時間が足りない。年を経るごとに、1年経つのが早い。もはや1週間なんて秒。

・気付いたら1週間が終わってる
という人にむけて書きました。

ものを見るには目がある。音を聞くには耳がある。匂いは鼻で嗅げる。しかし時間に関しては、なにもない。
実は時間感覚は、色々な条件によって、変わってくるんです。その一つが代謝。


記事の前に自己紹介!

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・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
大人になると時間が経つのが早い
体感時間が早いことの良し悪し
大人になると、体感時間が短い。朝起きる。気づけば昼になってる。あれ、もう夜だ。
今週も頑張るぞ。お、水曜日だ、折り返し。ん、日曜日の昼になってる。マジでこんな感じ。
大人は時間がない。僕なんか結婚願望がないし、子育てもしたくない。しっかり独身。しかしそれでも時間がない。
結婚して、子供もいる同世代なんか、もっと時間がない。きっと大人は実家住みのニートでもない限り、全員が時間が足りないと嘆いているはず。
小学校の6年間はうんざりするほど長かった。しかし社会人になって6年経った、ごっつ早い。
年々体感時間が上がってる。オレの人生、加速してる。オレの人生、止まらない。パねぇ。
もちろん体感時間が早いのは悪いことではありません。例えば「フロー体験」。
心理学の用語で、自我を忘れるくらいに没頭すること。スポーツをしたり、面白い小説を一気に読んだり、気付いたらめっちゃ時間が経っていたってことありますよね。
時間が経つのが早い、これはポジティブな意味も多い。充実した時間を過ごした可能性が高いからです。
フロー体験でもないのに、時間が経つのが早い・・・
過去になにかの番組で島田紳助が言ってました。「楽しい出来事が多いと、時間が経つのが早い。体感時間が短くなるから、あまり老けなくなる。」。
なんとなく理屈は分かる。体感時間が短いって良いことやん。夢中で時間が過ぎてるねんで。しかも老けへんねんで。最高やん。

そう。そうなんです。問題はここ。
- 特に目的もなく、スマホでSNSをみる
- スマホゲームをしている
- パソコンで雑務をしている
こんな時間ってすぐに過ぎますよね!?充実しているわけでもない。楽しい時間ってわけでもない。
「気付いたら、1時間経ってた」、これは必ずしもポジティブなニュアンスだけではないんですよね。


時間感覚は代謝が決めている
代謝が高いと時間感覚は伸びる
そんな悩める僕に教えを授けてくれたのが、雑誌「PRESIDENT」。千葉大学の一川誠教授のコラムにて。
ものを見るには目がある。音を聞くには耳がある。匂いは鼻で嗅げる。しかし時間に関しては、対応する感覚器官はない。
つまり僕らは時間をぼんやりとした感覚でしか捉えていない。ここにヒントがある。

代謝。新陳代謝。消化器官から吸収した栄養素、もしくは体内に貯蔵した栄養素を、エネルギーや生命の維持に必要な物質に変える作用。
代謝が高いと、時間の流れがゆっくりに感じられる。逆に代謝が低いと、時間の流れが速く感じられる。


高熱の時に、時間がゆっくり感じられるのも、代謝が高いから。他にもランニング中は、時間経つのが遅い。
「いやぁ、こないだ気付いたら、1時間も走ちゃって」なんてあんまり聞かない。「パソコンでネットサーフィンしてたら、1時間も経ってた」はよく聞くのに。
スゴい。マジで目から鱗。時間って代謝で決まるんだ。時間、畢竟、代謝。代謝、感謝、あざす。
時間感覚が伸びるポイント
代謝を上げる他にも、時間感覚を伸ばす方法はいくつかあります。
- 初めての経験を増やす
マンネリ化すると時間が経つのが早く感じる - 部屋を明るくし、机の周りを片付ける
近くする情報が少ないと、時間の流れが早く感じる - 体験の数を増やす
パソコン作業は一連の作業がひとまとまりとしてカウントされ、時間が短く感じる
初めての経験というのは分かりやすいですね。子供の頃は何をやっても新鮮だった、代謝も高いし。


「人生は経験の総量で決まる」なんて言葉もありますし、僕らは積極的に新しい体験を積むべき。
特に休みの日は、新しい体験をすることで休みが長く感じるし、めっちゃオススメ。
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人生の価値は経験の総量で決まる。毎日を充実させるために、経験を優先する。
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時間を伸ばすためのToDoはコレだ!
時間感覚の特徴を利用する
僕らに配られたカードは以下の通り。
- 代謝が高いと、時間感覚が伸びる
- 知覚する情報が多いと、時間感覚が伸びる
広い空間、明るい空間、大きな音が聞こえる空間は、時間が長く感じられる - 「初めての体験」が多いと、時間感覚が伸びる
これらの特性を活かしたToDoを考えました。
不思議なもんですよね。時計の針の進み方は物理的。でも僕らが感じる時の流れは感覚的。
「時間は平等だ」なんて言葉もありますが、厳密に言うと間違い。物理的な時間は同じですが、時間感覚で差が出てくる。
時間感覚を伸ばすためにすべきこと
時間感覚を伸ばすためには、以下のことをしましょう。
時間感覚を伸ばすために
- 代謝を上げる
座りながらではなく、立って作業するなど - 新しいことのチャレンジする
生活のマンネリ化を防ぐ - スマホを触る時間をとにかく減らす
「スマホを触っている間は、1.5倍速で時間が過ぎる」位に思っておく - 部屋や机周りを整理する
- 照明を明るくする
- 程よい音量で作業用BGMを流す
- 壁紙や仕事道具を色とりどりにする
- アロマを焚いている
- 炭酸飲料や激辛スナックなど刺激の強い食べ物を用意する
後半部分は、知覚できる情報を増やすための行動。五感を使うことで、自分に入ってくる刺激を増やすイメージです。


サラリーマンとして会社に行く。オフィスでデスクワークをする。座りっぱなし、パソコン作業だけ。
そりゃ時間経つの早くなるわ。代謝も低い、新しい体験もない。決まった空間に押し込められて、無刺激なことこの上ない。
「20代も早いけど、30代はもっと早いよ」という意見はきっとその通りなんだと思う。ずっとオフィスで働いてるし。
20代は大学卒業とか、留学とか、バイトを始めるとか、就職とか、とにかく色々なイベントがある。しかし30代にはない。
20代のうちに結婚までして、子育てもしている人とかもいる。一生のうちのメインイベントを20代に済ませたら、そりゃ30代はすぐに過ぎるわな。
人生は有限、楽しみ方は無限
人生は限りがある。そんなことは知っている。しかし楽しみ方は無限なのかもしれない。
アインシュタインが相対性理論で、時間は相対的なものだと証明した。これを聞いた時は驚いたもんだけど、実は自分自身を振り返ってみれば、そうだった。
時間は絶対的ではない。転職して今の会社に入ったけど、初日はとにかく長かった。しかし今ではすぐに昼になり、気づけば仕事は終わってる。
人生を100年だとする。100年は100年。ここは動かない。でも感じ方は変わる。体感時間は十人十色。
つまらない時間は早く終わってほしい。全く意味のない会議とか。
一方で好きな時間は長く続いてほしい。そして僕らは多少は時間感覚をコントロールできる。未来は僕らの手の中、もっと毎日を楽しめる。
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まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人は時間の流れを、感覚でしか捉えることができない
- 体感時間は代謝が高いと伸びる
- 時間感覚をコントロールして、好きなことの体感時間は伸ばそう
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!