他の人からの評価って怖いですよね。自分がどう見られているか、めちゃくちゃ気になりますよね。分かります。
ですが他人からの評価なんて、究極的にはどうしようもない。そしてその他人も、自分の行動を一部しか見ていないので、アテにならない評価かもしれません。
人からの視線や評判は気になってしまいますが、気にしないの一番です。

これは経済的に見ても、歴史的に見ても真実。自分で自分を誇って生きていきましょう。
僕の感覚ですが、本当に嫌な人と3〜5年以上の付き合いになることはない。しかし自分は自分と一生付き合っていく。だから自分を大切に。

・自分に自信が持てていない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 人からの評価はアテにならないこともあるので、気にしなくても良い
- 僕らは存在しているだけで、経済的にも歴史的にも大きな価値がある
- 嫌いな人は3〜5年もすれば会わなくなるから、評価を気にしなくて良い
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,200万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
人からの評価に一喜一憂してしまう
僕らはどうしたって人からの評価に一喜一憂してしまいます。
周りからの視線は気になるし、コミュニティでどう思われているかを考えてしまう。
前職でも転職した今の会社でも、とにかく職場の飲み会での話は職場の人の話。現代人は、みんな噂好き。
過去記事でも書いたのですが、

と世間では言われているし、多くの本にも書かれてる。
しかし僕は正直なところ、この意見には賛同しかねる。職場や学校など同じ環境にいる人に対しては、人はかなり周りの人に関心を抱いていると思う。

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そもそも会社での成績は評価によって決まるし、「誰かを評価する」というステップはビジネスシーンでは避けて通れません。
人の視線や評価、自分がどう思われているかで気分の浮き沈みが起きる。どれだけ頑張っていても、100%周囲が評価してくれることなんてない。
有名な芸能人でも叩かれるし、人からどう思われているかで悩んでいるはず。福山雅治や木村拓哉でも、アンチはいる。


僕の好きな小説のひとつ「対岸の彼女」。第132回直木賞受賞作で、多様化した現代を生きる女性の姿を描くヒューマンドラマ。
この話の冒頭が個人的には、非常に面白い。主人公である35歳の主婦小夜子は、就活をします。
なぜ就活をするのか。子供もいますが、夫の稼ぎもあり、お金に困っていない。
小夜子は昔から人付き合いが苦手で、母親になった今でもコミュニケーション能力が低い。子供を連れて公園に行き、ママ友に馴染むのが苦痛でした。

となって就活を始めるっていう。やはり人間関係はとにかく悩みの種になるようで。
人の評価はそもそもアテにならない
僕はとにかく前の会社では、人間関係に悩んでいました。
おかしな上司もたくさんいたり、めちゃくちゃなことを言ってくる同僚もいました。
声が大きい人が勝つ文化で、気の良い人が損をするって腐った文化でした。毎日会社の人間と接するのが嫌で仕方なかった。
怖いもので世間からずれていても、その会社の中ではまかり通ってしまう。おかしな人たちが基準となっていて、僕は非常に大変な日々を送っていました。

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しかし転職してみて思うのですが、嫌な縁や悪い縁はよっぽどのことがない限り消えます。あれだけ嫌だった人も、もうきっとこれからの人生で会うことはない。
そんなインスタントな人間関係で、いったい何を悩んでいたのかってバカらしくなる。
人の評価なんて、僕らの一部の抜粋に過ぎません。思い違いもあるし、勘違いもあります。
全貌を知っていない人に、ああだこうだ言われてるんですよね。人生の、その瞬間の、そのシーンだけ見てコメントをされてるんです。
映画の途中数分だけ観て、文句を言われているのと同じ。前後がわかっていないと意味が分からない場面ってこともある。アテにならないコメントでしかない。
事実の一部しか見ていない、自分の行動の断片しか見ていない。これに対しての評価で、気分を浮き沈みさせるなんてもったいない。


人からの目線を気にしないために!
自分が自分の一番の友人になる
最近読んで最も感銘を受けた本が「鋼の自己肯定感」。
最先端の研究結果と、実際に働き生活していたシリコンバレーの習慣から、生み出された自己肯定感を高く保つ方法が載っています。
僕らの自己肯定感を上げ下げする要因はいくつかあり、その中で最も大きなものが他人からの評価。

みたいなやつ。「上司からキレられて、自信を無くした」とか。
そもそも僕らがこれほどまでに、人の評価を気にしてしまう理由はなんでしょうか。
これは人間が自分一人では何もできない状態で生まれてくることが関係しているのだとか。
子供はもちろん自分一人で生活ができない。お金を稼げないから、親の言うことを聞くしかない。子供も親も意識はしていませんが、子供にとって親からの評価はサバイバルに関わる。
生まれた時から親だったり学校の教師だったりと、周りの人からの評価を受けなければ満足に生きていけないのが僕ら人間。
幼く無力だった頃にこの意識が根付いてしまって、自然と今の僕らの行動パターンになってしまうんですね。
僕らは今や大人になりました。他人から評価されなくても、生きていけます。他人に認めてもらうことを行動の動機にする必要はない。
他人が僕らにくだす評価は僕らにはコントロールできない。不可能なものを追い求めていると、安定した自己肯定感や心の安らぎを得ることはできない。

これがまずすべきこと。
自分がシェフとします。一番の目的を三ツ星をとることではなく、最高の食材でベストの料理を作るとすべき。自分でコントロールできるものを追い求める。

この「鋼の自己肯定感」を育てるために大前提があります。

別に僕らは生きていて、誰かに何かを証明する必要なんてないんです。
自分の価値を、仕事や勉強や学歴などで、証明しようとする人が数多くいます。しかしもともとそんな必要はない。
別に僕らはただ存在しているだけで良い。自分の価値を周りに証明しないと生きている意味がないなんてことはないんです。
僕らは存在しているだけで価値がある
最近読んだ中で、一番面白かった本「歴史思考」。
株式会社COTEN代表取締役CEOである深井龍之介さんの著書。「メタ認知を高めるきっかけを提供する」をミッションとして掲げ、なんと3500年分の世界史情報を体系的に整理。
そんな歴史オタクな深井さんが、歴史を通じてどう人生を捉えるかを教えてくれます。マジでこの人の授業を学校で受けたかった。
過去記事でも扱ったので、良かったらこちらも読んでみてください。
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僕らは存在しているだけで意味があります。これは経済的にも歴史的にも言えることです。
生まれたばかりの赤ちゃんは何もできません。しかし経済的に見ると、かなり大きな役割を担っています。
ベビー用品や赤ちゃん向けサービスなどが市場として成り立ってて、赤ちゃんがいることで経済は活性化します。
だから僕らも普通に生きているだけで、経済を推進している。存在しているだけで経済的には大きな意味がある。
続いては歴史的意味の話。「奇跡の人」として呼ばれているヘレン・ケラー。彼女の功績は多大なもので、世界中の福祉向上に大きな貢献をしました。
しかしヘレン・ケラーの偉業は、一人の力でなし得たものではありません。隣にアン・サリバンという女性がいたから。そうです、サリバン先生です。
日本では「奇跡の人」と呼ばれているヘレン・ケラーですが、実は本国では「奇跡の人」とはサリバン先生のことを指しているのだそうです。
奇跡的なことを成し遂げたヘレン・ケラーですが、その傍にいたサリバン先生にスポットライトが当てられているんです。
しかし実は影響を与えたのは、サリバン先生だけではないんです。史実によるとサリバン先生が家庭教師を始めるきっかけになった人もいました。
ヘレン・ケラーと同じくハンディキャップを抱えていた方で、半世紀も前にろうあ教育に注力している人がいました。
この先行事例があったから、サリバン先生もヘレン・ケラーに教育しようという発想になった。
歴史を見てみると、大きな偉業を成し遂げた人は、結果的には一人に見えるかもしれません。しかしその偉業を成し遂げるために、関係している人は数多いんですね。
とある人がいなければ、かつての偉人はその偉業が達成できなかったという可能性も多分にある。

僕らが過去に何かを教えた人が、偉業を達成しているかもしれない。僕らの言動が実は未来の偉人にインスピレーションを与えているかもしれない。
たった一人で大きな成果を成し遂げた人は、人類史上を見ても誰もいません。
ピンとは来づらいですが、僕らは生きているだけで、確実に誰かの偉業の一端を担っているんです。
どうせ嫌な人とはいつか会わなくなる
今僕らが気にしている人や嫌いな人は、数年後にはきっと会わなくなっている。
だからそんな人たちからの評価を気にするだけムダ。人生の経験上、僕が嫌だと感じた人は、3〜5年以上の付き合いになることはほぼない。
中学・高校・大学ならいずれ卒業する。同じ会社でも、数年もあれば、自分か相手のどちらかは異動する。
一回離れるともうそのまま関わることもない。大人になると、仲の良い友達でも縁を保つのが難しい。嫌いな人との縁なんか一瞬で消える。

自分が自分の一番の理解者であれば良い。まずは自分が自分を肯定できればそれで良い。周りの評価なんて、一時的なもの。
もし余力があれば、家族とは仲良くしておいた方が良い。血のつながりというのは、一生ついて回る。これは3〜5年では変わらない。
自分で自分を肯定し、家族仲も良好であれば、現代の人間関係なんて9割は攻略できたも当然。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人からの評価はアテにならないこともあるので、気にしなくても良い
- 僕らは存在しているだけで、経済的にも歴史的にも大きな価値がある
- 嫌いな人は3〜5年もすれば会わなくなるから、評価を気にしなくて良い
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