マネーリテラシーがないというのは、ある種の病ではないかと最近思う様になった。
それぞれ人には免疫や耐性がある。アレルギーとかもある。ただ体質なので、多少は改善できる部分もある。
お金に対する感度も、それぞれの人の持つ免疫。マネーリテラシーが低い状態は、病に伏せている状態と同じ。
大前提、怒らないでね
学歴にこだわってしまう
下劣で、怠惰で、偏見に満ちている。そんな人間だ、僕は。
ここから書く内容は、一部の人を不快にさせると思う。でも許してほしい、至っていない一人間のただの戯言なんだから。
「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」、アインシュタインのパンチライン。
自覚はあるけど、僕はいわゆる学歴厨だなと、ふとした機会に感じることがある。
口では偉そうに、学歴はただの飾りだ、アクセサリーだと言ってはいる。あるに越したことはないけど、全てではないとポーズを見せている。
しかしそういう奴に限って、内心はめちゃくちゃ気にしているものだ。「イケメン苦手なんで」って言ってる女の子は、本当はイケメン大好きみたいな。
そういう発言をしている時点で、気にはしてるよね?興味はあるんだよね?ってパターン。
口では学歴なんてというものの、めちゃくちゃ気にしている。国公立大学の理系を卒業したものの、結局は第一志望の大学には行けなかった。
現役で受け、落ちる。浪人。一浪して受け、落ちる。縁がなかったと思い諦めた。
こんな経緯で来てるもんだからか、学歴に関しては思い入れはある。挫折がある分余計に、ってことなのかもしれない。
スポーツの世界でも、突き抜けて上手い人は、下手な人にも優しいはずだ。中途半端に上手い人の方が、素人には厳しいイメージがある。
閲覧注意、高卒の人は少し苦手
大学名もそうだし、最終学歴もかなり気にしてしまっている。不快に思う人も多いかもしれないけど、 高卒の人は少し苦手だ。
ちゃんと前提を整えておきたいんだけど、嫌いとかではない。親しい友人や知人の中にいないってだけ。
それに今まで会った高卒の人たちと、会話をしていてしっくりきたことがあまりない。おそらくこれは自分のコミュニケーション能力の低さが原因だとは思ってる。
コロコロチキチキペッパーズの漫才で、「学歴」ってネタがある。性格の悪さが滲み出ているネタだけど、好きで何回も見てしまう。たぶん僕も性格が悪い。
芸能人の名前を延々と挙げて、ひたすらその人の最終学歴を言うってネタ。
ダレノガレ明美、高卒。江口洋介、高卒、高卒ロン毛。亀田興毅、中卒。亀田大毅、中卒。亀田和毅、中卒。亀田家、全員中卒!みたいなネタ。
ヒドい、あまりにヒドい。だけど毎回笑ってしまう。こういう決して褒められたものではない差別と言わないまでも、区別の意識は誰にでもあるはず。
お金の使い方に関して、価値観が合わない
とりあえず保険を貼る時間
まぁ僕のブログは、高卒の人はきっと誰も読んでないだろうから、なんでも良いや。
逆に中卒は、一抹の眩しさを感じる。僕の好きな千原ジュニアも中卒だ。BAD HOPも全員中卒。
中卒は確かに、想像が及ばないくらいに人生がハードモードだとは思う。しかし大番狂わせをしている人もいる気がする。
人生で何かに取り組む時間は確かに長い。その成果かもしれない。それに中卒の人は、謙虚な気がする。身の回りにはいないから、イメージでしかないけど。
高卒の人で、僕よりも社会人としての素養が高い人は山ほどいる。人間的魅力で考えても、僕はきっと勝てっこない人は多くいる。
お金の使い方が違っている
しかし気になるのが、お金の使い方に関してである。僕は高卒の人と、お金の価値観が、一度たりとも合ったことがない。
僕は自称マネーリテラシー偏差値が開成高校レベルなのだが、その僕から見て、「うそやん?」って思う機会があまりに多い。
一部の特権階級しか知らない、高リターンな投資案件とかを除いて、お金を使う選択肢はすべて平等である。
スーパーでも、百貨店でも、セレクトショップでも、ネットでの買い物でも、誰でも同じ様に買い物できる。
お金の使い方は誰でも選べる。ただ選択肢は等くても、結果はまるで違う。
僕が出会った高卒の人は、こんなことにお金を使っているパターンが極めて多い。
- 喫煙
- パチンコなどのギャンブル
- ムダなブランド品
- 新車
- 夜のお店
- スマホゲームへの課金
高卒で10代後半か、20代前半の人が、バレンシアガとかフェンディなどのハイブランド品を小物で持っているのもを見ると、ゾクゾクしてしまう。
手取り金額の何ヶ月分を、一気に吐き出したのかと思うと、恍惚とした気持ちになる。
またみんな一様に取り憑かれた様に、スマホを触っている。ずっとスマホゲームをしているし、SNSを見ている。
マネーリテラシーの低い日本
お金の知識は、自助努力
しばしば耳にすることだけど、日本は金融知識やマネーリテラシーに関しての教育がない。
アメリカは金融教育に力を入れていることも有名で、10歳から複利に関して教わるらしい。
義務教育や教育機関で、マネーリテラシーを教わることはない。今後は変わるかもしれないけど、少なくとも今の社会人は習ってない。
こうなると自分で学ぶしかない。しかし学習習慣のない人はもう無理。詰む。
さながら切られても切られたことに気づかない日本刀。おそらく自分にマネーリテラシーがないことを自覚することもなく、生涯を終える。
身の丈に合っていない買い物をする人は、どこかでダウンする瞬間がきっとくる。
人生で幸福だった瞬間を思い出しても、確実に「何かを購入した!」という部分が選ばれることはない。
モノの購入が、ダイレクトに人生の幸福度につながるものではない。
車から見るマネーリテラシー格差
また特に印象に残っているのが、車に関して。
前職でデスクワークを数年していたのですが、研修としてグループ会社の工場で数ヶ月間工場で勤務をする機会があった。
こちらもCHECK
工場勤務はツラい!?バイト以外で単純作業で稼ぐのは、絶対に避けるべき。
続きを見る
その中で高卒で工場のライン業務をしている人は、みんなこぞって新車で高級な車を買ってる。
僕よりも年下で、社会人歴が浅い人が、フルローンで700〜800万円するレクサスや外車の新車を持っているなんてのもザラ。
田舎の工場だったので、お金を使う娯楽も少ないのも合ったのかもしれませんが、いまだに理解できない感覚。
そしてそこから月日が経ち、とある大企業の人と打ち合わせで一緒になり、帰ることに。
その人は有名大学を卒業し、その企業に入社。管理職として活躍している50代の人。帰る方面が一緒だったこともあり、車に乗せてもらえることになった。
駐車場に行き、その人の車を見ると、ボロボロの軽自動車。その人は笑いながら、「乗れればなんでも良かったんで、税金も少ないし、中古の軽を買ったんですよ」と教えてくれた。
年収もかなり高いはずなのに、このチョイス。こういう部分からも、マネリテ格差を感じてしまう。
マネーリテラシーがない、という病
すぐにiPhoneの新型に変える。使いこなせもしないのに、オーバースペックなものを買ってしまう。
不要なモノまで購入し、そこからずっと維持費を払い続ける。税制を正しく理解していない。
楽しくもない飲み会に何度も行き、毎回2次会まで参加し、タクシー代を払って帰る。
いまだに格安スマホを使っていない。マネーリテラシーがないというのは、ある種の病ではないかと最近思う様になった。
それぞれ人には免疫や耐性がある。アレルギーとかもある。ただ体質なので、多少は改善できる部分もある。
お金に対する感度も、それぞれの人の持つ免疫。マネーリテラシーが低い状態は、病に伏せている状態と同じ。
ただ怖いのが自分が病魔に犯されていることを知る術がないってこと。病院で診断されて初めて、「あ、おれ、こんなアレルギーもあったんや」的な。
体質改善をするしかない。水シャワーを浴びる。乾布摩擦をする。オーガニックな食品を食べる。体質改善に努力するのと同じで、正しくお金に対して学びをつけないといけない。
ただお金に関する知識は、すでに飽和している。お金関係の本は、数十冊レベルで読んだけど、結論はでているのだ。
お金に関しての最適解
- 固定費削減
格安キャリア、電力会社の見直し、ムダな保険の解約 - 自炊の徹底
- 運動習慣を取り入れる
健康であれば医療費の削減につながる - 創作活動の趣味を取り入れる
ストレス解消をお金に頼らない - 負債を持たない
持っていてお金が出ていくものは負債、車など - インデックスファンドを買う
投資はこれだけでOK
これを実践するかどうか、ここはもうあなた次第。
こちらもCHECK
【FIREまであと少し】合理性を追い求めた、サラリーマンの日常。
続きを見る