僕らは何かに依存することなしには生きられません。これは絶対に避けられない。
会社員だと、収入は会社に依存している。自営業やフリーランスであっても、顧客に依存している。アーティストや小説家でも、享受してくれる人がいないとどうにもならない。
これが僕からの提案。特定の人に依存するのはやめる。家族や、友人や、パートナーに依存するのはNG。
人にしがみついて得た安心感や満足感は偽物。ただの見せかけ。自分で生み出すしかありません。どうせ依存するなら、自分に依存する。
他人はコントロールできない、自分をコントロールできるかは自分次第。だったらコントロールできるものに寄りかかる方が合理的。
他の人に依存しない、適度な距離感を保つ。そして自分に依存してくる人とは、距離を取るべき。
・自分で何もせずに、ついつい人を頼ってしまう
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 人間関係の依存を減らし、自分がコントロールできるものだけに集中する
- 自分に依存するためには、特技を伸ばして、身だしなみを整えるべき
- 自分の人生を他人事にしてはいけない、当事者であり続けるべき
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
人は何かに依存して生きている
大前提として、僕らは何かに依存して生きています。何にも頼らずに生きていこうとすると、マジで自給自足みたいな生活をするしかない。
電気がつくのは、電力会社のおかげ。水が出るのは水道局の人が仕事してくれているから。スーパーや農家の方々や流通業者の苦労があるから、僕らはご飯が食べれている。
依存をなくすのはできない。頼って生きていくしかない。まずはここがスタートです。
ただしこれは人間らしい生活を送るという観点での話。人間関係においては、依存を減らすことは可能だと思っています。
家族や友人や恋人など、特定の誰かに依存しない。誰かに頼って、安心感を与えてもらおうとしない。
俳優の福山雅治が結婚した際に、ショックのあまり体調を崩す女性が増えたことが話題になりました。いわゆる「ましゃロス」ってやつ。
なんてツッコミも当時よく耳にしました。僕も確かにアホらしい話だとは思っていましたが、理由は異なる。
って考えをしていました。
重度のアイドルファンにも同じことが言えるかもしれません。他人だし、しかも全く自分が働きかけらないレベルの他人。
そんな人たちに自分の機嫌やテンションを左右されるのってかなりリスキー。自分のコンディションに関係なく、一喜一憂させられてしまう。
自分の喜怒哀楽が、自分以外の要素で決まる。こんなんおかしい、辻褄が合わない。
依存している人は、距離感がおかしくなりがち。こちらの都合なんかお構いなしに、ぐいぐいと距離を詰めてくる。
人間関係において、距離感のおかしさは、「人間性のおかしさ」に直結するから注意が必要なんですね。
ちなみに僕の知り合いで、他者に依存しまくっている人がいます。頻繁に用もなく電話してくるし、夜遅くに急に家に来たことも何度もある。
他人に依存すると、やはりどこか見苦しい。不安定で、落ち着きのない、人間に見えてしまう。
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おかしい人や面倒な人との付き合い方について。総じて「距離感」がおかしいので要注意。
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コントロールできない他者への依存はNG
世の中には自分が変えられるものと変えられないものがある。ここを今一度意識しましょう。
例えば僕はこのブログを書いています。月100万PVいくかどうかは、コントロールできません。それを見る人がいないといけないから。僕だけの問題ではない。
めちゃくちゃ面白い文章を書いて、村上春樹ばりに文体も整っているとします。しかし世界が滅びていて、自分しかホモ・サピエンスがいなかったらPVは0。ちょっと極端な話ですが。
かたや毎日2,000字を書くことを目標にしたとします。これは自分でコントロールできる。他の人に何かしてもらう必要はないからです。
自分が変えられる範囲と、変えられない範囲がある。SNSでバズるかどうかも、結局は自分以外の要素で決まります。
しかし面白いツイートはできる。丁寧に加工した写真をInstagramに上げられる。ここは自分でコントロールできる。
自分が努力しても変わらないものは無視。そんなものに頼っても仕方がありません。
頑張っても変えられないものに、日々の生活の満足度を左右されてはたまらない。ハンターハンターの最新刊が出なければ一生幸せになれない、なんてのはめっちゃリスキー。
天気だって自分ではどうにもならない。腕立て10,000回したって、お金を積んだって、雨の日は雨。晴れにはならない。
友人関係や恋愛関係もそうです。自分がどう頑張っても、相手の気持ちは相手次第です。自分を好きになってもらえるかは、相手が決めること。無理強いはできません。
だから自分では変えられないものに、依存してしまうと危険なんです。自分ではまるでコントロールできないから。
依存するなら自分にする。もしくは自分がコントロールできる範囲のものにだけ依存する。
自分に依存するために
フィクションから学ぶハードボイルドな生き方
自分に依存して生きていく。自分に頼って生きていく。こうしないと人生は途端にハードモードになってしまう。
「自主性」ってのは良い言葉だなと思います。「自分が自分の主人」であるってことです。「他主性」になってはいけません。
と言う人もおられるでしょう。
と感じることができる作品を紹介します。僕からあなたへの処方箋。Hey guys!We have a gift for you!
小説と映画の二種類、どちらも私が実際に最近観て読んで感銘を受けたものです。
まずは中村文則さんが書かれた「カード師」。主人公は占いを信じていない占い師であり、違法カジノのディーラー。
そんな主人公に、極悪非道な裏社会の住人である資産家から、顧問占い師になるように依頼(というかなかば強要)されるとこから話が始まります。
身寄りもいない、金もコネもない。そんな底辺からの生活だった主人公は、占い師として稼いでいます。しかしスピリチュアルな能力は一切ない。
しかし周囲に対する異常なまでの観察眼、相手の所作から心情を読み取る能力、相手を丸め込む交渉術を持っている。そして何より、マジックスキル、カード操作能力が異次元。
口が立てば、腕も立つ。文字通り口八丁手八丁のみで、危ない世界をサバイブしている男。頼れるのは常に自分だけ。
孤高に生き、自分の才覚だけで、綱渡りをする。そんな男の生き様を噛み締められる、至高の一冊です。
続いては映画。「LEON」でもお馴染みのリュック・ベッソン監督の作品「ANNA」。予告編はこんな感じ。
全体的には面白いです、ただストーリー運びに難がないわけではない。
しかし「戦う美しくて強い女性」というジャンルが好きな方なら、絶対に大好きな一本。
主人公のアナは、これまたどん底の人生を歩んでいて、殺し屋になるしか選択肢がありませんでした。5年生き残れば自由になれるという条件だけを支えに、日々生き残る。
トップモデルもするだけあり、主人公のアナは超絶良い女。自分に自信があり、駆け引きも上手い。なによりも毎回ファッションがオシャレで、観ていて飽きない。
何にも頼れる人がいないのに、ここまで自己プロデュースに長けているのは、かなりクール。
自分に依存するためにすべき3つのこと
自分に依存するために、自分に頼るために、すぐに実践できることが3つあります。
自分に依存するためには?
- コミュニケーション能力を上げる
- 強みを伸ばす、特技を磨く
- 身だしなみを整える
これだけ。
コミュニケーション能力といっても、奥が深い。まずは聞く力を鍛えましょう。傾聴力ってやつです。
他人に依存する人は、基本的には自分の話しかしない。自分を理解してほしいという欲求で動いています。だからこの逆をする。
相手の話を聞く。聞くという方向でコミュニケーション能力を強化する。
カウンセラーなどはまさにその極地。人に依存するのではなく、人から依存されるような人物を目指しましょう。
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「カード師」にもありますが、自分の技能を磨くのも大事です。
一芸を磨く。芸は身を助ける。ひとつの分野でも、何か長けている人の周りには、自然と人が集まります。
逆に人に依存する人は、何も持っていない人が多い。何もないし、強みもない。だから人に頼るしかない。
別に何でも構いません。勉強でも、仕事でも、筋トレでも、SNSでも。
人に依存する時間を、自分が人並み以上に得意なことや興味のあるものに使いましょう。自然と自分に依存するようになります。
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最後は身だしなみです。自分に依存するためには、自分に似合う服を着ましょう。
髪の毛もきちんと整える。爪も適切な長さにして、ムダ毛もなくす。サイズの合わない服は着ない。似合わない色の服は触らない。
依存する人は、自分に自信がないし、自己肯定感が低いことが多い。この感覚をとっぱらう最も早い手段が、身だしなみを整えることです。
成人式の日に晴れ着の女性を大勢見かけますが、誰一人として猫背になっていない。みんな背筋が伸びています。
目指すべきはこの姿。背筋を伸ばして、自分の足でしっかり立っている状態になりましょう。
人生が楽しいかどうかは、自分で決める
雨の日でも、その人が晴れだと思ったら、もうそれは晴れ。心は晴れ晴れ。ハーレーでかっ飛ばしてるくらいの気概。
これが僕の最近のスローガン。他人に自分の機嫌を決めてもらうのは、ただのギャンブル。しかも期待値が結構低めのギャンブル。
人に依存しても仕方がないし、人の顔色伺って自分の楽しさを決めてもしょうがない。
他人でも物質でも、何かに依存している限り、自分の人生が自分で完結しなくなってしまう。
優柔不断とか、「自分で決められません」というのは、スタンスとしては困りもの。自分の選択は自分で下した方が良い。
自分で決めて間違うのと、他人に決めてもらって正解なのとでは、後者の方が罪深い。その他人がいなくなった瞬間に露頭に迷うから。
ここを忘れてはいけません。
仕事で他人事を決め込むのは別に良い。いや、たぶん良くはないけど。私生活の揉め事でも、他人事と思って距離を置いても構わない。
でも他でもない自分の人生を、他人事だと思うのだけは絶対にNG。ダメ、絶対。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人間関係の依存を減らし、自分がコントロールできるものだけに集中する
- 自分に依存するためには、特技を伸ばして、身だしなみを整えるべき
- 自分の人生を他人事にしてはいけない、当事者であり続けるべき
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!