将来に不安を感じている人、これから自分がどうなるか分からず怯えている人、心配する必要はありません。
将来のことは誰にも予測することはできないからです。精度の高い未来予知なんて、人類には無理。人生は思い通りにならない。思いもよらない方向へ進んでいく。

・これから先を考えると怖い
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

未来は誰にも分からない。あまりにも長期にわたる見通しは、ほとんどの確率で当たらない。だから自分がコントロールできる範囲にだけ集中する。
そのためにすべきことは以下の3つ。
- 興味のあることを追求する
- 健康を維持する
- お金と時間の余裕を持つ
テクノロジーも変化する。色々な人との出会いもあるかもしれません。その際に、チャンスが目の前に現れるかも。
いつでもチャンスを掴めるように、日頃から余力を持っておくべき。未来は不確実、いつ動くべきか予想もつきません。いつでも動けるようにしておきましょう。
この記事のまとめ
- 過去の起きた出来事をそれっぽく説明できてしまうから、未来予測できる気がしてるだけ
- 未来は予測できないと心得る、悪い状況も永遠には続かない
- 目的のない貯金によって、未来に対する柔軟性を高めることができる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
人生、一寸先は闇である
人生でもそう。経済でもそう。世の中でもそう。一寸先は闇。とにかく先を読むことはできません。
今ある情報で未来予測をしても、絶対に上手くいかない。計画を立てるのも大事ですが、思い通りに進まないことばかり。


そもそも僕らが先を読めることなんて限られています。おそらくこの2パターンのみ。
- 完全に自分でコントロールできる場合
- 全く同じ条件で繰り返される場合
自分で毎日素振りを100回すると決める。すると10年後には、素振りは365,000回している、サボらなければ。これは自分でコントロールできる。
全く同じ材料を集めて、全く同じレシピで料理する。すると同じ料理ができる。当たり前のこと言ってますが。
ただ株価とか、競馬とか、全く同じ条件で繰り返されない場合は、完全な予測は不可能。1時間後の近い未来とかでも、無理なんだから、10年後なんて無理に決まってる。
僕は大学受験で第一志望の大学に、現役・浪人の頃に、2回チャレンジしてどちらも不合格。予想問題も解いたし、過去問も何年ぶんも解いた。しかし、

という部分もあったと思う。もちろん予想していた範囲が出てもいたけど。
情報が揃いまくっている入試においても、どこが今年出題されるかは完全に当てることはできない。大前提として、僕らは未来に対してあまりに無力なんですね。
僕らは未来予測ができると思い込んでいる
それにもかかわらず、僕らは心のどこかで未来は予測できるものだと思い込んでる。
心理学者にしてノーベル経済学賞受賞のダニエル・カーネマンの歴史的名著「ファスト&スロー」。ちなみに一時期東大の書店で最も売れた本だそうです。
この本にも未来予測の難しさが書かれていました。
カリフォルニア大学バークレー校金融工学教授のテリー・オーディンは、ある証券会社の個人客10,000人について、7年分の取引記録を調べあげました。
個人客がその会社を通じて行った取引は、なんとおよそ163,000件。この豊富な情報量をもとにオーディンは個人投資家がある銘柄を売ったお金で、別の銘柄を買ったケースを抽出して分析しました。
こういった取引をしている人は、「自分が買う銘柄は、売る銘柄よりも値上がりするはずだ」と考えているわけです。
投資家の確信は果たして正しかったのか?売った株、その代わりに買った株、の値動きを売買時点から1年をとって追跡調査しました。
結果は明らかに悪いものでした。平均すると売った銘柄は、買った銘柄よりも値上がりしていたんです。しかも売らずにそのまま持っていたら、手数料もかからない。

また投資アドバイザーの投資成績と、アドバイザー歴(アドバイザースキル)に相関関係があるかも調査。結果としては、相関係数の平均は0.01、ほぼゼロ。
成績とスキルに相関性はどこにも見当たらなかった、アドバイザーの仕事は高度なスキルを要するというよりも、ほぼギャンブル。やっていることはパチンコに近かったりする。
僕らは過去について後から辻褄のあった解釈をする。それを信じこむ傾向もある。そのせいで予測能力には限界があるとは認められない。


あらゆることは、後知恵で見れば意味付けができる。だから金融評論家は、毎晩その日の出来事について説得力のある説明を披露できる。
「今日を後知恵で説明がつくなら、昨日に予測できたはずだ」という直感をどうしても拭い去ることができない。過去を分かってるという錯覚が、未来を予測できるなんて過剰な自信を生んでいる。
そもそも世界は予測不能、予測エラーは避けられない。強い自信がいくらあっても、予測精度には関係ない。
- 短期的な動向予測
- 過去の行動や成績が分かっているなら、それと全く同じ条件下での行動や成績の予測
おそらくこの2つはまだ可能。しかしそれ以上は期待できない。
複雑な条件が絡み合っているものや、今までとは違う環境下での未来予測というのは限りなく不可能。
未来は予測できないと心得る
僕らが今している仕事、計画、資産運用、とにかく全てにおいて、確実なものはありません。
未来を予測することはできない、だからリスクヘッジをしておくべき。ひとつのものに全振りしない。
例えば起業を考えているなら、まずは会社員の副業としてやってみる。会社員も起業も絶対に安泰ではないけど、片方に振るよりは安心。
投資でよく言われる「卵はひとつのカゴに盛るな」ってやつ。偏っているのは結構リスキー。
起業家でも経営者でも芸能人でも、極端にひとつのことに全振りして上手くいった人は目に付く。しかしその裏には、失敗した人が数多くいることを忘れてはいけません。

これもまた真実。未来がどうなるかも分からない。「今が最悪だ・・・」という状況でも、一生続くわけではない。
僕も新卒で入った会社の最初の部署の上司・同僚が嫌いで仕方なかった。「一生この状態なのかな・・・」なんて思ったけど、全くそんなことはなかった。なんならその数年後に転職するし。
未来は予測できないんだから、ずっと続くものなんてない。自分が変わる、周りの人が変わる、環境が変わる、社会のルールが変わる、などなにかの弾みで状況は好転するかもしれません。
自分のリソースに余裕を持しておく
予測できない未来のために、今の僕らができること。それは余裕を持っておくこと。
- 健康を維持する
- 興味のあることを追求する
- お金と時間の余裕を持つ
健康を維持する
そもそも健康でないことで、人生が好転することはない。自分のコンディションが整っていることが、悪く働くことはない。
とにかく健康であることは必須要件。睡眠、運動、食事に気を使う。特に一番大事なのが睡眠。


今から、今日の夜から、睡眠時間は7〜8時間確保しましょう。悪いこと言わないから、とにかく眠りましょう。


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興味のあることを追求する
僕が好きな本「Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代」。「ダークホース(型破りな成功をした人)」たちに共通する要素を、ハーバードの研究チームが調査したというもの。

自分の興味があること、自分に適性があるものに全力で取り組む。このステップが非常に大事。
全く違う分野でいきなり成果を上げるダークホースの人は、当初から意図していたわけではありませんでした。
「自分のゴール」や「明確な目標」なんてない。ただ充実感を得るために行動する。その結果として、全く違う分野で花開いただけ。

とも書かれています。多くの人にとって、モチベーションが湧くのは、興味があるものに取り組む時。
別にお金にならなくてもOK。それで生活できなくてもOK。もしかしたら予測できない未来の中で、大金を産むことになるかも。
興味のあることを追求し、充足感を感じていたら、気付いたら立派な役割についているかも。未来は先が読めない。今はムダだと思えても、将来は大成功につながるかもしれません。

お金と時間の余裕を持つ
最後はお金と時間の余裕を持つということ。これから先、急になにかの転機やチャンスが訪れるかもしれません。
「チャンスの女神は前髪しかない」とも言われるように、そうなった時にすぐにチャンスを掴める準備をしておく必要があります。
この準備とはなにか?きっとお金と時間でしょう。お金に余裕があり、一日の余暇の時間もある。こうなればチャンスを掴みやすい。

そのためにするべきことは、おそらくこの2つ。
- とにかく貯金をする
- スケジュールをギチギチに詰めすぎない
時間の余裕は日によって異なる。急な仕事や用事が入るかもしれない。だからこちらは少しコントロールしづらい。
しかしお金に関しては、比較的コントロールしやすい。人からお金をとられることってほぼない、犯罪になっちゃうし。
- FIRE(早期リタイア)を目指す人
- 投資で資産を築きたい人
- 不安のない老後を過ごしたい人
- お金に関して漠然と悩みを抱えている人
こういった全ての人にオススメの本「サイコロジー・オブ・マネー」。
この本の中でも、「目的のない貯金」が最大の価値を生むと述べられています。家を買う、車を買う、などの特定の目的がなくても、貯金はすべき。


僕も今は資産は1,500万円ほど。確かに安心感はある。お金がもたらす無形の恩恵は、お金を出して買える有形のモノから受ける恩恵よりも、はるかに大きい。
この本でも書かれていますが、予測できない未来で戦うために必要なスキル、それは柔軟性。柔よく剛を制す。
じゃあ、その柔軟性を高めるためにするべきことは?Yes、貯金。貯めるんだ、金を。

未来は予測できない。チャンスが来るかもしれないし、ピンチが来るかもしれない。でもどんな時にでも、貯金は味方になってくれる。資本主義ばんざい。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 過去の起きた出来事をそれっぽく説明できてしまうから、未来予測できる気がしてるだけ
- 未来は予測できないと心得る、悪い状況も永遠には続かない
- 目的のない貯金によって、未来に対する柔軟性を高めることができる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!