吾輩は貯金ガチ勢である。資産は毎年順調に増えており、2,000万円を突破。貯蓄率も6割近い。
そして最近ふと思い至った。「最強の節約術って、読書ではなかろうか」と。

・最強の節約術を教えてほしい
という人にむけて書きました。

実際のところ僕は読書家だ。カウントはしてないけど、年間100冊近くは読んでると思う。
友人でも読書家は多い。あくまで偏見まじりだけど、読書家の人は、総じて浪費家ではない。
かたや無料で楽しめるSNSを利用している友人の方が、結果的に多くのお金を使っている。
- 見栄
他の人からよく思われたくて、ブランド物を買うなど - 同調圧力
「30代ならこれくらいの家賃の部屋に住まないと」など - ストレス解消
必要以上のショッピングや、過度な飲食代など
節約の天敵はこの3つ。読書を習慣化すれば、一撃で消し飛ばせる。
節約生活の中で、見えてきたもの
人から「ケチ」と言われてからが、本当のスタート
貯金はメンタルが全て
節約ガチ勢として、社会人生活を歩んできました。社会人になった時の貯金は、笑ってくれ、たった10万円。
しかしそこから7年弱で資産は2,000万円越え。この伸び率、誰か褒めてほしい。
転職をして収入UPを達成したり、色々なプロセスはあった。詳細が気になった人は、具体的にしたことをまとめたので、過去記事を読んでほしい。
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そんな中で気付いたのは、貯金や資産形成は、マインドがかなり大事だってこと。
節約はマインドが命。収入がいくら多くとも、節約メンタルが仕上がってないと、貯金なぞできっこない。
ボクシングの世界チャンピオンのマイク・タイソンは、200億円以上稼いだけど自己破産した。いくら稼ぐかよりも、いくら貯めるかが大事。
節約はすでに、最適解が出ている
親しい人は僕のことをこう言う、「ケチ」だと。こないだ年が一回り以上も離れた上司にも言われた。
恥ずべきことなのかもしれない。しかし僕はこのコメントを、褒め言葉だと解釈する程度には、面の皮が厚い。
節約したいなら、人からケチと言われても気にしてはいけない。むしろ「やっとスタートラインに立てた」くらいに思うべきである。
そしてそんな貯金だけど、すでに最適解は出ている。YouTubeでも、書籍でも、節約を取り扱っている本を読んでほしい。
- 固定費を下げる
家賃を下げる、格安SIMへ移行する、電力会社を見直す - 自炊する
コンビニの利用を避ける、旬の野菜を買う - 投資をする
アメリカのインデックスファンドを定期積立する - ミニマリスト化する
そもそもムダなものは買わない、買ったら使い切る
だいたい共通するのは、上記の内容。もちろん多少の差はあるけど、方向性は変わらない。
節約方法を知っていると実践しているは違う
考えてもみてほしい。日本に住んでいる人は、全員が資本主義社会に生きている。
同じ税制だし、同じ通貨を使っている。東京かそれ以外で差はあるけど、物価もそこまで変わらない。
そして1億人以上も日本で生活している。こんな状況で、全く新しい節約術は生まれてこない。
すでに誰かが発明しているし、実践している。同じ状況で、1億人以上もいるんだから、完全オリジナルはもう発生しない。
しかし、だがしかし。収入の差以上に、資産額に差がある気がする。

そう。節約術は調べれば、無料で、いくらでも、見つかる。ただ実践していないだけ。
分かるとできるは違う。数学でも公式を知っていても、その公式を使って実際の試験で問題を解けるかはまた別の話。
つまり節約メンタルが整っていないのだ。ノウハウはあるけど、実践できる心構えができていないんだと思う。
読書好きに、浪費家はいない
読書をすることは節約に通ず
とある日に僕は、はたと気が付いた。天から僕の脳内に、舞い降りてきたのだ。

うん、ただの偏見。実際のところは分からない。しかし周りの友人や知人を見ていると、そんな傾向が見えてくる。
実際に読書をする人は、年収が高いという研究結果も出ている。
稼ぐにしろ、節約するにしろ、読書はお金に関する行動にポジティブな影響を与えていると思う。
実際に僕も年間に100冊くらい本を買っているけど、資産は2,000万円を突破した。
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読書は基本的にお金がかかる。そんなに高額でもないし、趣味としてはかなりコスパは良いけど。
図書館や人から借りない限りは、有料の娯楽ではある。しかしそれでもやはり、本を読むことは節約につながると思う。
本を読めば節約が進む、無料のスマホアプリを触れば浪費が進む
本を読むことは、ゆとりを必要とする娯楽である
「読書」というのは、元来が贅沢な趣味である。本の代金がかかるからではない。
なんと言っても、読書は時間がかかる。文庫本サイズでも、早い人でも、2〜3時間はかかる。
そもそも心にゆとりがないと、読書をしようという気にはなれない。
年間100冊買ってます、ってイキってる。しかしそんな僕でも、残業で遅い時間に帰宅した際は、本を読まない。というか読む気になれない。
平日は夕食を食べながら、本を読むんだけど、忙しい日は別。スマホを触って、YouTubeを観てる。インスタントに満足できるから。
読書を趣味にするには、メンタルが落ち着いてないといけないし、時間に余裕がないといけない。
逆も然りで、本を読むと、なかば強制的にメンタルが安定するとも思う。
ある意味では、ショッピングの方が、読書よりも安価な趣味とも言えるかもしれない。
ショッピングはゆとりを必要としない娯楽だ。ただ金。マネーだけあればOK。
休日の過ごし方で、ショッピングが人気なのは、アメリカやアジアくらいらしい。忙しくて自由時間が少ないので、手っ取り早く満足度を得られる買い物に、票が集まるのだそうだ。


スマホアプリは、消費させてこそゴール

分かる。こう思う人もいると思う。しかしこれは間違ってると思う。
確かに初期費用は、本の方がお金がかかる。スマホアプリやスマホゲームはインストールは無料なものが多い。
ただそもそもの前提が違う。著者からしたら、本は買ってもらったらゴールなのだ。楽しんで読んでもらいたいなってくらい。
しかしSNSにしろ、ゲームにしろ、スマホアプリはインストールしてからがスタート。ここからギャンギャンにお金を使わせにかかってくる。
SNSもスマホゲームも無料じゃない。利用者の時間を吸い上げ、広告を見せて、商品購入をさせることが目的なのだ。
美容に関連する本や、ファッション・家電雑誌など、何かの購入を勧めてくる本も一部ある。しかし本を読む中で、何かの購入を迫られる場合はほぼない。
著者は本を買ってもらったから、それで満足なのだ。その後にお金を稼ぐスキーム自体がない。
かたやスマホアプリは、そこからが正念場。僕らにお金を使わせるべく、才能ある人たちが、めちゃくちゃ作り込んできてる。
SNSもスマホゲームも、とっつきやすい。無料でインストールできる。しかし僕らから、時間とお金を使わせるように、精緻にデザインされていることを忘れてはいけない。
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読書をすると、なぜ節約につながるのか
本を読むことで、節約の天敵を遠ざけれる
僕らの節約を邪魔するものってなんだろうか。
- 見栄
他の人からよく思われたくて、ブランド物を買うなど - 同調圧力
「30代ならこれくらいの家賃の部屋に住まないと」など - ストレス解消
必要以上のショッピングや、過度な飲食代など
特にこの3つが天敵。そしてこの天敵を、一気にぶち破れるのが読書なのである。
読書を習慣化することで、節約の障害物を遠ざけることができるのだ。読書スゴい。



読書をすることは、尖ることである
本を読むとは、人とは違う行為である
僕の尊敬する作家であり、ライターである近藤康太郎さん。その著書「百冊で耕す」。(https://amzn.to/41PHheV)
ここで読書という行為が、孕む心理に関して書かれている。

以前に読んだビジネス雑誌。20〜70代のサラリーマン220人の読書量に関するアンケートが載っていました。
月に一冊以上読む人は、なんと全体の3分の1。月に2冊以上読んでいる人は、たった1割しかいない。
読書好きな人からしたら意外かもしれないけど、本好きというのは実はかなりの希少種らしい。
つまり本を読んでいて、読書好きを公言している時点で、同調圧力もクソもない。周りからは浮いてしまってる。
ちなみにSNSを利用している人は、日本人の8割越え。こちとら1割の少数精鋭。他人からの視点なんぞ、気にもならなくなる。
本を読むのは、特異な行為になってしまった、電車で文庫本を読んでいるのが、車両で自分だけということもよくある。

本を読むことで、不良マインドが身に付く
また「百冊で耕す」には、「本を読むことで不良になれる」とも書いている。
不良と言っても、メンタル面の話。クローズみたいに、学校で一番強い人を決めるわけじゃない。
まず不良とヤンキーは違う。ヤンキーは群れる。不良は群れない。

ベストセラーを読んで、人と被ることは多いかもしれない。しかし古今東西、津々浦々、本は存在している。
つまり自分の心が動くままに、読書を続けていると、必然的に他の人と被らなくなる。なにしろ選択肢が無数にある。
本を読んでいれば、孤独でいても苦しくない。友人はいらない。
しかし孤高でいても平気で、「友人などいらない」と超然している人のところに、友は現れる。こうも書かれている。


本を読むと、消費行動に走りづらい
本を読むことは、優雅な遊びなのである
GQジャパンより引用
ストレス解消に、現代人は多くのお金を使う。すでに持っているものと同じような服や雑貨を買う、気分転換として。
ジャンクフードを食べ、砂糖でギットギトなスイーツを食べる。酒を飲み、スマホを延々と触り続ける。
ゆとりのある余暇だとは、到底思えない。僕が好きな映画「君の名前で僕を呼んで」。
北イタリアの避暑地での、男性同士の恋愛模様を描いた映画。ここでの二人はとても優雅な時間を過ごしている。
- 一緒に湖で泳ぐ
- 自転車で街を散策する
- 読書をする
- 音楽をじっくり聴く
スマホも触らないし、ゆっくりと時間が経つのを楽しむ。
調べたらこれは典型的な富裕層や貴族の時間の過ごし方なのだそう。時間をかけて読書をするのは、このせかせかした現代社会で、あまりにも優雅な遊びと言えるっぽい。
文字を読んで書く、これでストレスは消える
ストレス解消するには、消費活動と生産活動がある。根本的なストレス解消をするには、生産活動が効く。
ただ文字を書くのは抵抗がある人もいるはず。だったらまず読むだけでも良い。
文字を読み、自分の考えを反芻するだけでも、ストレスは消える。自分の脳で、文章を咀嚼し、行間を読める人は強い。
ショート動画をザッピングしない。人の購入品紹介をダラダラ観ない。
文字を読み、文字を書く。こうすれば、自分の人生に、自分の足で立つことができる。

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人生の悩みは本屋に行けば全て解決する。だから僕は本屋の近くに住んでる。
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まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 読書家に浪費家はいない
- 無料のスマホアプリよりも、有料の本の方が、結果的にムダ使いは減る
- 本を読むことで、同調圧力から解放される
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!