SNSは恩恵か厄災か。僕は厄災だと思う。だってあまりにデメリットが多いから。
僕はアラサーなので、子供のいじめ問題にSNSが使われているかなどはあまり分かっていない。
しかし大人になってもSNSの持つ危険性はちっとも目減りしていない。使えば使うだけ人生が貧相になる。
- SNSの利用と、孤独感や身体的健康の悪化まで、マイナス要素との間に相互関係がある
- SNSを利用すればするほど、孤独指数は上昇する
- リアルな人間関係をSNSに置き換えると、幸福度は低下する
とにかく科学的に証明されまくってる。SNSは悪魔だ、悪魔の手先やで。。。
完全にSNSをやめるのは難しいかも。だったら使う時間を最小にし、得られるメリットを最大化する方向に努力するべき。
SNSに多大な時間を使っても、僕らに旨みはない。恩恵を受けているのは、提供しているだけ。
このままカモでい続けるか、賢い利用者になるか。ふたつにひとつ。
・気付いたらSNSのアプリを起動している
という人にむけて書きました。
現代人は全員デジタルデトックスした方が良い
現代人はもれなくスマホ中毒者
僕を含めて現代人は、もれなく全員が、スマホ中毒者。あなたもきっとそう。
気付けばスマホを手に取ってる。電車なんか見回しても、ほとんどみんながスマホを触っている。
2021年最も売れた本「スマホ脳」。スマホの持つ恐ろしさを科学的裏付けとともに教えてくれる革命的な一冊。
夏の夜に友達と怪談話で楽しむより、この本をみんなで音読する方が、よっぽどホラー。書いてる内容がエグい。
- 現代人は1日2,600回以上スマホに触っている
- 平均して10分に一度、スマホを手に取っている
- 現代人の4割は、1日中スマホがないより、声が出なくなる方がマシだと思っている
- ビルゲイツは子供が14歳になるまでスマホを持たせていない
ここらへんが個人的に刺さった抜粋ポイント。
しかし何よりも怖いのが、この本が2021年に一番売れたということ。
20代のうち、半年以上をSNSに費やしている
ちなみにスマホの1日の平均利用時間が気になる。2020年「126.6分」から2021年「136.3分」と7.6%増加。
SNSについては2020年「67.1分」から、2021年「77.8分」と15.9%も増加しているんだとか。
1日のうち約1時間20分もSNSを利用している。この時間を何かにあてていればと思わざるを得ない。
実際に僕の肌感覚では、SNSをしている時間って、とにかくムダ。自分の趣味である、
- 映画
- スニーカー
- 面白いフレーズ
- 日本語ラップ
の情報を得ているくらい。情報収集も実際には、そこまで時間はかからない。
ある一定の時間を使ったら、それ以降はムダ。ドラム式洗濯機がグルグル回ってるところを見ていた方が、まだ意味があるかも。
ちなみに僕は大学生の頃に、Twitterにどハマりしてた。1日に30ツイートはしてて、開設して1年で10,000ツイート以上をしてた。
まぁ意味のある情報を発信もしていなかったってのもある。
「飲み会楽しかった、このメンツはキャラ濃すぎ」みたいな、吐瀉物よりも価値のないツイートしかしていなかったし。
戦略的に使ったり、情報発信のツールとして使う分には、SNSは有効。ただ自分の近況や、友人の動向を追うだけなら、SNSはムダ。
SNSの怖さをもっと知っておこう!
SNSの利用者は、ただのカモで金ヅル
SNSはヤバい。悪い意味でヤバい。僕らはもっと理解しておくべき。
SNSを使っている、なんなら使いこなしている。これは勘違いで、僕らがSNSに使われている。
SNSを提供している会社に搾取されているし、金ヅルだし、時間も労力も精神面も奪われている。
SNSなんて利用してもらってナンボ。僕らは顧客であるけど、それ以上にただのカモ。
「SNSを使ってコミュニティづくりを行い、シェアしたりつながっていけば、いつか良いことがあるかも」という企業の、あんともあやふやで、具体性のないメッセージを鵜呑みにしちゃってる。
しかしちょっと考えてみると分かる。自分がとあるSNSを運営している会社の経営者とする。
って絶対に思う。広告費もいっぱい入るし、利用者も増えて会社の株価も上がるんだから。
自分たちが提供してくれるSNSに、余暇の時間を全て突っ込む、そんな金ヅルがいればいるほど嬉しい。もっとみんな中毒化してほしい。そう思うはず。
SNSを使って、ある程度までは自分にとってメリットがある。そのラインを超えると、SNS企業にとってメリットがあるゾーンに突入する。
SNSを使うことで、孤独感は増す
SNSを使うことで、世界は狭くなり、人と繋がって、孤独感は消える。これは大間違い。
最近読んで感銘を受けた本「デジタル・ミニマリスト」。
1600人超を対象に、30日間に及ぶ、集団実験の結果から導き出されたメソッドを教えてくれる一冊。
「スマホを最小限使って、最大限のリターンを得よう!」という趣旨。
読み終わった後の僕のテンション。
SNSに関してのヤバさが分かる箇所をまとめるとこんな感じ。
- SNSの利用と、孤独感や身体的健康の悪化まで、マイナス要素との間に相互関係がある
- SNSを利用すればするほど、孤独指数は上昇する
- リアルな人間関係をSNSに置き換えると、幸福度は低下する
- たった5日間電話もネット環境もない環境でキャンプ生活を送っただけで、幸福度やコミュニティにつながっている意識が大きく向上
- SNSを使うことで、人間のキャパ以上の人との交流を強いられている
SNSを使うことで時間も労力も奪われている。
「人と交流できる」と信じていたのに、それさえも危うい。こうなると使っている意味がなくなってくる。
「百害あって一利なし」に限りなく近い。こうなると、禁煙をしたくてもできない人と、SNSをやめたくても使ってしまう人は、ほとんど同じなのかも。
SNS断ちをするために!
SNSを提供している人たちは、ガチンコに頭が良い。アメリカのトップに優れた人たちが、ゴリゴリに努力して作り上げている。
本気で優秀な人たちが、これまた本気で、僕らの脳をハイジャックしようとしてる。普通に考えたら勝てない。
というか現にみんな負けてる。SNSを毎日に約80分も使ってんだから。惨敗。
では絶対に勝てない。仕組み化・ルール化しないと勝てない。
SNS断ちをするために
- 使用する時間を最初から決める
- 実際に会う人だけをフォローする
- いっそデジタルデトックスまで踏み切る
使用する時間を最初から決める
いきなり使用時間を0にするのは難しい。そう感じるなら段階を踏む。
使用時間を少しづつ減らしていく。というか絞る。
「この時間なら触っても良い」という時間を決める。
仕事の昼休みの休憩や、移動中の電車の中や、夕食後の30分など、あらかじめ時間を決めておく。
筋トレをしている人が、時たま何を食べても良い「チートデー」を設けてますが、あれと同じ。
その時間は何を触っても良い。しかしそれ以外の時間は触らない。
実際に会う人だけをフォローする
「LINEは会うための手段に過ぎない」と昔にYouTubeで見たナンパ師が言っていた。なんとなく分かる気がする。
SNSでやりとりしていても、実際に会うことがない人は数多くいる。
仕事や何かの宣伝で、不特定多数の人に、メッセージを届けたい。そういう人以外は、実際に会う可能性がない人はフォローしない。
そもそも人はここまで多くの人と繋げれるようにできていないらしい。
1990年代にイギリスの人類学者ロビン・ダンバーが提唱した理論で、「人がスムーズかつ安定的に関係を維持することができる人数は15人ってものがあります。
この数は霊長類の脳の大きさと関係があるのだそう。
僕らの脳はそれ以上に人と接することができない。
地球上には約80億人もいる。その中で選びぬかれた、My150人。だったらその150人との時間を充実できるように使うべき。
151人目以降は、自分の脳では処理できない。よって気にしてはいけない。
いっそデジタルデトックスまで踏み切る
というのが最後の提案。難易度は一番高いけど、その分効果は一番大きい。
SNS断ちなんてチマチマしたことはしない。一気にデジタルデトックスまで踏み込む。
僕もここ数週間で取り組んでいるんですが、
を目標に掲げている。このスマホの使用制限1時間でいかに満足度を上げるか。そういうゲームだと思ってる。
毒を食らわば皿まで。母体のスマホの使用時間を制限したら、必然的にSNSの時間もそりゃ短くなる。
この1時間の間でLINEを返したり、気になるものを検索する。SNSの優先順位は低くなる。
ちなみにデジタルデトックスを始めてみて、感じた変化が以下。
- メンタルが安定する
最初は落ち着かないが、焦りの気持ちや謎の切迫感が消える - 自分の時間を確保できる
- 読書が捗る
- 考える余裕ができた
- ぼーっとする時間が増えた
- イライラすることが減った
- 目の疲れが軽減された
- 時間が経つのがゆっくりになった
漠然とした切迫感はちょっとずつ消えている。意味のなかった焦りも無くなってる気もする。
この記事を読んだタイミングで、思い切って人生を変えてほしい。
1日に3時間使ってた人は、2時間時間が生まれる。ここから10年間で、7,000時間以上の時間を自分の自由にできる。
うまく時間を過ごせれば、そりゃ人生も変わるはず。
こちらもCHECK
スマホ中毒だったが、デジタルデトックスする。やり方は簡単、スクリーンタイムを1時間以内を目標とするだけ。
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SNSのメリットは上限がある
SNSかから受けれるメリットは確かにあります。しかしそのメリットにも上限はある。
そしてその上限はすぐにきてしまうんですね。個人的な体感値ですが、1日に15分程度触れば、それ以上メリットは受けられない。
僕は面白そうな映画の情報を知ったり、オススメの本を情報を得れるくらい。
Instagramもアカウントを昔に作ったけど、一度も投稿したことはない。完全に見る専用。
めっちゃフォロワーがいるインフルエンサーで、多くの収益を得れているならそれは素晴らしい。
しかしそうでない人であれば、個人的にムダ。友人・知人とつながるだけなら不要。
Instagramも興味のあるアーティストくらいしかフォローしていなくて、友人・知人はフォローしていない。
たまに昔の友人に会った際に、他の友人の近況報告を聞いて、浦島太郎状態になるけど、それくらいしか困らない。
しかもその他の友人はもう何年も会っていなかったりする。
SNSだけの繋がりの人は、どうせもう一生会わない。
わざわざオフラインで会う必要もないと感じているから、SNSだけの繋がりになってる。
実際に自分が会う人の情報だけを得れれば良い。そして別にSNSへの投稿で、何かを証明しようとしなくても良い。
SNSで輝いた人生の一場面を投稿しなくても、あなたの人生が輝いているわけでもない。
逆に投稿したとしても、あなたの人生が必ずしもいつも輝いているわけでもない。
SNSを使って「自分の人生は素晴らしい」と証明する必要は、本当にどこにもない。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- SNSの利用時間は平均で1日に80分、SNSのヘビーユーザーはただの金ヅルである
- SNSを利用するほど孤独感は増す、最初から使用してもいい時間を決めておこう
- SNSくらいで、首の皮一枚つながった人間関係なんて、最初から無かったも同じである
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!