転職に成功しても、そこからの人生はまだまだ長い。転職と、飲み会の〆のスイーツは、クセになる。
・転職したけど、違和感が消えない
という人にむけて書きました。転職成功して、「これで人生安泰だ」と思ったら大間違い。ここからは新たな茨の道。
人生はトータルで考える。ここからの転職の可能性が少しでもあるなら、社内の評価よりも、市場価値を追うのが一番合理的。
今の会社にいるうちに、職務経歴書をおもろくする。そして今のうちに、自分の幸福度を上昇されられる最適なライフスタイルを見つける。
転職してもうすぐ3年が経つ
「とりあえず3年」の2回目が訪れる
転職して3年経つので、経歴書上も辞めやすくなっている
新卒会社で入った会社を約5年で退職。問題のあった会社で、僕がいる間に知り合いの社員が自分の命を絶ったなんてこともあった。
そして運良く今の会社へキャリアアップの転職をかまし、だましだまし仕事をしてもうすぐ3年が経とうとしている。早い。
新入社員の頃に「とりあえず3年は勤めよう」という言葉はしばしば耳にしたし、きっと僕だけじゃないはず。しかし意外と当たってる。
転職と飲み会後のデザートはクセになる。会社なんて、よっぽどヤバくない限り、すぐに辞められる。だから一度辞められることを知ってしまうと、堪えることができなくなる。
短期間で転職を繰り返す人の履歴書は汚れて見えるもの。そういう意味でも、最低3年は働いたほうが良い。
ちなみに僕が今住んでいるところは、何の縁もゆかりもない。出身地でもなければ、大学時代を過ごした場所でもない。
バチバチの車社会だけど、車を持っていない。買う気もない。「ここから出ていきますか?」それとも「車買いますか?」と聞かれたら、確実に出て行く方を選ぶと思う。
根がケチの人間。爪で火を灯すどころか、爪でキャンプファイアーを起こしたい。るろ剣の志々雄よりも、火を使うのが上手い。
車の維持費は年間4,000万円かかるらしい。ええて。ナメやがって。
誰が払ってやるものか。いまだに出稼ぎに来ている間が抜けない。出身の関西にいずれは帰りたい。
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転職のムーブメントは今後もっと伸びる
転職市場というのはここ10年でめちゃくちゃ活性化している。リーマンショック後は多くの企業が新卒採用を大幅に絞った。
そして経済が落ち着いてきたから、中途採用を活発に行い、要員数を調整するようになったらしい。
「転職できるのは35歳まで」という言葉が、僕が転職をした3年前にはあった。しかしこれも過去のものになる気がする。
社内を見ていても、35歳を越えて転職してきている人もいる。老後に2,000万必要と言いながらも、やっぱり4,000万円みたいな話も出てきている。
NISAだって制度が導入されてから、数年で新NISAが出た。エヴァンゲリオンだって新劇場版になるまで10年以上かかったのに。
特に年齢に関しての今の常識は、すぐに移り変わって行くものだと思う。定年の年齢だってころころ変わってんだから。
転職市場はもっと活発になる。そして転職をする年代は、もっとベテラン層まで広がるはず。2社目で定年まで到達する方が無理ゲー。
3年間の振り返りを簡単に
ここからは2社目の振り返り。通知表みたいな感じ。まぁレベルで言ったら、高校生だとすると確実に指定校はもらえないレベル。
新卒での会社の感想。ただ新卒の会社は、おかしな人が多かったのもまた事実。
- 会社でブイブイいわしていた人が転職した先で、試用期間でクビになる
- 電車に飛び込んだ人や、ホテルで首を吊っているのを発見された人がいる
- 特殊詐欺の疑いで、警察に取り調べを受けた社員がいる
- 泥酔し一般人を殴り、懲戒処分を受ける社員が定期的に出てくる
- 会社のお金を横領し退職処分になった人がいる
こんな人たちがいた会社。朝倉未来が世に出てくる前から、路上でブレイキングダウンしている人がいたんだから、擁護し難いってハナシ。
つまり僕がそもそもサラリーマンに向いていないのか、単純に新卒の会社が自分に合っていないのか、ここが今ひとつ判断ができていなかった。
そして新たなリトマス試験紙、2社目に入る。結果発表。
- 愛社精神は0
- 仕事は仕事、ワークライフバランスこそ正義
- 定年まで働くことを考えて、ただ絶望
- 別に出世したくない、でも金ほしい、でも働くのダルい
これらのマインドは継続して、心の中に根付いてる。環境は間違いなく大幅に変わった。0からリセットと捉えてもおかしくないほどに。しかし僕は変わらなかった。
2社目をこれからどうやって過ごすのか
周囲からは褒められはしないけど、決してバカにはされないが理想
出世をしたいわけではない
終わったことを考えても仕方ない。結局僕はサラリーマンは向いておらず、仕事のやる気はない。お金をもらえたらそれで良い、そんな人間なのだ。悪しからず。
ここからどう生きていくか。僕をある種の無敵状態、マリオのスター状態にしているのが、「出世なんて興味ないっす」と思えていること。
管理職になりたいって欲もないし、同世代よりも抜きん出た存在になりたいって思いもない。
「働きたくないけど、楽して偉くなりたい」なんて分不相応の望みを抱いていないだけ、自分はまだ分別があるのかも。
ただ願わくば、周囲からは褒められはしないけど、決してバカにはされない、このラインに乗っておきたい。これが叶えば、他は望まないぜ。
会社内の資格や等級が上がるのは、平均的なスピードで良い。早くなくて良い、でもドベは嫌だ。誰かは最下位になる、でもそれは自分であってはならない。このババ抜きは負けれない。
周囲からナメられると、ムダな労力がかかる
自分は周りとは比べない人間だと思っているし、実際そう言われることも多い。しかしここは別。
会社なんて結局は人と人の集まり。良い歳をして、同世代と比べて資格や等級が劣っていると、周りは無意識にナメてくる。
ナメられても良いけど、いちいち「ナメられても大丈夫です、全然余裕っす!」とメンタルにセッティングするのもダルい。人間関係で変な労力を割かないためにも、並でありたい。
周囲からナメられている、大企業の窓際社員、年収1,000万円。周囲から期待されている、零細企業のエース、年収850万円。後者の方が確実に幸福度は高いはず。
出口戦略を決めてみた
まずは新NISA枠を埋めきりたい
出口戦略って言葉がある。軍事行動や投資活動などで、損害を最小限に抑えつつ撤退するための作戦、これが出口戦略。
人生は戦いとするなら、会社は戦場。いつ撤退するのか、ここを今から決めておきたい。
明確な理由がある。あと4年あれば、新NISA枠の1,800万円を全て埋め切ることができるから。
今年から始まった新NISA。枠は1,800万円で、年間最大360万円まで投資できる。ゆえに最短で5年。毎月30万円ベットすれば達成できる見込み。
今の会社の年収が続けば、最速で埋めきることができそう
そして今のところは毎月30万円ペースで投資できている。今の会社は典型的な日系企業なので、年収がガタ落ちする可能性は低い。
年間収入 | 約780万円 |
年間手取り額 | 約580万円 |
年間支出 | かなりざっくりで約250万円 |
昨年の収支はこんな感じ。今年は昨年よりも年収は上がりそう。
ちなみに株価暴落もあれど、今の資産は2,700万円強。ここから4年間で、1,800-360=1,440万円を埋めたとする。
利回りもあって、おそらく4,500万円程度にはなっているはず。こうなると「4%ルール」を適用すると、4,500×4%=180万円、つまりは月に15万円ずつ崩していける。
その時は自分も30代後半。悪くない。フルタイムで働くの必要があるのもあと4年か。
出口戦略に向けて、今からしておくべきこと
サステナブルな目標を持つ
会社の評価よりも、市場の評価の方が、1京倍も大事
僕だけに限らない。転職に成功したものの、今後も転職を視野に入れている人のすべきことを書く。
もしくは僕のように、いずれはFIREなり、サイドFIREを目標に掲げている人にも当てはまる。
そもそも会社に勤めるというのはただの手段。もっというと選択肢。フリーランスになっても良いし、フルタイムをやめてバイトになっても良い。
とことん金を稼いでも良いし、少ないお金で楽しく暮らす方向の努力をしても良い。人生は自由。人生は自由、打ち間違いじゃない。絶対に読み飛ばされるだろうから、2回書いたまで。
2社目に入ってからすべきこと
- 職務経歴書を充実させる
市場価値が上がるような仕事を優先的に行う - 新NISA枠1,800万円をとにかく埋め切る
資産が上がれば、人生のハードルは下がる - 生活スタイルを仕上げる
自分のルーティンを完成させておく - お金をかけずに楽しめる体質に
「金をかけて楽しい!」は猿でもできる - 本業以外の収益の柱を築く
投資や副業、会社への依存メンタルを減らす - とにかく健康を維持
寝る、運動する、野菜とタンパク質を摂取
京。マジで京。億、兆、この次が京。億の、奥の、さらに奥の細道。
クイズ、ででん。「47都道府県の名称に含まれている最も大きな数字ってなんだ?」、分かるでしょうか?「三重県」なら3。
今の会社をフル活用して、職務経歴書をおもろくする
社内の評価も確かに大事。でも必ずしも、市場価値と一致するとは限らない。
とある会社で社長賞をとった社員。賞はひとつも持ってないけど、今の市場で評価されている技術を使いこなす同じ会社の社員。後者の方が市場価値は高い。
今の会社で定年まで勤め上げるなら、社内の評価を追う。いずれ転職をするのであれば、市場価値を追う。転職サイトに登録したら、エージェントと無料で話せる。市場で評価されているポイントはそこで聞く。
こう考えて、職務経歴書をパワーアップさせる。ポケモンの技と同じ。「かえんほうしゃ」なのか、「つるぎのまい」なのか、スタメンに選んでもらえそうな技を覚える。
そして会社そのものが、技マシン。会社を利用して、技を覚える。そしていずれくる新しい転職先を探す。
今の会社にいるうちに、ライフスタイルを整える
最適なライフスタイルを、今の会社にいるうちに確定させる
自分探し、自己分析。「うわ、青くせぇ」って思ったはず。でもナメたら痛い目を見る。
特に僕みたいな、独身主義の一人暮らしの暇人は、一生かけて自己分析を行う必要がある。自己クエスト。オレたちの戦いはこれからだ。
- どんな時に、自分は楽しい or つまらない
- どんな体験をしてみたい
仕事でも遊びでも - どんなお金の使い方が幸せ or 無意味
ここがひとつの試金石。詰まっているようでは、クエストの序盤も序盤。
今の会社にいるうちに、自分の心地の良いルーティンや、満足できる休日の過ごし方を見つける。最適なライフスタイルを確定させる。そうすると、生きていくのに必要な支出が分かる。
休みの日はカフェに行くと、調子が整う人もいる。ジムに行くと勝ちが確定する人もいる。僕はサブスクで映画が観られたら幸せで、気になった小説をすぐに買えるともっと良い。
お酒を飲むことが快楽な人もいれば、逆の人もいる。まずは自分のルーティン、幸福度上昇への勝ち筋を確立させる。
好奇心を満たすために、お金を使う
キーワードになるのは、「お金の使い方」と「好奇心」。会社に勤めるのは、お金のため。とすると、このお金を正しく、かつ効果的に使えないと、人生が好転するわけがない。
お金はただのツール。人それぞれに、賢い使い方と、賢くない使い方がある。
気になっているテーマを調べる。面白そうと思った趣味をやってみる。好奇心を満たせれば、ほとんどの場合満足感が残る。
逆に好奇心がないと、満足感もない。夜のお店で、高いお金を使っても、興味がなければ無意味。逆に料理に興味があったなら、料理教室の1,000円体験授業でも、かなり満足できる。
このあたりの自己分析を、今の会社にいる間に完了させる。そうすると転職への心理的ハードルも下がる。
「月に15万円あれば幸せに生きれる」みたいに気づくことができれば、今後何かあってもいつでも脱出できるようになる。
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我が人生にキャリアプランなどなし
5年先の目標すらない
偉そうに色々書いたけど、僕の人生にキャリアプランなどまるでない。
「今の会社であと4年勤めて、新NISA枠を埋めきるど!」、これはおそらくキャリアプランとは言えない。
30年生きてきて、自分が何をしたいのか、まだまだ分かっていない。もしかするとまだ僕のしたいことや天職は、この世に存在していないだけかもしれない。
概念さえも生まれていなくて、10年後くらいに何かしらの名前がついて、世の中に出てくるかもしれない。そして「これがしたかったんだ!」って、神の啓示を受けるかもしれない。
10年後、分からない。5年後すらも、分からない。でも自分はそういう思考の癖のある人間なんだ。もう仕方がない。
行った先に、何かある
アントニオ猪木のかの名言。迷わず行けよ、行けば分かるさ。
闇営業で吉本興業を退職した、芸人コンビ「カラテカ」の入江 慎也。現在は清掃業の会社を経営しているらしい。
密着したインタビューで、自身お座右の銘を語っていた。「行った先に、何かある」、ちなみに入江の造語らしい。
結局のところ、人生は行くしかないみたいだ。今歩いている道が、例え濃霧に覆われていても、僕らは進むしかない。
進んだら、後付けになってしまうけど、何かしらの解釈が湧いてくる。進んだら進んだで、新しい何かがある。きっと展開があり、人生がツイストする。
転職に成功したとしても、そこからの人生は長い。その転職先で勤め上げても良いし、さらなる転職をしても良い。
そして僕は後者。今の会社に60歳を過ぎても、在籍している姿はとんとイメージがつかない。進むしかない。これはオレの人生だ。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 出世はしないけど、周囲からバカにされない、このラインがベスト
- 職務経歴書を充実させ、最適なライフスタイルを見つける
- キャリアプランなどなくても、進むしかない、進んだ先には何かある
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!