アメリカ株の暴落は止まることをしらない。ただお金しか、心配することがないというのも幸せなことなのかもしれない。
今月のお金の収支
使ったお金まとめ
家賃 | 53,880円 |
電気 | 17,583円 |
水道代 | 2,500円 |
通信費(スマホ) | 3,281円 |
通信費(Wi-Fi) | 5,368円 |
Netflix | 1,490円 |
ブログサーバー代 | 1,100円 |
キックボクシングジム | 8,410円 |
合計 | 84,529円 |
食費 | 24,090円 |
本代 | 17,380円 |
交際費 | 14,250円 |
生活用品費 | 3,400円 |
その他 | 24,750円 |
合計 | 83,870円 |
まぁまぁという感じ。最近は飲み会も少なく、出費は控えめ。
ただ今月はあまり新しいことに挑戦していない。なんか面白いことをしたい。
資産推移

証券口座 | 28,844,415円(+5,911,979円:+25.77%) |
銀行口座 | 226,033円 |
合計 | 29,296,481円 |
アメリカ株が未曾有の大暴落を見せている。しかし長期保有が鉄則。ガチホ、改めて書くと、卑猥な字面。
もともと株なんてものは上がり下がるのあるもの、これまでが良すぎた。言ってしまえば、それだけ。
株は握力ゲームだ。握れば勝ち。今の俺は花山薫くらい握力ある。
銀行の貯金残高は、20万円代。新入社員の2ヶ月目以降、こんなことはなかった。
しかし今年の新NISA枠は、成長投資枠240万円は全て埋め切った。攻めの姿勢。
高島屋のセールに群がる前に、アメリカ株のバーゲンセールに飛びつくのだ。
良かった&悪かった、お金の使い方
先月末に定年を迎えた母親にプレゼントを買う。ダイソンのドライヤー。
「マジ親に迷惑かけた本当に」、というグレイトフルデイズのZEEBRAなテンション。
現役で第一志望不合格。浪人。再度受験するも不合格、別の大学へ進学。しかし留年。マジで迷惑かけてる。
しかしそんな息子も大きくなりました。これからは親孝行のフェーズなんだろう。
と書きつつ、実家に帰った際に、風呂上がりにバンバン使ってる。自分の恩恵にもなっているという絶妙なパターン。
今月に観た映画まとめ

- フォールガイ
見ても見なくても良いと言えば良い。ノリの良いジャンル映画って感じ。しかしスタントマンの気概や悲哀を感じる。そしてスタントマン役で主演のライアン・ゴズリングのアクションシーンも派手で良いが、そこにもスタントマンがまたいるというメタ構造。アクション映画の、見えていなかった部分が垣間見えるので、映画好きなら視野が広がる。ノリも軽くて良い。 - コンクリートユートピア
好き。大地震で崩壊した韓国と、崩壊しなかったアパートが舞台。アパートを聖域にしていく過程も面白いし、色々なジャンルの旨みを集めた感じ。イカゲームもそうだけど、イ・ビョンホンの腐れ外道っぷりは最高。昔はイケメン俳優だったのに。最初はコメディテイストだったのに、段々と笑えない凄惨な状況に移行する過程も気が抜けない。 - 海の沈黙
面白くなりそうだったけど、なんか尻すぼみのような感じ。絵画の贋作、作者は誰だという展開はアツいし、全身タトゥー美女とか、猟奇的な絵も良い。しかしなんか面白みのない着地をしたなと言う感じだし、後半30分はふーんって感じ。海が見える、演歌の世界観というか、情念を撒き散らす感じは楽しめた。 - 告白
湊かなえ原作、今見てみると、結構面白い。小説をリアルタイムで見て、今はうろ覚え。松たか子の良心を失ったクレイジーっぷりも良いし、生徒の暴走具合も楽しい。岡田将生はこんな時期あったっけと懐かしい、先月観た「ゴールドボーイ」になるのかと思うと感慨深い。誰かに復讐をするというジャンルはたまに摂取すると、すっきりもするし、人の恨みを買ってはいけないと、背筋が伸びる。
今月に読んだ本まとめ
読んだ本リスト

- シャーロックホームズの凱旋(森見登美彦)
冗長な気もする。文章の軽妙さというかコミカルさはいつも通り。文章だけ見ても、森見登美彦ってわかりそうな文体。ホームズが京都で活躍するってのが面白い、著作権は23年1月切れたそうな、そういうことか。原作への造詣も踏まえているし、メタ的な構造も面白い。ただ肝心な事件は少し弱い。推理ものとしてではなく、群像劇として読むのが適している。 - 月収(原田ひ香)
昨今のお金にまつわる小説を書かせたら随一。異なる年齢、境遇、そして月収の女性を書き分ける。お金の知識としては目新しさは特になし。しかしストーリー自体は面白いので、すらすら読める。老後の心配もうっすら湧く。お金をハブにして、ライフスタイルを炙り出すのも面白い。パパ活している女性の話が特に好き、この女性の視点で書かれた小説は意外と読んだことはなかった。 - べらぼうくん(万城目学)
最近読んだ中ではピカイチ。文章として、ユーモアが効いているし、適度に自分を貶しつつ、他では見ない表現を使う。小説家になる苦悩が伝わってくるし、ガイ録チャンネル的な面白さがある。地の文でここまで面白い文章って久々、日本語操縦能力が高い。こういうのを読むと、俺も書かねば!ってなる。千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって 錬となす、書くのだ、とにかく。万の学びになった、万城目学だけに。 - 死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介)
新卒で入った会社の同期が自己紹介で、「座右の銘は」という言葉の後に、この本のタイトルを言った。令和七年、今、誰が読んでいるのか。俺。あえて今、読む。いや、おもろいねん、これが。ホリエモンの「多動力」ど同ジャンル。この熱量を真似できなくても、思考法はタメになる。ストーリーが大事、予定調和を崩す。パンクであれ、Sex pistolsであれ、上手いか下手かではない、崩すか崩さないか。 - 22世紀の資本論(成田祐輔)
お金の話でありつつ、SFフィクションのような気持ちよさ。攻殻機動隊に似た高揚感。全てはデータ化される。価値の高い低いではなく、スタイルの差異になる。お金という宗教とどう向き合うか、その上でどう生きるか。めちゃくちゃな気もするけど、この本の中ではきちんとロジックが通っていて、現実可能性が見える、ここも含めてSFっぽい。測れない経済に突入する。稼ぐよりも、踊る。 - お金のガチを教えます(サバンナ八木)
芸人が語るお金の話、これがクセになる。経済学者や金融に携わってきた人のお金の話はアカデミックで良いのだけれど、月収の中央値5万円という世界での話は、ストリートワイズな妙味がある。固定資産税や、相続など、縁のない話も多いが、読みやすい。「リッチかどうかは解釈次第だよね」という心意気も好き。銀座の高級寿司と、同じネタを、スシローで食べれば、値段は1/10。同じ海で獲れて、同じ国の米なんだから、変わらんやろってマインド。人生は知恵と工夫で、すぐに潤うのかもしれない。 - PRIZE(村山由佳)
文学賞版のバクマン、直木賞版のバトル漫画。人間性、ダメ。人間関係、破綻。しかし小説は売れていて、とにかく喉から手が出るほど、直木賞が欲しい作家の戦いを描く。文芸界の裏側も見れるし、ついつい読み進めてしまう。分かる。ここまでくると金じゃない。権威、肩書き、欲しい。お前は面白いんだって、みんなを平伏させたい。分かる、俺、分かるってばよ。 - The BAND(1)(ハロルド作石)
BECKの完結がもう18年前。きた、ついに、新たな音楽漫画。ドラムを練習している俺にピッタリでねぇか。バンド組みてぇ。次が気になる。主人公が音楽にハマり、ライバルであろう人物が出てきて、一連托生になるであろうメンバーが出てくる。もう良い、これだけで最高。 - ヤブノナカ(金原ひとみ)
金原ひとみ史上最長、ある種の到達点。女性から見た現代社会の有象無象。今の時代を切り取ってる。強権的なフェミニストの小説家が出るパートは総じて重いが、それだけ脳を殴られる感じがする。劇薬に近い。文芸界が大きな舞台だけど、どこの会社でも、地域社会でも起こっているであろう現象だと思う。このテーマを書くのに、金原ひとみ以上の適任はいない。ヘヴィな読書体験、ここに極まれり。 - ゲーテはすべてを言った(鈴木結生)
芥川賞受賞作。23歳で受賞、しかも作品を読んで思うけど、こんな学識バキバキな内容書けるんかいなって驚き。プロットは意外とシンプルで、ゲーテの残した言葉の出どころを追うというもの。ここに個性のあるキャラクターと、ゲーテの逸話や畏敬の念がふんだんに混じっている。これをこの若さで書くということは、きっと並並ならぬ人生を送ってきたことは想像に難くない。 - 太陽の塔(森見登美彦)
森見登美彦のデビュー作。この時から文体は健在。主人公が失恋から立ち直るというか、引きずるだけの話。主人公が完全に作者の自己投影。京都、大学生、四畳半、癖のある主人公周りの登場人物たち。森見登美彦の要素がすべて詰まっている。フラれた女の子を忘れられません、という一点だけで、ここまで話を広げるのは職人芸さながら。
面白かった表現まとめ
- 枕草子、相思相愛
- シーラカンス、関数
- 悩み、割り勘
ニーチェを読んだ、ガクテンソク奥田の感想 - 普遍的な解釈は、現実を越える
- 匂いのついた消しゴムでも嗅いでろ
- 金だけ払えばなんとかなる、モンドセレクション的発想
- サービス残業しまくるという意味での、サービス業
- ほんますこやで
- 鬼っ子(荒々しい子の意味)
- Just Do IT
実は死刑囚の最後の一言、「とっととやってくれよ」 - 里程標
物事の推移、発展の一過程を示す印 - 内閣総理大臣賞
入った店の卵が、この賞をもらっていた - ジーパンがバシッとキマる女の子はかっこいい
ベストジーニスト賞のキムタクのコメント - 半〜は、もうそれ、半魚人は魚人、半56しは56し、半分詐欺はもう詐欺
- 水原一平も掛け金を引っ込めるレベル
- マキシマムザホルモンの歌詞みたい
- ギャル構文、上司ぴ、ぴえんこえてぱおん、ムリムリのムリ
- 食道と胃の輪郭が分かるほど冷たい
- 本田翼よりも、ギリ益若つばさの方が好き
ギャル好きの俺の言葉 - 女の子は、白馬の王子様より、自分のために動いてくれる○人鬼の方が好き
みりちゃむの言葉 - なんでも受け入れる、まさに流星街的な発想
- 小林一茶なら一句読みそうな気配
- 〜を右大臣、左大臣、内大臣とするなら、「みかど」レベル
- 往古来今が宇、四方上下が宙、これが語源。過去も未来も全部ひっくるめて宇宙
面白かったエンタメ
今月はなかなか忙しかった。仕事のトラブル対応などもあり、思うような時間の使い方ができず。
なんとなく印象に残っているのは、名古屋の久屋通り公園でやっていた、防災フェス。
南海トラフ地震に備えて、食料や設備など、備えをしておきましょうというもの。いや、していない。
水なんて水道水一択である。米も備えているが、水で炊くしかできないので、電気と水道が止まった瞬間に詰む。
そう思うと、人間の作ったインフラにフリーライドしているだけの、なんとも脆弱な存在だ。
電気が止まる、水が止まる。僕は生きていけるんだろうか。いや、無理。確実に無理。
この機に、防災対策をきちんとして、生きていこうと思う。
その他
最近小説を書いている。文学賞に応募もした。
集英社の新人短編集に年内に応募した。この結果が、今月の中旬に出る。
もともとは4月中にHPで公開と書かれているが、具体的な日付はなし。ひたすら毎日更新をかける。
結局4月20日とかに発表される。スマホ、プライベートのパソコン、会社のパソコン、履歴は集英社でいっぱいになってた。
結果。受賞ならず、しかし4作品応募したうちの一つは、なんとノミネートされていた。
きた。これ。やった。これはマジで今後の人生でネタとして使える。
「読書好きで、小説も書いたことあるんです。集英社の短編小説の新人文学賞に応募したら、ノミネートされたんすわ、ははん」と言える。これはデカい。
ということで今後も書く。金原ひとみと将来対談したい。その日に向けて、書くしかない。金原ひとみ向こうからやってこない。こっちから行くしかない。
幸せは歩いてこない。だから歩いて行くんだよ。このマインドである。
