あー、成功したい。そりゃ成功したい。できるもんなら成功したい。僕だけでなく、この思いは全員共通なはず。
世の中には書籍でも、ネットでも、とかく成功法則が溢れています。誰もが喉から手が出るほど欲しい成功。そのためのノウハウが無料で手に入る時代。
しかしどうでしょうか?身の回りに成功者ってそこまでいませんよね?

・成功しているノウハウをマネしても成功できない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

成功ノウハウを読んでも成功しない理由はおそらくふたつ。実践していないから、これは分かりやすい。
もうひとつはその成功法則に再現性がないから。自分に向いていないから。
たまたま成功した人のタイミングが良かった、状況が全てマッチしていた。もう一回やったら失敗するのは確実。こんな法則もあります。
大事なのは、成功法則を鵜呑みにしないこと。「変数」を見つけましょう。取り入れる部分は使い、自分流にアレンジすることが大事です。


この記事のまとめ
- 成功法則はあくまでも一つの事例で、再現性がない場合も多い
- スキルレベルのものはプロの教えに従い、成功法則は鵜呑みしない
- 変えることができる「変数」にこそ注目する
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
成功ノウハウには賞味期限がある
成功法則はとにかく溢れている。本屋さんでも、所狭しと成功ノウハウが詰まった本が売られています。
ネットで「成功するには」とか、「成功する人の特徴」とかググってみる。出てくる。出てくる。わんさか見つかる。
しかし身の回りで、昔の友人で、ずば抜けて成功した人ってそこまでいない。


そんなまるで成功法則のバーゲンセール。しかし成功者はごく少数。周りにはほとんどいない。
成功法則を知っても、実行していない。だから成功しない。これは分かる。上に向かってツバを吐いたら、自分にかかる。これくらい当たり前。
しかし成功ノウハウを愚直にマネしても上手くいかない場合もある。というかこっちの方が多いかも。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?

成功法則は万能ではありません。数学の公式みたいに、どんな場合でも当てはまるわけではないんですね。
もちろん普遍的なものもあります。しかし再現性がないものもあるんです。ここを覚えておかないといけません。

と思われた人、簡単に説明しますね。
時代背景や状況やタイミングで、たまたまその成功が生まれた可能性があるんです。今同じことをしても、再現できない可能性が極めて高いこともある。
例えば銀行にお金を預けても、今は利息は0.1%とか。しかし1970年代なんかは、利息はなんと約8%。
1970年代に資産を増やした人の成功法則はきっと「銀行にお金を預けろ」でしょう。しかし今その法則を愚直にマネしても、全く役に立ちません。状況が違う。
料理のレシピみたいに、状況がほとんど変わらない場合は、いつの時代も再現できる。味噌汁の作り方は、いつの時代も同じ。
しかし、今この瞬間、誰でもない僕らが、実践する。この場合に、過去の成功事例を丸パクリしても上手くいかないかも。
「変数」を見つけ出す
全ての目標、行動は数値に落とし込める。そんな数値化の技術を徹底的に教えてくれる本「数値化の鬼」。
この本で「変数」という考え方が書かれています。
数学で「y=ax+b」という方程式ありましたよね。「x」が変数で、それによりyの値が変わるってやつ。義務教育が懐かしい。
aとbは定数であり、与えられた数字。つまり頑張っても、変更できません。変えられるのは変数である「x」のみ。


例えば大事なプレゼン。資料作成の時間を、1時間から2時間に増やす。レイアウトやデザインをもっともっと仕上げたとします。
しかし、プレゼンの結果は変わらなかった。どうでしょうか?

これは意味のある努力でしょうか?おそらく間違った努力の仕方です。
もし後日のプレゼンで、「次のページに移った、最初の10秒で結論を述べる」という方法を試してみたします。
するとプレゼンを聞いている人の反応が変わった。プレゼンの成功する回数が以前よりも増えた。
こうすると、「プレゼンの資料作成」ではなく、「プレゼンの伝え方」が変数だったということになるわけです。


変数ではないものに固執しない。定数は変えられない。
長時間の会議をやって仕事をした気になっている人がいますが、会議の時間が仕事の変数じゃないことは多い。
世の中の成功の法則も、変数ではなく仮説。本でもSNSでもサイトでも、成功法則は溢れています。
ヒントになる可能性はありますが、あくまで可能性。絶対的に正しいってことはない。
ある営業のトップセールスマンが書いた営業の本があるとします。

と書いてあったとします。
この成功ノウハウはどうでしょうか?営業の絶対的な成功法則と思いますか?
もちろん自分磨きで効果が出る可能性はあります。しかしあくまで仮説に過ぎません。
成功ノウハウは、たまたまその人がうまくいった方法を書いているだけ。ただの仮説。自分で試してみて、初めて変数になるんですね。
職場の上司が教えてくれた成功法則も僕らにとっては仮説に過ぎません。
具体的なプロセスを丸ごとマネるわけではなく、あくまでも1つの事例として考える。
「そのやり方のもとになっている考え方」の部分を意識することが大事です。
成功法則は再現性こそ命
成功法則では、「変数」を意識する
成功法則を再現するには、その成功が発生した際の諸条件と一致させないといけません。
- 年代、時代
- 国、住んでいる地域
- その人の状況
- 家庭環境
- 職場環境
- 経済状況
考えただけも、とにかく色々な条件がある。
例えば株や仮想通貨で大儲けした人の成功ノウハウをマネしても、同じように成功はできない。株式市場なんて、1日として同じ動きをしていないんだから。

スキルレベルでは、鵜呑みでも問題ない

まずはこれが重要。
バランスが難しいところではありますが、素直にパクるものはパクる。しかし全部を全部盲信しない。
その道のプロの言うことは、とりあえず信じておくべき。素人の僕らが、勝手にアレンジするだけムダな努力。
- ライティング
- 筋トレの方法
- 英会話
- 心理学
- 仕事の引き継ぎ
例えばここらへん。「スキル」として括られるものは、すでに体系だったものが多い。だから教えてもらったことを、鵜呑みにして実践しても問題ない場合が多いです。
スキルレベルでは、成功者が数多いし、汎用的な知見がすでにある。今から全く新しい筋トレメニューを考えるより、ジムのトレーナーの教えに従っておけばいい。
ただこれらスキルを統合して、プライベートや仕事で成功するとなると、鵜呑みするのは危険。

風化していない成功法則から学ぶ
成功法則の中でも、賞味期限が長いものがあります。半減期なし、ずっと使えるもの。
どうすれば、そんな成功法則を学べると思いますか?
それは古典を読むことです。長い歴史を生き抜いてきた、多くの人に読まれてきた本を読む。
正解的に名著となっている「エッセンシャル思考」の著者の最新作「エフォートレス思考」。

と読書の有益性について書かれています。
そして読書をする際に、意識したいのがリンディ効果。
本の寿命は、その本の年齢に比例する。本が古ければ古いほど、その本が将来にわたって生き残る可能性が高い。これがリンディ効果。


テスト&修正を繰り返す
ちょっとまとめると、重要なのは以下の2点。
- 再現性のない部分は、自分でアレンジする
- 歴史に埋もれていない本から学ぶ
このふたつを押さえた上で僕らがすべきこと。

逆説的ですが、最終的に成功するために、失敗しまくりましょう。
成功ノウハウを学ぶ。変数を見極め、アレンジする。よほどの天才でないと、一発目からは当てられない。
僕らはとにかく数をこなす。やってみてダメなら、修正してもう一度やってみる。



成功ノウハウを聞いて、再現性があるものはそのまま使う。
そして変数を見極める。「自分の場合ならどうか?」という視点でローカライズしていく意識が大事です。
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失敗するよりも挑戦しない方が罪深い。失敗の先にしか成功はない。
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自分の頭で考えることが大事!
成功ノウハウを学ぶ。人から成功法則を聞く。
ここで大事なのは、自分の頭で考えること。方法を聞いても、結局それを行うのは自分なのだから。
素直に信じ、とりあえずやってみるのは大事。しかし思考停止だけは本当にダメ。
自分の頭で考えない人は、どれだけ処理能力がたくても、コミュニケーション能力があっても、絶対に上手くいかない。

という成功者はいない。
世の中の情報は玉石混交。質の悪いものもありますが、裏を返すと質の良いのもある。
しかしどれだけ質の良いものに巡り合っても、自分で考えないと意味がない。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 成功法則はあくまでも一つの事例で、再現性がない場合も多い
- スキルレベルのものはプロの教えに従い、成功法則は鵜呑みしない
- 変えることができる「変数」にこそ注目する
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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