高校を卒業して工場勤務をする人。大学を出てデスクワークをする人。一度進路が決まると、もう片方に行くことは滅多にありません。

・単純作業の方が楽に稼げるの?
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

僕は大卒で入社し、デスクワークをメインに行ってきました。しかし前職で研修の一環でグループ会社の工場で数ヶ月間勤務していたことがあります。
つまりデスクワークも、工場でのライン作業も、どちらも経験してきた人材と言えるわけです。

僕の経験から考えた結果、圧倒的にデスクワークの方が良い。進路に悩んでいるなら、浪人してでもある程度の大学には進んでおくべき。
- 時給思考が根付いてしまう
アイデアや投資でお金を稼ぐという発想が持ちづらくなる - 生活が不規則になる
夜勤があると、生活リズムが不規則になる - 未来が見えない
成長やスキル向上を感じづらい - キャリアになりづらい
単純作業なので、経験年数を経ても市場価値が上がりづらい
工場勤務をしていた際に気付いたんです。書店に置いてあるビジネス本、あれはほぼ全てデスクワークの人に向けて作られているんです。
工場勤務をしている人からのニーズがないのか。そもそも出版社が対象としていないのか。
どちらかは分かりませんが、キャリアアップをするのに置いて最適な環境と言えないのは確か。

この記事のまとめ
- 単純作業を繰り返すと時給思考に陥りやすくなる
- 工場勤務ではキャリアがつきづらく選択肢も減ってしまう
- 浪人してでもある程度のランクの大学に進むのがベター
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
目次
高卒の人に混ざって、工場勤務を経験
今回の記事はあくまでも僕の独断と偏見。僕が経験し、その中で僕の偏った思想において、判断したというだけのもの。
工場勤務をされている方をなんら批判をするつもりもありません。モノづくりに強みがある日本の根幹には、工場での生産があります。これは間違いない。

僕は大学を卒業し、デスクワークに就職します。いわゆるホワイトカラーってやつ。
前職でデスクワークを数年していたのですが、研修としてグループ会社の工場で数ヶ月間工場で勤務をする機会がありました。
つまりホワイトカラーとブルーカラーの両方を経験した、僕はそんな意外と珍しい社会人なわけです。
もちろん夜勤も経験しました。日が昇るタイミングで就寝するなんて、大学生のカラオケのオール以来。
普段のデスクワークは基本的に大卒の人ばかり。工場勤務は高卒の人に囲まれて仕事をしました。
結論めいたものを先に言いますが、

ホワイトカラーで良い。いや、ホワイトカラーが良い。
仕事はお金のために割り切る。そう決めていた僕でも、マジで単純作業はツラい。
もしあなたが高校生で、進路に悩んでいて、

って考えているなら、勉強して大学に行くべき。単純作業以外の選択肢も確保しないと後悔する。
別に浪人しても良い。僕なんか浪人して、留年もしたし。
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単純労働の大変さとは?
工場勤務にはメリットも多い
ここは人によって感じ方は違うところ。少なくとも僕には、単純作業はかなりキツかった。

って割り切っていた。それが僕のクソみたいな、プロフェッショナルの流儀。
仕事に対して希望もなく、仕事を通じてアイデンティティを見出す気もない。そんな僕でも、単純作業は耐え難いものでした。
ただこれも人それぞれ。仲良くなった工場の人は、

と言っていた。
確かにこれもその通り。一連の動きを覚えたら、勤務時間中はその動きを反復するだけで、毎日乗り越えられる。これは工場労働の強み。
体力勝負な工場ではありますが、意外と年配の人も多い。定年までラインに立って働いている人も多くいる。




あとは工場勤務している人は、総じて健康。運動不足になっている人も少ない。デスクワークの中年なんかメタボばっかり。
時給思考から抜け出せない
ただ僕から見て、デメリットも存在する。
- 体力的にキツい
8〜10時間立ちっぱなしで動きっぱなし - 仕事内容に変化がない
同じ作業を繰り返すだけ、時間が経つのが遅い - 生活リズムが崩れる
朝早くや深夜など就業時間が不規則
ここらへんはデメリット。これらはデメリットの中でも、ぱっと見すぐに分かるもの。
工場勤務をしていない人でも、想像できるレベル。というわけで、もっと踏み込んでみる。
実は分かりづらいデメリットもあるんですよ。
工場勤務の見えづらいデメリット
- 時給思考に陥りがち
- 自分の未来につながりづらい
「自分の未来につながりづらい」というのは、次の章で深掘りします。
まず大きな問題は、時給思考。「1時間稼いだら、1,000円もらえます」というアルバイトの時の感覚。
サラリーマンである以上、時給思考から逃れられません。残業代なんて、残業時間に残業単価(残業用の時給)をかけて計算していますし。
しかし単純作業だと、この時給思考は加速していきます。工場でラインに立って、同じ作業をしないとお金をもらえないと刷り込まれるんです。
ブログやYouTubeなどで発信してお金を稼ぐ。投資をして資産を増やす。こういう発想に至りづらくなる。
デスクワークだと、資料作成やパソコン作業や打ち合わせなど、自分の経験値やスキル次第で時間を短縮できる。自分で仕事をコントロールしている感覚を得られます。
しかし工場だと、そんな感覚は得られにくい。ラインの動くペースに合わせないといけません。
決まった時間で決まった作業をする。熟練度にもよりますが、生まれる差は数秒くらい。
かたやExcelやパワーポイントの資料作成は、慣れていれば半分以下の時間でできるようになることもザラ。


工場の単純作業はキャリアになりづらい
単純作業を何年しても転職で有利にならない
昨年から今年にかけて僕は転職をしました。キャリアアップの転職で、年収は100万円UP。
転職をすることで、自分のキャリアをひとつ形成することができました。
転職をする際に、特に意識していたのが市場価値。転職市場において、自分がどれくらいの価値があるのかという観点です。
みんなができることができても、価値はつきづらい。どこでも売っている商品は値段が安いのと同じ。
珍しいスキルや経験を積んでいたり、レベルが高かったり専門的な業務に従事している方が、その人の市場価値は高い。レアである方が、希少価値は高まります。



単純作業は処理速度や熟練度に多少の差はあれど、キャリアには結びつきづらい。
しかもその行っている作業はニッチで、その工場のそのラインでしか通じないものばかり。他の会社で活躍という選択肢は、非常に難易度が高くなります。
工場勤務とデスクワークは完全に分断されている
また工場勤務をしていた時期に、本屋にて気付きました。

ビジネス本や実用車は、ほぼ全てデスクワークをしている人に向けてのもの。転職のノウハウ本もデスクワーク向けの人のものしか見たことない。
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単純に工場労働している人にそこまでの読書習慣がなく、出版社がニーズを見出していないのかもしれません。
ただ工場労働者の方への書籍での情報供給はかなり少ない。これは書店を見ている限り間違いなさそう。

とにかくデスクワークと工場労働は分断されてる。同じ会社の中であっても、完全に別世界。
工場労働→デスクワークへの転換はほぼない。逆も然り。完全にパラレルワールド。
単純作業では、自分の未来につながりづらい
工場で単純労働をしていると、キャリアアップや転職にはつながりづらい。
これはどういうことか?

ということで前の章で書いたデメリット「自分の未来につながりづらい」に関しての話。
もし工場勤務をしている中で新たにやりたいことが見つかっても、身動きが取りづらい。
転職をするにしても、他の企業の工場に移るのが最も多い選択肢。そこで一からノウハウを学ぶ。
例えば営業職なら、違う会社でも共通するスキルやノウハウはある。これまで仕事に打ち込んだ時間が活きてくる。
しかし工場での労働をして、体力やメンタルは鍛えられても、違う環境では全くの素人。汎用性のあるスキルは少ない。
工場で単純労働をしていても、未来の選択肢はそこまで増えない。
例えばデスクワークで数日間仕事をサボるとする。サボってみましょう、絶対にツケが回ってくるから。
情報に乗り遅れたり、必要な指示を聞き漏らす可能性がかなり高い。みんなと認識のズレも起こってる。
しかし単純労働は慣れてきたら、数日間サボっても、全く影響はない。自分のレベルは一切ブレない。
ラインでの作業はある程度期間が経てば、体が覚えてくる。しかし伸びしろがなくなっても、その作業をそれから先も続けないといけない。これがツラい。


デスクワークと工場勤務の格差
デスクワークと工場勤務ではやはり差がある。どちらが上か、これは完全に個人の判断。
僕はあえて「デスクワークの方が良い」というポジションをとっています。「工場勤務のほうが良い」という意見を否定する気はさらさらありません。
まず工場勤務とデスクワークの大きな差。仕事内容ではなく、人単位で見てみます。
あくまでも僕が働いていた工場で、かつ身の回りにいた人だけを対象にしたものです。

工場勤務している人の特徴
- 喫煙者が多い
学歴と喫煙率は反比例するとデータでも明らかに - 趣味がギャンブルという人が多い
競馬や競輪やパチンコなどを趣味にしている人多数 - マネーリテラシーが低い人が多い
身の丈以上の高級車を購入、投資や貯金を全くしないなど - 読書をする人が少ない
読んでもマンガなど
個人的な感想をまとめると、こんな感じ。
- 工場勤務よりもデスクワークを選ぶべき
- デスクワークから工場勤務へは移ることは可能だが逆は困難
大きなメーカーなら、期間従業員などですぐに働ける - 高校生で進路を考えているなら、とりあえず大学に行って損はない
浪人してでも、ある程度のランクに受かればメリットが大きい
もちろんいろいろな考え方があります。
デスクワークは選択肢も広がりますが、恒常的に残業が多い職場も少なくない。工場であれば、ラインの都合で残業時間もたかだか知れている。
あなたの目指すライフスタイル次第では、どちらが良いかは変わってきます。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 単純作業を繰り返すと時給思考に陥りやすくなる
- 工場勤務ではキャリアがつきづらく選択肢も減ってしまう
- 浪人してでもある程度のランクの大学に進むのがベター
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!