毎日時間が足りない。本当にやりたいことに時間が使えていない。そんな方は、今すぐに日記・ジャーナルを書きましょう。
ここでは「日記」ではなく、「ジャーナル」という言葉を使って書いていきます。まぁ気持ちの問題。ジャーナルの方がカッコいいし。ジーンズじゃなくて、デニムって言っちゃう感覚。
・もっときちんと自己管理をしたい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
結論としては、今日からジャーナルを書く。ただここで多くの人が勘違いしていることがあります。
ジャーナルを書く上での注意点
- 内省は不要
感想は書かずに事実だけを記録する - 朝一で昨日のことを振り返って書く
ジャーナルはあくまで「未来」に向けたものだから - 行動の改善案は具体的に書く
数値化して書けるとベスト
小学生の夏休みの宿題と違って、感想文になってはいけない。日常の記録を心がける。行動のログをとるみたいなイメージ。
ジャーナルで書く項目案
- 日付
- 昨日あった良かったこと3つ
- 身の回りに感謝していること3つ
- 人生の目標
- 今日のTo Doリスト
- 自己観察・メンタルチェック
- 着想・思い付いたアイデア
- 一日の行動記録
参考までですが、僕は「1.日付、2.昨日あった良かったこと3つ、5.今日のTo Doリスト、7.着想・思い付いたアイデア、8.一日の行動記録」を書いています。
ジャーナルは過去に浸るものではなく、今日をもっと充実させるためのツール。1日15分程度のこと、あなたもぜひ始めてみましょう!
ジャーナルを書く意味とは?
ジャーナルはただの日記にあらず
日記。こう聞くと、「子供が書くものやん!」と思われる方もおられるでしょう。違います。大人こそ書くべきものなんです。
大人が書くジャーナルは、子供時代の絵日記とは違います。メンヘラな思春期女子高生の日記とも異なる。ちょっと頭の切り替えが必要。
参考にしたのは、東進ハイスクールの人気講師の表三郎さんの著書「日記の魔力―この習慣が人生を劇的に変える」。
表さんはなんと日記歴30年の自称「日記の名人」。ちなみにこの本が発行されたのは約20年前、表さんは現在80代。
ジャーナルは、現代の「航海日誌」
内省は別にいらない
この本を読んだ上で、目から鱗だったのが以下の観点。
ジャーナルを書く上での注意点
- 内省は不要
感想は書かずに事実だけを記録する - 朝一で昨日のことを振り返って書く
ジャーナルはあくまで「未来」に向けたものだから - 行動の改善案は具体的に書く
数値化して書けるとベスト
例えるなら船乗りの「航海日誌」のようなもの。ほんの数百年前までは、もちろんレーダーやGPSもなく、海を航海する。
自分の現在地を知る方法は、夜空の星を見るしか方法がありませんでした。またアクシデントに遭遇しても、その記録をきちんと残していれば、次の時に同じようなアクシデントを回避することもできます。
だから船乗りたちは、どんなにいい加減でズボラな人間でも、必ず「航海日誌」をつけていました。「めんどくさいから、日誌書かない!」は通用しない。なんたって命がかかってるんだから。
日々の星の位置、太陽の昇る方向、きちんと記録しないといけない。自らの現在地を正確に把握できなければ、目的地にたどり着けないし、なんなら迷子になってしまう。
とにかく記録を残す
ジャーナルも「航海日誌」と同じ。行動をきちんと記録することで、自己管理ができるようになる。今の自分の立ち位置や、ゴールの方向性を把握できる。
きちんと管理すれば、どのような環境にあっても、その流れに左右されなくなる。自分自身の流れを作ることができる。
自分の人生の主導権を握れる。朝にジャーナルを書き、「今日をどう生きるのか」という視点を持って一日を送る。その今日を積み重ねて、人生を変える。
行動を管理することの重要性
自己管理には中毒症状がある
少し僕の話をすると、僕はちょっとした管理マニア。自分のことを管理するのが好きなんです。
- 服
- スニーカー
- お金の支出
- 観た映画
- 出会った面白い表現
「すごい」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。謙遜しとく。まぁもしかしたら「キモい」かもしれませんが。
やっていて気付きました。自己管理はある種の中毒性があるんです。一度慣れてしまうと、妙な快感が生まれる。やれば分かる、この気持ち良さ。
自分の人生をコントロールできている感覚が生まれてくるんですね。これがクセになる。
色々管理はしていますが、まだ真打が残ってる。それが時間。人生のコントロールをしたいなら、時間の把握は避けて通れない。
実際にさまざまな研究によって、時間を生み出すためにお金を投資すると、幸福度が増すことも分かっています。お金の管理も大事だけど、時間の管理もめっちゃ大事。
こちらもCHECK
お金よりも時間を優先。お金持ちより時間持ちが幸福になる。
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毎日のタイムログを残そう
16才のころから年5,000本の科学論文を読み続けている、「日本一の文献オタク」 。そんな鈴木祐さんの著書「YOUR TIME」。
「時間が足りない」、「何もしていないのに時間だけが経っている」と悩める人、全てにおすすめ。
まず僕たちは時間の使い方において、「想起のズレ」と呼ばれる現象があります。過去の時間の使い方を間違って記憶していて、正しく活用できていない状態のこと。
本当は部屋の掃除に1時間を費やしたのに、「30分で片付けたはずだ」と考える。プロジェクトの達成まで1ヵ月かかったのに、「2週間で終わったはずだ」と思いこんだりする。
この誤った記憶のせいで、現実味のない計画を立ててしまう。きっとあるある。ちなみに僕もめちゃくちゃ当てはまる。いつも「あれ!?時間足りない・・・」ってなる。
このような「想起のズレ」は、さっさと直してしまいたい。そのために役立つ「タイムログ」という技法があります。
やることは簡単。一日の行動を振り返り、以下の3つをメモするだけ。
タイムログで書く項目
- 時間
10分 or 15分単位で時間を計測 - 行動
大小を問わず、1日に行ったすべての行動を記録する - 効果
ABCの3段階で行動の効果を評価、時間をうまく使えたと思ったら「A」、使えていないなら「C」
「有能な者ほど、自分の時間がどこに行くのかを、探すことから始める」、ピーター・ドラッカーは語っています。マネジメントゴッド、ありがたきお言葉。
ここで記録するのは、1日に行った行動全て。朝起きてから顔を洗う時間、移動時間、社員食堂の雑談、部屋の掃除、インターネットを使った時間、睡眠時間など。
とにかくタスクの大小問わずに記録を続ける。ただ必ずしも10〜15分ごとに書き込む必要はなく、1時間に1回または、3時間に1回のペースで記入を行うのがオススメ。
過去の自分の時間のログを取ることによって、時間の使い方を明確に意識できるようになります。
世の中には多くの時間術がありますが、それは万人に向けた最大公約数。こうしてログを取ることで自分オリジナルの傾向が分かるようになります。
時間 | 行動 | 効果 |
30分 | メール送信 | B |
10分 | 洗濯 | C |
25分 | 筋トレ | B |
60分 | Aさんと打ち合わせ | A |
30分 | ラジオを聴きながら散歩 | A |
ジャーナルで書く項目はコレだ!
必要な項目をまとめました
ここからはジャーナルの具体的に書き方を見ていきましょう。
ジャーナルで書く項目案
- 日付
- 昨日あった良かったこと3つ
- 身の回りに感謝していること3つ
- 人生の目標
- 今日のTo Doリスト
- 自己観察・メンタルチェック
- 着想・思い付いたアイデア
- 一日の行動記録
参考までですが、僕は「1.日付、2.昨日あった良かったこと3つ、5.今日のTo Doリスト、7.着想・思い付いたアイデア、8.一日の行動記録」を書いています。だいたい15分くらいを目安にしてる。
繰り返しにはなりますが、このジャーナルは朝に書く。ジャーナルを書いてから、一日をスタートさせましょう。
朝にジャーナルを書くと効果が大きい
アメリカで大ヒットした最強の朝活本「朝時間が自分に革命をおこす 人生を変えるモーニングメソッド 」。こちらでもジャーナルの重要性が書かれています。
朝にジャーナルをしたためる。思考を文字に起こすことで、頭が整理され、その日は幸先の良いスタートをきれる。
さらにジャーナルを、後にまとめて読み返すことで、さらに強いパワーを得ることができるようになります。筆者も年末に必ず日記を見返すようにしているとのこと。
毎日朝にジャーナルを書くことには以下のようなメリットがあります。
- 頭が冴える
思考を文字にするプロセスを通じて深く考えることになる - 着想が得られる
ジャーナルを書くことでアイディアが膨らむだけでなく、将来実行したい重要なアイデアを記録することができる - 教訓をおさらいできる
これまで学んだすべての教訓をいつでも復讐できる - 自分の進捗状況を把握できる
重要なのは、書く内容を決めること。自分にとって重要な項目だけで構いません。
感謝したエピソードの記録、夢の記録、食事の記録、ワークアウトの記録など、自分の目標やゴールに合わせる。自分が意識しているものであればなんでもOK。
理想の自分へ近づくために
ジャーナルはあくまで未来に向けて書くもの。記録を残し、今からの人生に活用する。
研究や実験も同じ。結果を記録し、その結果からトライ&エラーを行う。そして将来望むような結果が出るために、実験を繰り返す。
ジャーナルも同じ。昨日や過去を、そこで完結させない。未来のための養分にする。未来に向けて、過去を活用する。
「毎日1時間副業している」と思ったけど、実は40分しか取り組んでいないかもしれない。「SNSは毎日20分しか見てない」と思っていても、実は1時間も時間を使っていたかもしれない。
自分を毎日正しく記録する。理想の自分とのギャップを意識して、少しづつ行動を改めていく。
世の中にある成功法則は万人には当てはまらない。だからこそ自分の成功法則は、自分の行動や考えを記録し、導き出しましょう!
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 自己管理にはある種の中毒性がある、人生をコントロールしている感覚は最高
- 行動の記録をメモしておくことで、時間感覚のズレが直り、時間の使い方が洗練される
- 理想の自分に近づくために、毎日の自分を記録し行動を改めよう
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!