大人になるには、何をしたら良いのでしょうか?仕事?納税?結婚?子育て?
自立していて、自分の行動に責任を持つなんかも、大人の定義かもしれません。

・精神的に大人って、どういうことかよく分からない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

あくまで僕なりの大人の定義。それは人の可能性を広げる人。人に与えてもらうより、与えるものの方が多い人。
そのためには、日々のインプットが欠かせません。そして成功も失敗も含めて、多種多様な経験をすることも必要です。
逆にその人の選択肢を狭めるのは、完全にNGです。恋愛における束縛なんかを考えてみると分かりやすい。
相手の世界を狭めてしまう人、すなわちただの子供。僕らは相手を肯定し、知恵を授け、可能性を広げれる人になりましょう。
この記事のまとめ
- 「貸し」>「借り」の状態をキープするのが大人
- インプットを増やし、体験の抽象度を上げると、人にアドバイスをしやすくなる
- 与える側になることで、いなくなると困る人になれる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,400万円達成
大人になるとは?
テイカーからギバーになろう!
なにをすれば大人になるのか。中学生の時にクラスメートが、永谷園の「おとなのふりかけ」をかけたら大人になれるのかとぼやいてた。
懐かしい。あの頃から早くも15年以上経った。アラサー、というかもう30。あの頃の僕なら、おっさんって言う。
20代の終わりに差しかかり、僕なりの大人の定義ができた。そう思うと年をとるのも、まんざら悪いものではないのかも。
亀の甲より年の劫。石原さとみよりも柴咲コウ。

人から与えられる、もしくは人に与える。これには以下の三種類があります。
- ギバー・・・与える人
- テイカー・・・受け取る人
- マッチャー・・・バランスを取る人、与える・与えられたを50%ずつにしたい人
ここで言えば、ギバーになるべき。
アダム・グラント教授の著書「GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代」に載っている面白い実験を紹介します。
エンジニアリングの世界で最も生産性が低く、効率が悪いのは実はギバー。
160名を超えるカリフォルニア州のプロのエンジニアが、どれくらい協力的だったかという観点で、互いを評価しあいました。
その結果最も成功していないエンジニアがギバーだったんです。「え、あかんやん・・・」って一瞬思うよね。
成功から最も遠いのがギバー。ここで視点を変えてみる。では一番成功しているのは誰か、テイカーかマッチャーか。
なんと最も成功しているのも、これまたギバー。最も成功していないのもギバー、その上にテイカーやマッチャーがきて、最も成功しているのはギバー。
ちなみにこれはエンジニアだけでなく、販売業や、医学部など多種多様な分野で見られた傾向。
トップになるギバーと、底辺になるギバーの違いは、win-winを達成しているか。自分を犠牲にしないギバーこそ真の勝者。
何かを与えられる人は魅力的
自分を犠牲にせず、ハッピーになれるギバー。こうすることで自分のパフォーマンスも上がる。これこそ大人。
男女問わず、人に何かをしてもらうのが、優れている時期もある。
- 食事をおごってもらう
- プレゼントやサプライズをされる
- 人から愛情や気遣いを受ける
人にどれだけ労力や時間をかけてもらったか。この観点でその人の魅力が押し測れました、若いうちは。
しかし大人になるとは、逆です。自分が人に、どのようなメリットを、与えられる存在か。ここで魅力が決まる。
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少ない負担で、ギバーになる。20代でテイカーは卒業、30代からはギバーへ。
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僕らができるGiveの形を考える
人に知恵を授けれる存在たれ
では僕らはどんなギバーになるべきか。

僕らがいることで、接する人の選択肢を広げれる存在になりましょう。
その人の意志を肯定する。気づいていない選択肢を、僕らから提示してあげる。

これは、しみけんの言葉。核心を突いてると思う。
僕らがその人に知恵を授ける、建設的なアドバイスをする。そして可能性を広げてあげる。それこそが大人の流儀。
「貸し」>「借り」を目指す
30代を迎えるにあたって、めちゃくちゃタメになった本「30代を無駄に生きるな」。
ここで人に与えることについて言及されていました。

「徳を積む」なんて表現もありますが、人の可能性を広げることは徳を積む行為だと思っています。
徳貯金があるとすれば、人を助けたり、仕事でもプライベートでも的確なアドバイスを授ければ1ポイント。
逆に人に助けてもらえば、徳貯金から1ポイント放出。
これから先は、徳貯金が終始で黒字になるように生きていきましょう。これこそ大人な人生。
人の可能性を広げるためには
インプットを欠かさない

と思う方もいるはず。
意識しておきたいのはたったふたつ。
人の選択肢を広げてあげるには?
- インプットを欠かさない
- 体験の抽象度を上げる
人に知恵を授ける。適切な状況で、適切な助言を与える。その為には、自分の中に経験や知識がないといけない。
無から有は生まれない。火のないところには煙が立たない。インプットなくして、アウトプットもない。
とにかく日々インプットを欠かしてはいけません。別に毎日膨大な量の知識を詰め込む必要はありません。
インプットを習慣にすることが大事。そしてインプットのツールは本が、断然オススメです。
「スマホでええやん」って思う方もいるでしょうが、これは間違い。
調べ物をするならスマホがいいですが、体系だった知識を得るには本を読むのが一番適しています。

どうでしょうか?おそらく3〜5個くらいなはず。
一日2〜3時間触っているとすると、4時間かけてひとつの知識を得たってところでしょうか。


体験の抽象度を上げる
人に助言を与えるには、自分の人生経験も不可欠です。
しかしただ経験値が高ければいいってものでもない。その経験を他の人に転用してなんぼなんですね。
例えば過去に職場の上司に、トラウマになるくらいキレられた。その経験から学んだものがあるとします。
もし友人が会社の上司に怒られて凹んでいたらアドバイスをすることができますよね。状況が同じだから。
しかしこれは別に上司に限りません。「人に怒られた」という括りで考えると、「部活の先輩にキレられた」と嘆いている人にも、アドバイスができます。

何か新しい体験をした場合は、以下の方法を行い抽象度を上げてみてください。
体験の抽象度を上げる方法
- 体験のジャンルを決める
人間関係(職場、恋愛、友人)、お金、健康、勉強、仕事、趣味など - 5W1Hを整理して、タグ付けする
いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように
これだけ。先ほどの例で考えます。職場の上司にキレられた。
これは大きなジャンルで言えば、人間関係の問題。人間関係というジャンルも広すぎるので、仕事とかのジャンルでもいいです。
5W1Hで考えてみます。新入社員の頃に、職場で、上司が、僕のミスを、見つけて、めちゃくちゃキレてきた。
こうすると誰かの困りごとに対応できる範囲が大幅に広がります。
職場のトラブルで悩んでいる人。新入社員の時期に悩んでいる人。上司とソリが合わない人。ミスを連発している人。どれでもアドバイスとして噛み合う。
話の引き出しを増やすのは難しい。時間も限られているので、体験できる数にも限度がある。

ファッション誌に載っている着回しコーデ的なノリ。体験の使い回し。
与える側こそ主導権を握る
与える。与えられる。与えられるが一見特に見えますが、そんなことはありません。
与える側が上です。主導権を握っているのは、与える側です。
与えられる側はもちろん拒否する権利もあります。しかし一度受け取ってしまうと、もう戻れない。
人は何かを得る快感よりも、何かを失う喪失感の方を強く感じるもの。一度受けた恩恵や利権は手放せない。
与えられる側は受け取ったが最後、そこから受け取るのをやめるのは至難の業。しかし与える側は、いつでも一瞬で与えるのを止めることができる。
僕らが与える側になると、どうなるのか?

いる間にありがたみを感じてもらえればいいのですが、気づかない鈍感な人も多い。
しかし与える人がいなくなると、敏感な人でも鈍感な人でも、ありがたみを感じてしまう。
恩着せがましくない恩が、恩としてのレベルが一番上。一番価値があり、なくなると誰もが悲しみに沈む。
自分を犠牲にしない限り、そして自分に余裕がある限り、ギバーになるのが実は合理的。
ことさらにアピールしない。しかしいなくなった時に、周りが右往左往してしまう。これぞ、ザ・大人。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 「貸し」>「借り」の状態をキープするのが大人
- インプットを増やし、体験の抽象度を上げると、人にアドバイスをしやすくなる
- 与える側になることで、いなくなると困る人になれる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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