せっかくの休みの日なのに、なぜか気分が晴れない。大学生の頃の長期休みでもあった。自由時間が多いのに、どこかつまらなさを感じる。
こんな経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか?
・自由時間が多くあるのに、どこか虚しい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
すべきことは、成長を意図的に追い求めること。そして昨日よりも今日の方が良いと感じ、「未来が今よりも良くなる」と信じられるようになること。
そもそも人は、成長中毒なのです。進歩している実感を、快楽として感じられる生き物。ただ楽しいよりも、昨日よりも伸びている実感こそが、本当は欲しい。
断言します。毎日がつまらないのは、手応えがないからです。成長している実感がないし、昨日と同じような今日だと感じて嫌になってる。
この記事のまとめ
- 楽な生活を続けても虚しくなる、成長する機会を日常に組み込む
- 「肩書き」を使って考えると、成長の実感が得やすい
- あの世にスキルは持っていけない、あくまで実感だけがあれば良い
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
毎日の手応えがないとつまらない
今日はめちゃくちゃ楽な一日だった。苦労する瞬間もなく、だらだらと過ごせた日だった。
さすがに暴論だけど、リモートワークは誰しも一回はサボった瞬間はあるはず。打ち合わせもない、〆切もない、リモートワークで手を抜き放題。
基本は楽しいって気持ちになると思う。しかしこんな日が続くと、どこかで気持ちが晴れない瞬間がやってくる。
楽だったはずなのに。苦しいことなんて何もなかったのに。しかしつまらなさだけが、心に色濃く残ってる。
大学生の長期休みだってそう。大学生の夏休み・春休みなんて、2ヶ月近くもある。社会人になってから考えると信じられない。
今なんか一週間の休みってだけで、ヨダレ出るくらい嬉しいんだから。ちなみに大学生の年間休日は年間200日以上あるんだとか。うーん、バグってた。
とにかくこの長い休みで、好き勝手に過ごす。しかしどこかの時点から、虚しさが募るようになる。
毎日がつまらなく感じる。この原因は、生活に手応えがないからだと思う。今日という日に、なんの意味も見出せないってのがキツい。
意識高い系の人っぽくなってしまうけど、結局大事なのは「成長の実感」。昨日よりも今日の方が成長できていると感じれるかどうか。
昨日と同じような今日。昨日と全く変わっていない自分。こうやって感じると、途端に毎日がつまらなくなる。
もともと人は成長するのが好きな生き物
成長を意図的に追い求める
世界的なミニマリストの第一人者である佐々木典士さんの著書「ぼくたちは習慣で、できている」。こちらにも成長の実感についての記載があります。
人類がかつて狩猟採集民族だった頃、毎日は「成長の喜び」に溢れていました。仕事が分業化されておらず、狩猟採集生活を通じて生きていく知恵を学んでいました。
獲物を追跡し仕留める技術だけでなく、環境から天候を読む、水を探す、縄を編み土器を作る。家も建てるし、絵を書いたり、占いもする。
生涯学んでも学び尽くせないようなたくさんの驚きがありました。生きていく中で、自給自足スキルが自然と身についていったのです。
しかし現代の生活では、事情が変わりました。成長の機会は意図的に求めなければいけないようになったのです。
と書かれています。遊園地やスマホゲームを確かに楽しいですが、誰でも楽しめるよう設計されてる。言っちゃなんですが、バカでも楽しめる。
「こうやって楽しんでくださいね!サルでもOKです!」と、最初から楽しみ方が決まっているものは、いつしか飽きる。そしてそういう楽しみでしか、楽しめない自分自身にも飽きてくる。
「成功に囚われるな、成長に囚われろ!」これは本田圭祐さんの名言のひとつ。良いこと言うよね、本田△だわマジで。
成長が必要だという理由は他にもあるんです。
幸福は貯蓄できない。幸福の財布の底には、大きな穴が開いてる。幸福はお金とは違う。過去に貯めた幸福貯金を取り崩して、今日の自己肯定感を補うなんてできない。
毎日毎日の満足感や、成長の手応えがないと幸福を感じられない。自己肯定感を得ることもできない。
今日の幸福度は、今日の行動からしか得られない。今日を満足するためにも、まさに今日成長の実感を得る必要がある.
人は成長中毒である
ここで面白い話を紹介します。コロンビア大学ビジネススクールの研究で、あるコーヒーショップでスタンプカードを使った実験。
二種類のスタンプカードを用意し、受け取った人たちの行動を観察しました。
- コーヒー10杯飲むと1杯無料
- コーヒー12杯飲むと1杯無料、ただしスタンプは最初から2個押してある
結果としては、パターン2のスタンプカードを渡された人たちは、パターン1のスタンプカードを渡された人よりもはるかに多く、スタンプを埋めました。
どちらもスタンプは10個埋めないといけない。状況は同じですが、最初からスタンプ2個が埋まっている方が、やる気が出たわけです。
「前身の錯覚」と呼ぶらしい。人は筋金入りの「達成感」フェチ。前に進んでいる実感を求めてる。
今自分がゴールにどれくらい近づいているかという感覚が大事で、進んでいる実感があると達成度が上がるんですね。
ゴールに近づけば近づくほどモチベーションが上がる。ゴールが提示されると、ゴールまでの距離を意識し始める。
スタンプを10個埋める。ゴールまでの距離は同じ。しかし進んでいる実感があると、もっと先に行きたくなる。人はそもそもが成長中毒と言えるかもしれません。
成長痛を日々感じるために
毎日の手応えがないとつまらない。しかし前進している感覚があると、毎日の満足度は劇的に向上する。
多少上手くいかないことがあっても、それは心の成長痛ってなもの。ではどうすれば、日々成長を意識できるのか?
昨日の自分とタイマンを張って勝てるかどうか、ここを意識してほしい。昨日の自分よりも、何かしら上回っているか。
例えば僕の場合はこんな感じ。
- ブログ
昨日の自分よりも、2,000〜3,000文字多く書いた - YouTubeに動画投稿
昨日の自分よりも、多く動画を投稿した - 映画鑑賞
昨日の自分よりも、映画に詳しくなってる - 読書
昨日の自分よりも、知識をインプットできてる - ランニング
人生のトータル走行距離が、昨日よりも5km多い
どのジャンルでもOK。どれだけ小さくてもOK。とにかく昨日の自分と比較して、+αを意識する。
例えば僕であれば、ブロガーやランナーや読書家など。
ブログであれば、毎日2,000〜3,000字を目安に執筆しています。つまり昨日よりも、より多くの文字数を書いたブロガーに今日なれたというわけです。
ランニングは一回あたり5kmを目安に走ってる。これも同様に昨日よりも、より多くの走行距離を走ったランナーになれた。
昨日よりもハイレベルの高い読書家になった、より濃い映画通になれた。
この観点で考えると、自分にとって成長につながらない行動は減る。時間を有意義に過ごせている感覚も得やすい。
「SNSマスター」や「カリスマネットサーファー」を目指すなら、スマホをどんどんいじるべき。それは自分の成長につながってるから。でもそうでないなら、他のことに時間を使うべき。
ただ実感だけがあれば良い
「あの世にお金は持っていけない」って表現があります。よく耳にするやつね。
これと同じで、スキルもあの世には持っていけない。どれだけ成長して、レベルアップして、匠の域まで達しても、この世でしか使えない。
スキルなんて最後の最後には意味がない。皮肉なもんで、成長なんてまやかし。もっと言うと、成長よりも、成長してるって実感の方が大事なのかも。
生きている間に「成長できてる!嬉しい!」と感じられればそれで問題ない。実感だけがあれば良い。
例えば僕の映画鑑賞。正直他の人から見たら、ひとつも役にも立たないって思われるかもしれない。誰かに需要があるわけでもない。しかし、
という自負がある。これで良い。
僕の毎日で、僕の24時間で、僕の満足度。あなたの毎日で、あなたの24時間で、あなたの満足度。自分で成長の手応えを感じて、自分の満足度が上がる。これで十分。
僕はインデックスファンドを買い、いつかFIREしたいと思って、毎日を行っています。
しかしよく耳にするのが、「FIREしてもヒマになるだけ」という反対意見。そんな意見を払拭すべく、過去にFIREした後の生活をイメトレしてみたんです。
そこで気づいたのが、ヒマにならないためには工夫が必要。昨日よりも今日の方が良いと感じ、「未来が今よりも良くなる」と信じられるようになる。これこそが重要。
楽に時間を過ごしても、それが未来になんのプラスにもなっていないと気づくと、気がおかしくなる。それが僕ら人間。
フェイクでも良いし、勘違いでも良い。毎日がつまらない人は、成長の実感を追い求めましょう!
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 楽な生活を続けても虚しくなる、成長する機会を日常に組み込む
- 「肩書き」を使って考えると、成長の実感が得やすい
- あの世にスキルは持っていけない、あくまで実感だけがあれば良い
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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