人生は気合と根性だ、この意見に反論はないです。そりゃ気合いと根性があれば言うことなしです。アニマル浜口ばんざい!
しかし頭からお尻まで、どんなシチュエーションでも、根性をフル活用するのは少し考えものです。根性に頼ってもいいのは、土壇場や最後の最後だけ。

・目標があっても、根性が足りない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

根性なんかなくても良い。ないなら、なくても取り組み続けられるように、仕組みを整えるべき。
根性に頼らないためには?
- ギャップモチベーションを使う
- 優先順位が高いものにだけ注力する
- アイデンティティと結びつける
- 習慣にする
根性で歯磨きをしている人はいない。本当に達成したい目標がある人は、いちいち根性を使って努力してるわけではない。
根性論は正しい、ただし条件付きで。根性論で片付けてしまうのは、思考停止に他なりません。


この記事のまとめ
- 根性がまるでない僕でも、仕組みを使って、人並み以上の成果を出しました
- 根性に頼らないために、自分のアイデンティティと紐づける
- 根性論が出てくるのは窮地に追い込まれた時だけ、通常時は根性には頼るべきではない
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,400万円達成
僕はとにかくヘタレな根性なし
勘の良い方なら察してくれたかもしれません。根性論なんか時代遅れだ、そう言っている僕、バキバキの根性なしです。
ヘタレ。ゆとり世代の残りカス。宛先に「根性なし様 御中」って年賀状に書いて、ポストに投函してください。僕の家に届くから。
思い返せば、なんとも根性に欠ける人生でした。僕の人生でガッツが溢れた瞬間は果たしてあったのか。

- 中学校の部活は途中で退部
中学3年生になったタイミングで辞める - 高校の部活も途中で退部
高校2年生になったタイミングで辞める - 新入社員時代に、徹底して飲み会に行かない
体育会系の会社の先輩と話すと疲れるから行かなかった - バイト、仕事、部活、サークル、全てサボりがち
とにかく人の目がないと、怠けまくる
中学校と高校の部活は、全く別のスポーツ。中学校は個人競技、高校は団体競技。そんでどっちも途中で辞める。
別に強豪校でもなんでもない。県大会なんかいっつも一回戦負け。それなのにレギュラーになれない。挙句の果てに、途中で辞める。これをヘタレと言わずして、なんと表現するのか。

とにかく僕は嫌なことがあったらすぐにドロップアウトしてた。というか、今もしてる。
自分に向いていないことがあればすぐに辞める。「欠点を直して、大成した人はいないし」ってそれらしい言い訳をいつもしてる。
- スケボー
- カメラ
- DJ
- ギター
ここらへんは趣味にしようとして、道具も買ったけど長続きせずに辞めた。趣味にしようとして始めたものが、趣味になることはない。これだけは学べた。
偏見で恐縮なんですが、現代社会で一番ガッツがある人は、きっとリボ払いしている人。めちゃくちゃガッツある。根性の座り方、これハンパない。
リボ払いしてる人の爪の垢をもらって、煎じてジョッキで一気飲みしたい。来世は根性ブリブリな人に生まれたい。神様お願い。
根性がなくても、成果を上げれた秘密
僕はとにかく根性なし。少なくとも、部活動を引退まで続けた人よりは、確実にヘタレ。きっとあなたの方が、僕よりも数段上。
しかし人生は不思議なもの。なんだかんだ僕は人生で成果も上げてきました。根性がなくても、人に誇れる実績が作れた。
- 国公立理系を卒業
現役と浪人生の2年間勉強漬け - 20代で貯金額1,400万円達成
一浪一留したので、約6年間で達成 - 就活で5社から内定
辞退した会社も多かったので、もっといってたかも - キャリアアップの転職に成功
複数社に内定をもらい、年収は100万円UP - ブログを4年以上継続
文庫本にして約12冊分も書いてる
自画自賛かもしれないけど、意外と頑張った。しかも部活を途中で辞める精神性の奴からしたら、破格とも言える活躍っぷり。
ふと考えてみる。なぜ成果を出せたのか。根性偏差値は確実に50を下回っているのに。

そう、きっとそうに違いない。なんたって頼るべきほどの根性は、もともと自分の中にないのだから。
改めて考える。僕はなぜ気合も根性もないのに、成果を上げられたのか。長続きもしないし、すぐに見切りもつけるくせに。
心理療法やNLP、認知心理学、脳科学もマスターしている日本トップクラスの経営コンサルタントである星渉さん。その著書である「神モチベーション」。
これを読んで、疑問が解けました。人がモチベーションを起こすには、ギャップが重要なんだそうです。
根性をエネルギーにして行動しない。ギャップによるモチベーションを使う。こちらの方が合理的。

例えば寝坊しちゃったとします。家を慌てて出て、駅に向かう。電車に乗り遅れたら、確実に遅刻する。
家から駅まで歩いて10分、しかし電車は4分後に出発する。




遅刻しそうな今、遅刻せずに会社に着いてる理想像。この間のギャップを埋めるために行動してるわけです。根性が入り込む余地なし。
僕の人生も知らず知らずのうちに、このギャップモチベーションを使っていました。
一浪一留の現実。内定をもらって、ちゃんとした会社に就職してるって理想像。このギャップを埋めるために、準備し就活に臨み、内定をもらった。まさにギャップによる力。

ヘタレが生きていくためには工夫する

って思った方もいるはず。

これが僕からの提案。根性がないなら仕方がない。根性に頼らずに生きていけるようにするしかない。
根性に頼らないためには?
- 優先順位が高いものにだけ注力する
- アイデンティティと結びつける
- 習慣にする


優先順位が高いものだけに注力する
根性があろうがなかろうが、行動できればそれでOK。根性が皆無でも、成果を上げてさえいれば周りは頷くしかない。
めちゃくちゃヘタレな新入社員でも、休まず会社に行って、ノルマをこなしていれば、「根性がない」ってキレられることはおそらくない。
ここは意外と重要で、根性のあるなしより、行動をしたかどうか、もっと言えば成果を上げたかどうかの方に重きを置くべき。
ではどうやって、根性がなくても、行動を起こすのか。考えてみてください、どんなことであれば行動しますか?

中学校の時に部活は途中でやめた。高校の時も途中でやめた。しかし高校受験は成功し、偏差値72の高校に進学。大学受験も一浪するものの、国公立の理系に進学。ちょっと矛盾している気もする。
これは僕の中の優先順位の決め方によるところが大きい。スポーツで一生食っていくつもりは毛頭なく、健康な体づくりや仲の良い人間関係がほしくて、部活をしていました。
中学生活や高校生活の中での優先順位が明確に決まっていて、勉強はそれなりに上だったけど、部活は下に位置してた。だからこんな意思決定が生まれたんですね。

できれば1位〜5位まで決められるとベスト。ここで1位と自分で決めたものであれば、そこまで根性に頼らなくても取り組める。
ちなみに僕の中の優先順位はこんな感じ。1位〜5位まで。仕事の優先順位はそこまで高くないのはご愛嬌。
- 刺激的な人生経験
- お金
- ブログ
- 趣味やライフスタイル
- 仕事
優先順位が低いもの、してもしなくても関係のないもの。これに挑むには、根性が必要。だったら最初からしない前提にしておく。
優先順位が高いものは必要性を感じているので、根性がなくても取り組める可能性が高い。だったらこちらに時間を割いていくべき。
アイデンティティと結びつける
根性がなくても挑める。この心境になるには、どんなマインドが必要でしょうか?

例えば芸術家の草間彌生。家庭環境に悩んで、幻聴や幻視にとらわれ、追いつめられていた若い頃。
両親からの虐待や精神病に苦しめられる中で、感じたものを昇華するために、水玉模様のデザインを生み出します。
多くの芸術作品を作っていますが、おそらく根性には頼っていないはず。作品を作ることが、自分のアイデンティティになっていたと思うんです。
スポーツでも、筋トレでも、仕事でも、創作活動でも、なんでもいい。自分のアイデンティティと結びつけてみましょう。
「おれはスポーツでは輝かないけど、勉強はめちゃくちゃできるんだ、これが自分だ」、こう思えると勉強するのに根性は必要なくなる。


自分がすべきことを、自分のアイデンティティにする。その行動をとることを、自分らしさとしてしまう。この領域に辿り着けば、根性がなくても、勝手に回り出す。
ブログを開設して、4年半経った。書いた文字数は、約120万文字。毎日2,000〜3,000字を書いてる。しかし根性には頼っていない。書くことで自分が自分らしくあれる。そう確信しているから。
習慣にする
結局、これ。やっぱりこれしかない。

歯磨きも、食事も、入浴も、やる気はいらない。毎日やっているから、今日もしますね、マジでこれだけ。
人がとある行動をして、それが習慣になるまで21日かかるそう。最難関が最初の3週間、ここが終わればあとは軌道に乗る。
習慣にしてしまうと、根性も意志の力もいらない。機械的に、自動的に、僕らは行動してしまうから。

って思ったそこのあなた!

歯磨きをする間に、オーディオブックを聴く。食事している間に本を読む、行儀は良くないけど。家に帰ってスーツを脱ぐ、この時にランニングウェアに着替えて走るなど。
毎日当たり前のようにしている習慣を、ちょっとだけ拡充させるイメージ。0から習慣を作るのはハードルが高い。だったらすでに1ある習慣を2にしようって発想。


根性論には極力逃げない!
人生で一か八かの勝負に出る。その勝負をなんとか切り抜けた。普通なら「やった!上手いこといった!」ってなるでしょう。
しかしそうじゃない。一か八かの勝負をしないといけない時点で、すでに相当追い込まれてる。
その勝負をするって選択肢しかない状態なら、上手いこといってるわけがない。なんとか勝てて良かったってだけ。
これと同じで、根性論を出した時点で、すでに相当追い込まれてる。根性論が出てくるのは、総じてギリギリの時なのだから。
締切がもう明日に迫ってる。夏休みの宿題が終わってない。明らかに終わらない量の仕事が残っている。根性論が出てくるのはこんな時。
納期に余裕がある時に、根性論を出してくる人はいない。根性論を出して、行動するってのは、すでに首が回らなくなってることに他なりません。
根性がある方がいいのか、ない方がいいのか。そんなんある方がいいに決まってる。分かりきってることを聞くんじゃねぇ。
じゃあ根性は使った方がいいのか、使わない方がいいのか。


根性があるやつが最後に勝つ。これは分かる、否定はできません。しかし条件付き。根性があるやつが、最後の最後で根性を振り絞ったから、最後に勝った。
大人は知恵と経験がある。だから仕組みでカバーする。いちいち根性ATMから、根性残高を引き出して行動できないのは、あんまり賢くない。
人間が窮地に陥って、行き着く先は根性論。間違いない。だけど窮地に陥るまでは、根性論は出すべきじゃない。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 根性がまるでない僕でも、仕組みを使って、人並み以上の成果を出しました
- 根性に頼らないために、自分のアイデンティティと紐づける
- 根性論が出てくるのは窮地に追い込まれた時だけ、通常時は根性には頼るべきではない
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!