「ボーナスが出たから」というのは、何かを買う理由にはならない。
自分にとって本当に意味があるか、役に立つのであれば、いつでも買うべき。
自分にとってさほど意味も利便性もないなら、ボーナスが1億円入っても、買うべきじゃない。

・給料日やボーナス日に、いつも買い物をしてしまう
という人にむけて書きました。
消費を煽ってくる現代社会のメッセージを額面通り信じてはいけない。大半はいらないんモノだから。
そもそもボーナスは、年収に組み込まれているもので、突発的にもらえたものと考えるのが間違い。

「ボーナスが出たから」とか「給料日だから」とか「ポイントが10倍だから」なんてのは、他の人の都合なのだから。
記事の前に自己紹介!

・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
ボーナスをムダ使いするのは愚の骨頂
購買意欲を刺激されるのが現代社会
とにかく今は消費を煽ってくる風潮です。雑誌を見ても、とにかく広告ばかり。
スマホでネット記事を見ても、YouTubeを見ても、とにかく何かを買うように要求してきます。
もちろん何かにお金を使うのは、悪いことではありません。自分にとって価値のあるものを買うのであれば。
「ゼイリブ」という映画があるのですが、そこでモノの真の姿を見極めれるメガネというアイテムが出てきます。
このメガネをかけることで、街に潜むエイリアンの存在に気づいて、という話。
ここで面白いのが、このメガネをかけると、エイリアンだけでなく全てのモノの真の姿が見えるというところ。
世の中に存在する広告が全て、
「BUY(買いなさい)」と表示される。

世の中は僕らに出費を迫ってくる。意識しないと、どんどんお金は出ていってしまう。
「ボーナスは何に使いますか?」は愚問
実際にあなたも職場やお店でされたことがあるであろう質問。
「ボーナスは、何に使いますか?」、くだらない。僕は世界で一番くだらない質問だと思う。「いくつに見える?」よりも、質問としては低俗。
そもそもどうして、ボーナスを使う前提なのか。ここがまず間違ってる。
本当に欲しいモノなら、いつでも買って良い。そのモノで得られるメリットを、1秒でも早く、1日でも若いうちに、享受しておくべき。
しかしそうでないなら、どのタイミングでも買うべきではない。宝くじが当選しても、ボーナスが異例の100ヶ月分出たとしても、財布を開くのは間違い。
それなのになぜか世の中では、ボーナスが出ると大きな買い物をすると、信じられている。
「ボーナスが出たら」は、言い訳にだけ使う
気になっていた家電を見る、服を試着する、でもイメージと違っていた。買わないことにしたけど、店員に断りづらい。
こういう時に、僕はいつも、

と言って逃げる。不思議とこう言うと、すんなり店員も見逃してくれる。
「ボーナスが出たら、消費者は買う」という共通理解があるからでしょうか。とにかくここだけはありがたい。
そもそもボーナスとは何なのか?
ボーナスなんて所詮は年収のうち
ボーナスを天からの恵みとか、突発的にもらえるラッキーアイテムとして捉えている人も多い。
というか「ボーナスタイム」、「ボーナストラック」なんて使われ方もされてしまってるあたり、僕らの誤解は加速しちゃってる。
ボーナスには賞与の他に、「特別扱いの事物、また、追加の特典」という意味もあるのだそう。紛らわしい。
確かに会社の業績によって、ボーナスは多少変動することはあります。ここだけ見ると、突発的な要素もある。
しかしボーナスはそもそも年収に組み込まれているんです。求人の際に出ている年収の数字も、ボーナス込みのもの。
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「<予定年収>年収400万円〜700万円」みたいに買いているけど、どの会社も全てボーナス込みの金額で書いている。
だから僕らは最初からもらえると分かっている分のお金を、変な順番でもらっているだけ。ボーナスはそこまで特別ではない。
ボーナスは、文字通りのボーナスじゃない
例えば年収が600万円で契約社員になるとします。その際に会社によっては、給料をもらう方法を選択できることがあります。
- 賞与あり
月に35万円、年2回のボーナスが90万円 - 賞与なし
毎月の給料が50万円
どちらも年間で600万円もらえる。本人からしたら、年間の収入は変わらない。
こう考えると、ボーナスだからといって、高額な買い物をするのはアホらしい。もらえる総額は同じで、タイミングが違うだけなんだから。
もらえる額やタイミングに、緩急がついているだけ。毎月定額をもらっていれば、おそらくムダ使いする確率は減る。
正社員であれば、基本はボーナスが出る。というか会社が年収を渡す方法として、強制的にボーナスという手段が取られてるって感じ。

そう考えるとムダ使いしてはいけない。タイミングに惑わされてはいけない。
ボーナスをムダ使いしないために
とるべき選択肢は2つ
ボーナスが出たからといって、ムダ使いしない。とはいえ、

なんて人もいるかもしれない。ムダ使いしない方法を、ご紹介します。


ボーナスをムダ使いしないために
- 本当に必要な出費であれば、タイミングを気にしない
- 給料日・ボーナス日はただの暦と心得る

本当に必要な出費であれば、タイミングを気にしない
本当に必要ならいつでも買ってOK
自分にとって必要なモノであれば、ぶっちゃけいつ買っても良い。もちろん買うモノの値段にもよるけど。
自分にとって必要な体験であれば、正直なところいつお金を払っても良い。もちろんかかる費用にもよるけど。
ボーナスによるデメリットは2つあるんですよね。
- ボーナスが出たから、衝動的に多額のお金を使ってしまう
- ボーナスが出る時期まで、お金を使うのを控える
ひとつ目のデメリットは理解しやすい。しかしふたつ目は、意外と盲点かも。

と何かの購入を控えた経験がある人は多いはず。
しかしボーナスに関係なく、どのタイミングでも本当自分にとって必要ならお金を払うべき。逆に不要なら、宝くじが当たっても、お金を払わない。
僕の人生のバイブルのひとつ「DIE WITH ZERO」。生きている間に、資産を使い切って、往生しましょうって内容。
この本の中で学んだ教えが、「金の価値を最大化できる年齢は26〜35歳」というもの。ちなみに、おれ、今アラサー。

そしてこの本で最も好きだったパンチラインが、

というもの。
人生をスカウターで測るとしたら、体験値によって戦闘力が決まる。多くの経験をしている人の方が、人生の強度は高い。
ボーナスが出ない時期に必要な出費をして、感性を戻す
ボーナスが出たからムダ使いしてしまう人は、ボーナスが出ない時期に必要な出費をすることで、感性が戻る。


もし親友から旅行に誘われる。次のボーナスまで、あと3ヶ月あるとする。

とここで待ってはいけない。体験には複利の効果がある、後々思い返し自分の中に根付いていく。体験するなら、早い方が良い。
自分にとって必要なら、ボーナスに関係なくお金を払う。不要なら、いつでもどこでも、お金は払わない。メリハリ、万歳。
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人生の価値は経験の総量で決まる。毎日を充実させるために、経験を優先する。
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給料日・ボーナス日はただの暦と心得る
給料日に奮発して高い料理を食べる。ボーナスで意味もなく、さほど欲しくもないブランド品を買ってみる。
これはダメ。ムダ使いするのもダメだし、それ以上に人の都合で動いてるのが、品がない。
ちなみに僕の話をすると、前職の会社では給料日と、今の会社の給料日は違う。転職してみて、改めて給料日という概念のバカバカしさを思い知った。
いつ給料が銀行口座に入るのか、いつボーナスがもらえるのか。こんなものは全て会社の都合。
人の都合で、僕らはお金を使うべきじゃない。他人のスケジュールを、自分のお金を使う理由にするのは良くない。

家のストックがなくなったから、買っておこう。自分が本当に欲しいから、今買っておこう。とにかく自分の都合で動く。
お店のセールも同じ。「全品30%OFFです!」、これも他人の都合。
欲しかったり、必要だったり、自分の都合がそこにないなら無視。
自分の人生を生きてるんだから、お金を使う理由を他人に求めるのは、思考放棄と思うんですよね。
ボーナスなんてただの幻想である
ボーナスは意味のないイベントに過ぎない
僕らはとにかく買う誘惑に負けそうになる。ボーナスが出たという現象が、その誘惑を加速させてる。
しかしボーナスなんてただの幻想。蜃気楼。存在しない。
結局年間決まったお金をもらうんだから、見せかけのイベントに過ぎない。
だから別にボーナスを一年の区切りにする必要はない。
ここまでボーナスを徹底的にこき下ろしてきた僕。実はボーナスに関して、ちょっと苦い思い出があるんです。
それは前職での、3年目の夏のボーナスの出来事。
人を殴った奴と同じペナルティを課された話
夏のボーナスを決める期の評価で、僕は標準以下の成績をとりました。僕の不出来もあるのですが、何よりも課長とソリが合わなかった。
面談時にめちゃくちゃ文句を言われる。やってきた業績はまるで無視、重箱の隅を突く意見を延々言われる。
「今回お前は標準以下だ!」と言い渡される。正直まるで納得はいかないものの、どうしようもなく泣き寝入り。いまだに恨んでる。
ちなみにその時にとったランクでは、標準の評価のボーナスから10%減。たまんない。
時を同じくして、会社内で警察沙汰になった社員の人がいました。
なんと酔った状態で、社外の人と喧嘩し、殴って警察に勾留される事態に。
会社の中の懲罰委員会にかけられ、処遇が決定。社内に展開されました。
「暴行事件を起こした山本(仮名)は、賞与10%減給とする」と書かれる。10%減って、俺と同じやん。

上司と仲が悪いということは、どうも人を殴ることと同じくらい罪深いらしい。資本主義つらすぎ。ぴえん。
この一件以降、僕はボーナスへの不信感がハンパない。ボーナスなんて幻想だと思ってる。
ペガサス幻想。ボーナス幻想。踊らされへんで。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ボーナスはそもそも年収に組み込まれている、もらえるタイミングに緩急がついてるだけ
- 本当に必要であれば、ボーナスに関係なく、お金を払うべき
- ボーナスなんて、所詮は幻想であり蜃気楼である
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!