海外旅行が好きなサラリーマンなら一度は考えたことがあるであろう、移住計画。自分の住んでいる都会や地方から解き放たれて、心穏やかに移住できる場所を探したい。

と僕も考えていた時期がありました。しかしアジアの経済成長の伸びは目を見張るものがあります。
そのうちじきに日本と変わらない物価になるはず。四季に左右されず、自然の恵みを受けて、のんびり生きていたい。そんな場所はないものか。
そんな中で食指が動いたのが、沖縄の宮古島。友人と旅行に行き、1週間程度滞在したのですが、めちゃくちゃ落ち着く島。一月なのに20度くらいあるし。
宮古島に移住してきた人たちとも多く接することができました。シェアハウスであれば、家賃・水道・光熱費込みで4万円という物件もあるのだそう。
ありかもしれない。これからの人生を南国で過ごす、うん、悪くない。

・宮古島への移住を考えている
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 宮古島の海はとにかく青くキレイ、移住している人も多数存在する!
- 宮古島に移住しようと考えたら、最低7万円あれば可能である!
- 自分のいる世界が全てではない、移住という選択肢もあり!ただしマネーリテラシーは絶対に高めておくべき!
沖縄・宮古島に初めて旅行した
先日友人と旅行に行きました。もともとは沖縄本島に行く予定だったのですが、友人からの強い勧めもあり宮古島に行き先を変更。
宮古島は沖縄県に所属する島ですが、いかんせん距離がある。沖縄と宮古島は約300kmも離れています。
大阪から宮古島までは、約1,500km。ここまで離れると、本当に同じ国なのか怪しくなってくるレベル。地図を見ると、完全に台湾の方が近い。
首都から遥かに離れた島も日本のものとなっていると。これはありがたい。田中角栄の手柄なのかな、知らんけど。
元ZOZOTOWNの前澤さんが宇宙に行ったのが記憶に新しいですが、宇宙ステーションまでの距離って400kmくらいなのだそう。

那覇で乗り継ぎ、そんなこんなで宮古島へ。
とにかくまず海がキレイ。海が青い。サムライブルーのんのん、宮古島ブルー。
敬愛する北野武監督作品の傑作中の傑作「ソナチネ」を思い出したり。舞台が沖縄なんですよね。
北野武作品って全体が薄っすら青みがかったトーンになってるんです。これにより作品に独特の味わいが加味されている。これは北野ブルーって呼ばれています。ちなみにね。

って思い出したり。
宮古島の情報をざっくりまとめておくと、
- 面積が204.5㎢
- 人口が約5.5万人
- サンゴが隆起してできた島
- 大きな山がなく、気候が変わりやすい
サンゴが隆起してできたというなんともファンタジックな島。RPGゲームかなんかで出てきそうな設定なんですね。

と思わず勘ぐってしまったほど。
島はかなり小ぶり。東京都の面積の約10分の1くらいの大きさしかありません。車があればすぐに一周できてしまう。
人口も少なめ。学校などの教育機関もいくつか見られたのですが、全部で約5.5万人。メーカーであるシャープの社員が、従業員約5万人だったはず。
宮古島を一回空にして、シャープの社員を全員ぶち込めば、だいたいトントンという感じ。


あとはやはりというべきかチェーン店が少ない。マクドナルド、天下一品、ジョイフル、サーティワン、ドンキホーテとかそれくらい。
僕はチェーン店の無機質な感じが結構好きなので、ここはちょっと寂しかったり。
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あとはなぜかネコが多い、飼われていない路上のネコたち。いたる路上で見かける。野良猫特有の警戒心がないのも特徴。
近づいても逃げない。痩せている感じもなく、みんなカーヴィーボディをキープしている。きっと島の人たちから可愛がってもらっているのでしょう。
きっと島民が優しいからに違いない。ネコを通して、島の治安が伺えます。村上春樹の描く世界観。
宮古島には、なんと移住者が多い
友人と泊まったのはゲストハウス。僕と同世代20代後半の人たちも多く泊まっていました。なんだかんだ高学歴の人が多かった。
話してみると移住している人もちらほら。ゲストハウスを点々として、フリーランスで生計を立てている人もいました。
また超名門大学を卒業後、これまた超大手企業に入社。ビタビタに成功のレールに乗っていたにも関わらず、宮古島に移住してきた人もいました。
自分のライフスタイルを考えた結果、宮古島にある観光サービスを提供する会社に転職したそうな。
他にもゲストハウス経営者や、飲食店の店員など、都市から宮古島に出てきた人にも会いました。
そもそも僕が泊まったゲストハウスも、移住してきた方が運営している物件でしたし。

出会った人も関東出身の人が多くて、方言なんかちっとも耳にしない。標準語しか聞こえてこない。

思い返してみると、宮古島生まれ宮古島育ちの人に、全く会っていない気がする。
地方や田舎に移住すると、ネックになってくるのがやはり人間関係。もともと存在するコミュニティに馴染めるかどうかはかなり大きな問題。
村社会ってこともあるし、外からの侵入者として警戒されるかも。
そう考えると、宮古島は移住者に対してかなり開けている気がする。シェアハウスやゲストハウスなどを利用して、他の移住者の人ともネットワークを築きやすいし。
今の世の中テレワークなんて珍しくもなんともない。住む場所も関係ない。宮古島は時差もない。
こうなってくると、宮古島に移住はなかなか賢い選択肢かもしれない。
宮古島移住のハードルとはいかに?
ゲストハウスに友人といた際の話です。その友人はいずれ沖縄や宮古島に移住したいという気持ちを持ってる。
宮古島には何度も訪れたことがあり、僕をガイドしてくれました。確かに宮古島は海がキレイだし、自然も多い。
何より都会特有のせかせかしている感じや、無意味なプレッシャーもない。「成果を出せ!」という圧力を感じない、これって結構新鮮。
移住したい友人と、完全に観光旅行で来た僕という構図。
そんな旅行の最終日に、ゲストハウスのスタッフさんと雑談していました。なんとなしに話題は仕事の話に。

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と不意に質問されたんです。移住したがっている友人と一緒にいたからか、僕まで移住したいピープルだと思われていたみたいです。
しかし不思議なもので、一度でも質問されてしまうと何となく自分事として考えてしまう。

サラリーマン長くやっていると、自営業とかで稼ぐイメージは湧きづらい。しかし宮古島には、自営業で生計立てている人なんか山ほどいる。
やはり人間は無意識にバイアスかかっているんですね。自分が属する環境の価値観で知らず知らず動いている。
別に僕がフリーランスになっても良い、沖縄でも宮古島でも好きなところに移住しても良い。選択肢としては、間違いなく存在する。
勝手に移住は他人事だし、このままゆとりを醸し出すサラリーマンでい続けるって感覚でしたが、実はそうではなかった。自分事として考えてみると、視点が変わります。


ってことで宮古島移住に関してシュミレーションをしてみます。一週間程度の滞在かつ、自分の足と口コミだけで稼いだ情報ですので、甘めに見てくださいね。
利用に移住するハードルは色々ある。最初にして最大の難関は、やはりお金。
Amazon Primeの翌日配送が受け取れないなんてのもありますね。「沖縄・離島・一部郡などお届け先が離れている地域」と注意書きされているやつです。
確かに遠いっちゃ遠いから仕方ない。関西から沖縄まで2〜2.5時間、沖縄から宮古島まで1時間。冷静に考えてみて、飛行機で1時間かかるのに同じ沖縄県って結構バグってる。
お金だけの問題で考えると、そこまでハードルは高くなさそう。ゲストハウスにいた移住者の方と話していると、近々宮古島内のシェアハウスに住むと言っていました。



食費が3万円だとしても、最低限月7万円あれば、宮古島で生きていける。貯金が250万円ある人は、約3年は宮古島で何もしなくても生活できる。


僕は今このブログで副業として、だいたい月1万円稼いでいる。つまりあと6万円稼げれば良い。
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ブログはほとんど趣味みたいなものだから、働く必要がなくてもきっと書き続ける。継続すれば、収入も上がっていくはず。
貯金もある程度ある。働かなくても、数年くらいは余裕で生きていける。そうなると選択肢はこんな感じ。
- 貯金で生活。ブログだけに専念して、月の収入7万円になるように、趣味も兼ねて毎日記事を書く。
- 貯金で生活。ブログもしつつ、顔バレ・声バレ気にせずにYouTubeを始めてみる。
- 宮古島でバイトを始める。ブログも書きつつ、月6万円だけ稼ぐ。
- 宮古島でバイトを始める。ブログも書きつつ、貯金で投資信託を買いつつ、いずれバイトの時間を無くす。
こう整理すると、案外いけるかもしれない。しまんちゅになれるかもしれない。
ただ何にもデメリットはあるもの。移住するにも、注意点がいくつかあります。
ここを踏まえて検討しましょう。
宮古島に移住の注意点
- かなりの車社会
買い物はスーパーの近くに住めば、なんとかなる。しかし海で遊んだり、島の自然を享受したければ車は必須。 - 商業施設は少ない
娯楽はマリンスポーツに全振りしているので、その他の遊びは期待しない方がいい。映画館はひとつあるが、本島でヒットした作品の数作が何ヶ月か遅れて公開される。 - 食費はそこまで変わらない
スーパーの値段もほとんど変わらない。ラーメンは一杯800円くらいと、だいたい相場通り。食費削減は期待薄。 - 水が硬水
シャンプー泡立ちづらい、LIke ヨーロッパ。 - コミュニケーション能力は必須
宮古島に住んでいる人は助け合いの文化が強い。近隣の人とのコミュニケーションの機会が多いので、人見知りだと住みづらい。 - 砂が多い
海辺の家だと、窓を開けていると、家が砂っぽくなる。車は潮風で徐々に錆びてくる。
自然は間違いなく、国内最高級。山はないけど、海はバツグンにキレイ。サンゴは煌めいているし、海はどこまでも澄み渡っている。
宮古島の海を知ってしまったら、本当の海は全て見劣りしていまう。マジで止まって見えるレベル。
ただそれはあくまでも自然のみ。商業施設などの娯楽は弱い。マリンスポーツや海に関する趣味がない人は、多分時間を持て余すはず。
宮古島市未来創造センターって建物ありましたが、マジで近代的な建物はこれくらい。
他はザ・田舎って感じではある。台風も多い地域なので、新築で建物を建てるってことは少ないそう。
昔ながらの家屋に、台風用のガード設備がついているのが宮古島スタンダード。モダンな街並みは期待できません。
あと島民の人とのコミュニケーションは必須。日本の中でもかなりシェアリングエコノミーが進んでいる地域です。
金銭を媒介にしてではなく、人の善意や思いやりをハブにして生活が進んでいました。
例えば完全に車社会の宮古島でしたが、僕と友人は最後まで車はレンタルしませんでした。
なぜなら知り合った車を持っている人達が、ついでに乗せてくれたから。都会じゃあんまり考えられません。
おんぶに抱っこどころか、チョークスリーパーまで決めてしまっていました。一回掴んだら、何があっても離しはしない、そんな心構え。
また宮古島の賃貸ですが、SUUMOとかで普通に検索しても出てきません。不動産業者を介さずに、島民同士でやりとりしているからだそうです。
つまり完全に口コミ。宮古島に住んでいる人と知り合い、直接紹介してもらうしかないんです。
完全にコミュニケーション能力に長けた人用の島。人見知りの人は、ちょっと厳しいかも。
移住する、これもまた人生
制約だったりデメリットは多少はあるものの、移住ってそこまでハードルは高くない。向いている・向いていないがあるくらい。
車の運転下手だし、近所に本屋はあってほしいし、買い物好きだし、気になる映画はすぐに観たい。そんな僕は移住には向いていないかも、シュミレーションしてみて改めて気付きました。
ただあくまでも今の段階では、って話。将来したくなるかもしれません。
もしあなたが今の生活が苦しかったり、都会暮らしにストレスを考えているなら、移住する価値は十分あると思います。意義を感じれない苦しさだったら、逃げても良い。
我慢は美徳と思われがちですが、一概にそうとも限らない。ペンギンに空を飛ぶように調教しても仕方ない。それよりも泳ぐスピードを上げる苦しさの方が意味はある。
自分の適正とか、やりたいこととか、自分の行動原理に合わない努力を強要されているなら、移住しても良いかもしれない。
移住したらかといって別に一生とどまる必要はない、自分の中で整理がついたら新たなステージに向かっても良い。移住して自分のチューニングができたら、都会でリトライしたって構わない。
僕らが今生きている世界なんてたった一部。たまたまそこにあっていなかっただけで、自分らしさを持って輝けるフィールドってきっと探せば見つかる。

って気付けるだけでも、移住を検討してみる価値はあると思うんですね。
これは移住に限った話ではないですが、とにもかくにもマネーリテラシーは上げておいた方が良い。
移住しようとか環境を変えようとか、仕事を休もうと思ったら、まず直面するのがお金の問題。

って常々思ってる。合唱コンクールとかの練習時間なくして、全部お金の授業にしてほしかったって指を咥えてみたり。
お金が全てではない、これは正しい。でも全てのことにお金が必要、これもまた正しい。
というわけでお金に関する知識や教養は自分で磨くしかない。誰も教えてくれない。知らなかったら、ずっと損する人生。
いろいろな本を読みましたが、おすすめは圧倒的に「本当の自由を手に入れる お金の大学」。
Amazonで約9,000件のレビューに対して、星は4.6。値段は税込で1,500円程度ですが、とにかくコスパが良い。
この本を読んでから、スマホのキャリアを格安SIMに変えました。月々の料金は約4,000〜5,000円ダウン。一撃で元をとりました。
お金に関する本って、費用対効果がめちゃくちゃ高い。だって節約術とかお金に関する知識を身につければ、実行するだけで本の値段以上のリターンが返ってくるから。

・お金の貯め方がよく分からない
・つみたてNISA始めたいけど、よく分からない
・投資信託ってなに?
って人は、迷わず読んでください。すぐに本の値段である1,500円以上を回収できるはず。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 宮古島の海はとにかく青くキレイ、移住している人も多数存在する!
- 宮古島に移住しようと考えたら、最低7万円あれば可能である!
- 自分のいる世界が全てではない、移住という選択肢もあり!ただしマネーリテラシーは絶対に高めておくべき!
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この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!