会社員になって早いもので、5年以上経ちました。新卒で入った会社の最初の部署は、上司も同僚もヤバい人で、本当に苦労をした。
会社員になることのデメリットも数多くありますが、総括して僕から言えるのは、
ということ。まぁぶっちゃけの本音は働きたくない。会社員をやめれるなら、やめてしまいたい。
しかし働かなくてはいけない。生きていくお金を自分で稼がないといけない。この前提で考えれば、サラリーマンが最もコスパが良い。
固定給がもらえる、社会保険もついている、社会的信用が得られる。ここらへんは分かりやすい。
あとはチャレンジしやすい、プライベートで。僕はブロガーとしても活動をしていますが、副業で初任給くらいの金額を稼ぐってマジで大変。
お金にならないけど、楽しい。こんなコスパの悪いことができるのも、サラリーマンだから。
・自分で独立して、大金を稼ぎたい
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- そこそこ優秀な「小利口」で、溢れるガッツもない人は、サラリーマンになる
- サラリーマン生活を基盤とすることで、本当に好きな趣味や副業にチャレンジできる
- 理想のライフスタイルを、サラリーマンであることを利用して、追い求めよう!
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
サラリーマンになり、5年以上経ちました
人生で最も続けてるのがサラリーマン
早い、あまりにも早い。サラリーマンになって、もう5年以上経っていました。
と驚く。こないだまで大学生だった気もする。親の扶養家族だった記憶も鮮明に残ってる。
中学校の部活は、練習が面倒で途中で辞めた。やる気がどうしても起きなかった。
高校の部活も、先輩とソリが合わずに一年で辞めた。しかもその一年も、コンスタントに練習をサボっての一年。密度がサガミより薄い。
でも大学生の時は、塾講師のバイトを頑張った。入学した時から、卒業するまで続けた。
気付いたら大学を留年してて、普通の人よりも長く働いた。それでも5年。
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中学生になって以降、人生で最も続けている集団活動が、サラリーマン。塾講師のバイトの5年の記録を上塗りしちゃった。
なぜ僕はサラリーマンになったのか
なぜサラリーマンという選択肢を、僕が選んだのか。振り返ると大学生の僕は意識高い系だったと思う。
とかも考えていた気がする。イタい大学生にありがりなやつ。しかし具体的な方法、ビジョン、まるでない。
どこで、誰と、何を、どうやったら、経営者になれるのか。僕には全然分からなかった。というか今も分かってない。
後付け的な解釈にはなってしまいますが、特別秀でた才能も専門性もなかったから、僕はサラリーマンになったんだと思う。あとガッツも熱意もなかった。完全に口だけ。
将来への夢やしたい仕事もなく、とりあえず大学へ。自分の才覚で渡り歩く能力も覚悟もなく、サラリーマンへ。これが僕の「私の履歴書」。
「小利口」な人は、サラリーマンになりがち
これはホリエモンが、著書「多動力」の中で、述べていた教え。
中途半端に頭がいい人はリスクを計算して、行動できない。行動力がずば抜けているバカな人の方が、大きな成功を掴む。そういう教え。
とんでもない天才orとんでもない大バカが、世の中を動かしてる。中間の「小利口」な人たちは経営者にならず、無難な道を選ぶ。
言ってることは分かる。そして、
とも同時に悟る。
もともと勉強はできる方だった、中途半端に。高校は地元の進学校へ。そこから国公立大学へ。そこからそこそこ大手の企業へ就職。
まさに「小利口」を絵に描いたような人生。そしてこんな人は僕だけではないはず。害虫的な感じで、1人いたら30人はいる。
実際に「小利口」な人は、家が教育熱心だったりするし、比較的裕福な一般家庭だったりする。
という思いが根底にあるんだと思う。現に僕にはある。
ということで、この記事は全ての「小利口」への鎮魂歌と言えるのかもしれない。鎮魂歌と書いて、「レクイエム」と読んでほしい。
サラリーマンには、悲哀がある
サラリーマンの背中には、どこか哀愁が漂う。サラリーマンにはデメリットがある。
そもそも大前提として、サラリーマンの自由は制限された自由。時間も労力も拘束されてる。
世界最大の会社であっても、零細企業であっても、サラリーマンである時点で会社のペット。ちょっと過激な表現にはなりますが。
飼い主である会社の中で、キャンキャン吠えているだけ。会社の庇護下にあるし、逆に飼い主の手は噛めない。
自分の時間と労力を捧げる。その対価としてもらえるのが、固定給。あざす。
しかしここもよくできたもので、どれだけゴリゴリに働いて、非凡な成果を出しても、給料はほとんど変わらない。
人の10倍の成果を出しても、給料は10倍もらえるなんてことはない。
ちゃんと生きていける程度の金額+α、これだけしかくれない。人間としての尊厳を失わない程度だけしか、僕たちはお金をもらえない。
ということでサラリーマンになると、平和に生きているけど、働き続けないといけない。一抹の侘しさを感じる。
さらに面倒なのが、人間関係。会社の仕事のトラブルなんて、ほとんどが人間関係にまつわるもの。
会社の人間関係は本当にダルい。それまでは同世代しかいなかったコミュニティの枠が格段に広がる。
生い立ちも、年齢も、思想も全てバラバラ。衝突が起きないわけがない。
そんな中で、やる気があるフリをし続けないといけない。これもまた面倒くさい。
仕事なんて基本疲れるだけ。興味もないし、やる気も起きない、一緒にやるメンバーも好きじゃない。それでも、
と演技をしないといけない。マジで5年間これ。アカデミー賞のどの部門でもいいからノミネートくらいしてほしい。
こう思う人がいても、全くおかしくない。極めて正常。なんなら感覚が鋭敏かも。
サラリーマンの自由は制限されていて、見せかけ。お釈迦様の手の上の孫悟空。
サラリーマンのデメリットに目を向けてもキリがない。しかし、それでも、僕はサラリーマンは特権階級だとは思ってる。
サラリーマンのメリットも数多い
お金と社会的信用が得られる
サラリーマンには目をつぶむるべきデメリットも数多くある。しかしメリットも多い。
例えば、分かりやすいのが、ここらへん。
- 固定給が必ずもらえる
- 社会保険や厚生年金が整ってる
(会社が年末調整や納税など、勝手にしてくれる) - 会社によって福利厚生がある
- 業務経験を積める
独立すると、仕事がないがデフォルトになる - 社会的信用が得られる
カードが作れる、ローンが組める
他にもサラリーマンになって、何気に大きいのが、人と会った時に気後れしない。
友人の結婚式、どこかの初対面。「〇〇会社に勤めています」と言えるだけで、信用してもらいやすい。
バチバチのニートだと、引け目を感じてしまう可能性がある。出会いの場に出て行って、ハンデがなく戦える。これはメリット。
人生に疲れている時は、思考停止をしてもOK
サラリーマンになると、思考停止ができる。疲れている時に、何も考えずに自動運転で生きていける。
自分のキャリアとか、将来への見通しとか、不安なことは数多くある。何も考えたくない瞬間はある。
そんな時にサラリーマンであれば、嫌なら考えなくても済む。とりあえず定時内に稼働しておけば、滞りなく日常が進む。
考える余裕が出てきたら、考えれば良い。そんなゆとりがある。
自分で自分の生き方や生活や飯の種を常に探さないといけない、そういった切迫感は自営業やフリーランスの人に比べてない。
もちろんガッツがある時は、サラリーマンであることが足枷になる場合がある。成果を上げても、年収は一気にそこまで変わらないし。
しかし情熱が少ないタイミングや、少しゆっくりしたい時は、サラリーマンであることでまずは生きていける。
好きなことにチャレンジできる
趣味はサラリーマン生活の上に成り立つ
こちらは仕事外の話。趣味や副業の範疇。定時内の仕事のことは、もう知らん。
僕が対談したこともある、2ちゃんねるの創始者で論破王でもあるひろゆきさん。その著書「無敵の思考」にて、
と書いていました。
アパレル販売員は人気で人も集まりやすいこともあり、給料は比較的低め。さらに長時間労働もあります。着る服もそのお店の服がどうしても多くなる。
それならば平均年収の高い会社に入社し、働いて給料の中から趣味で使うのが最も良いという考えです。
ゲームなども同じ。ゲームクリエイターになると、長時間労働が当たり前となり、皮肉なことにゲームできる時間が減ってしまう。
それならば残業の少ないホワイト企業に入り、ゲームできる時間を作る方が、ゲームを楽しめるんですね。
本当に好きな趣味やこだわっているものがある。そこにお金を注ぎ込みたい。そうであればインフラ的に、サラリーマンでいておくのは賢い判断かもしれません。
副業もサラリーマン生活の基盤が必要
副業でも同じことが言えます。サラリーマンは、時給での働き方です。
副業では時給ではない働き方をするのが、バランスが良い。YouTubeやブログなどのコンテンツ作成、せどりや、フリーランスで案件受注など。
サラリーマンの副業として、お金のためだけにどこかの飲食店でバイトするのは、あまりにもったいない。それなら普通に残業してる方が、効率が良い。
しかしここで難しいのが、時給での働き方は、いきなり収入が出る。仕事を始めた日から、時給1,000円として8時間働けば、8,000円。
かたやそうでない場合は、利益が出るまで時間がかかる。僕なんかブログを始めたから、利益が出たのは半年以上経ってからだった。しかも数十円ってレベル。
これが僕の所感。
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実際に今でも収入なんか微々たるもの。仕方なしでやっている本業の収入には遠く及ばない。
好きでやっている、金にならない、副業。これを続けるには、サラリーマンであることが土台になる。
メンタリストDaiGoの著書「直観力」に、
と書かれています。
安定と余裕がないままリスクを取り続ける。すると肝心なタイミングで、決断が鈍るのだそう。
全てを投げ打って、成果を求めすぎると、失敗を遅れて想像力が低下してしまう。
- NIKEの創始者フィル・ナイトは、NIKEを創業してから、8年間も前職の会計士を続けた
- Googleの創始者は、システムのアイデアを思いついてから、2年間は並行して大学院生を続けた
長い目で見て、成果を追い求める。5年後に花開くかもしれない活動を、これから始める。
サラリーマンもやり方が肝心
サラリーマンであることは、確かにデメリットも多い。しかしやり方次第という側面もある。
これが最近の目標。働かないという生き方を一度してみたい。
しかし実際にFIREなりサイドFIREを達成した人は、そのうち何かしらで働き出す気もする。
毎日に刺激がないだろうし、社会との接点もなくなってしまうから。
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だから僕らは、
と自分に暗示をかけても良いかもしれない。別に嫌なら、いつ辞めてしまっても良い。体調を崩すくらいなら、働かなくても良い。
最近は在宅勤務やリモートワークの制度がある会社も多くなってきました。昔に比べて、サラリーマンは働きやすくなってきていると思います。
サラリーマンであるというのは特権階級。権利です。この権利をいかにうまく使っていくか。
不自由に一見すると思える中で、いかに自由度を上げていくか。そういうゲームなんですね。
権利だから、いつでも放棄できる。いつでも会社を辞められる。僕も転職時に前の会社を辞めましたが、肩透かしにあったくらいあっさり辞められたし。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- そこそこ優秀な「小利口」で、溢れるガッツもない人は、サラリーマンになる
- サラリーマン生活を基盤とすることで、本当に好きな趣味や副業にチャレンジできる
- 理想のライフスタイルを、サラリーマンであることを利用して、追い求めよう!
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!