30歳を越えて思うこと。人生の節目は、意外と、というか案の定、20代である。
結婚や育児などのプライベートも、仕事のキャリアも、生涯楽しむ趣味も、資産形成も、20代の種まき次第。

・20代をムダに過ごしたくない
という人にむけて書きました。

もちろんいくつになっても、遅いなんてことはありません。いつでもチャレンジできます。
しかしチャレンジの費用対効果が最も高くなるのは、やはり若い時。それもアラサー。
人がお金を使い、そのリターンを得るのに最も適した年齢。それは26〜34歳とも言われています。
④解決できる理由と根拠
アラサーで人生の方向性が決まる
いつからでも人生は間に合うけれど
まず大前提として、人生はいつからでやり直しはできる。自分に言い聞かせている部分もある。
「人生100年時代」なんだから、20代で準備できなければ一生無理となると流石に辛すぎる。まずはここをちゃんと覚えておきたい。
カーネル・サンダースは、何度も破産して、74歳の時にKFCを設立。アンパンマンのアニメが放送されたのは、作者のやなせたかしが69歳の時。
平均寿命が今よりも短い昔にこんな人たちがいたんだから、今後もっと出てくるはず。
何かを始める際に、「もう若くないから」とか、「今から始めるには遅いから」と年齢を言い訳にするのだけはやめておきたいところ。
20代で方向性を決めると、人生がスムーズになる
ただ今の前提を踏まえても、やはりスタートダッシュは早いに越したことはない。その節目が20代だと思う。
アラサーの時点で、人生の土台を築いておくと後がスムーズ。
ゴルフでショットを打つ。その際に足が向いている方向が少しズレているだけで、狙っている着地点からは大きく離れてしまうらしい。
おそらく人生も同じ。最初に方向性を定めておけば、後々に大きな差になる。ちなみにゴルフはほぼしたことない。完全に受け売り。
- 仕事、キャリア
- 資産形成
- 結婚、出産
- 趣味
上記の要素は20代のうちの仕込みで、かなりその後の進捗具合が変わる。
人間というか生物にとって、時間というのは敵である。時間の前に生物はあまりに無力。ただ老いるだけ。
あくまでアンチエイジング。若返ることはなく、老いに抗うだけ。そんな残酷で意地悪な時間も、一度味方にしたら超強力。
アラサーの時点で人生の方向性を決めておくと、時間は僕らの心強い味方になってくれる。
仕事・キャリアに関して
ポテンシャル採用はどんどん減ってくる
今後の伸び代で見てくれるのは、新卒採用時だけ
一浪一留して、大手だけどブラックな会社へ、新卒で入社。メンタル休職する人は多く、あまつさえ命も落とす人がいるという会社で新入社員時代を過ごす。
そこから一念発起して転職。運良くキャリアアップし、今の会社で働き早くも数年が経つ。そんな今日この頃。
僕自身はアラサーのタイミングで転職をした。ここ最近に転職した友人も多い。
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痛切に感じる。日本企業において、新卒は基本的にポテンシャル採用。「何かができる」というよりも、「今後何かができそう」という期待値で採用する。
今後の可能性やポテンシャルに賭けている。それもそうで実際に会社で働いたことないんだから、見込みでしか判断できない。
しかし一度新卒で就職して、数年も経つと話は変わってくる。「今後何かができそう」の比率は減り、「何をしてきたか」が重視されるようになる。
最初の3〜5年で、その後の仕事人生の方向性が決まる
65歳まで働くとなると、仕事人生は40年以上ある。でも最初の3〜5年で、自分のキャリアの方向性は固まってしまうことが多い。
新卒の新入社員で営業配属で5年過ごす。そこからSEに転職ってなかなか難しい。企業からしても、5年間SEをしてきた人材を採りたい。
30歳を越えると、本格的に未経験の門は閉ざされていく。例えばもし、ゆくゆくは「経理」の仕事がしたいとする。
そうなると早めに第二新卒などで、「経理」の求人を出している企業を受けた方が良い。もしくは今の会社で、「経理」を担当している部署に異動希望を出した方が良い。

副業をするなら早めに
副業は長く続けるのが絶対的な正義

こう思っている人は、アラサーのうちにトライしてみるのがオススメ。

副業で稼げるかどうかは、正直運によるところが大きい。僕はぶっちゃけ稼げていない。収益は数年前がピークだった。泣きそう。
しかし現代において、細くても良いから副業は長く続けるのが、絶対的に正しいと思う。もちろんすぐに始めて売れたら良いけど、そんなムシの良い話はない。
会社に就職したら、最初の月から初任給20万円前後がもらえる。この感覚に慣れてしまうと、バイトとか時間給労働以外の副業なぞまずできない。
だって儲からないから。僕がブログを開始して、初めての利益が出たのは、なんと半年後。しかも60円とかだった。
副業を継続するだけでもハードルが高い
副業で稼ぐのは難しい。というか稼げなかったとしても、そもそも副業を続けるのすら難しい。
- 副業は最初の半年〜1年間は、利益を期待しない方が良い
- 稼げるスキルが身につくのは、数年続けてから
- 手応えがなくて、大半の人が辞めてしまう
ここらへんが副業のツラい現実。ブログは2年続ける人は全体の1割。3年も継続する人は、全体のたった3%。


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副業を続けるには、気力と体力がいる。そして何よりもメンタルが重要になる。
どれだけやっても伸びない。全く前に進んでいる感じがしない。この暗黒のトンネルを抜けないといけない。
修行期間が3年だとすると、25歳〜28歳の3年間と、35〜38歳の3年間は、別物になってくる。
30代後半で、家族もできた。周りの同期も、課長に昇進しだした。そんな中、手応えのない副業を継続するのって、おそらく心が折れるはず。
しかし25歳でスタートして、細々でも良いから、35歳まで続けていたとする。たとえ稼げなかったとしても、何かしらのスキルは身についているはず。
手前味噌なんだけど、ブログを始めてからライティングスキルがめちゃくちゃ伸びた。
長い文章も難なく書けるようになった。ブロガーとしての自我に目覚め、スキルを持参致し申し候、略して自画自賛。そんな感じ。
ブログだけじゃない。YouTubeでも良い、動画編集スキルが身につく。お金を生み出すには、スキルがいる。そしてそのスキルは、継続しないと身につかない。
じゃあどうするの?早くから始めるしかない。気力もあるし、人生経験も積んできた、アラサーで始めるのがちょうど良い。
お金・資産形成に関して
資産形成は早くから取り組むべき
攻めの資産形成こそ、人生を楽にする
クイズ。資本主義社会で一番大事なものってなんだ?
はい、資本。お金。銭。マネー。日本銀行券、でも外貨も好き。だって言うてもうてるやん、「資本」主義って。
地球は広い。しかしこの広い地球で生きていくには金がいる。かと言って、宇宙に逃げるにも、もっと莫大なお金がいる。
お金とは一生付き合っていかないといけない。だからこそ攻めの姿勢でいたい。
僕の人生経験上、「守り」でいると人生はプレッシャーでしかない。「生活費を捻出しなきゃ」とか、「生きていくのにお金がいる」というメンタリティで、資産形成するのはツラい。おもんない。
それよりも、余裕をもって資産形成を始めると、人生は気楽に過ごせる。「攻めの資産形成」を打ち出したい。今諦めたらジ・エンド、攻めの一手で向かう次の次元。
必要に迫られてからお金を貯めるのではなく、余裕のあるうちからお金を貯めておく。そのためにはスタートダッシュは早く切るに越したことはない。
まずはアラサーで元手を作る
日本のサラリーマンは基本的には、年々給料は上がっていく。だからこそアラサーの時点での年収は、人生で見るとまだまだ収入は低い時期。
しかしここでしっかりと準備をしておきたい。ここでの仕込みがモノを言う。

分かる。でもそう言う人は、多分収入が上がっても、貯金はしない。

分かる。ただ逆に聞きたい。そこまでお金の必要な自己投資ってなにがあるのか?旅行や美容代とかは確かにお金がかかる。でもそれくらい。
自分が学びたいことは、書籍や動画で学べる。有料セミナーに行かなくても良い、「爆速で稼げる、サルでも分かる、デラックスFX講座」とか行かんでもOK。資産を切り崩す、テイのいい言い訳を探したらダメ。
スポーツだってそう。上手い人は子供の頃から、ずっとそのスポーツに触れている。
「子供の体の状態では、満足にプレーできないから」とか、「もっと体が仕上がってから」とか、言ってる人は一流にはなれない。
しかしお金に関しては、逆のことをしている。「収入が低いうちは、満足に資産形成できないから」とか、「もっと収入が上がってから」って発想になってる。
アラサーのうちにお金を貯めておく。資産形成に関して、正しいフォームを仕上げておく。
時間を味方につける
FIREするには、じっくり時間をかけるしかない
僕はもともと夢のない少年だった。人生で達成したい目標がなかった。第一志望の大学に合格したいとか、就活で大企業に入りたいとか、短期的な目標のみ。
しかし僕には夢がある。というか夢ができた。

要するにさっさと資産形成して、働かなくて生きていける状態にしたい。悲しいかな、人生で初めてできた長期目標は、あまりにも消極的なものだった。
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資産形成には、ひとつの真実がある。早めにお金を作り、時間をかけて運用する。色々本を読んだけど、結局はこれに尽きる。

いやいや、待ってほしい。たぶんあなたはムーディ勝山よろしく、右から左に流そうとしているだろう。
ダメよダメダメ。流すな、真ん中でとどめてほしい。僕はあなたのど真ん中、正中線に三段突きで打ち込みたい。
アメリカの株式市場はだいたい年間7%くらいの利益率で成長してる。この前提で年7%で運用したとする。

- 10年で約2倍
- 20年で約4倍
- 30年で約8倍
- 40年で約16倍
- 50年で約32倍
ヤバいよね。バビるよね。30歳時点で、1,000万円作るやん。それを60歳まで運用し続けるやん。8,000万やで。
時間を敵にするか、味方にするか
生物にとって、一番残酷な存在は、時間だと思う。どれだけ血気盛んな生命体でも、徐々に老いてくる。
あれだけ美しかった花も、時間が経つにつれて確実に劣化する。時間は僕らにとってあまりにも強大すぎる敵なのだ。
劣化に抗うだけ精一杯。ベンジャミン・バトン的なことは絶対に起こらない。
しかしマンガであるよね。めっちゃ強かったあのキャラが、味方になってくれたみたいな展開。ベジータが味方に、イタチって実は、みたいなアガるやつ。
そう時間もそうなのだ。僕らの味方になってくれる。それが資産形成。ここの分野では、時間は圧倒的な強キャラ。
アラサーで元手を作る。そこまで多額でなくてもいい。投資してじっくり時間をかけることで、大きな財産になっている。


資産形成を早めに開始して損することはなにもない。人生のマイナスを避けられる。選択肢が増える。
お金があるからって、幸せを購入できるとは限らない。しかしお金があることで、避けられる不幸は必ずある。プラスを増やせるかは自分次第、マイナスを減らせるかはお金次第。
プライベートに関して
結婚・育児は20代での準備が大事
アラサーで大きく方向性が決まるひとつが、家庭を持つということ。
特に田舎では顕著だけど、アラサーで多くの人が結婚する。そして子供を産み、家族になる。
もし結婚願望があるなら、アラサーで準備をしておかないといけない。いきなり良い人は見つからない。
結婚市場で良い人は先に決まっていく。もし「人生で絶対に一回は結婚したい」って思ってるなら、早いうちにパートナーを探した方が良い。
もしパートナーがいるなら、その相手が自分にとって、意義のある人物か見定めるべき。Yesなら良好な関係を築けるように努力する。
Noならさっさとリリースするべき。以上。ごめん、ここはあんまり書くことない。熱量がそこまでない。


そう、僕みたいなタイプもいる。「人生でしないことを決めるのが大事」って、スティーブ・ジョブズも言ってた。
僕は結婚しない、したくない。子供も好きじゃない、というか嫌い。だから絶対に育児はしない、したくない。だったらネコ飼いたい。
生涯楽しめる趣味を見つける
アラサーのうちに、人生をかけて楽しめる趣味に出会っておきたい。なぜなら好奇心がまだ消えてないから。
人は歳をとると、好奇心は萎んでいく。考えてみてほしいけど、10代の頃にあったこだわりって、徐々に消えてきているはず。
「雨の湿気で前髪ぐちゃぐちゃ、○にたい」って、高校生の朝に感じたやん。あれってここ一年で一回でも感じたことある?なくない?
歳をとると、徐々におおらかになる。悪く言えば、感性が鈍ってくる。だからアラサーのうちに、楽しそうなことには取り組み始めておくべき。
人生は長い。そして資産形成が上手くいって、早期退職をバチ決めなんかできてしまったら、無限に時間が生まれる。
ここで時間を有意義に過ごせるかは、アラサーでの努力にかかってくる。今のうちに生涯を通して遊べるフィールドを見つけておくべき。
- スポーツ
ランニングや筋トレなど自分のペースでできるものがオススメ - 読書
どれだけ読んでも極めきれない無限の世界 - 映画
カルチャーの総合格闘技 - ブログ
良い文章を書くことは、良い人生に通ず - 小説執筆
実は1万字の短編書いて、文学賞に応募したことがあります
ここらへんは個人的なおすすめ。共通するのは、お金がかからないってこと。


まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生で働く期間はめちゃくちゃ長いけど、方向性はアラサーで固まってしまう
- 資産形成はアラサーで開始して、時間を味方につける
- 人生を通じて楽しめる趣味は、好奇心が残っているアラサーのうちに見つける
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!