つい先日に教わったこと。自腹で勉強のために買った本。覚えたつもりで、頭から抜けていることって多くないですか?
「重要な知識だから、身につけたい!」と思っても、悲しいかな、人間はすぐに忘れてしまうもの。

・インプットしたものを、もっと定着させたい!
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

なにをしたら良いと思いますか?
アウトプットです。人に学んだことを教えるんです。昔からよく言われている方法ですが、効果はデカい。
特に聞く気のない友人に一方的に教えても、ウザがられるかも。それならばSNSやnoteで発信するのでも効果があります。
僕はブログを始めて5年目。月の収入なんて、微々たるもの。しかし僕の人生を大きく変えてくれました。

僕の人生を前向きに進めてくれる学び。この大半はブログを始めてから、吸収したもの。
人間の脳は、そもそも社会的にできていて、他の人と教え合うことでより理解できるような作りになっています。
人に教えることで、認知・注意力・動機の強力なプロセスが生み出されるのが、研究でも明らかになっています。
この記事のまとめ
- 人間の脳は社会的につながるようにできていて、教え合うことで理解を深めてきた
- ブログを始めてアウトプットを習慣化したら、インプットの定着率が高まった
- テストなどもなくなり、大人は学んだことをアウトプットする場がもともと少ない
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,300万円達成
人類は教え合うことで、成長してきた
ニューヨーク・タイムズをはじめとしたアメリカ各紙で絶賛された「脳の外で考える」。
脳で思考するのではなく、身体を使う。環境を変える。仲間と取り組む。
こうすることで、思考力や学力、記憶力、洞察力がアップすると科学的に証明してくれている一冊。

スタンフォード大学の物理学教授であるワイマン。2001年にノーベル賞も授与しています。ぱねぇ。
そんなワイマンは、研究室の大学院生に対して、効果のある学習法を発見しました。
従来の学生たちは、一列になって、静かに座って授業を受ける。まさしく学校の授業って感じ。
この授業をやめました。生徒を輪にして座らせます。そして難しい物理の問題を出題。
生徒同士に一緒に解くように促す。ワイマンはその議論を聞き、適宜フィードバックを行いました。
この取り組み方は、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれており、科学・技術・工学・数学分野の授業に取り入れる教授は近年増えています。

アクティブ・ラーニングで学ぶ学生は、教材を深く理解し、試験で高得点を取り、落第や中退の割合も低いことが調査によって示されています。
僕も大学の授業がアクティブ・ラーニングだったら、留年しなかったのかな。悔やまれる。

単独で思考している時でさえ、社会的な交流に基づいています。
言語学者や認知科学者の理論によると、僕たちが脳内で行っている思考もほぼ会話形式。一人でも会話をするように、思考してる。言われてみると、確かに。
人が社会的に交流している時、脳は単独で考えたり行動したりする時と、異なる神経処理に処理をしていると明らかになっています。
僕ら人間は知的なコンセプトを考えることが得意ではありませんが、人のことを考える人間の力は非常に優れているんです。

このように書かれており、数十万年前の考古学的記録からも、人同士で教えあっていた証拠も見つかってる。
世界中のありとあらゆる人類文化で、お互いに教え合っていたという記録が発見されています。
人類の営みにおいて、「人に教える」ってことはかなりのロングヒット商品。太古からの人気アクティビティ。
教えることで、学習は加速する
人間は他の人間から最もよく学ぶ生き物。驚くべきは、人は他者に教えることで、教える側の方がよく学ぶんです。
ある研究によれば、第一子は弟や妹と比べIQが平均で2.3ポイント高いことが分かりました。
栄養価の高さや、親による差別的な扱いといったいくつかの可能性を検証して排除しています。


そもそも教えるという行為は、果たしてなぜ教える側に、学びをもたらすのでしょうか?
それは教えるという行為が、非常に社会的だからなんです。
教える本人の思考法を変える効果があり、認知・注意力・動機の強力なプロセスを生み出します。
同様に他者との社会的な交流は、学習を強化する方向へ、私たちの生理的な状態を変化させます。
注意力が磨かれ、記憶力が強化され、緊張感が高まった状態になる。
しかし一人で勉強している際は、このような生理的な興奮を経験しません。そのため簡単に、飽きたり、注意力が散漫になったりしちゃうんです。

また人に教える過程でもさらなる学びが起こります。
学術的な内容などを説明する際、これまで自分の中で曖昧になっていた細かい部分をはっきりさせなければなりません。
自分の知識や理解が欠けている部分が明らかになります。適当に済ませてしまっていた部分が、浮き彫りになる。

オランダのユトレヒト大学の実験。
実験参加者が与えられた教材を勉強した後に、短いレッスン動画を作ります。教材や三角関数や、三段論法などについてです。
目の前に生徒はおらず、生徒と参加者のやり取りもありません。一方的にレッスン動画を作るだけ。
それでも動画で教えると行為により、参加者自身の学びが深まることが明らかになりました。



僕はアウトプットで人生が変わった!
僕はブログを始めて、早くも5年目。大袈裟な表現かもしれませんが、人生が変わった。

と思われた方。そんなことはない。ない。まるで、ない。
収益なんざ微々たるもの。雀の涙。もはや雀のヨダレくらい。
しかしブログを始めたことで、学習が加速した。始める前と後では、人としてのレベルが段違いに上がったと思う。
登録者400万人の中田敦彦のYouTubeチャンネル。読んだ本の要約をしてくれている有名なチャンネルです。
とある動画で、「YouTubeを始めて、収益以外でも人生が変わりました」と言っていました。スゴい分かる。
日々学んだことや、自分が普段考えていることを、継続的に発信することで人生が変わる。
収益やPV数などはどうしても、他の人に依存してしまう。けれど少なくとも自分の人生は、大きく変えられます。
ブログを使って、人に教えたり情報発信をする前の僕は、ただインプットするだけでした。
痩せの大食いみたいな感じ。とりあえず吸収しまくるけど、日常生活に活かせていなかった。
しかし誰かに向けて、文章にして届けるようになった。この行為によって、

と自分の理解の甘さに気付くことが増える。
これまでの人生。いかに分かった気になって済ませていたのか、想像するだけでゾッとしちゃう。
またこれまでは、学んだだけで終わっていましたが、行動に移すようになりました。

と思ったのがきっかけ。
言語化して誰かに伝える。自分で行動して、深く理解して伝える。このたったふたつで、知識の定着がまるで変わりました。

教員やトレーナーなど以外で、人に教えることで確かにお金をいきなり稼ぐのは難しい。
しかし長期的にみると、目先のお金よりも、学びの加速は遥かに価値があります。
ちなみに僕はブログを続けて、論理的思考力も伸びた。自分の考えを形成できるようになった。
全てそのおかげでというわけではないですが、結果的に年収100万円UPの転職に成功しました。

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大人の学習は、学生の時代の学習と異なる
過去記事にもしましたが、勉強・学び・学習は、年齢によって違います。
学生時代の学習と、大人になってからの学習は、似ているようで別物。ここを理解しておかないといけません。
学生時代の頃のように、分かりやすく優劣は決められません。偏差値もないし、そもそも同じテストを受けていない。
強いて言えば、年収くらいでしょうか。全員同じ土俵に乗っているのは、あくまで金銭面だけ。
過去記事にもしましたが、大人になると学生時代とは異なる科目を勉強する必要があります。
大人になって学ぶべきこと4選
- マーケティング
- 心理学
- ライティングスキル
- お金

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大人は何を勉強すれば良いのか?資格勉強ではなく、興味のあることを追求すべき。
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学校での勉強はまだ良かった。テストがあるし、問題集がある。
アウトプットする機会には恵まれていました。来週の期末試験に向けて、覚えた知識や公式で問題を解いていました。
しかし大人になると、そこまで分かりやすいカリキュラムはありません。シラバスもない。
テストや抜き打ちの小テストもなくなった。嬉しいことではありますが、裏を返せば、一人で学ばなければいけません。
なにも嫌なことや興味のないことを学ぶ必要はありません。熱中できるものだけでも、真剣に学んでみる。
そして学習の際は、インプット&アウトプットをセットで行ってみましょう!
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人間の脳は社会的につながるようにできていて、教え合うことで理解を深めてきた
- ブログを始めてアウトプットを習慣化したら、インプットの定着率が高まった
- テストなどもなくなり、大人は学んだことをアウトプットする場がもともと少ない
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!