最初に謝っておきます、正確には元フリーターではないです、元ほぼフリーター。
単位数は足りていたものの、必修単位を落としあえなく留年。留年の際に、半期で必修単位をとり、残りの半期は休学。
半年間大学には一切行かない。知人にはほぼ会わず、実家に引きこもる。外出の目的の9割は、週3の塾講師のアルバイトだけ。

そんな僕が、会社員になった。そして会社員になって、5年以上経ち、次はFIREを目指してる。
貯金も着々と貯める。ブログも毎日書いている。なぜか収益は下がってきているけど。
しかし問題はここから。計画通りにFIREしました、早期退職できました、わっしょい。で?そこからどうするの、オレ?
世の中でFIREを目指している人は多いかもしれませんが、その後のことまで考えれている人は案外少ない気もする。
人は膨大な時間を目の前にすると、正気を失う可能性がある。計画してFIREを達成するように、FIRE後の生活も計画しておく必要があるんです。

・FIREしたいけど、その後何をするか考えていない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- FIREを目指すのはいいが、達成した後の世界も今から考えておくべき
- FIRE達成後の膨大な時間は、成長できるものに取り組むことでメンタルが安定する
- FIRE達成にだけ焦点を当てるのももったいない、今の時間も楽しむべき
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
サイドFIREを目指してはいますが・・・
僕の目下の目標はサイドFIREをすること。まぁしかし何がなんでもというほどの切迫感はない。

くらいなもの。
これまでの人生を振り変えると、結果も大事ですが、プロセスの方に旨みがあった気がするんです。
受験勉強とかもそう。確かに苦しかったけど、終わってみると、充実してた時間だったと思える。
現役で落ちて、浪人し、2回も受験生をやった僕が言うんだから間違いない。
ということでなんとなくサラリーマンをやっても良いんですが、「目標を持って挑みたい」ということで、とりあえずサイドFIREを目指してる。

って人は、あわせて過去記事も読んでみてください。
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計算してみた結果、僕の月の生活費は約15万円。貯金が4,500万円あれば、働かずに生きていける。
アメリカのインデックスファンドなどで資産を持っておく。その投資資産から毎年4%までであれば、取り崩しても元本は変らない。
これすなわち「4%ルール」。4,500万円×4%=180万円って計算なわけです。
ただ30歳にいくかいかないか、そんなジャリボーイにそんな大金はない。なので自分でも働きながら、収入を得る。
- 自分で働いて、月に10万円稼ぐ
- 貯金の運用益で、月に5万円補填
これでも月に15万円あるので、生活費問題はクリア。
ちなみに今の僕の状況。本業の会社員の給料を除くと、
- 副業のブログ収入:月5,000円前後
- 資産:約1,300万円
って感じ。
資産をこのままのペースで貯めると、来年には1,500万円になる。その4%で年に60万円、月にすると5万円。これは良い調子できてる。

とは思う。痛切に感じる。こちとらブログ書き始めて5年目じゃい。
1年くらい前には、月に10,000円を超えてたんですが。
あれから100記事は書いたし、WordPressにも移行したし、AbemaTVにも出たのに。人生はとかく上手くはいかない。しかし、悔やんでも仕方ない。

ブログの収入がここからグッと伸びて、月に10万円とかになれば、すぐにサイドFIREできるやけど。以上現場からでした。
FIRE達成後は、金の意味がない世界
サイドFIREなり、FIREを達成する。サイドFIREはある程度は働き続けながらだけど、実質的にはもう引退。
働かなくてもいい、なんて甘美な響きなのでしょうか。なんということでしょう。
もし働かなくても問題なくなったら。イメトレしてみましょう。
僕のようにFIREを目指している方も多いと思うのですが、達成した後の世界まで考えられている人はそこまで多くない印象。
FIRE達成のために努力を重ねる。爪に火を灯す、なんなら爪でキャンプファイアーする。
そして達成して、

なんてことになれば地獄。無職には無職なりのセンスやスキルが求められるし。
FIREを達成すると、まずお金の持つ意味がなくなる。生きていくのに必要だから、価値はあるけど、意味はない。

みたいなことはない。働かないのだから、年収でマウントをとりあうサラリーマンの螺旋から降りてる。
これから先、生きていくのに必要十分なお金はある。そうなると別にそれ以上のお金はいらない。
もちろんブランド物買いたいとか、豪遊したいとか、そういう欲望があれば、お金はもっと必要ですが。
あくまで生きていくのに使うツールであって、お金を稼ぐことの意味はなくなるんですよね。
こうなるとどうなるのか。ちょっと考えてみる。

お金は意味を持たない。これまで僕らが立ててきた目標は、お金に紐づいているものが多かった。
本業で成果を出すのは、もちろん義務感ややりがいもある。しかし給料やボーナスに連動してた。
副業でもお金の指標で目標を立てている人も多い。目標を立てる基準がなくなる。
世界に一人になった時に、宝くじで3億円当選。これは何の意味もない。この症状を軽くしたプチ版が、きっとFIRE後に起こる。
これが大きな変化のひとつ目。
他に出てくると思われる問題が、
- ヒマになる、時間を持て余す
- 人間関係がなくなる
- 社会との接点がなくなる
働かなくなることで、暴力的に時間が増える。そう考えると働くと働かないでは、極端に違う。
後はやはり人間関係や、社会での居場所がなくなる。家以外に自分の本拠地がなくなる。
どこに行っても、ゲストとして扱われる。何か会った時に、腹を割って話せる同僚はもういない。
FIRE達成後の過ごし方を考える
8ヶ月間大学に行かず、バイトだけしてた
さてFIREを達成した後は、どう過ごすのが良いのか。
ここで僕の元(ほぼ)フリーター経験が活きてくるってもの。
一浪して大学に入ったくせに、必修単位を落とし、留年。3回生を2回したのが、何を隠そうこの僕。
単位数自体は足りていたので、3回生の後期を休学。夏休みが8月〜10月ごろまで、そこから半期休み、春休みが2〜4月。
つまり8〜4月の8ヶ月間、僕は大学に行っていない。バイトも週3回、1回4〜5時間くらい。

だったのがこの時期。しかし振り返ってみると、人生で最も満たされていた時間だったように思う。
今が未来につながっている実感があるか
バイトを週3回。週の時間は15時間ほど。おそらくサイドFIREしたら、こんな生活になるはず。
なぜ僕が正気を保てたのか、楽しめていたのか。もちろん最初から期間限定であると分かっていたからってのはある。
しかしそれ以上に、大事なものがある。

「未来が今よりも良くなる予感」と表現しても良いかも。自分が今している行動が、自分の未来に活きてくる、そう思えるかどうか。
例えば僕の場合は就活。8〜4月は休みとはいえ、最後の3〜4月は就活解禁時期。
この準備も休学中にしていたんですが、これが大きかったかも。今頑張っていることで、将来がより良くなると思えたんですね。
- エントリーシート記入
- SPI勉強
- TOEIC受験
- ビジネス本を読む
ここらへんは定期的に行っていました。この時間があることで、今の時間の価値を考えられたのかも。
人間が不安を抱えるシーンは多いですが、その原因は漠然とした未来への恐れからだったりします。

みたいな。今ではなく、まだ起こっていないことから、不安を引っ張ってきてしまう。
それならば逆も言えるはず。まだ起こっていない未来のことから、希望を引っ張ってくる。

こう思えると、膨大な時間の中でも、まともでいられる。
FIRE後は、未来へ積み上げれる活動を!
FIREした後は、未来へ積み上げれる活動を行う。別にお金にならなくても良い。
- 自分の経験値が増す
- 知見が広まる
- 続けていれば数年後に、スキルが上達していくと感じられる
- これからさらに健康状態が良くなると感じられる
ここらへんを感じられると良い。
別に読書しまくるでも、筋トレや運動でも良い。僕みたいにブログで文章を書いても良いし、動画投稿でも良い。
その活動を続けて、数年後に今よりもレベルアップしているであろうモノをチョイスしたい。それこそが早期退職後の繰り返しの毎日の特効薬になる。
参考までに、休学期でフリーター同然だった僕の1日をご紹介。
(ほぼ)フリーター時代の1日
- 〜8:00:起床
- 〜9:30:読書
- 〜11:30:TOEIC勉強
- 〜13:00:ランニング&シャワー
- 〜15:00:昼食&映画観る
- 〜15:00〜16:00:コーヒータイム&昼寝
- 〜18:00:読書&SPI勉強など自己研鑽
- 〜就寝:家族が帰宅し団欒、後はダラダラ過ごす
というようなスケジュール。バイトがある時は、18時以降がバイトにチェンジ。
この時はまだブログもやっておらず、大学にも行っていないので、スマホの使用時間は短かった。
スマホに触ることもなかったので、自動的にデジタルデトックスできていたのかも。
SNSとかを見て、キラキラしている人たちを視野に入れないのも良かったのかもしれない。
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スマホ中毒だったが、デジタルデトックスする。やり方は簡単、スクリーンタイムを1時間以内を目標とするだけ。
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僕が好きな映画のひとつ「恋はデジャブ」。
自分勝手で傲慢だった主人公が、とある日を何度も繰り返す。いわゆるタイムリープものと言われる作品。
毎日がリセットされるので、最初は好き勝手を繰り返す。強盗するし、無銭飲食するし、とにかくめちゃくちゃしまくる。
しかし段々飽きてくる。何をやっても虚しく感じる。その時に主人公は何をするか。
ピアノを習いだすんです。毎日近所にあったピアノ教室に通う。そして繰り返しの日々の中で、スキルを向上させる。
最終的には激ムズ曲もスラスラ弾けるようになる。


もし僕がFIREをしたらとイメトレ。きっとこういう生活を送ると思う。
もしFIREしたら?
- 〜7:00:起床
- 〜9:00:読書
- 〜11:00:ブログを書く
- 〜12:00:自重トレ・ランニング&シャワー
- 〜14:00:昼食&映画観る
- 〜14:00〜15:00:コーヒータイム&昼寝
- 〜15:00〜16:00:散歩&スーパー
- 〜18:00:YouTubeやラップ音源制作
(何か新しいことにチャレンジする時間) - 〜23:00:晩御飯&映画→ダラダラして就寝
うーん、方向性としてはほとんど変わっていない。
サラリーマンとしての生存戦略
しかしこう見てみると、お金がほとんどかからない生活を、僕はしたいみたいだ。
時間さえあれば良いやって感じ。というか今の僕の休日はまさにこんな感じで、これを延々繰り返したいってだけっぽい。

と思う。年間120日くらいは、こんな日なんだから。
そう思うと、サラリーマンはそこまで悪くない。もちろん最高ではないけど、そこまで悲惨でもない。
FIREをキメて、毎日悠々自適の身になるのは理想。しかしだからといって、今を否定するのももったいない。
FIREを達成するのに、あと10年かかるとする。FIRE後の人生にしか意味がないと考えてしまうと、今後の人生で最も若いこれからの10年間を蔑ろにしてしまう。
転職して感じたこと。サラリーマンはマジですぐに辞められる。本気の本気で辞めたければ、数ヶ月後には辞めれてる。
引き継ぎなどもなければ、すぐに辞められる。
FIRE後の生活を一度イメトレしてみる。可能であれば、その生活の要所要所を今の生活にも入れてみる。
僕であれば平日でもブログを書いているし、読書もする。夕食時に映画を半分観て、翌日にまた半分観るとかもしてる。
やってみると意外と今のサラリーマン生活でも、理想の生活に近いことはできる。
FIRE達成まで時間がかかる。だからそれまでの生活を楽しむことも重要視した方が良い。
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- FIREを目指すのはいいが、達成した後の世界も今から考えておくべき
- FIRE達成後の膨大な時間は、成長できるものに取り組むことでメンタルが安定する
- FIRE達成にだけ焦点を当てるのももったいない、今の時間も楽しむべき
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!