仕事に行きたくなくて、思わずググってしまった。そんな人を、とにかく肯定したい。これが僕の偽らざる思いです。
・なぜこんなにも働かないといけないのか分からない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
仕事が本当に嫌なら転職したら良い。仕事に私生活全てを捧げる必要はない。仕事を自分のアイデンティティにしなくても良い。
仕事をしなさすぎて、会社の人間関係が上手くいかないと、日々の満足度に影響が出る。だから最低限は仕事をする。しかし自分を捧げる必要はない。
あなたの仕事にそこまで価値はない。別にディスってるわけじゃないです、同じように僕の仕事にもそこまで価値はないから。
仕事の生贄になっている現代人
体に不調があることがデフォルトになってる
サラリーマンはすべからく会社の奴隷。時間もエネルギーも搾取されている。というか人生そのものを奪われている。
これはなにも大袈裟に書いているわけではありません。仕事をしていて、生活習慣が乱れる。付き合いで飲酒の量も増える。
健康診断でCとかD判定が出る。それでも笑い話として済ませている人も多い。体に不調があることがデフォルトとすら思っている。
また睡眠時間を削って働いている人があまりにも多い。「睡眠こそ最強の解決策である」という本には、
と書かれている。
仕事は神格化されすぎている
科学的にも証明されていますが、人の幸福は健康の上に成り立つ。しかしその基盤である健康を奪われているのが、僕らサラリーマン。
その他にも、仕事のせいで、家族や身近な人間関係を犠牲にしている場合もある。そこまで必要性のある重要な仕事をしているかなんて関係ない。ただ仕事をしている。
「仕事」という概念はあまりにも神格化されすぎた。キリスト教の教えでは、労働というのは本来罰だったらしい。しかし今は神のレベルにまで昇格してる。
盲目的に生きているだけ
藤子不二雄の短編に学ぶ
藤子・F・不二雄の短編「大予言」 。予言者として有名なノストルタンマは、師匠である田呂都のもとを訪れる。
タロット占いの名手だった田呂都は、何か恐ろしい未来を予知したらしく、恐怖からノイローゼ状態になっていた。
ノストルタンマは、田呂都が何を予知したのか聞き出そうとするが、田呂都は話をすることを拒む。こんなあらすじ。
この話のオチとしては、自分たちの滅亡を予言され、有効な対策もないのに騒ぎもせず、わめこうともしない。平気な顔をしている世界人類が怖いと田呂都が語るというもの。
- エネルギー危機
- 環境汚染
- 直下型地震
- 人口爆発
- 核保有
などなど。これを聞いて正直「今さら?」ってなってしまう。しかしそこを「自分達の滅亡を予言されて、平気な顔をしていられるのが怖い」と指摘される。
最後に田呂都先生は孫を抱きかかえ、「もう君に予知してあげる未来もないんだよ」と悲しそうに呟く。こういう話。
サラリーマンは痛覚が麻痺している
僕はこんなノリ。ロクに眠らず、健康的でもなく、親しい人との時間も割いてまで、仕事に取り組む。人生が充実しなくなるのが分かっているのに、それでも平気な顔をしているのが怖い。
多くのサラリーマンは、自分で自分の人生を冒涜してる。僕はこないだ30歳になりました。20代を振り返って、「もっと仕事をしておけば良かった」とは、ほとんど思わない。
仕事じゃないことしか、頭には浮かんでこない。確かに仕事は重要です。しかし目的ではない、あくまで手段。
この現代社会で、生きていくためにはお金がかかる。そのお金を稼ぐための、あくまで合理的な手段に過ぎません。
こちらもCHECK
仕事したくない人に向けて。まずは「給料分」さえ働けば問題なし。仕事が自分のアイデンティティになっていなくても構わない。
続きを見る
僕らの仕事に価値はない
人間は誰しも替わりが効く
仕事をするために生きているのではない。仕事を自分のアイデンティティにする必要はない。したいのであれば別。無理にはしなくていい。
結局のところ、たかが仕事。暴論ではありますが、あなたの仕事に価値はありません。同時に僕の仕事にも価値はありません。
僕らの仕事がなくなっても、誰かが代わりにする。もしくは無かったら無かったで、ちゃんと会社は回る。
総理大臣も大統領も、替えが効く。スティーブ・ジョブズがいなくなっても、Appleはグイグイ成長した。僕らがいなくなっても、会社は何も変わらない。
価値がある仕事をしていても、僕らがいなくなったら、代わりに誰かがする。もしくはなくなってもいい仕事で、誰も後任にならないかも。
仕事は人生の優先順位の何番目ですか?
僕らがまずすべきなのは、人生の優先順位を考えること。自分は日々の生活で何を重要視しているのか。
僕は睡眠時間を確保し、健康を維持したい。趣味である映画も観たいし、本も読みたい。親しい人との時間も大事にしたい。
仕事は大事だけど、人生の全てじゃない。生活費や、今後の人生の不安を軽くするためのお金を、稼ぎたい。そのための手段。人生の目的じゃない。
僕にとって、仕事は自分のアイデンティティじゃない。だから人生は捧げたくない。人生というとスパンが長いから、一日で考えると、必要以上の時間を仕事に割きたくないということになる。
どうでしょうか?仕事でも周りの人が遅くまで働いているので、なんとなく自分も遅くまで働いているなんてことはないでしょうか?
失った日々は帰ってきません。もちろん仕事を通じて成長するのも大事ですが、生活の中のバランスを取ることも重要です。
仕事に人生を食い潰されないために
仕事を頑張ると褒められるが、安きに流れるな
仕事に四六時中取り組んでいると、僕らは褒められる。というか社会的に褒められる。
遅くまで会社に残って働いていると、みんなが肯定してくれる。「よく頑張ってるな」なんて言われる。
これが独身になると特にそう。家に帰っても家族はいないし、子供もいない。生活の中で、批判してくる人は誰もいない。
しかしそれで良いのでしょうか?「一生懸命に働くな」と言いたいわけじゃありません。
仕事にだけ取り組む、後にはきっと何かは残る。実績や肩書きは残る。しかし残るものの範囲は、かなり限定的。
体に良いからって、毎日同じ食材だけを食べ続けている感じ。バランスは良くない。他の栄養素は全くないし。
人生で本当にしたいことは何なのかを考える
仕事に邁進すれば褒めてくれる。逆に会社で周りが残業をしている中で、一足先に帰ると白い目で見られる。
かたや仕事以外の活動において、基本的には誰も褒めてくれない。趣味を楽しんでも、興味のあることを副業にしてみても、誰も肯定はしてくれない。
仕事が好きで好きで仕方がない人は、仕事し続けるのが良い。好きなことに熱中するのは、人生の幸福度を上げる。
しかしそうでないなら、仕事の時間は多少はセーブする。そしてその他の活動にも時間を使うべき。
誰も責任をとってくれない。「そこまで好きでもない仕事をし過ぎて、他のことは何も経験できなかった」ってなっても後の祭り。
ってゴンみたいなテンション。
会社の仕事というのは、誰かが作ってくれたステージ。そこに立ち続けているだけ。立っているだけスポットライトが当たる。肯定してくれる。
しかしそのステージ内外も含めて人生。肯定してくれる場所が居心地がいいからって、離れられないと、いつか人生を食い潰されるかもしれません。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 健康を失ってまで、働き続けるサラリーマンは、実はかなりおかしい種族
- 大半の仕事に価値はない、人生の優先順位を今一度考え直そう
- 仕事をしていれば肯定される、仕事以外のことに時間を使う勇気を持とう
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!