現代社会って生きづらいですよね?常識だったり、普通って概念に押しつぶされそうになります。
「〜するなんて非常識」って人からの目線を気にして、毎日ビクビクして生きている人も多いのではないでしょうか。

・普通に生きるのが、普通にしんどいんだけど
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

僕らがいわゆる「常識」として考えているもの。これって実はめちゃくちゃ最近生まれた概念なんです。というかトレンド、ただの流行り。
歴史的に見ると、いきなり出てきた新人。現代の常識は、過去の非常識。10年後には今の常識も時代遅れになっているかも。

また僕らは「虚構」の中で生きています。お金、宗教、会社、国。これらは全部、虚構。実態はなく、僕らの頭の中に存在する概念ってだけ。
実態のない概念に過ぎず、さらにその中の一過性のブームでしかありません。流行語大賞とかと同じレベル。


この記事のまとめ
- 生きづらさは僕らと常識とのギャップによって生まれている
- 僕らの常識は「虚構」に過ぎず、おまけに歴史があるわけでもない
- 常識は10年で消えるが、僕らの意志は10年以上消えない、自分の意志を尊重すべき
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆
・30歳で貯金1,500万円達成
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常識にとらわれすぎている現代人
いやー、生きづらい世の中になりましたね。なにをやっても批判されるし、常識がないと見なされる。
先日僕は30歳になったのですが、結婚願望は全くなし。というか人生でこれまで「結婚したい!」って思ったことが、そもそも一度でもあったのかが疑問。
そんな僕に世間の人々は、「もう良い歳なんだから、そろそろ結婚したら?」なんて言ってくるわけです。

このように世の中には、様々な「当たり前」が渦巻いています。少しでもその「当たり前」の外に出るようなことがあれば、僕らは批判されたり白い目で見られるんですね。
僕らの生きづらさは、常識とのギャップによって生まれています。当たり前なことをしていないと、心穏やかに生活を送れません。
「〜してはダメ!常識がない!」とか「〜するのがマトモ」とされてる。
僕らの行動は制限される。というか自分で自分を制限しちゃう。本当にしたいことができなくなる。
人の目が気になる。「え、オレって常識ないって思われてないかな?」って気になる。
「常識がある」とされている人と、無意識に自分を比較してしまい、自分のことが嫌になる。他の人が当たり前の振る舞いをしていると、謎の焦りが生まれてくる。



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今の常識は、過去の非常識
ここで一度立ち返りましょう。僕らの思う常識ってなんでしょうか?

結論から言うと、全く偉くない。歴史から見ると、今の常識は全く普遍的なものでない。常識には賞味期限がある。
リスナーは17万人以上、Apple Podcast総合ランキング1位の「コテンラジオ」。このパーソナリティーである深井 龍之介さんの著書「歴史思考」。



国公立大学を受験したため、センター試験で日本史を受ける必要がありました。完全に進路のために、嫌々受けただけ。
エヴァンゲリオンのシンジくん的な感じ。「分かったよ、エヴァに乗ればいいんだろ、日本史受ければいいんだろ」みたいな捨て鉢っぷり。
しかし大人になって改めて「歴史の勉強って大事だよな」と痛感。そんな折に出会ったのがこの本。今年読んだ中でもベスト級に面白かった。

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って考える人もいるでしょう。
ここは重要なポイント。「未来を知るため」って答えもあるでしょう。歴史は繰り返す、こんな言葉もあるしね。
しかし必ずしもそうではない。もちろん役に立つ場合もある。しかし未来を予測するにも、不確定要素が多過ぎ。過去を知ったからって、未来を正確には予測できない。
例えば今日に至るまでの全ての株価チャートを読み込んだとします。でもこれから先の株価の動向を判別できるかって別問題ですよね。
ある程度の予測はできるかも。でも完璧ではない。
じゃあなぜ、僕らは歴史を学ぶ必要があるのか?

過去を知ることで、現在を客観的に見ることができる。これこそが歴史の持つパワー。
歴史の中の常識
- 同性の恋愛は当たり前だった
キリスト教などの一神教ではNGだったが、古代ギリシャ・中国・近代までの日本では当たり前。織田信長や徳川家光など有名な武将も男性と恋愛をしていた。 - 「お金を稼げる人=偉い」って価値観はなかった
江戸時代の日本では、金持ちの商人よりもお金のない武士の方が地位が高かった - 命の価値が低かった
戦国時代では特に。農民は「口減らし」として、生まれたばかりの子供を◯すこともあった
こうやって見ると、今の常識に歴史を感じない。現在の常識が急に薄っぺらく見えてくる。



これはたった一部。僕らの常識がいかに頼りないものか分かるはず。5年後や10年後には、非常識になってるかもしれません。
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僕らは「虚構」の中で生きている
僕らの体は実際にある。毎日会っている人も実際に存在してる。「え?いきなり何を言ってるの?」と思った方、ちょっと待ってください。
僕らは実態のあるもの以上に、実態のないものに影響を受けているんです。僕らが頭を悩ませている問題の多くは、ほとんどが空想上のものなんです。物質として存在してない。
「サピエンス全史」で世界を席巻したイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ。その著書で35カ国以上で刊行され、600万部突破のベストセラー「ホモ・デウス」。
- 戦争
- 飢餓
- 疫病
人類の最大の災厄であるこの3つを制した人類は、ついに神の領域に到達するのかという内容。ここまで知的好奇心を刺激してくれる本は滅多にない。ビル・ゲイツも絶賛。びびるでげす。
この本の中では以下のように書かれています。

お金には一般的であり客観的な価値はありません。一万円札は食べれない。飲めない。身に付けても寒さは凌げない。


可能性は低いかもしれませんが、僕らがお金のパワーを信じなくなった途端に、お金の価値は消滅するんです。コインやお札そのものに価値があるわけではないから。
これは貨幣だけじゃありません。会社、法律、宗教、国、全てに起こり得るんです。
トヨタ自動車でも、ソニーでも、パナソニックでも、リクルートでも、メガバンクも、全ては虚構なんです。実際に働いている従業員はいますが、「トヨタ自動車」って実態はない。僕らの頭の中に存在するだけ。
僕ら根底に流れる価値観や、僕らの行動を決める周りの圧力も、所詮はフィクション。僕らの生活圏内の中でだけ、意味を持つ超ローカルなものなんです。
- 戦いで特攻した兵士たち
- 戊辰戦争の白虎隊
- 異教徒と戦って聖地を守ろうとしたエルサレムの十字軍
例えば歴史に実在したこんな人たち。きっと僕らと同じ20代、もしくは10代。
もちろん敬意は払いますが、今の感覚からするとあまりピンとこない。ミスしたら切腹するサムライ文化も、「え!?やりすぎちゃうん!?」って思ってしまう。
その時の、その場所の、国や宗教や世間の価値観に準じて行ったもの。しかし今見ると、どうにも理解し難い。歴史の中で人々を行動に駆り立てる原因の多くは、このような「虚構」なんですね。


僕らが今信じている常識には実態がない。実態を持った人たちが集まって、醸成される常識は、突き詰めると「虚構」。この「虚構」も数十年後には、ネタにされるレベルのものかもしれません。


自分の意思は一生モノ
僕らを取り巻く常識はすぐに変わっていきます。昔は批判されていても、数年後に褒められるなんてこともある。
子供の時にとにかく野菜が嫌いだった。さっさと野菜を食べて、好きなものはゆっくり食べたい。そう思って毎回野菜を一番に食べていました。
そんな僕を見て、周りの大人は「ちゃんと順番に食べなさい!」と注意してきたものです。しかし昨今では「野菜から食べると血糖値の急激な変化を抑えられるから体に良い」ってことになってきた。
今では大人でも先に野菜を食べる時代になりました。たかだか10〜20年で風潮が変わったのです。
僕が高校生の時に、iPhoneが世に出始めました。しかし高校生だった僕や同級生は圧倒的にガラケー派。

これが当時の風潮でした。しかし10年も経ったらどうでしょうか。誰もガラケー使ってねぇ、みんなiPhoneをポチポチしてる。

常識って聞くと、未来永劫ってイメージがあります。これまでも、これからも、ずっと通じる。そう錯覚してしまう。
違います。常識や当たり前は、ブームです。ただの流行。だから気にし過ぎない。
それに対して自分の好きなものや興味があるものは一生モノ。まぁ一生好きでいられるモノはさすがに少ないですが、それでも常識よりも賞味期限は長い。
ジョジョやハンターハンターやドラゴンボール、もう10年以上は好き。スターウォーズは20年以上好き。きっとこれからも好き。つまり10年で消える常識よりは、寿命は長い。
僕らの中にある「面白そう!」とか「やってみたい!」とかって意思は、常識よりも長く生きる。「やりたくない!」とか「関わりたくない」って気持ちは、当たり前よりも長く僕らのハートに存在し続ける。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 生きづらさは僕らと常識とのギャップによって生まれている
- 僕らの常識は「虚構」に過ぎず、おまけに歴史があるわけでもない
- 常識は10年で消えるが、僕らの意志は10年以上消えない、自分の意志を尊重すべき
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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