ー年ー月の振り返り。今月は一言で言うと、資産の伸びがストップ。先月より160万円も下がった。
今月のお金の収支
使ったお金まとめ
家賃 | 53,880円 |
電気 | 18,000円 |
水道代 | 2,500円 |
通信費(スマホ) | 3,281円 |
通信費(Wi-Fi) | 5,368円 |
Netflix | 1,490円 |
ブログサーバー代 | 1,100円 |
キックボクシングジム | 8,410円 |
合計 | 91,529円 |
食費 | 30,150円 |
本代 | 19,485円 |
趣味代 | 12,780円 |
その他 | 15,090円 |
合計 | 77,505円 |
今月は繁忙期ということもあり、飲み会は少なめ。素晴らしい。ただ終電を逃して、深夜のカラオケに行った。
高校生の時はよくカラオケに行ったものだけど、フリータイムで500円のところとかあった。その時の感覚のままなんだけど、これは大きな勘違い。
深夜帯、かつアルコールも含めるとなると、カラオケ代金って異様に高い。高校生などには安く提供し、大人からふんだくるって恐ろしいビジネスモデル。
昔はあんなに歌いたい曲があった。だけど今ではほぼない。いまだに青春アミーゴなんか歌ってるんだから、救いようもない。もう行かない。
資産推移

証券口座 | 31,265,845円(+9,325,489円:+42.50%) |
銀行口座 | 641,738円 |
合計 | 31,907,583円 |
2月の頭ごろにアメリカ株が下がっている。年始に突っ込みまくったのもあり、買付余力はほぼなし。
銀行口座は100万円貯金のラインをこれまでも守ってきたものの、安くなったタイミングで、証券口座に移して買ってしまっていた。
銀行口座の金額も、70〜80万円を行き来している。まぁ正直そこまで急な出費もない。ただ年末に払ったふるさと納税分の、カード支払いが今月にあるのがネックではある。
しかしそれにしても、年末に寄付したのに、いまだに玄米が届かない。遅い。毎回玄米を切らすたびに、「いや、待て。今買っても、ふるさと納税分がきて余るんじゃないか?」と、数日粘るも、結局こなくて買うというルーティンが続いてる。
生活防衛資金は正直50万円もあれば大丈夫なんだけど、なるべく100万円のラインを保っておきたい。
生活費をパチンコや競馬などのギャンブルに突っ込んでしまう人たちの気持ちもちょっと分かるってばよ。「今だ、今が好機なんだ」って気持ちになる。長期投資はギャンブルじゃない、このことを今一度思い出すべき。
ただ2月の後半くらいから、急にアメリカ株が下がってきている。とはいえ去年の11月くらいの金額に戻っただけ。
それでも日々下がると恐怖は募る。上がり相場はみんな強気。ただ下がり出すと、この勝負はマインドゲームの様相を呈するのだ。
これぞ好機とばかりに買いを入れるも余力はほぼない。気がつけばすでに今の時点で、年間NISA枠の半分180万円以上を使っている。
よく頑張った、オレ。あとは耐えるのみ。どうせそのうち上がる。ねぇ、そうでしょ?そうなんでしょ!?
良かった&悪かった、お金の使い方
生まれて初めて格闘技の雑誌を買った。アナログ派だと思う、やっぱりハマったジャンルは、紙媒体で雑誌がほしい。
購入して気づいたのだけど、隔月発行の雑誌で、12月の半ばに発売されたもの。12月頭の朝倉海vsパントージャは、敗戦ということで記事が書かれている。
しかし年末の試合は、どうなるんだ!ってテンションで書かれてる。「鈴木千裕vsクレベルコイケ」なんかは、結果知ってるし、「あぁ、負けちゃうのに」というマインド抜きには読めない。
格闘技の雑誌を買ったのは初めてなんだけど、インタビューがとにかく多い。格闘技メニューとか、そういうのは少なめ。
巻末に移るにつれて、見たことも聞いたこともない選手ばかり。しかし間違いなく猛者であると思う。格闘技の世界は、まだまだ認知されていないのかも。
ブレイキングダウンなんかは人気コンテンツだけど、まだまだここからなんだろうな。
華やかさはなく、無骨というのか、とっぽい中身の雑誌。男臭い。バイク雑誌なんかは、バイクにまたがるビキニ美女がいるもんだが、女っけが全くない。かろうじて写り込んでいるリングガールくらい。
だけどそこが良い。中にある広告は、ボクシンググローブやミット、縄跳びやプロテインなんかもある。不思議なもので、こういう雑誌にある広告は、どこか安っぽく見える。
少年ジャンプの巻末の広告に載っていた、アクセサリーとか、服の広告もどこかチープに見えたもの。商品は同じでも、見せ方って大事なんだなと改めて思う。
ABCマートで売ってるVansと、ロンハーマンに売ってるVansだと、随分印象が違う。そんな感じ。
キックボクシングというのは、まだまだ伸び代がある競技なんだと思う。こんなに楽しいのに。練習前に読んで、モチベーションを上げるのに使おう。
鈴木千裕のインタビューで、試合の前日か2日前まで練習すると言っていた。インタビュアーが、「周りの選手はそんなことないですよね?」という質問をする。
「だからチャンピオンじゃないんですよ」と返す。痺れる。かっこいいって。でもこのインタビューの後に、クレベルに負ける。そこまで含めてドラマなのだ。
そしてついにボクシンググローブを購入。Venumのもの。フランス初のブランドである。おフランス。10オンスだけど、ちょっと大きめ。
いつもキックボクシングの時は、ジムにあるグローブをレンタルしていたんだけど、半年も続けたので、この機に購入。
Venum、ヴェノムと呼ぶ。遊戯王カードで、ヴェノムというテーマがあり、スネーク以外でのヘビって単語かと思ってたら、ヘビの持つ毒ってことらしい。
この複雑に入り組んだ現代社会、毒を持って毒を制すのだ、おれ。
お金は使わないと意味がない。趣味代や、興味のあることにお金を使うことは、誠に正しい。そう思って、ドラムを買った。
ただ家賃5.3万円の8畳1K、電子ドラムを置けるはずもなく、まずは練習パッドを購入。そして練習フレーズを書いた教則本を購入。トータルで6,000円。
「いつかドラムをやりたい」と思っていたので、それなら早い方が良い、そう思って購入。楽器系はとにかくミニマルスタートが良い。これくらいの出費なら、やめても損はなし。
今の時点では、一週間は続けている。今年中に上手くなる必要はない。長期投資のマインド、10年後にレッチリのカバーができていれば問題ない。気長にやろう。
ドラムはドラムで、また一記事書きたいところ。
こちらもCHECK
-
資産3,000万円突破。お金をもっと積極的に使っていくべきか。
続きを見る
今月に観た映画まとめ
一覧

- 失われた週末
巨匠ビリー・ワイルダーの作品、だけどあんまり。アルコール中毒の主人公のダメっぷりは秀逸、中島らもの小説を思い出す。だけどただ「酒が飲みてぇ」だけで、お金をなんとかして用意するって描写が長い。ここら辺は、西村賢太の「苦役列車」を彷彿とさせる。アル中は世界共通。ただラストシーンは好き。自分の苦悩を全て小説に書こうというオチは、個人的にもグッとくるものがあった。監督や、近い人が、同じ悩みを抱えていたのかも。Life is contentsを教えてくれる作品。 - フォローイング
巨匠クリストファー・ノーランの一作目。まぁまぁ、ここから二年後に「メメント」を撮る、伸び代すごい。時間軸の操作とか、最後のオチとか、片鱗が見える。主人公が網にかけられているのとか、そうきたかって展開。空き巣に入る件とかは、共犯感覚で面白い。ミニマルな作品で、もう少し周辺情報とかがあっても良かったかも。悪役の思惑もわかりづらい。でも1998年のこの作品からノーランの進出が始まった、そう思うと重要な一作。 - 正体
前半の逃亡劇や、身分を偽りながらのサバイバル生活はアガる。ただライター舐めんな、そんなにすぐ文章書けるようになるか、でもおもろい。ただ後半がダレる。PTSDのおばちゃんの尺が長い。それに逃亡中に出会った人たちが変化していくのは良いけど、ちょっと過剰。全部ラッキーパンチって感じ、最後の子とか、主人公の見た目が良い以外にヒキがなかったはず。あと偏見だけど、田舎にああいう体型の、ああいう髪型の、恋に恋する女の子はいる、解像度高い、褒めてる。こう見ると、人間関係の些細な変化とか、浦沢直樹の「モンスター」がいかに上手かったか分かるってもの。 - ボーはおそれている
巨匠アリ・アスター監督、三時間近い。長い。そしてリアリティラインも不明で、支離滅裂な展開が続く。というか監督も分からせようとしていない。「つまらない」と言う人の気持ちも分かるけど、意味分からなさとか、ボーが徐々におかしな状況に巻き込まれていく様が痛快。もう一回みる気にはなれないけど、映画体験としては代替が効かない。 - ロープ
ヒッチコック作品。ワンカット風で実験的。室内だけで完結する舞台みたいな作品。面白いんだけど、もうちょっとって部分もあり。凶器のロープを、その被害者への贈呈品を結ぶのに使うなどのサイコパスっぷりは好き。「俺らの犯罪、バレないっしょ?」という悪ふざけのシーンはワクワクするものの、犯人の一人がアホすぎと言うか、情緒不安定すぎ。本当の悪人は、ジョーカーとかレクター博士みたいな感じじゃなく、一市民だとは思うけど、あまりに小物過ぎる。犯人が二人ともクールだったら、もっと面白かったかも。 - パリ、タクシー
ミニマルだし、なんとなくオチも読めるけど、それを置いておいても好き。パリの街並みも美しい。人が二人良いて、それぞれの人生経験を語り合うだけで、映画になるんだって感じ。老女とタクシー運転手の距離が徐々に近づくの過程が良い。タバコ、コーヒー、アイスとフード描写を経て、トイレのために渋滞を起こしたり、警官を一緒に欺いたり、「最強の二人」的な展開もアガる。結局全ての起点は、人との出会いで、そこからドラマが生まれるんだなと感じさせられる。 - ウォンカとチョコレート工場のはじまり
ツッコミどころは多いけど、それを意図した世界観なので、言うだけヤボ。「売り物のチョコに溺れさすのは、普通にチョコの品質落ちるやろ」とも思う。まぁまぁって感想。そもそもミュージカルはそこまで好みじゃない。でも映像はずっと見ていて楽しい。キャラも立ってるけど、もっと掘り下げれる気もする。6人チームになって活動するけど、それぞれの能力を活かす描写が少ない、見せ場作れるのに。でもティモシーシャラメはいつも良い、同じ年に「DUNE Part2」も出たはずなのに、全く別のキャラなのがさすが。久しぶりにローワンアトキンソン見れたのも良かった。チョコと名ばかりの、ほぼ念能力、ほぼスタンド能力、もしくはドラえもんの秘密道具。ここを駆使して、危機を打破するシーンは全部楽しかった。 - イノセンツ
大友克洋「童夢」がインスピレーション元。ただ読んでない。クロニクルとかにも通ずる、超能力バトルもの。尺が長い気もするものの、全体的に楽しめる。悪役の子が、不遇だったけど、力を手に入れてしまって暴走するあたり、AKIRAの鉄雄を思わせる。閉鎖的な環境で起こるけれど、展開は飽きない。少年マンガっぽい面白さ、大人は登場するものの、争いに介在しない。少年少女の世界だけで、完結するのが、意外と映画では珍しいかも。パニックものって、大人が巻き込まれ、大人が解決するって解が多いけど、そうではないのが新鮮。 - ザ・メニュー
もっとやばい版の「注文の多い料理店」って感じ。腑に落ちないところもあるものの、結構好き。なんで主人公の最後はOKやねんとか、シェフのオカンいらんやんとか。孤島で出られないレストランというシチュエーションは良い、スマホは圏外、当たり前。フルコースの出てくるメニューにあわせて、徐々に真相が見える展開も良い。キャラも立てて、アニャテイラージョイとニコラスホルトの、マッドマックス組も最高。ニコラスホルトが、結果、一番イカれてて、シェフもちょっと引いてるって展開も好き。アメリカの金持ちの豚共に制裁をって志、階級社会を皮肉ってるのも良いし、11回もきたのにメニュー全く覚えていないっておっさんもすごい悪人に見えてくる。チーズバーガー食べたい。 - ブルーピリオド
原作大好き。最初はリアリティラインが気になった部分もあった。髪型浮いてんだろとか。あと学ランを前開けて着る感じも懐かしい。高校生になった時に、中学では私服だった同級生が、念願だったのが学ラン開けて来て、「ちゃんと着ろ、ダサいぞ」って指導されてたのも懐かしい。ただ内容は良かったし、アートの制作過程も面白い。東京藝術大学版ドラゴン桜的だし、変に恋愛の要素もないのも好き。ゆかちゃんが可愛いのがスゴい。東京藝術大学の学生に会った時に、ブルーピリオドの話をした際に、「マジであんな感じですよ」と言ってた。芸術って、見栄えよりも、世界をどう捉えて、どう発露させるかなんだな。 - 恋人はアンバー
1990年代、まだLGBTに理解のない時代。同性愛者同士で、偽りのカップルを演じる話。「シングストリート」の監督で、ラストがとてもよく似ている。本当の自分を認め、新しい世界へ飛び出す、感動。彼氏、彼女、どちらも同性愛者だけど、彼女は徐々にオープンにしていき、彼氏はずっと隠したまま、鏡像関係になっているのも上手い。彼氏側の親は軍人で、マッチョイズムが蔓延する環境で、自分を騙し続けて青春を過ごしたかと思うと悲しくなる。遠い国の昔のことだけど、普遍性のある話。 - ロストケア
冷静に考えたら40人以上もキリングはヤバい、埼玉県愛犬家レベル。こういう社会的なテーマって難しくて、説教くささは出てくる。少年法を扱ったやつとかも。松山ケンイチの演説もなんか長いと思ったけど、トータルで見ればそこそこ満足。Dr.キリコ的な救済。検察官の長澤まさみの親も要介護状態で、ここのキャラ付けも好き。超高齢化社会を迎える日本では誰も他人事ではないし、社会勉強と思って、見ておいて損のない作品。 - 星の旅人たち
これぞロードムービー。ダレる瞬間も正直ある。だけど亡くなった息子の代わりに、仲違いしていた父親が代わりに巡礼をするってだけでも胸熱。出てくるキャラも良くて、それぞれ欠点もある人間くさい人ばかり。偏屈な主人公がちょっとずつ心を開くシーンも良いし、キレイな風景を延々と歩くのを見ているだけでも気持ちが良い。僕は無宗教だけど、救われたいと思いは理解できるし、その過程で出会う人々との間に奇跡は起きるかもしれない。日本版として、お遍路参り行こうかな、行かないけど。 - セラヴィ
まぁまぁ。そもそも結婚式好きじゃないけど、そこは関係ない。結婚式に始まり、結婚式に終わる。フランスの働き方って適当なのか、これがスタンダードなのか、難しいところ。ポンコツキャラもいっぱいいって、色とりどりのポンコツ具合がたまらない。登場人物全員が、割と欠点多めで、変な奴しかいない。でもそこが良いのかも。新郎が激ウザで、もっと制裁が欲しかったけど、結婚式を無事に終わらせるストーリーというのは序盤で分かるので、これは流石にないものねだり。あと20分は短くできた。 - 全員⚪︎刑
初期衝動というか、とにかくエネルギーを感じる。実録犯罪モノはやはり面白い。全員短絡的で、バカばっかりだなと思ったけど、これが実話だってんだから驚き。倫理的に終わってるけど、こういうのは観てて楽しい。園子温作品を観た時みたいな喜び。長男の卑近さが天下一品。とある家族が、とある家族を葬る話で、不謹慎極まりないけど、音楽が鳴り響いたり、パーティーシーン多めなのも嬉しい。
ボーはおそれている
ずっと気になってはいた。しかし評判も振るわず、かつ長いということもあり、ここまで観ていなかった。
制作費の半分の額の回収もおっつかずという、大赤字をこいてしまった作品。まぁそれも正直仕方ないと思う。難解というか、分からせようという気がない。
町山智浩の解説を聞いて、やっとこさ内容が分かる。ユダヤ文学とか、ユダヤ教の戒律とかを、下敷きにした作品らしい。そんなん言われな分からん。
ちなみに身内に不幸ごとがあった際は、喪に服すために、一週間は風呂に入ってはダメらしい。風呂キャンセル界隈の先取りすぎる。
母が亡くなって、すぐにボーは風呂に入る。すると天井におっさんが張りついているシーンがあった。あれはボーが、ユダヤ教の教えを守るかの監視役だったらしい。そんなん言われな分からん。
話はボーが実家に帰省するにあたって、とにかく不幸なことというか、理不尽極まりないことが次々に起こるというのが基本的な流れ。
この映画を見た2日後である。僕はリモート勤務をしていて、夕食もそのまま食べた。格闘技のジムは閉まっている日だったので、21時半から1時間ほど散歩をして帰宅。
寒い。温度も低いし、風もある。耳が痛くなる。寒さ、畢竟、痛さである。周囲に建物がない、開けたところを歩く。
車も多い。22時を過ぎて、車で移動する必要などあるのか。通勤以外でだとすると、変態なのかもしれない。22時以降に外出するなんて、変態だ。散歩は例外。
僕のAirPodsは一年位前から、ノイズキャンセリング機能がオシャカになった。車が多いと、流れてくる音を聞き取るのに苦労する。
だってまさに「ボーはおそれている」の町山評を聞いていたんだから。なるほどなるほどと思って、帰宅と同時に聴き終わる。
家に着いたのが、22時半過ぎ。風呂に入ってから寝ようと思い、手を洗い、うがいをしようとする。
出ない。出ないのだ、水が。蛇口を捻っても、水が出ない。家のどの蛇口を試してみても、水が出ない。え、困る。困るんですけど。
とある本で、「ペットボトルの水は、加工の際に、ペットボトルの成分が流れ込み、体に悪い」と書いていた。この説を免罪符にして、僕は水道水を飲むようにしている。
というかケチだったから、もともと水道水しか飲んでなかった。背中を押してくれる説に出会っただけって話。僕の師匠はいつだって、両津勘吉なんだから。
つまり僕の家に備蓄用の水はない。水も、飲めない。歯磨きも、できない。風呂、もちろん入れない。風呂キャンセル界隈やん。おれ、ユダヤ教じゃないのよ、両親もバキバキに健在なのよ。
まずは郵便受けを見に行く。計画的な断水であれば、なにか通知があるはずだ。ただそんな通知はない。
というか断水するにしても、22時以降で大概の人が家にいる時間に断水するなんてセンスがない。22時以降に外出している奴は、変態だってさっきも思ってた。
どこかに問い合わせないとと思い、マンションの契約書を見直す。さすがに管理会社は難しいかと思うと、24時間対応している水回り用のコールセンターの電話番号を発見。
「これこれ!」と、早速電話する。事情を話すも、原因は分からない。周囲で断水しているなどの情報もないとも言ってた。
「冬の時期だから、水道管が凍結しているのかも」とも教えてくれた。今からその付近で、対応できる業者を探すと言ってくれるが、見つからないかもとも言う。
電話を待つ。水道管を温めようと思うも、熱いタオルを巻くにも、水がいる。電子レンジに入れる前に、水で絞らないといけない。
お湯をかけようにも、水がいる。沸かさないといけない。詰んでるやん。八方塞がりですやん。
そしてまた電話が来る。今稼働している業者は見つからないですとのことだった。23時近くだから、そりゃそうか。ブラックじゃなくて良かったわ。
マリオだって、夜に活動してるイメージないもんな。ルイージマンションくらいなもんだわ。
よくよく聞くと、コールセンターも数百kmも先の東京にあるそうだ。「リミット」って映画を思い出した。
気がついたら棺桶に入ってて、生き埋めにされてる。電話して、そこに至った経緯を思い出しながら、自分を捜索してもらうって話。
オチはバッドエンドで、捜索隊が棺桶を見つけたと思ったら、全く違う人のものだったという締めくくり。全然近くにいなかったんだ、絶望して終わる。
僕もそんな感じ。リミットのオチ、絶望して電話を切った。
家から往復3kmの銭湯の営業時間を検索するも、24時に閉まる。風呂は諦めることにする。めっちゃ体が冷えてるけど。おれ、夏場でも、健康と安眠のために、湯船に浸かる男なんだぜ!?
歯を磨かないといけない。再度家を出て、コンビニに行き、2Lのペットボトルを買う。外出先でもないのに、水を買うなんて屈辱の極みだ。
手も洗おうと思い、コンビニのトイレで石鹸で手を洗う。水、冷たい。そして帰宅する。風が冷たい。洗ったばかりの手がめちゃくちゃ痛くなってくる。
泣きそうになって、マンションに着くと、とある男性に声をかけられる。管理会社の人のようで、マンションの大元の水道管のバブルが閉まってて、マンション全体で水が使えなくなってたと話してくれる。
もうちょっとしたら使えるからね、と教えてくれた。嬉しいと素直に思うものの、水買って損したとも思う。
家に戻ってもまだ水が出ない。ちょっと待つことにする。こういう落ち着かない時は、不思議なもので、本を読もうと思えない。YouTubeとか、インスタントな娯楽に走ってしまう。
買った水も飲んでみる。一緒やん。水道水と何が違うねん。味覚の問題だろうか。確かに30歳過ぎて、回転寿司で、ハンバーグ寿司を頼んで、「邪道やん」って友人に笑われたこともあるけど。
そうこうしているうちに、水が出る。この時点で日付は変わってる。
風呂に入ってから就寝。思っていたよりも1時間以上寝るのが遅くなった。インフラが止まることを、おれはおそれている。
今月に読んだ本まとめ
読んだ本リスト

- 銃、病原菌、鉄(上・下)
勝手に「サピエンス全史」と同じくらいの時期かと思っていたら、まさかの97年発行。歴史がある。しかし内容は古びない。というか紀元前からの歴史を扱っているので、これくらいなど誤差。 - SAME AS EVER(モーガン・ハウセル)
最近読んだビジネス本の中では、一番好きかも。小手先のテクニックではなく、世の中の捉え方とか、普遍的なマインドセットを教えてくれる作品は貴重。 - アタラクシア(金原ひとみ)
相変わらず、読んでいてキツい作品を書いてくれる。めっちゃ褒めてる。一人称で、それぞれの視点、誰も幸せじゃない。でも不幸のあり方は様々。独身でも、既婚でも、子供がいても、それぞれの地獄がある。家族には心を開けないけど、浮気相手とか不倫相手には、自己管理ができるのもリアル。よくもまぁ、不幸な展開を続けるのが上手いもんだと毎回楽しい。旦那が浮気していて、仕事が忙しい時期に、警察に呼ばれ、「あなたの8歳の子供が子供が路上生活者に暴言を吐きケガをさせたんですよ」のシーンが、かわいそすぎて一番好き。 - ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ 1~4巻
最高。こういう漫画を待ってた。短く完結、オチまで抜かりなし。感情移入できるキャラクター、一人もいない。結果的に主人公の成長は好ましいけど、ずっと主人公も応援できない。それなのに、ここまで惹きつけられる。経済格差とか、社会的地位の格差はこれまで何度も見てきたけど、圧倒的な教養の格差を教えられる。主人公の痛さというか、「無知の知」ができていないバカさが怖い。それゆえに、短絡的な陰謀論に走る。頭が悪い人、特有の思考法、納得の仕方をまざまざと見せられる。好きな女の子の親に会うシーンや、好きな女の子に陰謀論を説明しまくるシーンとか、キツくて楽しいシーンがとにかく多い。 - チンギス紀(1)(北方謙三)
- チンギス紀(2)(北方謙三)
- チンギス紀(3)(北方謙三)
- 二人一組になってください(木爾チレン)
最高。桐島的な世界観というか、スクールカーストの設定まで決めた上で、デスゲームをしてくれる。26人クラスだけど、最後まで読むと、キャラ分けも分かってくる。文章の妙。話が始まる前に、1軍、2軍、3軍、その中の上中下まで書いてくれている。可愛い子は強いし、ブスは弱い、異性はなくともこの価値観は絶対。上っ面の友情が剥ける瞬間とか、1軍が崩壊していく様も良い。カイジのEカード的な、奴隷が王を倒すというのもアツい。現代社会の女子校、武器なし、バトロワって感じ。ただ映画化は意外に向いてないかも、散漫になりそう。読書でこそ味わえる面白さ。 - ピンポン(三巻完結)(松本大洋)
有名作品だし、窪塚の映画も有名。松本大洋作品は初めて読んだ。「アイシールド21」ぶりに読んだ、天才vs凡人の図。ただ最後は才能が勝ってしまうあたり、寂しさを覚える。ただ卓球のイメージがガラッと変わった。失礼だけど、隠な感じのスポーツだと思っていたけど、めちゃくちゃカッコいい。挫折やライバルの存在、強キャラ、必要な要素は全て含まれている。そしてみんな大好きな主人公の修行シーンも入ってて、少年マンガのお手本。ペコのめちゃくちゃだけど、クセになる台詞回しも良い。何より文庫本で3巻、この勢いで駆け抜けてくれる漫画、最高。
チンギス紀
偉いものに手を出してしまった。今年は「世界史」を勉強しようという意気込みあり、色々本を読んでいた中で、出会ったのがこの作品。
北方謙三の作品を読むのは初めて。一巻から面白い。主人公の成長や、敵キャラの積み上げ具合など、手練手管を心得ている。
昔にハマった三国志とか、龍馬が行くを思い出す。贅沢にページを使った大河ドラマ。そしてそもそも長い。
全部で十七巻。少年マンガを読む感覚で、じっくり読むのが良い。マジでキングダムって感じ、途中までしか読んでないけど。
世界史でも、モンゴル大陸の話は避けて通れない。人類の歴史が誇る要所。チンギス・ハーン、もしくはチンギス・カン。歴史見てて思うけど、どっちで読んでも良いよって人は、たいがい大物。
幼名はテムジン。豊臣秀吉の幼名は羽柴丸みたいな、出世魚システム的な。そして十七巻もあると、読んでも読んでも、ずっとテムジン。幼名から一向に大人にならない。
2003年公開で、おそらく劇場で見た「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」、舞台はおそらくモンゴル。
その中にテムジンってキャラクターがいた。名前の由来は言わずもがな。モンゴルで、テムジンにするのは、モロすぎる。
ちなみに、テムジンの友人のキャラクターの名前は、トムジン、ヤムジン、クンジン。いや、さすがにナメすぎ。「ジン」の語尾はおそらくそんなに汎用性ないで。赤西ジンとか出てきたらどうするねん。
記憶を確かめるために、Wikipediaで調べてみたら、名前は本当にこの通りだった。「トムヤムクンが由来」と書いてた。いや、節子、それタイや。さすがのさすがにナメすぎ。
そんなことはさておき、歴史を揺るがした豪傑たちのドラマ。ここからじっくり読んでいく。十七巻、文庫本の発売ペースを見ると、おそらく今年いっぱいのタスクになりそう。
ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
とにかく好き。魚豊先生、おれよりも全然年下。悔しい。
特に好きだったシーンが、英語にまつわる箇所。主人公ははっきり言って、頭が悪い。知性がない。教養がない。
だから人を判断する尺度が偏っていて、それが英語。「英語ができる=賢い、優秀な人物」という判断をする。
もちろん英語が話せる人は優秀だし、話すために努力は必要。しかし全てではない、英語って所詮はツールで、何を話すかが大事。
英語はペラペラだけど、話すべきテーマを持っていない人もいる。それなら英語は全然だけど、哲学について造詣が深い人の方が賢いと思う。
孫正義だって、スピーチの英語は上手くないけど、それで孫正義を中途半端な能力だってバカにする人はいない。
ここの解像度の高さで感動したのは、自分も実体験があるからだ。昔に工場労働をしている高卒の人たちと、会話する機会があった。
そこで「大卒?」と聞かれて、そうだと答える。すると、全く違う場所、違うシチュエーションで、何人かが「英語って話せるの?」と質問されるのだ。
これって怖い。人の優秀さを、語学力でしか判断できないってことだ。他の切り口を把握していないから、英語という軸だけで測ろうとするし、そのヤバさに気づいていない。
例えば「東大卒です」って人に会ったら、例えば「どんな研究をしていたんですか?」とか、「周りはどんなタイプの人が多かったですか?」とか、聞くものだと思ってた。
トルストイの名作「アンナ・カレーニナ」の最高の書き出し、「幸福な家族はどれも似通っているが、不幸な家族は不幸のあり方がそれぞれ異なっている」。
バカはどれも似通っているが、賢い人はそれぞれ異なっているって感じ。バカは決まったパターンがあり、賢い人も似たパターンもあるものの、活躍の範囲は幅広い。
SAME AS EVER
僕のバイブルのひとつ。「サイコロジー・オブ・マネー」の作者の作品。人生と、投資活動は似通った部分も多いのかもしれない。
- この世界は危うく脆い
アメリカ独立戦争は、風向きで結果が変わっていたかもしれない。ほんの些細なことで、歴史も変わる。出来事の予測ではなく、人々の行動に基づいて予測を立てるべき。 - リスクはいつでも「想定外」
予想しきった後に、その外に起こるのが本当のリスク。予測よりも、備えることに注力する。 - 「期待」と「現実」のギャップ
世界は欲ではなく、嫉妬で動いている。過去の生活よりも、周囲の生活と比較して、自分の人生を判断する。すでに手に入れているもの、欲しいものを把握し、期待値を自分で適正値に調整する。 - 「常識はずれ」とは何か
憧れの人は、憧れないやり方をしている場合もある。一部分だけを羨ましがっても仕方がない、その他全ての部分を含めてその人で、良い分だけ見ても意味がない。 - 「数字」という厄介な罠
未来予測よりも、確かな感覚が欲しい。100年に一度の事象も、常にいくつか走っており、そのどれかは今年に起こることもある。数字に惑わされない。 - 勝つのは「最高の物語」
人が覚えているのは本ではなく、文章、ストーリーこそが強い。何を言うか、ではなくどのように提示するか、ストーリーテリングこそが現代の武器。 - 「数値化」できないことの中に真実がある
歴史を見ても、数字だけで全てが説明つくわけではない。結局は人の感情で決まる。 - 平穏は「狂気」の種を蒔く
安定はいずれ不安定化する。株式市場もまさにそうで、必ず落ち目になる瞬間はくるし、それが普通のこと。ずっと安定する方が異常。 - もっと多く、もっと手っ取り早く、もっと急いで
全ての物事には、最適なサイズがある。成長の早い木は腐るのも早い、老木になる前に枯れる。価値のあるものは、「忍耐」と「希少性」から生まれる。 - 「革新」が生まれる時
革新的な技術はまずは軍事に集まる。全てが絶好調な状態では、非生産的な行動しかしなくなる。 - 一瞬で起こる悲劇、時間をかけて起こる奇跡
重要なことは積み重ねがカギなので、見過ごされやすい。多くの進歩は、予防などであり、実際に起こらなかったものである。 - 塵も積もれば山となる
10年に一度くらいのペースで、世の中がおかしくなると思っておく。複利を得るためには、リターンを狙うよりも、長く続けることを意識する。 - 意気揚々と絶望せよ
悲観主義者のように貯蓄し、楽観主義者のように投資する。悲観主義者のように計画し、楽観主義者のように夢を抱く。 - 完璧主義者が失っていること
生物である能力を完璧に進化させると、他の能力が犠牲になる。ほどほどの優れているのがバランスが良い。クリエイティブなことをしていると、散歩やぼーっとするなどの非効率的な行為が効果的。 - 成功にはコストがかかる
ダイエットでも金融でも、近道を知りたがる人が多い。欲しいものがあるなら、それに見合う努力をする、ただこれだけ。 - 「優位性」はあっけなく陳腐化する
優位性を維持するのは、優位になるよりも難しい。その場にとどまるために、走り続ける。進化とは、「うまくいくものを示すのではなく、うまくないものを滅ぼす」こと。 - 未来はいつも脅威に満ちている
技術革新は予想が難しく、過小評価されがち。「小さな技術革新の融合」が強い。 - 人生は思っているよりも過酷で、楽しくもない
作家とは「感情の歴史家」。たいていのことは見た目よりも過酷で、思っているほど楽しくない。 - 「インセンティブ」という世界最強の力
人はアドバイスではなく、インセンティブに従う。お金だけでなく、文化的・部族的な環境によるインセンティブもある。 - 「経験」ほど説得力のあるものはない
実際に経験するまでは、誰も理解なんてできない。 - 「長期的な視野」に立つには
「短期間で起こる理不尽なことへの我慢」を重ねていく。柔軟性が大事。一時的な情報ではなく、普遍的な情報を集める。 - 複雑にすると裏目にでる
論文や本は複雑で長い方が魅力的に見えるが、本質はシンプル。複雑さに踊らされず、「平均値の法則」を軽視しない。 - 外傷は癒えるが、心の傷はいつまでも消えない
意見の不一致は、「何を知っているか」よりも、「何を経験したか」による。事故は忘れるが、事件は覚えている。
23個めの話。物理的な傷は消えるものの、精神的な傷は癒えない。そしてその痛みは経験した人にしか分からない。
アメリカ映画で、ベトナム帰還兵が度々出てくるが、あれもまさにそれだと思う。
NARUTOの我愛羅でも、同じようなシーンがあった。この時は小学生当時だった。
同級生がアニメでこの回が放送された日に、「知ってる?心の傷は治りにくいんだって!」と言ってた。
小学生で気づけたのは偉いと思うものの、その同級生は気性が荒く、人の悪口を言いまくるタイプの奴だった。彼自身が心の傷を負ったことがなかったのかもしれない。元気かな。
銃、病原菌、鉄
これぞ、知的読書体験って感じ。長い、ボリューム多い。到底全部覚えられない。しかしそれでも読む価値はある。
こういう本は、時代を越えて残っていくと思う。人類の長い長い歴史の歩みを語ってくれる。
ヨーロッパ人が、アメリカ大陸をなぜ征服できたのか。それは鉄製の武器、馬を使った軍事技術、伝染病に対する免疫、航海技術、文字を持っていたこと、これらが要因。
要約したのが、この本のタイトル。しかしそれだけにはとどまらない。というか、本当の一部分に過ぎない。ひたすら人類史を追っていくって内容。
- 人類はどの地域からスタートしたか
- 狩猟民族と農耕民族はなぜ生まれたか
- 食料とどのように向き合ってきたか
- なぜ文明に差があるのか
- 家畜動物はなぜ今の種類しかいないのか
などなど、言われれてみると、「確かに謎だな」ってポイントを教えてくれる。
ただ長い。ひとつの質問から、回答に至るまでが、すでにある人類史サンプルを説明して検証していくので、とにかくボリュームがある。
ショート動画に慣れた人は、多分匙を投げる。しかし食らいついた者だけが味わえる読書体験がある。
面白いのが、この本の文庫本で上下を読んだ。中古本を探すと、上巻は安い値段で多く出品されている。読み終わりそうになったタイミングで、下巻も中古本をAmazonで探す。全然ない。結局新品で購入した。
つまり「なんか面白そう、読んでみっか」という人が上巻を読み、しっかり挫折し、売りに出す。下巻を買う人がそもそも少ない、そして買った人は最後まで読み、手元に置いている。なんかそんなカラクリな気がする。
「サピエンス全史」の著者である、ユヴァル・ノア・ハラリは20世紀までの人類にとって一番の問題は、「飢饉」「疫病」「戦争」の3つだと語っていた。この前提を元に読むと、頭に入ってきやすい。
面白かった表現まとめ
- Oasisのジャケットか!
佐久間宣之の「100ボケ100ツッコミ」のトータルテンボス回、急に寝転び出したボケへのツッコミ - まだやるかい?
ご存知、花山薫の名言 - 松崎しげるも真っ青
- There's no talent here.This is hard work.This is an obsession.
コナーマクレガーの発言、努力に勝る才能なし、常に念頭に置くこと - 黒毛和牛上塩タン焼680円
2005年の曲、20年前の物価を感じる
だめだ、今月は少ない。アンテナの張りが甘い。精進すべし。面白さは、結局のところ、単語に宿る。
寝転ぶというボケに対して、「Oasisのジャケットか!」というツッコミは、洒落すぎてて感動してしまった。良い、このアルバムは名盤なのだ。知らない奴が悪い。
別の番組で、芸人が、奇妙な角度と体勢でキスをしていたシーンに対して、ツッコまれていた。これもめっちゃ覚えている。
「Oasisのボーカルか!」or「リアム・ギャラガーか!」ってツッコミだった。澄み渡ったね、視界が。こういう例えツッコミって、脳内を活性化させてくれる。
例えツッコミしまくれる人って、たぶん一生ボケなさそう。こっちのボケは、老いて脳がボケる方の意味。
まだやるかい。ケンコバが語っていたけど、過去に板垣先生と格闘ゲームをしたことがあるらしい。
その際にボロ負けした直後に、「まだやるかい?」と言われたらしく、その後の連載の際にこのセリフが花山から出たそうな。かっけぇ。
面白かったエンタメ
- Fラン大学就職チャンネル
めちゃくちゃハマったYouTubeチャンネル。人前では言えないけど、受験勉強をある程度はしてきたせいか、僕は学歴に対する偏見がある。Fラン大生は、劣った人たちと思ってしまっている。その捩れを気持ちよく突いてくれる作品。クズというのか、人生に主体的になれない、全てに無気力な人たちを、まざまざと見せつけられる快感。緩やかに崩壊に向かっているんだろうと思える、かつて貴族が剣闘士を見ていたコロッセオみたいな楽しみ方ができるチャンネル。 - 魔裟斗チャンネル
これまでも見ていたけど、なお一層見るようになった - クロサギ
2006年リアルタイムで観ていたドラマのリメイク版。ただ扱っている詐欺事件は違っていて、ラスボスまで倒し切る部分はとても良い。平野紫耀はかっこいいけど、なんとなく芝居くさい。ただ世の中にはこんな詐欺があるんだという図鑑的な楽しさは健在。 - aespa「whiplash」
最高、というか、とにかくこのPV、ライブ映像を何回も見続けた。カリナとウィンターがとにかく良い。生まれ変わって、このレベルの女の子だったら、人生めちゃくちゃ楽しそう。PVはArcaとかの世界観っぽいし、バキバキのエレクトロサウンドがカッコいい。BIGBANG以降のK-POPで一番ハマった曲かもしれない。aespaのメンバーでスイパラ行きたい、もし行けるってなったら、韓国語マジで勉強する。 - レッチリ
いや、昔から好きだったのよ。しかしドラムを買ってからブームが再燃。最高、カッコいい。バンドの戦闘力を集計したら、マジで世界一。アルバム単位で遡って聴いてる。
魔裟斗はK-1の花形スター、僕はモロに世代だし存在は知っていたんだけど、リアルタイムで追えてはいなかった。なんなら「魔裟斗って、、、暴走族みたいな名前やな」くらいにしか思ってなかった。
2004年大晦日の山本KID徳郁戦は、瞬間最高視聴率が31.6%を記録したらしい。当時中学生になるかならないか、見ておけば良かった。20年以上経てここで興味が湧くとは、人生って面白い。
キックボクシングを見ていると、魔裟斗は切っても切れない。というか強いキックボクシング選手のほぼ全員が、魔裟斗の影響を受けている気すらする。
今の有名選手との対談も見ていて面白いし、マジで格闘技界のダウンタウンって感じ。
朝倉未来との対談も面白い。3年前の内容で、「練習はスパーしかしない」という朝倉未来に、「ミット打ちとか、ウエイトトレーニングも取り入れるべき」などアドバイス。
なんというか朝倉未来は、ちょっとブライアンホーク感あって、才能だけでやれてる感じがあり、魔裟斗は「いずれ行き詰まる」と苦言を呈する。
ここ最近負けが込んでるけど、そういう未来を見透かしていたのかななどとも思ったりする。やはり格闘技IQの高い人なのかもしれない、格闘技界MENSA。
「反逆のカリスマ」というのも、かっこいい。コードギアスよりもはるかに先取りして、反逆している。
魔裟斗が現役を引退したのは、2回目のK-1世界王者になった後で、年齢にして30歳。絶頂期に幕引き。スラムダンクみたいな終わり方。
一方で僕がキックボクシングを始めたのは、30歳を過ぎてから。魔裟斗が有終の美を飾った年よりも遅くして、自分がスタートラインに立った。
でも10年前より、日本人の寿命は伸びているはずだ。遅くはない。いつから始めても良い。
初めて経験したこと
一覧
- なんでもない平日に有給休暇をとる
旅行や帰省など特別な予定でしか有給休暇をとらなかった自分が、平日に有給休暇を取得し、3連休にした。何をするわけでもない。 - 腸腰筋
ニュースでパーソナルトレーナーが説明していて、2月発売のTarzanでもまさに扱われていた - 名古屋サウナ(サウナモンキー)
この2月にできたサウナ、平日ならちょっと安い。全体的に満足だけど、スパとサウナの温度が少し低いのがネック。そこまでサウナにうるさいわけではないけど、いざ入ってみると、文句のひとつも言ってしまうようになったもんさ。 - ドラム練習
チャドスミスになる。独身の人生はここから余暇をいかに過ごすか、これが課題になる。答えは経験則で出ている。終わらないレベル上げ。楽器練習は延々続く。一生遊べる。 - お宝市場(大須)
アイドルオタクの友達と行った。アイドルグッズ、特に写真が飾られまくってる。初めましての顔を100人くらい見るものの、K-POPや乃木坂など、とにかく可愛い顔ばかり。初対面の人が、みんな可愛いと、脳がバグってくる。段々「あれ、世の中の人ってみんなこれくらいの顔面じゃね」などという感覚になってきて、ここを出てからの街中を歩くと、目が補正されていく。下方修正。恐ろしい場所だった。
有給休暇を持ってしても、ラーメン屋に並ぶ
有給休暇をとった日に、平日の繁華街に行く。サウナだろうが、カラオケだろうが、平日料金は安い。人も少ない。
だからなにか思い切った遊びをしよう、そう思うものの、結局食べログ3.6のラーメン屋に行っただけ。いよいよお金を使えなくなってきてる。
そして人気のラーメン屋は、平日でも普通に並ばされる。休日だったらもっと並ぶんだろう。でも得した感は薄い。
荷物置きもない。店員が一人だけで、提供されるまで待つ。あと店のドアがなく、分厚い縦長のビニールが4本くらい天井から、地面まで垂れ下がった出入り口。
そして不幸なことに、その入り口と繋がっているカウンター。寒いし、出てこない。しかしラーメンはとにかく美味い。帳消しになった気はする。
隣の席の人が、「刑務所じゃ絶対に食えねぇ」とその隣のツレに向かって言って食べ出した。「刑務所収監直前・出社直後のメシ!」みたいな企画を思わせる。
当たり前だけど、やはり人間は刑務所入らずに人生を送るべきだと感じる。そしてその隣のツレの人も、食べている際にかかってきた電話に出る。
どうも建設業の人っぽく、その打ち合わせの電話みたいだった。頭が悪い人特有の、「それでも賢く見せたい、シゴデキちゃんだと思われたい」という感じのプンプンする話し方をする。これもおもろい。
「ここだけの話、こないだ呼んだ女の子、Da-iCEのメンバーと付き合ってるんですよ」などと、嘘か本当か分からないことも言ってた。
まぁ、Da-iCEあんまり分かんないんだけど。ここだけの話は、こうやって拡散される。おれ、怒られないかな。賽は投げられた、Da-iCEだけに。
腸腰筋
上の画像はTarzanのサイトから引用。相変わらず分かりやすい。
体幹の中にある、核となる筋肉。上半身と下半身をつなぐ、唯一の筋肉だそうだ。ここを鍛える。こうすることで、腰痛対策とか、身体のパフォーマンスも上がるのだそう。
体幹を鍛えると疲れづらいとかもあり、見た目の派手な筋肉よりも、中の筋肉をしっかり鍛えるのが、より健康に近づくっぽい。
色々読むが、やはり現代人の座りっぱなしの生活は良くない。立て、立つのだ。
そして「階段は資産」という言葉が好きなんだけど、この言葉とも腸腰筋は相性が良い。階段を一段飛ばしで登ることが、腸腰筋のトレーニングになるのだそう。
即階段ダッシュで駆け上がる。一人とりゃ、取り分も跳ね上がる。自信あんのにゃやっぱ訳がある。っていうか人生、為せば成る。このマインドだ。まぁZEEBRAの歌詞なんやけど。
その他
仕事中に、一度もサボることなく、本気を出すと、命が潰える。そういう奇病に僕はかかってる。
心臓にジャッジメントチェーンが刺さっているのだ。もうどうしようもない。寒いとやる気が起こらない。ここが難しい。
ただ補足すると、暑くてもやる気は起こらないし、ちょうどいい気温でもそれはそれで仕事をしたい気分にもならない。うーん、難しい。
ただこの時期は部署が繁忙期で、あまりサボれない。打ち合わせも多い。「体調が第一」という言葉は、ある程度ブラックではない会社なら、よく耳にするフレーズ。
しかしその心は、「体調を良くしましょう、そうしないと働けないからね」というものだったりする。家畜に対して、「健康でいてね、病気にでもなっちゃったら、僕らが食べる時に心配だから」って言うのと同じ。
「体調が第一」は正しいけれど、「自分の人生なんだから、自分の体調は重要」以上の意味はなくて良い。
そう思うと体を酷使して働くのは、おかしい。ズレている。ドイツは法律で、1日の労働時間は8時間とされている。残業もできるけど、ある程度の期間の平均勤務時間は、8時間以内でないといけないらしい。
それでGDP、日本から抜いたんだって。なるほど。味な真似するじゃねぇか。日本の企業は8時間働いた後に、ボーナスステージ残業が待っている。
なので僕は勤務時間こそ長いものの、実働時間を8時間以内にしようとしている。日本にいて、一人で、ドイツ的ワークスタイルを実現している。
独立して、ドイツの真似をしている。略して、独独。どくどく。一気にポケモン感が増す。まーたどがーす。
ブルシットジョブとの付き合い方
ここ最近とかく意識しだした、ブルシットジョブ。「ブルシット(bullshit)」は、卑俗な表現で「でたらめ」「うそ」「たわ言」などの意味らしい。
直訳すると、雄牛のフン。非常にアメリカ的な表現である。映画「クリード」で、難聴のヒロインが、手話で「Bullshit」ってしてた記憶がある。まんま牛の動きからのフンだった。
奈良県には、「鹿のフン」というチョコボールっぽいお菓子がある。非常に日本的だ。フンに関してのリアクションがまるで違う。
「完璧に無意味・不必要・有害な仕事」を意味するのがブルシットジョブ。 分かる。仕事なんてほぼ無駄だ。
トイレ清掃員の人とか、米農家の人とか、そういった人々はいてくれないと困るけど、自分みたいな仕事はいらない。
会議もムダだし、無駄な書類作成ばかり。効率的に早く終わらせても、追加の仕事が来る。新人時代に頑張って定時で帰っていたら、「ヒマなのか?」と陰で言われていて、そこから意味なく会社に残り残業代をもらうようになった。
結局成果やアウトプットでは評価されていないし、頑張ってる感や、仕事にコミットしてる感で周りは見ている。
つまり「あー、忙しい、忙しい」と言いながら、必要最低限の仕事だけするのが最適解な気がする。倫理的に良くないけど、これが現実。
アメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーが、この言葉の生みの親。
- 社会的仕事の半分以上は無意味、仕事を自尊心と関連付ける労働倫理と一体となったときに、心理的に破壊的になる
- 世の中や人のためにならず、なくなっても困らない仕事
こんなことを主張している。容赦がない。グレーバーさん、フリースタイルバトル出たら、呂布カルマくらいの罵倒をお見舞いしてくれそう。
社会人になってから常々、仕事って無意味だよなって思いはあった。誰か代わりにする。しかもなんなら自分の会社そのものが消えても、他の会社がそこを補う。
身近な製品なんてすべてもう完成しきっているし、意味のないモデルチェンジや、バージョンアップを繰り返しているだけ。虚構。資本主義を適度に利用し、上手いこと生きていきたい。
FIREをゴールにしてはならない
今年もこのままスムーズにいけば、おそらく数年でFIREできる。少なくとも、セミFIREならできる。
あと4年くれ、皮算用の上では、資産は5,000万円に到達する。問題はそこからだ。どう人生を生きるか。
仕事をしたくないけど、退屈に押しつぶされる人生は嫌だ。忙しくもない時期に、適当にYouTube観ながら、ダラダラときたチャットに答えるだけ、という背徳感もまた楽しいのだ。
「人生は暇つぶし」というワードは、陳腐化するくらい、世間でも語られてる。しかしずっと昔から、芯を食ってるなとも思ってる。
人生で一番避けるべきは、「退屈」であり、求めるべきは「興奮」とか「熱中」。忙しくて時間がないではなく、やりたいことがいっぱいあって時間が足りない、を目指すべき。
こちらもCHECK
-
【退屈な毎日】人生を満喫するためにすべきことを考える。
続きを見る
フルタイムの仕事を辞めると、時間がぽっかり浮く。ここをどう充実させていくか。ここが問題。
FIREはゴールじゃないし、「生み出した時間で、〇〇がしたい」がゴール。今であれば、読書したいし、映画観たいし、文章を書きたいし、格闘技をもっと上達させたい。
お金にもならない、ムダであり永遠に終わらないレベル上げを続けるのが正解。そう思うと、語学とか、楽器練習とかもしたい。
ドラムを叩けるようになりたい。チャド・スミスになりたいし、アート・ブレイキーになりたい。しかし現状は家にあるドラム、洗濯機だけ。
また3月末の〆切のすばる文学賞に応募する、小説も書き上げた。文字数45,000字程度。規定の文字数は、40,000~120,000字。
そして一作目を完成させた後に、ふと思いついたアイデアがあって、2作目も書き始める。すばる文学賞には、この2作を応募する。
文学賞に入選してみたい。この思いは去年から強い。賞金なんかどうでも良い。100万円の賞金は確かに魅力的だけど、今さらって感じ。
そうじゃなくて、「おれ、こんな実績あるねんで!」と言える人生の方が価値がある。極論言えば、賞金0でも、文学賞に入選したい。
僕は文章を書くのが好きで、自分なりには、読ませる&面白い文章を書ける人間だと自負している。しかし客観性は乏しい。
だからタイトルが欲しい。M-1で優勝した直後にブレイクするコンビは多いけど、面白さは変わっていない。拍がついて、スポットライトを浴びただけ、能力は元から高かった。
影響力の武器だ、権威だ。ダサい言い方になるけど、僕は、権威が欲しいんだ。
だから書く。小説家を志すなんて、終わりのないレベル上げに他ならない。文章を書くって楽しい。
