挫折のない人生などない!誰にでも、挫折はあるのです。僕にとってそれはギターでした。異常なくらいギタリストに憧れていたのですが、、、笑
できることならジョン・フルシアンテになりたかったんだ!!
昔、「人志松本の許せない話」で、フジモンこと藤本さんが「かっこいい楽器は何ですべて難しいんだ!」って言っていました。スタジオでは全く受けていませんでしたが、僕は「わかる!!」とめっちゃ共感してしまい。笑
音楽カルチャーは好きで、自分もプレイヤーになりたいと思っている方!
プレイヤーへの第一歩を踏み出したが、一歩目で終わったって方!
そういった楽器を買ったもののって人にこそ読んでもらいたい、届けこの思い!笑
愛機はストラトキャスターと言ってみる
まず、僕は現在ギターを1本所有しています。このオーソドックスな形のやつ、ストラトキャスターですね。購入したのは驚くなかれ10年前、つまり「ギター歴10年です!」と言えなくもない。ですが、実際ギターに触っていた期間をギュって圧縮すると、2週間くらいかな。笑
この有様です、ひどいものです。買った時は、希望に満ちていたのですが。。。
高校3年生で出会ったギターライフ
購入したのは、高校3年生にちょうどなるってタイミング。高校生の頃から音楽は好きでよく聴いていました。この時は、ロックバンド中心。B’zに傾倒したり、レッチリ聴いたりでしたね。「かっけえなぁ」と思っていたのですが、ある日「俺も弾けたら人生楽しくなるかも」と思考が変わります。当時仲良かったロック好きの友人が「一緒にギター買おう!」と誘ってきた時には、二つ返事をしたのが懐かしい。
とはいえ、高校生なのでお金もない。アンプやケース込みの初心者セットで2万円程度でしたが、お年玉の残りなどで何とか買いました。この日の帰りのテンションは凄かった!「これで俺は松本 孝弘だ!いや、ジョン・フルシアンテだ!」とそんなノリ。天才ギタリストと僕の違いは、道具を持っているかいないかだけだと思っていた痛い奴。笑
まぁ、ギター弾いたことないから未知数と言えば未知数。ジョン・フルシアンテになれる可能性も0ではないと言えばないのですが。笑 楽譜読めないですし、他の楽器経験も義務教育のリコーダーだけだったのでほぼ0ではありますが。
帰ったら、案の定母親は起こります。そりゃそうです、受験期に入った息子が、受験以外のことに注力しようとしているのだから。僕は言いました、「1日20分以内にするから!」と。僕は凄い息子です、この約束をきちんと守りました、練習時間は何と日を追うごとに減っていったのです!!笑
ギターむずすぎやん!!!笑
ギター買った当初の春休み、家族で一泊二日の旅行に行ったのですが、その際にもギター持ってたなぁ。旅館の受付の人白目剥きそうになってましたね。でも、大丈夫です、周りのお客さんに迷惑かけてないですよ!だって全く弾かなかったから、持っていておしまいでした。笑
「NANA」と「BECK」に憧れ大学で軽音楽部へ
バンドマンに憧れた!!
続いての挑戦は、大学生になってから。
浪人生活を経て、大学生へ。ギター買ってから2年経ったわけですな。浪人中は大学生になったらあれがしたい・これがしたいと色々願望を持つもの、僕の場合は「ギターに再チャレンジしたい!」というものでした。
買った時は受験生で思う存分できなかったなどと勝手に脳内で解釈し、大学生になればできるはずだと思い込んでいましたね。そして、バンドを組みたい、軽音楽部やサークルに入り、仲間を見つけたいと考えていました。音楽鑑賞自体はずっと続けていて、好きなバンドはどんどん増えていってはいたのです。
そして、決め手になったのが、浪人中に息抜きに読み始めた漫画「NANA」。
今から思えば、結構メンヘラだなぁとか、痛いなぁこいつとかあるんですが、とにかくハマりました。そして、登場人物のほとんどがバンドマンという設定だったんですね。「バンドマン」・・・・いや~、良い響きだ。。。。憧れる、今でもなお。。。。
そして、予備校を卒業し大学生になる前の時期に、ある漫画を大人買いします。それは「BECK」、これも超絶ハマった。僕の好きなUK・USバンドに対する造詣が見え隠れしていてたまらない!アメリカツアー長いなぁとか愚痴垂れながらも、何度も読み込んでしました。しかも、勇気が出たのが主人公の「コユキ」が最初はまるでド素人だったこと!自分も頑張ればいけんじゃねって思えたのです。
大学生に入り、勢い勇んで軽音楽部に入部しました!
しかし、なんか思ってたのと違う。ギャル男だった僕からすればなんか陰気臭いサークルだったのです。内々だけで盛り上がるというか、サークル内で付き合って別れてを繰り返すタイプの集まりでした。BECKを目指していたのに、入ったらサンボマスターだったって感じでしたね。
しかし、同期とは仲良くやっていました。初心者も多かった。結果から言うと、8か月在籍、2回生になる前に辞めました。
大学の秋の文化祭で、一回ライブして終わりました。Sex Pistolsを演奏しました、これは結構いい思い出です。とは言え、メインでギターボーカルの人がいてそのサブのギターなので、簡単なフレーズをチロチロ弾いてただけですが。そして、それを境にギターを置いたのです。
そう、人気絶頂で解散した黒夢の様に!!笑
特に理由はありませんでしたが、一回ライブできたし良いかなって。それに部費として月に1,000円とられたり、事あるごとにお金の徴収があったのも煩わしかった。「なるほど、本当にバンドマンは金がかかるらしい」と実感。あと、ギターののめり込むほど好きになれないなと感じたのも大きかった。おそらく楽器には、上手くならないもがきの期間があって、そこを乗り越えて楽しい時期になるかと思うのですが、そこまで到達できず。
頭文字「J」の法則!!
この時に気付いた法則ですが、優れたギタリストのイニシャルは圧倒的に「J」が多い!!
ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジ、ジョン・フルシアンテ、ジョニー・グリーンウッド、ジェフ・ベック、ジョン・メイヤー、ジョニー・ラモンーン、ジョニー・サンダース、ジョン・レノン、ジャックホワイトなどなど。
(ジョージ・ハリスンは「George」だから仲間外れです。笑)
僕の苗字にも、名前にもイニシャルに「J」はなし。。。。これも運命か。。。。と勝手に一人合点し大学生活のギターライフは終了。
社会人二年目、「ブルージャイアント」に憧れた
続いて社会人2年目に、「ギターもう一回しようかな。」と勢いづきます。
きっかけは色々ありました、ちょうど仕事が忙しくなくなったタイミングで、家に早く帰れる時期でした。しかし、家に帰っても何をしようかなと。会社ではずっとスクリーンを見ていて、TV・スマホ・PC・映画など画面観る系は嫌だなと。そう考えると、アナログ遊びがしたい。
「楽器かな。」と思考が及んだのがまず一つ。会社終わって楽器練習しだすなんて、ちょっとボンクラ感もあってイカすし。
そして、最も大きなきっかけは「ブルージャイアント」というマンガ。
お分かりの様に、基本的にギターのモチベーションは全てマンガなのです。笑 とにかくこのマンガは面白い、おそらく今連載しているマンガの中でも「ブルージャイアント」が頭一つ抜けて面白い!
主人公である宮本 大はプロのジャズプレイヤーになるべくテナーサックスの道を日々歩んでいます。高校生で話は始まりますが、やがて卒業、大は進学せずに一人テナーサックスの腕を磨き続けます。上京し、高校の友人で東京の大学に進学した友人の玉田の家に居候。
玉田は高校時代はサッカー部で、大学でもサッカーサークルに入ります。しかし、他のメンバーからサッカーへの熱意を感じず辞めてしまいます、高校生活の頃のあの熱意を懐かしく思いながら大の練習しているもとへ。そこで、大が汗まみれになりながら、一心不乱にテナーサックスを吹き続ける姿を目にします。これを見て、玉田はある決意を。。。
それは、「ドラムを始める」ということ。
ド素人でしたが、打ち込めるものが見つかった玉田、下手だと馬鹿にされながらも、努力を怠らず最後には一人前のドラマーになるのです。マンガを読めばここは熱くなること必至!!
そして、僕は思いました。「おれは玉田だ!」と。笑
ここからだ、もう一度初心を思い出し取り組むのだと。
我ながら、影響されやすい人間ですね。笑
まず、ギターの弦を新調しました。張替えて、毎日帰宅してから30分くらい練習する日々。AC/DCの「Back in Black」を練習しました、アイアンマンのテーマでも有名ですね、とにかくリフがかっこいい!
そして、しばらく練習するもだんだん面倒に。。。笑
思えば、僕ちょっと潔癖入ってて、指から弦の金属の臭いがするのがめっさ嫌だったわけです。最初から、そもそも向いていない人材だった。「これやって何になるのかな。」と感じたりもしていました。
思えば趣味なんてものは意味を求めだしたら終わりなのです。意味もないけど好きだし楽しいから思わずやってしまう、これがそもそも正しい形なはず。
何となくリフめいたものは弾けるようにはなりました、しかし音はきれいに出ないし、だんだん「ま、いっか。人生他にも色々あるでしょ!」という思考に。
ギターで有名なフェンダー社が、こんなことを言っていました。
ギターにトライした人のうち実に90%が1年後には挫折する
うーん、分かる!そうだと思う!自分は結局バリバリの90%の方だったのです。
今年に入ってから、父が「この間リサイクルショップからチラシが来てたよ。ギターも買ってくれるらしい、どうする?」と聞いてきました。
僕は即答です!
「イヤだ、売らない!!」
だって、また何かの機会にチャレンジするかもしれないじゃないですか。笑
次こそジョン・フルシアンテになるかもしれないじゃないですか。やってやんぜ、またの機会にな!笑