時間も労力もかけても、今ひとつ効果が出ないことってありますよね。思うように伸びないし、なんとも歯痒い。
・仕事でもプライベートでも、こなして終わってしまってる
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
すべきことは簡単。今やっている行動の意味を、きちんと意識しておくことです。これだけ。ごっつシンプル。
筋トレをしている時に、効いている部位を意識する。練習をしていても、どんな能力を伸ばしたいか意識する。
漫然と行うのではなく、自分の行動や意図を理解しておく。同じ行動をして、同じ時間をかけていても、成果は変わってくるんです。
これまでの研究によって、「注目されている行動は、注目されていない行動に比べて、高い成果が期待できる」ことも判明しています。
やるかやらないか、だけじゃない。どんな意識でやるか、ここが重要なんです。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 漫然とこなしても意味はない、目的を意識する
- 自分のしている行動から得られるメリットを3つ考えてみよう
- 宇多田ヒカルは生まれて15年で「First Love」を出した、時間の密度は変えられる
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,300万円達成
「こなす」だけでは、結果はついてこない
というか、
どうでしょうか、この質問ぱっと答えられるでしょうか?
なかなか難しいですよね。僕らは時として、手段と目的を混同してしまうことがあります。
例えば読書。「毎月10冊のビジネス書を読む」という目標を掲げたとします。これ自体は素晴らしい。
しかし問題は、これを目的にしてしまうこと。10冊の読書を通じて、知見を広める、ノウハウを吸収するのが、本来の目的です。
となってしまうと、意味があまりないんです。読み切ることが目的になってしまってる。
確かに読んだという実績は積み上げてる。しかしそれではあまりに無意味。
「こなす」ことを目標にせず、何のために今その行動をしているのかを意識しておく。ここがめちゃくちゃ重要になってくるんです。
行動を意識する大切さを伝えて、あなたの日々の努力の効果をちょっとでも上げたい。今の僕の行動の意味はこれです、ちなみに。
新宿コリドー街で、目的を持たずにナンパをしている男などいません。
大阪ミナミのひっかけ橋で、なぜそんなことをしているか分からず女性に声をかけている男はいません。
「女性と知り合いたい」、「良いことしてみたい」、この目的意識があって声をかけているんですね。
女性が好感触を示してくれたけど、「えっと、オレは何をしたいのかな」ってなる人は、ナンパしてない。
日々の行動が、夏休みの宿題みたいになるのはNG。ただ終わらすことに、あまり意味はない。
やり切っただけで満足感を感じても、労力のコスパは良くない。自分がしている行動の価値をきっちりと把握しておく。
例えば、
- お洒落な服の組み合わせを知りたいから、ファッション誌を読む
- 新しい思考法やノウハウを学びたいから、ビジネス本を読む
- スーツの後ろ姿をかっこよく見せるために、筋トレをする
- 新しい経験を積むために、会社の今の仕事を担当している
- 体力を向上させるために、ランニングをしている
何となくメニューをこなすのと、何を自分が吸収しようとしているのかを意識してメニューに向かうのとでは雲泥の差になるんですね。
自分のしている行動の意味を考える
行動に注目することで、効率を高める
筋トレでも、同じメニューを行う際に、自分の体でそのメニューが効いている部位を意識することで、効果が変わるとも聞いたことがあります。
言ってしまえばこれだけ。同じことをしていても、成果が変わってくる。
まレバレッジリーディングで有名な本田直之さんが、自分のビジネスに決定的な影響を与えた一冊と言っている名著「フォーカルポイント」。
「類書のない名著」とまで、監訳者として、この本の中で述べていました。
と記載されています。何かをただこなすのではなく、自分自身で意図を持って注目する。
僕らが何かの仕事に取り組んでいる時、その仕事を強く意識すると、いつもよりよい結果を出せる。
とも書かれています。
同じことをしていても、成果が変わる
全く同じことを、全く同じ時間だけしていても、摂取できる栄養が違うわけです。
筋トレをして、筋肉をつけるためにプロテインを飲む。タンパク質を摂取する。
しかしただプロテインを摂取するだけでなく、ビタミンCと合わせて摂取することで、より体内に吸収されます。
これと似ていて、同じものを摂取しても、吸収率が違う。僕らの目的意識は、ここでいうビタミンCの働きをするんです。
「すぐやる!「行動力」を高める”科学的な”方法」という本にも、効率化を図る方法が載っていました。
野球やテニスなどのスポーツ選手が、ある狙った箇所にボールを飛ばす練習をする。
狙いから外れたら、当たるまで打ち続けると言うのが最もベタな練習方法。ですが言葉と意識を使うことでより効率的になるのです。
意識する効用
- ボールを打って、狙いから外れたら、「◯cm右にズレた」と目測を口に出す。
- 次に打ったボールは無意識に修正されて、狙いに近付きやすくなる。
- ボールを打っている体を修正するのではなく、その体を命令している脳を修正する。
ただ漫然と行うのではなく、逐次自分自身にフィードバックを細かく送る。そうやって意識することで、より効率的になれるんですね。
効果を最大化するために
雑務にこそ、チャンスが眠っている
元テレビ東京で、現在フリーのテレビプロデューサーの佐久間宣行さん。
その著書「ずるい仕事術」。この本で、非常にタメになる教訓が載っていました。
どんな仕事にも面白くする余地や、改善の余地があると書かれています。ただこなすだけでなく、意識して行うべし。
退屈な仕事でも、自分で考え工夫を凝らして、周りを喜ばす。そうすればそれは立派な自分にしかできない仕事となるんです。
これを意識したのは、入社1年目で任されたドラマのアシスタントの仕事だった時と書かれています。
つまらない上に激務。誰にもできる仕事だと思い込んでいた佐久間さん。
監督から急に撮影で小道具として使う、サッカー部の女子マネージャーの手作り弁当を用意するようにとの指示を受ける。
しかもその弁当も画面から見切れるくらいで、ストーリーには特に関係の小道具。聞くだにダルい。
学生時代にアルバイトをしていた居酒屋に頼み込んで、厨房を借り仕事終わりの夜中に、弁当を作り始める。
と思って、渋々作り始める。ところが途中で、
と思い至り、いざ作ってみる。
だんだん気分が乗ってきて、結局朝の5時まで弁当作りに没頭。適当に作れば数十分で終わるような作業、しかしめちゃくちゃ時間をかけた。
そうやって作った弁当を現場に入り、監督に見せる。すると監督がこう言いました。
この時佐久間さんの何かが変わる。
誰にでもできる歯車だと思っていた仕事は、ちょっとした工夫と意識で自分の仕事に変わりました。
これが仕事の楽しさを味わったはじめての瞬間だったと書かれています。
僕らがすべきことは3つだけ
という方もいるかもしれません。
大丈夫です。難しく考える必要はありません。
すべきことはたった3つだけ。
効率性を上げるためには?
- 行動をする目的を、理解してから始める
- その行動から得られるメリットを3つ意識する
- 付加価値を付け加えれないか考える
ランニングをする目的は、健康を維持すること。他にも得られるメリットは、
- 気分転換になる
- PC作業での目の疲れが軽減される
- 夜の寝つきが良くなる
などなど。
とすれば付加価値を高められる。
一気に3つ達成するのが難しいのであれば、まずは「その行動から得られるメリットを3つ意識する」がオススメ。
行動することで得られるメリットがはっきり分かっていると、適当にこなすことが減ります。
同じ時間でいかに成果を変えるか
同じ時間を過ごしても、成果はまるで変わってきます。
僕は今アラサー。中学校を卒業して約15年。結婚もせず、浪人して大学に入り、留年して卒業。終わってる。
宇多田ヒカルが、名曲「First Love」を発表したのが、驚くなかれ15歳。
宇多田ヒカルが生まれてから「First Love」を出すまで、たった15年。同じ15年でも、ここまで違う。
自分の時間の密度をいかに上げるか。ただ思考停止して、時間を過ごさない。意識して、時間にテコを効かす。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 漫然とこなしても意味はない、目的を意識する
- 自分のしている行動から得られるメリットを3つ考えてみよう
- 宇多田ヒカルは生まれて15年で「First Love」を出した、時間の密度は変えられる
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
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