感謝の気持ちを持たないと損をします。感謝の気持ちがないと、科学的にも幸福度が下がってしまうことが明らかになっているんです。
人間は恵まれた立場になっても、そのことをついつい忘れてしまう罪深い生き物。最初のうちはありがたみを感じているんですが、徐々にそんな気持ちも薄れてしまうんですね。
感謝には2種類あります。自分に良いことが起こったと解釈できる時に感じる恩恵的感謝。これは分かりやすい。ポジティブなことがあった、神様ありがとう、的な。
もうひとつは、普遍的感謝。感謝の気持ちをいつも感じている心のあり方のこと。生きていることに感謝、家族や仲間がいることに感謝というようなもの。
ここで重要なのは普遍的感謝です。幸福に生きていくために、当たり前のことにも感謝の気持ちを思い出し、毎日を送っていきましょう。

・自分の生活で足りないものばかりに目が行ってしまう・・・
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 人間は慣れてしまう生き物、ありがたいことでもすぐに当たり前と感じてしまう
- 感謝の気持ちを持つことで免疫機能UP、成長志向が増す
- コンビニのレジでの「ありがとうございます!」から始めよう!
喉元過ぎれば忘れがちな感謝の気持ち

King of 文豪ドストエフスキーが言っておりました。何とも芯を食った表現です、さすが。
身の回りの環境が当たり前だって段々思う様になりますよね。僕もそうです。最初の頃のありがたみは抜けていきがち。
嫌いだ、面倒くさい、なんて内心で毒づきまくっている今の会社。思い返せば、内定もらった時はめちゃくちゃ嬉しかったんだよな、そう言えば。笑
あなたの隣にいるパートナーの方もいかがでしょうか。付き合った時、結婚した時、点にも昇るくらい嬉しかったはず。ところが徐々に感動はなくなっていくのではないでしょうか。
これは完全に想像ではあるのですが、一般人が超イケメン俳優、超美人女優と結婚したとします。
最初は頬をつねるくらいの感慨だと思うのですが、結局しばらくするとそれが普通になってしまいそう。
(https://grapee.jp/526317より引用)




人間は慣れてしまうことから逃れられないんですね。
悲しい思いをしたり、ショックを受けたりしても立ち直れる。これは慣れるおかげなので、必ずしも悪い側面ばかりではありません。
生き残っていく過程で、環境に慣れるということはマストな条件だったと思うんです。助けられている反面、際限なく欲深くなってしまうのも確か。
- 自分の健康
- 家族や友人の健康
- 人間関係
- 自分の生活、暮らし
- お金を貯めて買ったもの
- 仕事
こういったものはなくなって始めて気付く。
雨の日になって始めて、

となったり。体調を崩して始めて、

となったり。
自分の身の回りにあるものに感謝ができない、これって実は損なんです。感謝するだけで満足度は高まります。必要のないものを求めなくなりますし。
脳科学的に、幸福度を上げる方法「感謝」
名著「脳磨き」に学ぶ幸福度
メンタル面で、「感謝」をすれば満足度が高まると書きました。科学的にも実証されているんです、実は。
岩崎一郎さんの著書「脳磨き」に、詳しく書かれています。
普通の知性の人達が、天才知性を超えるパフォーマンスを発揮できる組織作りの企業研修を提供する会社「国際コミュニケーション・トレーニング株式会社」を創業。
現在までで約200社の企業研修を実施。脳科学を使って、ビジネスを大きく推進しているのが著者の岩崎一郎さん。
この本で書かれているのが、脳科学的に幸福度を上げる方法。脳の中には、「島皮質」と呼ばれる部分があります。この島皮質は、脳の中でハブの様な役割を果たしています。
めちゃくちゃざっくり言うと、この島皮質を鍛える様な使い方をすると、幸福度が高まります。ではどうすれば島皮質を鍛えられるのか?
方法はいくつかあって、その中のひとつが「感謝」なんです。
感謝をする→島皮質が鍛えられる→幸福度が高まる
常に感謝の気持ちを抱くことは、脳機能を高めます。脳を全体的に働かせることに役立ち、心にも体にも様々なメリットがあるんです。
冒頭の説明の繰り返しになりますが、感謝には2種類あるんですね。
自分に良いことが起こったと解釈できる時に感じる恩恵的感謝。もうひとつは、普遍的感謝。感謝の気持ちをいつも感じている心のあり方のこと。
イメージしやすいのは恩恵的感謝だと思います。ところが恩恵的感謝ばかりしていると、エゴが強くなるんですね。
また次第に気持ちが暗くなり、長期的には鬱の傾向が強くということが研究で明らかになっています。
かたや普遍的感謝をすると、成長意欲が増します。困難に立ち向かう勇気が持てるようになります。僕らが意識するべきは、普遍的感謝なんですね。
「生きていることに感謝」、「今日も健康でいられることに感謝」、「パートナーがいることに感謝」、「家族が仲良く暮らせていることに感謝」なんて感じです。
こう考えると、常に感謝の気持ちを持って生きていくことができます。この状態になると、メリットがいっぱい。
- インターロイキン6(体が炎症を起こしている時に多く分泌されるタンパク質)が低く保たれる
- 高い免疫機能を獲得できる
- 成長志向になり、自制心が増す
- 成長意欲が湧き、心が折れにくくなる
これら全て科学的に証明されてるんだから驚きです。気の持ち様という話なんかじゃないんですね。
ただ感謝と言うと、ちょっと大仰に聞こえるかもしれません。

なんて僕も思っていました。ただ感謝の捉え方を変えてみることにしようとこの本では語られています。
日本では感謝と考えると、「感謝する」って動詞で表現されますよね。ところが英語圏では、「感謝(gratitude)」という名詞なんです。
感謝は感情のひとつとして考えられていて、喜び・怒り・悲しみと並列なんです。
つまり感情の中のひとつなので、自分で選択できるよねってこと。感謝という感情を持つようにしましょう。 一瞬の動作でなく、状態なんですね。
「感謝」というのは、この「脳磨き」で語られているあくまで1トピック。気になった方は、是非残りも読んでみて下さい。
というわけで、感謝してみよう!
「脳磨き」でもオススメされていた方法が、コンビニのレジで「ありがとう」と言うこと。めっちゃ簡単。
会社のトイレを掃除してくれている方や、行きつけの飲食店の店員さんでもOKです。してもらって当たり前という考えは辞めて、ちゃんと感謝の気持ちを言うようにしましょう。
僕もトレーニングかなにかだと思って、最近はきちんと感謝の気持ちを言うようにしています。
言えていますか?周りの人に「ありがとう!」と。意識しないとなかなか自然に口から出るようにはなりません。
僕も昨年始めて一人暮らしをして、今まで以上に親のありがたみを感じるようになりました。実家に帰って、座っているだけで、剥かれたリンゴが出てきた時なんか涙が出そうになりました。
自分でリンゴを剥かなくてもいいなんて。というかそもそも、一人暮らしの家にリンゴ自体ひとつも無いやん。おれんちにあるリンゴなんて、iPhoneとiPadくらいですよ。
ビートルズのCDも何枚か持ってるか。まぁいいや。とにかく感謝の気持ちを絶やさないように生きていきましょう。






【関連記事】親孝行は後悔しないうちに!
僕の同世代の友人の親父さんが亡くなった。その話を聞いて、いてもたってもいられず書いたのが下の記事。
一番色々してもらって、一番感謝の気持ちを持っていないのが両親に対してだと思う。 両親が今日も元気、これって実は当たり前じゃない、めっちゃ幸せなこと。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人間は慣れてしまう生き物、ありがたいことでもすぐに当たり前と感じてしまう
- 感謝の気持ちを持つことで免疫機能UP、成長志向が増す
- コンビニのレジでの「ありがとうございます!」から始めよう!
「ブログのPV数を上げたい!」と日々考えてます。でもまずは、これまでに僕のブログを読んでくれたことのある人に感謝ですね。
この記事も読んで頂き、誠にありがとうございます。また次の記事で、お会いしましょう!
ではでは!