「静かな退職」、別にええやん。転職も副業も当たり前。愛社精神はコスパ悪い。そりゃそうなるで。
・「静かな退職」なう!
という人にむけて書きました。
「静かな退職」はある種の最適解だし、なるべくしてなったことだと思う。仕事は人生におけるミニゲームのひとつ。人生はトータルでハイスコアを出せば良い。
「静かな退職」と、抜群に相性が良いのは、「お金のかからない趣味」。なぜなら生活費圏内で実施できるし、仕事では得れないやり甲斐を感じられるから。
怠惰に人生を生きていきたい
ダルいし、怠けていたい
働きたくないという思いは消えず
MBTI診断なんぞに頼らなくても分かる。僕は元来、怠けものでありものぐさな性格なのである。
どんな人でも色々な側面を持っているように、全てが全て怠惰なわけじゃない。興味のあることには比較的熱心に取り組む。
- 読書
- 映画
- ブログ
- 散歩
- ランニング
こういった趣味、休日は自発的に取り組んでいる。メリットとか気にせずに、ただ好きだからという動機のみ。面倒くさいなんてことはない。
だけど趣味に使える時間というのも限られているのもまた事実。やりたいことに使える時間は限られ、やりたくないことに割くべき時間の方が圧倒的に長い。クソすぎる。
だけどもしかしたら、時間が限られているからこそ、趣味の時間が輝いている可能性も否めない。ここの見極めは難しい。引きこもりになって、24時間ずっと映画観ててOKとなっても、楽しくないかも。
ビールはまずいし、仕事はダルい
そんなことはさておき、ドラム式洗濯機はたておき。とにかく僕は働きたくない。この思いはずっと消えない。
20歳になった頃、初めて飲んだビールは不味かった。飲み会でサークルの2歳上の先輩が言った、「ビールは飲んでたら上手くなるねんで、舌が慣れるねん。」と。
なるほど、そんなもんか。そこから飲むようにした。意識的に麦芽と接点を持つようになった。んで、やっぱりビールはまずい。32になった、今でもビールは、しっかりまずい。
社会人になった頃、仕事は嫌だった。先輩の人が言った、「慣れてくると楽しくなってきて、どんどん他の仕事もしたくなるよ」と。
なるほど、そんもんか。そこから割り切って仕事に励む。意識的に「ダルい」という気持ちを押し込めた。んで、やっぱり仕事はダルい。あと数年で10年目とかになるのに、今でも仕事は、しっかりダルい。
嫌なことをしたくない>好きなことをしたい
人は誰しもやっていて楽しいことがあると思う。強制されたわけでもないのに、ついついやってしまう事柄がある。
趣味や娯楽など、「好きなことをしたい」という思い。一方で僕でいう仕事、人によっては家事とかなのかも、「嫌なことをしたくない」という思いもある。
僕のこの2つの思いを、土俵にあげて、バトルロワイヤルをさせる。Mr.「嫌なことをしたくない」が返り血を浴びて立ってる。
世紀の決戦の目撃者の一人、「ほどほどでいい」氏は述懐する。「いや、もう、一発で左でした。しかも利き手は右なんですよね、もうビックリしちゃって。」。
資料作成でも、これでいいやんってパッと見で仕上がったら終えてしまう。「仕事の報酬は仕事」という言葉の強烈な違和感を覚える。
大食いタレントの人が、食いまくって稼いだお金を、食べ歩きに使いまくるみたいな。もう十分やんって思ってしまう。
仕事、趣味、自分の時間、結婚していたら家庭や育児、人生ではしないといけないことは無数にある。全てに全力投球していたら体がもたない。
ちなみに僕は昔から結婚願望はない。子供も嫌いだから、子育ては絶対にしたくない。「パートナーがいる喜び」が、「結婚生活に絡んでくる諸々の面倒くささ」を越えてこない。
だけど何もすることがないとそれはそれで退屈。人はなんとワガママなのか。中庸を目指して生きていきたいところ。
「静かな退職」は最適解!?
「静かな退職」という新たな生き方
定められた以上の仕事はしたくないというマインド
「静かな退職」、聞いたことはあった。だけど中身は知らなかった。「ははーん、この「静かな」は比喩的な使い方なんだろうな」くらいは予想はしていた。
退職日に荷物の整理を一心不乱に行い、引き出しをひっくり返すわ、フロアを大急ぎで移動するわ。物理的に「うるさい退職」の逆か、とは流石に思ってない。
本当の退職理由を伝えずに、黙って退職する、こういうことなのかなと思ってた。でも違った。
実際に会社を辞めるのではなく、職務に対する思い入れや熱意を失い、心理的に会社を去っている状態。仕事上、定められている責任以上の働きをするという考え方をやめること。これが正しい意味らしい。
そう、退職してない。事実婚みたいな感じ、経歴上と、実態はまた異なるってやつ。
「静かな退職」の流れは、必然だった
この「静かな退職」を聞いた時は、「そりゃそうだよな」と思った。というか僕自身のこれまでのスタンスとかなり似ている。
このマインドでずっとやってきた。なんならこれで、過去にAbemaに出たこともある。
「静かな退職」は2022年頃にアメリカで生まれたムーブメントなのだそう。ちなみに僕がAbemaに出たのは2021年。「静かな退職」が僕を呼ぶ時は、敬語で話してほしいし、「兄さん」呼びしてほしい。
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「静かな退職」は確かに現代の最適解な気はする。会社員というのはある種の特権階級なので、そのメリットを存分に使おうという発想になるのも必然。
ただこれまでは愛社精神とか、会社に対して倫理的なストッパーがかかっていただけ。改善や最適化が、到達してしまった終着ポイント。
- 転職が当たり前になった
会社で出世するより、転職した方が楽に給料が上がる - 会社員であるメリットも多い
固定給・福利厚生を享受、社会的信用も得られる - 日本企業はまだまだ年功序列
頑張っても頑張らなくても、給与の差は開きづらい - 管理職の旨みは少ない
給料は上がるが、責任・ストレスが爆上がり - 仕事の量はそこまで関係ない
頑張って多く仕事をしてもメリットになりづらい - キャリアに繋がる仕事だけすれば十分
転職を視野に入れて、転職の際にアピールできる仕事だけに励む - 副業もスタンダードに
本当にしたいことは副業でもできる - 日本企業は正社員を解雇するのは難しい
新卒で入った会社で勤め上げる一択だったところから、選択肢がとにかく増えた。転職も一回したら、「環境ってこんなにすぐに変えられるんだ」って気付いてしまう。
副業で自分の興味のあることや、得意なことを活かせるようになった。稼げていなくても問題なし。こうなると「仕事の報酬は仕事」というアメはかなり弱くなる。
稼げなくても気にしないくらいやりがいのある副業と、全然楽しくないけど生活費を稼ぐための本業。こんなポートフォリオができてしまう。
人生は全てバランスが大事
ほどほどであることが一番
ありきたりな結論なんだけど、人生はバランスが大事な気がする。どのジャンルにおいても、過ぎたるはなお及ばざるが如し、って言葉は当てはまる。
しないといけないこと、したいこと、ヒマ、このバランスが大事。しないといけないことを0にするのも、それはそれで不健康かもしれない。
感情についても似たような話がある。アメリカのとある研究結果によると、「感じている感情の種類が多いほど、幸福度は高い」とのこと。
「いえーい、めっちゃハッピー!」、これだけだと実はそんなに幸福じゃない。喜び、悲しみ、興奮、不安、など入り混じっている方が良いのだそう。
ピクサーの傑作映画「インサイド・ヘッド1・2」でも、全ての感情の重要性が語られていた。「悲しみ」の感情を意識的に排除すると、それはそれでダメなのだ。
ということで僕らの生活でも、仕事でもバランスは大事。「ほどほどが一番良いよね」という無難な結論に、内村航平ばりにスタンと着地してしまった。
「静かな退職」というネーミングがそもそも良くない
会社でやることはやって、給料はもらう。これで良いと思う。仕事を通じて自己実現できるという見方もあると思う。でもそれができる人は、日常生活でも自己実現できるポテンシャルはあると思う。
そもそも「静かな退職」という言葉は響きが良くない。まず退職していないし、語弊が生まれる可能性を大いに孕んでる。
僕のスタンスとしては、別に出世しなくても良い。平均の評価で良い。周りに陰で馬鹿にされない程度に評価されていれば大丈夫、決して並外れた評価を望んではない。
会社から労働の対価として給料をもらう。だから僕らは仕事をしている。ガッチガチの労働契約の世界。
「甲は乙から毎月20万円もらう代わりに、与えられた業務をしてね。乙です。」と契約を結ぶ。そして職場で「AとBの仕事をやってね。」と指示を出される。
AとBの仕事を終える。CやDの業務はしなかった。こういう状況で、「なんでこいつは、言われた通りに、AとBしかしないんだ!ナメてるのか!」と怒られてるシチュエーションなんだな。
こう考えると、怒られるのはおかしいと思う。給料をもらって、AもBもしていませんなら、怒る権利はある。でもそうじゃない。
美容院行って髪を切ってもらった後に、「肩のマッサージをしなかった、あいつは静かに退職をしている」とキレるのは筋違い。
暴論だけどアダルトな店に行って、「なぜ手だけなのだ、本番もサービスして然るべき」と怒ってるのと同じ。払った金額のサービスは受けたんだから、それでええやん。
人生の最適化戦略、すでに答えは出ている
最適化するためにすべきこと
お金に関して、もう悩まなくて良いんだ
現在世界の人口は約80億人。人類が誕生してから、これまでのトータル人口は約150〜200億人らしい。
人類であるホモサピエンスが誕生したのは約25〜40万年前。15万年が幅になるこの凄さ。40万年の間にいた人口を、SUM関数したら150〜200億人。
現在時点で80億人いることの規模感が分かる。そしてこの数に比例して、僕らでは到底到達できない頭脳や経験を持った人がいる。その人たちが日夜知見を深めている。
僕らが頭を捻らずとも、書籍などですでに最適解が出ているのだ。ありがたい。
人生を最適化するためにすべきこと
- 家計簿をつける
特に出費は必ず把握しておく、手書きでもスマホでも可 - 固定費を削減
基本中の基本 - お金のかからない趣味を見つける
発信活動や勉強や運動など - 浮いたお金でインデックスファンドを買いまくる
アメリカorオールカントリーだけでOK
こんだけ。
インデックスファンドをとにかく買え
そう思うかもしれない。うるせぇ。これでも良い時代になったんや。
特に投資に関しては、もう答えが出ている。ここがありがたい。個別株でも、不動産でも、金でも、仮想通貨でも、FXでもない。インデックスファンド、これ一択。
どの本を読んでも、インデックスファンドが最適解として提示されている。これってかなりスゴいことだ。不確実性しかなかった投資の世界に、絶対解があるなんて。
チャートの勉強もしたこともあったし、個別株で一発当てたいと思っていた時期もあった。でも無理だった。難しすぎるし、ガチでやってるトレーダーに勝てるわけがない。
脳を動かすな。下手に勘ぐるでない。とにかくインデックスをファンドする。これだけ。怠惰に生きろ。最適化はインデックスファンドと共にある。
FIREしなくても良いから、とにかく目指す
FIREにつながる行為は、全て人生をポジティブにする
「体が痩せるようなことは、総じて健康に良い」と言われている。食事量を制限したり、野菜を多めに食べる。甘いものは控える。
睡眠をとる。定期的に運動を行う。行う行為が健康に良いか悩んだら、「これで痩せるのか?」と考えれば判断しやすい。
痩せたいかどうかは、どうでも良い。とにかく痩せることにつながる事柄は、健康に良いのだ。
これと同じで、FIREにつながる行為は、人生にポジティブに作用する。FIREしたいかどうかは、ここでは関係ない。
先ほどのお金に関しての最適化行動は、全てFIREにつながる行為。FIREを意識していなくても、生活に取り入れて損はないはず。
「静かな退職」と、お金のかからない趣味
そう、ここが重要。
「静かな退職」を発動したとする。最低限の仕事をする、出世は望めないし、仕事にやりがいも少なめ。残業もそれほどないだろうから、生活費+ちょっとお小遣いくらいなはず。
ここで抜群に噛み合わせが良いのが、お金のかからない趣味。ラッパーとDJ、修二と彰、ツナとマヨ、生ハムとメロン、布袋とギター。これくらい相性が抜群。
そしてここでポイントなのが、「お金のかからない」という部分。お金のかかる趣味ではないのだ。
ショッピング、ギャンブル、飲食、夜のお店とは違う。キャンプやドライブなど初期投資のかかるものでもない。
お金のかからない趣味もしくは少額で楽しめる趣味は、総じて自分の努力を求められる。その本質にあるのは、レベル上げ。
- 発信活動
ブログやYouTube投稿 - 散歩
- 楽器演奏
ちょっと初期費用はかかるけど - 運動
ランニングや筋トレなど - 読書
中古で買えば安い - 勉強
資格勉強に限らず、気になった分野ならなんでも
例えばここらへん。全て自主性と努力が求められる。スマホゲームみたいに、消費しているのとまた違う。
不思議なものなんだけど、人生で一番充実していた時期を思い出すと、浪人時代が頭をよぎる。決して楽しい思い出ではないはずなのに。
受験期は、マジで終わらないレベル上げ。毎日成長が分かる。先月に解けなかった問題が、今日解けてるんだから。そりゃやりがいも感じる。
人の脳はきっと成長中毒。成長していることがたまらなく快感だし、一度味わうと病みつきになる。
パンがないなら、お菓子を食べればいいじゃない。仕事で無理なら、趣味でレベル上げの楽しさを見出したらいいじゃない。
お金をかけずに遊ぼうとすると、レベル上げの要素が必ず出てくる。ここにハマれ。
Between 怠惰 and 熱中
生きているとやりたくないことはどんどん増える。社会に出てから、特にそう感じるようになった。
結婚したくないし、子育てもしたくない。ほどほどの相手と妥協して交際するのも面倒くさい。責任の伴う仕事はやりたくない。
会社の飲み会で幹事をするのも嫌いだったし、飲み会もダルかった。会社の人と休日にゴルフに行った際は、生まれてきた意味を考え直した。
しかしやりたくないことが増えると、メリットもある。やりたいことが光り出す。
怠惰に生きていたい。そう思うと同時に、熱中できる時間もほしいという欲も顔を出してくる。やはりバランス。
人生はトータルで考える。ブログで別に稼げているわけじゃない。しかしずっと継続している。
楽しいからだ、レベル上げを求められる金のかからない趣味だからだ。人生はトータルで考える。
仕事も人生の一要素に過ぎない。仕事にハマれないから「静かな退職」をする。好みの問題。
いやもはや「玉子は嫌いとかじゃなく食べれません」みたいなアレルギーなレベルなのかも。仕方ない。だったら仕事以外でハマる時間を作る。それで良いと思う。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生を最適化するために、とにかくインデックスファンドを買うべし
- 「静かな退職」と、「お金のかからない趣味」は相性が良い
- 仕事にハマれないから「静かな退職」を選ぶ、だったら仕事以外でハマる時間を見つければ良い
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!