現代社会の七不思議。他の人から色々してもらっているはずなのに、感謝の言葉を言わない人がいる。
分からない。もしかしたら無知の僕が知らないところで、「感謝の言葉を言ったら、頭が吹き飛ぶ呪い」をかけられている人がいるのかもしれない。それなら仕方ない。

たった少し口を動かすだけ。消費カロリーなんて微々たるもの。文字にして打つのも一瞬。何も「じゅげむ」を全部文字起こししろと言っているわけじゃない。
それなのに何故かお礼を言えない人っていっぱいいるんです。上下関係がハッキリしている会社の上司から、街中で出会う人まで、出会う時には出会う。
断言できますが、感謝の言葉を言えない人は、どれだけ優れた能力があっても人間としては二流。これからの人生待っているのは茨の道。

・自分は感謝の言葉を言っているのに、不公平だと思う
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 「ありがとう」をケチる人にはハッピーエンドなど存在しない
- 店員さんに必ず「ありがとう」と言う訓練を行おう
- 「ありがとう」は人類が生み出した最強の発明品
「ありがとう」をケチる人、意外と多い
何かをしてあげた。僕らの時間も労力も割いて、相手の頼み事を聞いてあげた。
それなのに感謝の言葉を全くもらえなかった。こんな経験生きていれば、何度かあるはず。
僕はどちらかと言えば、気が小さい方。人と接する時は、基本的に下からしか話せない。店員さんに横柄な態度をとるなんて、宝くじ当たっても無理。
お礼を言いそびれることはあっても、意図して言わないなんてことはない。
むしろ過剰に気を使ってお礼を何度も言ったり、本来なら謝らなくてもいいことまで謝罪してしまう。


大学の時にもいた。頼まれて課題を見せてあげても、全く無反応な友人。
会社にもいる。全くお礼を言わない上司。先週も半日かかる雑用を押し付けられて、全てやり切った時にもノーコメントだった。
よくよく考えてみると、会社には結構多いかもしれない。目下の人間に礼を言うと、自分の格が下がると勘違いしているんだと思う。
終わっている、人として終わっている。いや違うか。むしろ始まってすらいない、キッズリターン。
人にお礼を言ったら不調になる、そんな逆言霊効果みたいな病気にかかっているのかもしれない。
それやったら許す。ほんまにそうやったらやけど。


ちなみに感謝には2種類あるらしいんです。
自分に良いことが起こったと解釈できる時に感じる恩恵的感謝。
これは分かりやすい。良いことありました、みんなありがとう、そんな感謝。
もうひとつは、普遍的感謝。感謝の気持ちをいつも感じている心のあり方のこと。
生きていることに感謝、家族や仲間がいることに感謝というようなもの。
感謝の気持ちを持っていないと、脳科学的に見て幸福度は下がるのだそうです。
まぁそうですよね。僕らが何かしてお礼を言わない人、幸せになって良いわけがない。笑
恩恵的感謝も普遍的感謝も関係ない。どっちにしろ、そんな奴きっと両方ともできてねぇんだから。
しかし書いていて気になったのですが、あなたはどっちのタイプなのでしょうか。笑
お礼を普段から言わない人なのか、言ってもらえない経験をしている人なのか。まぁお礼を言わないような奴は、この記事に辿り着くことないか。
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お礼を言えない人間は、いくら優秀でも所詮は二流
優秀な人間でもお礼を言えない人はいる。断言します。

してもらって当たり前だと感謝している、そんな人が一流なわけがない。僕にお礼を言わなかった上司も、出世ルートに乗ってはいるけど、きっちり二流。
僕の方が人間としては上。ちゃんと「ありがとう」が言えるもん。精神的に身分が違う。僕は精神的貴族に位置するはず。
しかしここで僕らも注意しておきたい。人間は良くも悪くも慣れてしまう生き物。
昔は感謝していたけど、慣れてきて当たり前になってしまうことも多い。これは人のこと言えない、僕らも兜の緒を締め直さないといけません。
実家に住んでいた頃は、色々してもらっていました。食事や洗濯なんかも全然自分でしていませんでした。
しかし一人暮らしを始めてから、家に帰った際に、それがいかに恵まれていたかに気付いたんですね。



何事もしてもらって当たり前はない。当然の様に受けているサービスにも今一度意識を向けてみましょう。
感謝ということで、少し関連する映画の話をします。ネタバレも含みます、ご容赦ください。
(Netflixサイトより引用)
僕の好きな映画「セメタリー・ジャンクション」。舞台は1973年のイギリス。
低所得層が多い地域の若者が青春を謳歌している話。主人公がフレディ、金持ちになりたいために地元の工場で働くのを辞めて、保険会社に就職します。
ヒロインがジュリー。フレディの幼馴染で、フレディが務めている会社の社長令嬢です。
フレディはジュリーに恋心を抱いているのですが、ジュリーには婚約者がいます。その婚約者は、その保険会社のトップセールスマン。めちゃくちゃ仕事は優秀できるけど、性格が悪くて邪悪な人。
フレディは何度か社長とジュリーの家に訪問するのですが、そこで違和感を覚えます。
ジュリーの父は、奥さんに対してかなり上からの態度。偉そうだし、相手のことを蔑んで見ている。
象徴的なエピソードが紅茶。ジュリーの父は、奥さんが紅茶を淹れてくれても、全くお礼を言わないのです。フル無視。
そして映画終盤に、フレディは今の街を抜け出そうと決心。ジュリーにも自分についてきてくれる様に訴えます。
ジュリーは婚約者がいるため、その申し出を断るのですが、フレディは諦めない。

これに対し、心当たりもあるからか、黙り込んでしまうジュリー。そしてその場で二人は別れます。
その一部始終を扉の向こうで聞いていたジュリーのお母さん。その後に、お母さんはジュリーと話すのですが、会話の終わり際に、

と言って立ち去ります。
そして翌日の朝、フレディが街から出て行く日。ジュリーの家には、ジュリーと、ジュリーの両親、ジュリーの婚約者の4名がいました。
ジュリーのお母さんがお父さんに紅茶を淹れる。案の定、お礼の言葉はなし。
ジュリーは思い切って、机で新聞を読んでいる婚約者に紅茶を淹れて持って行きました。
どうなったでしょうか。婚約者もフル無視、お礼の言葉なし。
これを見て、ジュリーはフレディについていくことを決める。彼と一緒の列車に乗り、映画は終わる。

うーん、素敵やん。
「ありがとう」をもっと身近にするために
気持ちをもっと表現しよう
僕らはもっと気持ちを表現した方が良い。特に男性にその傾向が大きいと思う。
人前で感情的になったり、気持ちを表現することは、大人のすることではないとどこかで思っている。
急にキレたり、泣き出したりなんかはもちろんNGだけど、ポジティブな感情はもっと外に出していくべき。
僕の愛読書のひとつ大島薫さんの「モテたいと思っている男ってなんであんなに気持ち悪いんだろう」。

この本はざっくり言えば、男性にモテるための方法を教えてくれる。ただ男女問わず、周囲の人間からもモテる方法も教えてもらえる。
著者の大島薫さんは、もともと男性だったけど、23歳から女性の見た目に。「男性と女性の両方の気持ちがわかる」というかなりレアな立場。
男性が抱いている誤解や、女性目線から見てモテない理由を丁寧に教えてくれます。
男性からだけ女性からだけでは見えない角度からのアドバイスばかり。男女ともに気持ちが分かるとか、モテの戦闘力に差があり過ぎる。

もっと男性は自分がつまらないことを認識した方が良いと、大島薫さんは言っています。
大島さんは過去、彼女に「あなたは私と一緒にいても全然楽しそうじゃない」と言われたことがあるんだとか。
一緒にいたくなければ付き合わないし、楽しくなければ休みの日に遊んだりしない。ここがなんとも腑に落ちなかったそう。
ところが今、大島さんは女性の見た目になって気付いたそうなんです。見た目から仲間だと判断されて、女子会にも多く呼ばれる。
そこで結構なカルチャーショックが。例えば女友達がパンケーキを食べる。

そんな言葉が飛び交う。確かに男同士で遊んでいる際には、あまり見られない光景です。
女の子たちは楽しい時は「楽しい」と誰かに伝える。その時に大島さんは「そうか、彼女が言っていたのはこれなのか!」と気付く。
これは僕にも少し当てはまるのですが、「男だから泣くんじゃない」とか「へらへらするな」とか言われて育ってきた。
いわゆる男性像をずっと提示され続けてきていたんですね。
感情を周囲に表現することが少し恥ずかしい、こんな気持ちは男性のどこかには少なからずあるはず。
男らしさと定義できるかもしれませんが、この男らしさのせいで感情が鈍感になってしまったのかもしれない。
確かに女性からすると、感情を内に秘めている男たちは、きっとすごくつまらなく見えているのでしょう。
楽しいことを「楽しい」、嬉しいことを「嬉しい」と表現する。
ありがとうはきちんと「ありがとう」と伝える。自分の気持ちをしっかりと伝えてあげることで、人間関係よりスムーズになるのかもしれません。
感謝を口にして、恥ずかしいことなど何もない。きちんと感情表現をできる人間こそ、モテる人間だと心に刻みましょう。

店員さんに絶対に「ありがとう」と言おう
今度は行動編。今日から実行していきましょう。
実行してほしい内容は超簡単、メモする必要もない。脳みそのシワに直接彫ってくだされ。

誰も損しない。むしろハッピーしかない。店員さんは何も感じないことはあっても、ムカつくことはないはず。
僕は自分から人に話しかけるのが苦手なタイプ。この悩みを解消するために考えた対策方法でもあります。
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毎日何かしら利用するスーパーやコンビニ。休日にはカフェに行ったり、本屋に行ったり、アパレルショップに行ったり。
ネットで物を買うのを除けば、お金を払う際に、確実に人とのコミュニケーションがあるわけです。
このコミュニケーション一回一回を重視する。あえてお礼を言わないなんて人は少なくても、ついつい「ありがとう」を忘れてしまう人は多いはず。
もはや機械的でも良い、とにかく日頃利用するお店の店員さんには必ず感謝の言葉を述べる。
マッサージとか美容院とか、払った料金の中にあるサービスを受けただけ。そんなの関係ねぇ、とにかく礼を言え、言うんや。
お礼を言わなくて済ませてしまう。これは何を意味するのか。
はっきり言ってしまえば、人の感情や行為に対する感度が激ニブってこと。
「店員さんにありがとう訓練」を続けることで、確実にこの感度は磨かれていくはず。
今はフリーWi-Fiくらいのぼろぼろの感度でも、光回線くらいまで伸ばせるはず。こうなったらもう、びんびこびん。
「ありがとう」の元手は0円
この世で0円なのは、マックのスマイルと、「ありがとう」の言葉だけ。ごめんなさい、流石に他にもあります。
まぁとにもかくにも、お礼を言うのに元手はいらない。喉を動かす数カロリーだけ。
日本や世界の優良企業はこぞって今日もビジネスをしています。コストを削り、いかに優れた物を生み出せるか。
多くの研究開発費をかけて、世の中を便利にする商品やサービスを提供すべく努力してくれています。
身の回りには恩恵が転がっています。スマホ、家電、服、食料品などなど全て企業努力の上に成り立っています。
しかし、しかしですよ。「ありがとう」の言葉を超える発明って、まだ出てきていないと思います。
だってコストがかからないもん。その割に、異常なまでに破壊力ありますよ。人類が生み出した最強の発明品じゃないでしょうか。
人との人間関係において不可欠ですし、この一言で一気に距離が縮まったりするんですよ。
ポケモンの技で言うと「なみのり」ですよ。最初期からあるんですよ。ひでんマシンだから、覚えさせても消えませんよ。
威力もかなり高いんですよ。PPも多めだから、何回も使えますよ。フィールド攻略にも欠かせませんよ。



とにかく感謝のハードルなんか低くて良い。障害物競走のハードルの高さではいけない。
和風の家の門の敷居くらいの高さよりも低くしておくべき。

まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 「ありがとう」をケチる人にはハッピーエンドなど存在しない
- 店員さんに必ず「ありがとう」と言う訓練を行おう
- 「ありがとう」は人類が生み出した最強の発明品
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この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!