コスパって言葉最高ですよね。僕も大好きですし、キャッチーな言葉なので、表現として記事でもよく使っています。
しかし時として、コスパ信仰は危険。すぐに成果を求めすぎてしまうからです。
・短期的な目先のことが、いつも気になる
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
「5年後、10年後はどうなっているだろう?」と考えるクセをつけるだけ。
明日や今週などの短期スパンで考えずに、もっと先の未来の自分にどう影響するか考えるだけです。
理想の人生やライフスタイルがあるのに、現在の生活と地続きになっていない。こういうことって多いですよね?
目先の締切や、すぐにコスパを発揮するモノに、囚われない。
本当に自分にとって、これからの長い長い人生にとって、必要なモノを吟味していくことが重要なのです。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 僕らが本当に欲しいものは、短期スパンでは得られない
- 選択する際は、「5年後・10年後どうなっているか?」と自問する
- 僕らは10年後の未来を過小評価している
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,300万円達成
短期スパンでしか人生を考えていない
コスパ。コスパ。好きすぎて、思わず2回書いてしまいました。
きっと僕だけでなく、あなたもコスパ大好きなはず。本音をいうと、腰に「コスパ」って、タトゥー彫りたいくらい好き。
何かを買う、何か行動をする。この際にきっとあなたはコスパを考えてる。「違う」とは言わせない。
これはきっと過度な即時のフィードバックのせい。すぐに結果が見えるものが増えすぎたから。
SNSで投稿にすぐに「いいね」が付く。ネットでバズって一夜で有名人になる。
僕よりも後でブログを開設したのに、PV数も収益も遥か上を飛ぶブロガーもわんさかいる。
なんてツリ広告も、両親の顔よりも見たことある。
そして時々ふと思うんですよね。
昔の自分と比べて何かをしても、すぐに成果を期待してしまうようになった。堪え性がなくなった。
- とにかく楽な時給1,000円のバイト
- やることは多いが、スキルが身につく時給1,000円のバイト
正直後者のバイトを選んでしまいそうになる。楽でお金もらえるならそれでいいやん、ってなりがち。
長い目で見たら、スキルが積める方が良い。言われなくても分かってはいる。
とにかく現代は、目まぐるしい。去年にヒットしたものは、今年にはもう話題に上がらない。
「鬼滅の刃」の話はとんと聞かなくなった。あれだけブームになっていたのに。
しかし惑わされてはいけない。僕らが短期間で成果を出さないといけないわけじゃない。
出せるならそれに越したことはないけど、大事なのはそもそも自分がレベルアップしているか。
小手先のテクニックに頼って、早急に成果っぽく見えるモノを出す。長い人生で考えたらムダ。
これが30年近く生きてきた僕なりの発見。
- お金
- 健康
- モテる
- スキル・能力
- 信頼
- センス
人が求めるこれらの項目は、じっくり時間をかけないと、手に入れることはできない。
小手先のテクニックに頼って、合コンで一瞬モテるかもしれない。
しかし本当に好きな人と、長期間に渡って健全な関係性を築く能力は、すぐには身に付かない。
今からは長期戦に備える
人生は長くなってきている
フィードバックの即時性は、年々加速してる。
しかし忘れてはいけないのが、人生は長期化してる。100年時代などとも表現されてます。
今後さらに定年の年齢も引き上げられるでしょう。
すぐに結果が反映される目まぐるしさに翻弄されますが、プレイしてるゲームは長期化の一途を辿ってます。
人生の目標から逆算する
最近読んで非常に感銘を受けた本「ロングゲーム」。
世界のトップ50経営思想家「Thinkers 50」の一人ドリー・クラークさんの著書。
「Thinkers 50」、オレも入りたい。かっこいい、アベンジャーズみたい。
あまりにも多くの人がゆとりを失ってる。常に何かにせかされ、追い詰められ、焦ってる。
パソコンで例えると、永年に起動していて、バリバリ処理実行の状態。
人生を振り返る、本当に欲しいものについて考える、こんな時間を誰も持っていない。
とこの本では書かれています。
必要なのは、「長期的な思考」。これだけ。「長期的な思考」があれば、迷った時の指針になります。
常に行き当たりばったり。刺激に反応するような行動ばかりとっている。目標達成できるわけがない。
これが人生というロングゲームをプレイする醍醐味。拒否する権利はありません。
だってもう僕もあなたも、ゲームに参加してるんだから。賽はとっくの昔に投げられてるんやで。
まずは目標を決める。難しかったら、10年後の理想の自分とかでも良い。
そしてその目標から逆算し、適切な行動を選択する。自分で決めた自分のゴールに突き進む。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」では、北を指さないコンパスというアイテムが登場します。
北を指さないのであれば、何を指すのか?
手にしている人物が、一番欲しいものの方角を示しているんです。
例えば僕ならこんな感じ。
僕の10年後の目標
- 資産:貯金3,000万円
海外インデックスファンドには継続投資 - 仕事:IT系の会社に転職してみたい
- ブログ:月間30万PV+誰かの人生をポジティブに変える
- 健康:細マッチョになっていたい
- 人間関係:結婚欲はないけど、最高のパートナーがほしい
- その他:経験を最大化したい
10年後までに未経験のことに100個トライしたい
この方向にコンパスは向いている。行くだけ。迷わず行けよ、行けば分かるさ。
人生で持っておきたい思考回路
これまた最近読んで、感銘を受けた「数値化の鬼」。
こちらでも長期的な思考の重要性が書かれていました。
時間には「短い期間」と「長い期間」の二種類があります。
すぐにイメージできるのは、やはり「短い期間」。
与えられた仕事を3日で終わらせるよりも、1日で終わらせる方が価値がある。分かる。
直感的にわかる「短い期間」と違って、意識しないと見えないのが「長い期間」です。
昔にまいた種がいつの間にか実って、立派な果実がなっていましたみたいな感じ。
明日には結果は出ないけど、数年後に大きな結果になっている。ここを目指さないといけない。
僕らが羨むような結果を出している人。もしかするとすぐに達成したように見えるかもしれません。
しかしそんなことはない。成功の裏には泥臭い過程があることが世の常なのです。
確かにすぐに成果を出している人もいるでしょう。
しかしその成果は、僕らが親指を咥えて妬ましく感じる成果ではない。
Twitterのつぶやきがたまたま一回バズったくらいなレベル。ただのラッキーパンチな可能性が高いし。
「数値化の鬼」で紹介されていた方法は非常にシンプル。
何かを選択する際、迷った際、脳内で自分にこう問いかけるだけ。

悩んだら5年後、10年後をイメージしてみる。今からする選択が未来にどのよう影響を及ぼすか考えてみる。
ダイエットしているのに、ついつい甘いお菓子を食べそうになった時。
読者や勉強をしようと決めていたのに、ついついYouTubeのアプリを起動してしまいそうになった時。
付き合う人間関係、就職先、進路など。難解な選択にぶち当たった際は、未来に時間軸を移してみましょう。
すぐに出る成果は、すぐに消える
インスタントな成果は、インスタントに消える。
ツラいけれど仕方ない。というか僕ら本当に欲しいモノが、2時間の努力で得られたらつまらなくないですか?逆に。
そんなゆるゆるな難易度のゲームなら、最初からやってへんわとも思える。
これは世界最高のコーチとも称されるアンソニー・ロビンズの言葉。
ちなみに元アメリカ大統領やレディー・ガガなどのメンターでもあったらしい。ガガに生肉ドレスを着せたのは、この人なのだろうか。まぁいいや。
ちょっと考えてみてください。
仕事での願望、人間関係での望み、資産面での期待。なんでも良いです。
保証のないことはあまり言えませんが、10年もあれば叶うかもしれません。
目指す理想のビジョンがあるなら、後は簡単です。
絶えず「5年後・10年後の、理想のビジョンに近づけるか」と自問するだけ。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 僕らが本当に欲しいものは、短期スパンでは得られない
- 選択する際は、「5年後・10年後どうなっているか?」と自問する
- 僕らは10年後の未来を過小評価している
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!