「車を持っていない男はダサい」という主張がダサい。「女性は料理をしないといけない」くらい前時代的だと思うんです。
今は男女平等の時代だし、「男が」とか「女が」とか言うこと自体がナンセンスなんです。しかし本当のところをぶっちゃけると、

もし僕が車を持っていたとします。しかもBMWとかレンジローバーとか、イカした高級外車だとします。
そうだったら、「車持っていない男は終わってる」とか多分言ってしまう。それくらい僕は人間的に小さな男です。自覚あります。
僕が今住んでいるあたりは、いわゆる「車社会」と呼ばれる地域。僕と同年代のアラサーは、ほとんどの割合で車を持っています。
しかし僕は持っていない、なんなら買う気もない。この反骨精神、パンク魂。バンクシーとかシド・ヴィジャスを彷彿とさせるのではないでしょうか。
車は維持費が高い。採算度外視して買ってしまうほど、車に愛情もない。

・車はお金がかかるだけだから、必要ない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 日本で車を持つことで、月々66,000円お金がかかる、車は負債である
- 通勤に車を使わないのであれば、休みの日はタクシーに乗る方がお得
- 世間の当たり前は、自分ではなくその他大勢の当たり前
記事の前に自己紹介!

■一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
■AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
■映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
日本のほとんどは車社会である
そもそも日本は車社会。アメリカはもっと車社会。こうなってくると、地球、すなわち車社会。
地球に住んでいる限り、車を持つべきかどうかという選択から逃げられません。
日本の8割は車社会。車がなくて生活できるところなんて、国土で見ると本当に数%なものではないでしょうか。
東京23区、大阪の中心地、仙台、名古屋、博多とかはまだ車がなくても、生きていけるはず。住んだことない地域もあるので、知らんけど。


偏見まじりだけど、これが僕の定義。過去記事にもしましたが、僕は車に興味はなし。カッコいい車は確かに惹かれるけど、わざわざ買おうとは思わない。
まさに今の枯れた現代を象徴するような、若者です。時代のねじれから生まれた、無気力な搾りかす、それがオレ。
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もうすぐ30代だけど欲しいものがない。家も車も欲しくない、買いたいものがないというのはある種の幸福かもしれないという話。
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移動は基本的に電車か徒歩。レンタカーも借りないし、タクシーにも乗らない。
過去に友人と香川県に旅行に行った際に、

と教えてもらいました。
糖尿病になる原因は色々あります。名物でありソウルフードであるうどんを食べて、炭水化物や塩分を過剰に摂取していることが原因だと推察されているのだそう。
あと香川県で最も栄えている高松駅周辺に行ったのですが、とにかく車社会。県内で最も栄えているところでさえ、車ばかりなのです。
糖尿病になる原因のひとつが運動不足。車社会であることで、さらに運動不足が加速されているんですね。
車を持つことで運動機会が減る、だったら歩いて移動した方が良い。健康的だし、お金も浮くし、一石二鳥やん。これが僕の持論。
車がないと生きていけない、というのはたぶん甘え。そうやって思い込んでいるだけだと思う。そこまで秘境に住んだことはないから、断言しづらいけど。
特に中高年層は、「車を持っていて当たり前」という価値観が根付いているように見受けられます。親の世代がこう思っているので、自然と僕らも影響は受けてしまっているのかも。

僕は、車を持っていない、これからも持たない
僕は車を持ったことがない。試乗したこともない。免許も持ってるけど、AT限定。日産のGTRを運転することは、間違なく一生ない。
これまではそうだったけど、これからは違う、みたいなこともない。今後も車を買う気はさらさらない。
古代中国が舞台の「名人伝」って小説があります。弓を極めた最強スナイパーが、弓を極めすぎて晩年はもはや弓の存在を忘れました、みたいな話。

同じです。これと同じです。僕は車社会を極めすぎて、もはや車の存在を脳から追い払おうとしているんです。(適当)

と思う人もいるでしょう。いくつか理由はあります。
そもそもまず僕は運転が上手くない。運転に自信がないと、さすがに車への所有欲はマジで皆無。モチベーションもなにもない。
スノボーが下手な人は、わざわざボードを買わんやん!?体動かすのが嫌いな人は、わざわざプロテイン買わんやん!?これと同じ。
そしてここが何よりも重要。お金がかかる。車本体の代金もさることながら、何気に維持費もエグい。
僕が何度も繰り返し読んでいる愛読書「お金の大学」。ここにも車に関しての話が載っていました。
ちなみに僕はこの本読んでいたおかげで格安SIMに変えたし、入居時の不動産によるぼったくりを回避できたので、本代の50倍くらいのリターンがありました。
社会人がお金に関しての知識を得たいなら、マネーリテラシーをあげたいなら、買って読むべし。

車にかかる維持費
- 車体代金:1,750万円(7年に1回程度買い替え)
- ガソリン代:520万円
- 保険代(自動車保険、車両保険):490万円
- 駐車代金:720万円
- 自動車税、自動車重量税(車検時):470万円
- その他消耗品費
車を所有すると、なんと生涯で4,000万円もお金がかかるらしい。イカれてる。オレらが必死に働いて稼いだ金をなんやと思ってるねん。。。
月々に換算すると、約66,000円。めっちゃ高い。

って通説になっているけど、66,000円より安い家賃なんていっぱいあるから、車関係のお金が最も高いのかもしれない。
サラリーマンの時給単価はだいたい2,000円くらい。つまり車を持っている人は、月30時間の労働は、ただ車を所有するためだけに費やされている。
こう考えるとやっていられない。車は買ったら終わりじゃない。そこから半永久的にお金が溶けていく。お金の奴隷として、自分に磨きをかけてしまう。
ここでお金に関する著書の古典中の古典、「金持ち父さん貧乏父さん」の内容も少し触れておきます。
「資産」と「負債」の定義が出てくるのですが、これが秀逸。

これが定義。金持ちになるには、ひたすら「資産」を増やすことに注力し、なるべく「負債」を持たないようにすることが大切だと書かれています。
固定資産税などの税金や修繕維持費などの費用がかかるマイホームは、この定義では「負債」なんです。目から鱗、てっきり「資産」だと思ってしまいますよね。
お気づきでしょうか、そうです。車も「負債」なんです。持っていると、僕らの財布からどんどんお金がなくなっていく。やはり持たないに越したことはない。
車を持たずに、どうやって車社会をサバイブするか

と判断するのは思考停止もいいところ。そんなことはない、工夫次第、やり方次第です。




そもそもの前提で都会で車持っている人は、マトモじゃない。あくまでも僕の感覚からすると。
ただ本当に車が好きで、「車を乗ることこそが人生!」って人は、それで良い。というか都会でわざわざ車持っている人は、必要に迫られてというよりも、ロマンで買っている気がする。
充実している時間が過ごせているなら、別に問題ありません。僕よりも多く納税されている方々なので、そもそも僕に何かを言う資格はございません。
問題は別に車が好きではないけど、生活に必要ってパターン。ここら辺も住んでいる地域や、諸事情に寄る。
小さいお子さんがいたりして、夜中に病院に行くなんてこともあるでしょう。田舎に住んでいると、一家にせめて一台あった方が良いってのは、否定しません。
ただこれはあくまでも所帯持ちに限った話。独身はこの限りではありません。

独身で自分の裁量で好きなところに住める。都合の良いようにいくらでも変えられる。それなのに車を買う人は、何が何だか分かりません。
車なしで生きるには?
- 公共交通機関をフル活用する
駅の徒歩圏内に住む、電車のダイヤに沿って無駄なく行動する - スーパーやドラッグストアに歩いていける距離の物件を選ぶ
生活必需品を買えれば、生活はできる - レンタカーやカーシェアを使う
- タクシーを毎回使う
車通勤をしなくて済むなら、マジで車は不要。買うなんて、ただの見栄っ張り。
僕はスーパーやショッピングモールに近いところの賃貸に住んでいます。不便はほとんどない。遊ぶところもないけど、平日だったら別にあっても行かない。
電車に乗れば、30分程度でまだ栄えている場所に行ける。行っても、土日休みの一日だけ。特に不都合はありません。
もし休日に遊ぶところがなくて遠出する必要があっても、カーシェアで十分。僕は運転下手だから、絶対に利用しないけど。

と思うかもしれませんが、そんなことありません。仮に土日休みだとして、全て遠出したとします。
1ヶ月に8回の遠出することになる。ここで思い出したいのが、車を所有すると月66,000円コストがかかるってこと。
つまりタクシーで1回の遠出で往復8,000円までなら、タクシーの方が得なのです。休みの日全て出かけても、安くついてしまう。

世間の当たり前に潜む欺瞞
世間で当たり前とされていることは、欺瞞とかうさんくささに満ちている。

という常識に踊らされていては、自分がどんどんなくなっていく。ここでの「当たり前」というのは、僕らの「当たり前」ではなくて、その他大勢の人の「当たり前」だったりする。
別に結婚適齢期になったからといって、結婚する必要もない。子育てする必要もない。
みんなが入ってるからという理由で、保険に入る必要もない。親の世代がマイホームを買っていたからって、僕らは一生賃貸でも良い。
車社会でも公共交通機関だけに頼ってもいいし、自転車に乗ってもいい。レンタカーで代用しても、別に何もペナルティはない。そう別に何も法令には触れていないし、罰金もない。

同調圧力って言葉がありますが、これは本当に怖い。自分に合っていない選択肢でも、深く考えずに採用させてしまうパワーがあるんですね。
その集団や、その環境の中だけのプレッシャーのはずなのに、世界の常識だと信じ込んでしまう。
僕は以前勤めていた会社が、体育会の雰囲気バリバリのブラック企業でした。
ここでは「飲み会行くのが当たり前、ゴルフは全員するべき」という文化だったんです。
僕はなんとか騙し騙し逃げ切り、ゴルフも一回だけホールを回ったくらい。しかし同期のほとんどは、ゴルフを始め、休みの日に時間もお金もめちゃくちゃかけていました。
ゴルフが好きでいない同期も一定数いました。他の会社に入っていれば、アルコールを過剰摂取せず、本当に好きな趣味に打ち込めたのに。可哀想。
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体育会系の企業で、非体育会系の僕は働いている。あえて言おう、体育会系はくだらないと。
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これが僕の結論。今のところの心情表明。

なんて風潮もありますが、きっとそんなことはない。
だってそもそも僕が、車を持っている男に「オスとして負けた」と思ったことがないから。別に買う気になれば、フェラーリとかじゃなければ買えるし。
男は車を持っている方がクールだなんて価値観はマイルドヤンキー的でオシャレじゃない。ゆとりの発想ではない。
ちなみに先日マッチングアプリで、知り合った女性とチャットしていると、

って言ってたけど。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 日本で車を持つことで、月々66,000円お金がかかる、車は負債である
- 通勤に車を使わないのであれば、休みの日はタクシーに乗る方がお得
- 世間の当たり前は、自分ではなくその他大勢の当たり前
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!