「本当はこれがしたい」、そう思っても行動しない。というか、できない。これってめちゃくちゃありますよね。
ずっとしてみたかったけど、結局やらないまま年月が経つ。気づけば年をとってる。
・失敗するのが怖くて行動できない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
僕らが行動できない理由はなんでしょうか?
おそらく「才能がないことを確定させたくないから」です。行動しないと可能性は未知数。しかし行動して失敗すると、自分に才能がないことが判明してしまいます。
しかし本当に怖いのは、才能がないことではなく、行動しないことです。突き抜けた才能を持っている人は、ほんの一握り。
それ以外の人は、成果は才能だけで決まっていません。思考した量や行動した量に依存してきます。あくまで一般論ですが、時間をかけた方が成功する確率は上がります。
「自分はもしかしたら才能あるかも」、この幻想を解き放つ。才能はなくてもいい。才能がないことを明らかにすると、人生の自由度がめちゃくちゃ上がります。
この記事のまとめ
- 「自分には才能があるかも」という幻想が、僕らの行動を先送りさせる
- さっさと天才でないことを確定させ、行動することで、結果的に天才に近づく
- 圧倒的な才能がない人は、思考法と行動で能力が決まる
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,400万円達成
何もせずに人生が終わっていく
いきなり質問から始めてみます。インチキセミナーっぽくて素敵やん。
ちょっとハードルが高いと感じた方は、「5年後(もしくは10年後)に達成したい目標」でも構いません。
きちんと言語化できなくても、おそらく何かしらはあるはず。
- 健康面での目標
- 私生活での目標
結婚したい、子供の受験を成功させたいなど - 金銭面での目標
- 仕事での目標
- 見た目での目標
ダイエットしたい、筋肉をつけたいなど - 新たにチャレンジしたいことの目標
色々な角度ででてくるはず。
今していることの延長線上にある目標はとにかく継続あるのみ。しかしここで厄介なのが、「新たにチャレンジしたいこの目標」。
新たにブログやYouTubeをしてみたい。転職したい。資格勉強をしたい。今の自分の生活圏内の外にある目標。これが難しい。
なぜ難しいか。そう、行動できないから。ずっと胸に抱いている目標ほど行動できない。これが複雑な人間心理。
「心の底から好き」だけど、付き合えない。でも「なんとなく好き」くらいで、なぜか付き合っちゃう。少女漫画に出てきそうなあの展開。
本当に人生で達成したい目標に向かって行動しない。その気持ちに嘘偽りなどないはずなのに。
- スマホゲーム
- SNS
- 好きでもない人との飲み会
- 付き合い残業
こういうことに時間を使ってしまってる。本当にしたいわけでもないのに。
人生の優先順位を守っていない。一回きりの人生をちょっとずつムダなことですり減らしてる。
なぜ僕らは先送りするのか?
達成したい目標がある。新たに挑戦したいモノがある。なぜできないのか?
長年ずっと夢に掲げてきた目標。もし思い切ってチャレンジして、失敗なんぞした日には立ち直れない。
「もしかしたら上手くいくかも」とか「やってみたら叶えられるかも」って幻想を抱いている状態が一番楽しい。遠足の前日の夜みたいなテンション。
しかし一度でも行動してしまうと、現実が確定してしまう。「自分には才能がない、そもそも向いていない」ってことが明らかになってしまう。みんなこれをビビってる。
福山雅治が名曲「桜坂」の中で、「夢は今も夢のままで」って歌ってた。まさにこれ、夢は夢のままにしておくのが一番平穏。
僕らはとにかく未確定なものを好む。選択したくない。選択しないことで、心のバランスを保っている。
新たにチャレンジしたいことがある。「今は時期が悪いから、チャレンジしない」と「とりあえずチャレンジする」、この二択。
ここで「とりあえずチャレンジする」を選択した場合、もう後戻りできない。「今は時期が悪いから、チャレンジしない」の選択肢が消える。
選択することで、選択肢が消える。ここに抵抗感を感じる、怖くなる。後戻りできない現実から目を逸らしたくなる。
ここで落ち着いて考えてみましょう。才能がないことが確定する、ずっと掲げていた目標を一生達成できない、どちらの方が損でしょうか。
もちろん後者ですよね。別に才能がないことが確定しても、誰にも迷惑をかけない。自分がちょっと凹むだけ。たったそれだけ。
才能がないことを受け入れると自由になれる
幻想から解放されよう
ちょっと僕の話をします。今でこそブロガー歴は4年半ですが、本当はもっと昔からブログを始めたかった。
なんなら20歳過ぎの頃からブログに興味がありました。無料ブログサービスでアカウントだけ作りましたが、結局それで終わり。
その後「ブログをやってみたい」って思いだけを温め続けて数年間。26歳の時に、やっとこさこのブログを書き始めました。
なんの根拠もない自信だけを肥大化させ、チャレンジすることから目を逸らしていたんですね。下手にやってみて、この自信を失うことに怯えていたんです。
ブログを書き始めて4年半が経ちました。書いた文字数は約120万文字。しかしPV数は全然伸びない。
検索アルゴリズムの改訂のせいか、PV数は最盛期の1/4くらいになってる。これだけ書いているのに、収益も数千円レベル。
時給換算したら100円を下回ってる。黒光するほどのブラックな副業に、僕は今もゴリゴリにコミットしてる。やりがい搾取、ここに極まれり。
ただライティングスキルだけは身についた。今の会社は超大手企業なんですが、僕よりも面白い文章を書く人にまだ会ったことがない。
海外MBAをとった人。東大卒の人。国公立大学を主席で卒業した人。ボロ勝ち。僕の方がニヤつかせる文章が書ける。「どうやってそんなに文章力が伸びたんですか?」と尋ねられたこともある。
ここは現代の七不思議。神様の気まぐれ。Google様の胸三寸。
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しかしライティングスキルは、あの時幻想を捨てなければ会得できなかった。「自分には才能があるかも」って妄想を捨てたから今がある。
僕は自由だ。本当に。自分には才能がないってことが分かると、僕らは途端に自由になれる。恥をかいてもいい、失敗してもいい。ミスる権利くらいあるだろう、天才じゃないんだから。
きっとあなたもそう。失礼は承知ですが、きっと天才ではない。というか天才なんて滅多に存在しないレアポケモン。天才じゃなくて普通、当たり前。
だったら幻想から解放されましょう。マトリックスで夢の世界から解放されるみたいなテンション。ようこそ、ツラいけど自由な現実世界へ。
Googleに学ぶ「20%ルール」
って人もいるでしょう。
分かる、分かります。忙しいですよね。毎日仕事したり、日々の生活でバタバタしてるんですよね。
世界のトップ50経営思想家「Thinkers 50」の一人ドリー・クラークの著書「ロングゲーム」に、忙しいことに対する注意が書かれていました。
そういえば、失恋に効く最高の特効薬は多忙だって言葉もあった。忙しくすることで僕らは、自分を鈍磨させていてるのかも。
これもドリー・クラークの著書「ロングゲーム」に載っていたもの。
2004年にGoogleは株式の公開に合わせて、独自のユニークのコンセプトを打ち出したのですが、それが「20%ルール」。
従業員に進行中のプロジェクトだけでなく、Googleに大きな価値をもたらす新しい何かに、自分の時間の20%を使ってもらうようなルールを作りました。
従業員はより視野が広がり、創造性とイノベーションが加速するのではという目論みからです。
もちろん120%時間を使うってことではありません。無理をしてスケジュールを組まないでくださいね。
20%というのは、あくまで目安。失っても問題ないレベルということです。先にスケジュールに余白を作ることが大事になってきます。
例えば仕事や睡眠を除いた1日を8時間とします。この20%は約1.5時間。
もともと自分が興味があったことに使う時間です。きっとそれくらいなら空けられるはず。
才能がないことを早めに確定させてしまうんです。そうして行動するのに戸惑いがなくなる状況を作り上げましょう。
「天才かもしれない」と幻想に生きる10年。「天才ではない」と気付いてから、ちょっとずるでも行動した10年。どちらが天才に近づけるかは明確なはず。
圧倒的な才能がないなら、才能なんてないも同じ
才能なんて極めて曖昧なもの。確かに突出した天才はいる。人類の中で、本当に一握りだけど、存在はしてる。
それ以外は凡人か、微妙な天才たち。正直ここはほとんど変わらないと思う。
過去記事にもしましたが、能力や成長は思考法による部分が大きい。
- 固定した気構え
知性は遺伝子の中に備わっている、才能は先天的に決まっていると考える派 - 成長の気構え
知性は努力で後天的に変えられると考えている派
研究結果の中で、「成長の気構え」を持っている人の方には、以下の特徴が見られました。
- 問題が解けなくても、誰のせい・何のせいにもしない
- 失敗にはこだわらない、というか失敗したとも思っていない
- 難問と遭遇しても、取り組みの質を維持もしくは向上させる
世界中で、数百年に、ひとり。そんなレベルの天才には、きっと反則技を使っても、勝てません。しかしそんな人と戦うシーンは非常にレア。あとはメンタルや思考法の問題だったりもする。
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才能がないと悩んでいる人は、思考法を切り替える。自分の能力ではなく、成長に目を向ける。
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そうなるとさっさとトライする方が賢い。むしろすぐにがむしゃらに挑む方がコスパがいい。
たまたま人として生まれて、たまたま自分が興味のある分野で、努力でひっくり返せない級の天才である確率。ほぼない。残念ながら、そんなご都合主義はない。
ということで最後に僕が大好きなHIPHOPグループのRHYMESTERの名曲「K.U.F.U」の歌詞を丸パクリして終わります。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 「自分には才能があるかも」という幻想が、僕らの行動を先送りさせる
- さっさと天才でないことを確定させ、行動することで、結果的に天才に近づく
- 圧倒的な才能がない人は、思考法と行動で能力が決まる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!