつの分水嶺となっているのが、関関同立とMARCHなのです。ここを上回るか、下回るかで大きな差が出る。
西日本であれば、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学。
東日本であれば、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学。
可能であれば、これらのランクを上回りたい。そうなるかどうかで、かなり選択肢の数が変わってきます。
現役でこのランクを下回る大学に行くのであれば、浪人して関関同立なりMARCHに行った方が、長い目で見れば得が多い。
僕の肌感覚ではあるのですが、どんな大企業でも関関同立やMARCHの人は一定数いる。
偏差値がそれを下回る大学出身の人は、まちまち。いる場合もあるし、全く見かけない場合もある。
またとある有名企業で採用を担当している友人に聞いた話。人材サービスを提供している会社を使って、新卒採用を行っているとのこと。
その人材サービスのサイト内に、学歴フィルターなる設定が存在しているらしいのです。

とのこと。まぁ胸糞悪い話ですし、飲みの席でさらっと聞いた話なので、まゆつば物ではあるのですが。
まぁ言われてみれば、無数に存在するエントリーシートを全て精査なんかできっこない。
最初にある程度は前捌きをしておかないと、担当者のマンパワーは足りない。
そんな意地悪な学歴フィルターから、足切りを食らわないラインが関関同立でありMARCHなんですね。
ここよりも上のレベルの大学に行ったとしても、正直そこまで変わらない。
エリートしかいない外資コンサルや金融や、官僚などを目指さない限りは問題なし。
関関同立・MARCH卒であれば問題なし。日本の大手企業に応募し、書類選考で内容も読まれずに落とされることはまずない。
大卒かどうかで、応募要件を満たしている会社の数がガラッと変わる。
そして関関同立・MARCH以上かどうかで、また選択肢の数が変わる。こんな感じですね。
また余力がある人は、「六人の嘘つきな大学生」を読んでみて下さい。
ミステリーとしての物語の推進力がスゴい。ずっと読み続けてしまう。
そして就活が孕んでいる、うさんくささ・欺瞞・詭弁・大人のご都合を、かなり的確に書いてくれている。

大学に通うだけで、コスパが段違い
ここからはお金の話。現実問題として、大学を卒業するにはお金がかかる。
ありがたいことに僕は奨学金を借りずに、大学を卒業できたけど、奨学金問題なんてのも存在する。
奨学金という名称ん響きは良いけれど、結局は借金だし。
あまり無責任なことは言えませんが、大学は借金をしてでも行く価値はあると思います。なぜなら生涯年収がまるで違ってくるから。
生涯年収の平均は、高卒の男性は19歳〜60歳の41年間で、約1億5,000万円。ボーナスをプラスすると約2億円。
かたや大卒の男性は23歳〜60歳の生涯年収は37年間で約1億9,000万円。ボーナスをプラスして約2億4000万円です。
高卒の男性と大卒の男性では、生涯年収で約4000万円の差があります。

雑な理論ではありますが、大学4年間で生涯年収が4,000万円上がるということは、大学生の年収は1,000万円と言えなくもない。
正直なところ、大卒が偉いとは限らない。高卒で僕よりも遥かに優秀な人は、もうごまんと存在する。
大学を卒業できるメリットって、経歴書に「〇〇大学 卒業」って一文書けるだけかもしれない。ただこの一文がデカい。
バカの大卒と、優秀な高卒。書類上で比べた時に、優遇されるのは前者。ここら辺が、現実の世知辛さ。
大学院までは別に進まなくても良い。研究職を志望しない限りはそこまで変わりません。僕も理系でしたが、学部で卒業しました。
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とにもかくにも大学を卒業しておいて損はありません。

って思ったことは、なんだかんだで一度もない。社会に出てから、メリットに気付ける。学生時代はあんまり実感なかったですが。
人生を少しでもイージーモードにするために、大学に行っておきましょう。
大学進学は、天才ではない人たちに許された、最強のライフハックなのです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 生きていると選択肢は減っていくが、大卒になると選択肢の減少を抑えられる
- 学歴に対するコンプレックスは誰にでもある、できる限り軽減しておくべき
- 経歴書に「〇〇大学 卒業」と一文書けるだけで、生涯年収が4,000万円も変わる
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