理不尽なことで怒ってくる上司って多くないですか?全国津々浦々、日本には多くの会社があるはずなのですが、どこでも理不尽にキレてくる上司はいます。
ゴキブリは北海道にはいない。しかし沖縄から北海道まで、全都道府県に理不尽なことでキレる上司はいる。

20代後半の僕の肌感覚ですが、上司の8割はポンコツです。(当社調べ)もうどうしようもない。
上司に変革を求めるのは、太陽に東ではなく西から登って願うレベルの難易度。かなりの無理ゲー。
仕方ないです、僕らが変わりましょう。キーワードは客観性です。
上司であれ、友人であれ、誰であれ、客観的に考えておかしいキレは無視して構いません。

・理不尽なことでキレられて困っている
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 理不尽にキレてくる人ほど自信満々なので、意見を受け入れてしまいやすい
- キレられてイライラした時は、10カウントと、タッピングを試してみる
- 説教の8割は意味がないので、無視をしてもOK
理不尽なことでキレる人、世の中に多すぎ
それは僕らのせいじゃない、それなのに怒られる。あの人がミスってました、なぜか僕らがキレられる。
職場でこんなのばっかりです。不思議です。僕らが理不尽なことをしたら、すぐに注意されるのに、なぜ上司はあそこまで理不尽なことができるのでしょうか。
二重人格なのでしょうか。エミネムとスリム・シェイディ的なことなのでしょうか。謎は深まります。
今この記事を読んでくれているあなたは、そもそも上司に対して多少なりとも不満は持っているはず。

なんて日々思っているはず。
僕は過去にミスした際に、課長に原因説明して、「次回から入念にチェックします」と報告しました。すると、

とキレられました。確かにこれはその通り。気持ちを改めて、防止策をその後まとめたのでした。
そしてその日から、数ヶ月後にその課長がとあるミスをします。そのミスを部内に報告する際のメールに、

とばっちり書かれていました。本当にあった怖い話です、うん。
あくまで今僕がいる会社の中での統計ですが、上司の8割はポンコツです。
もしかしたらあなたの会社でも、しっかりした管理職は全体の数割しかいないかもしれません。北海道にゴキブリはいないのに、全国にクソ上司はきちんと生息している。
近所のドラッグストアで、「クソ上司ホイホイ」を探しても悲しいことに見つからない。
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バカな犬ほどよく吠える、これの人間バージョン

この言葉は、信用できない言葉in平成で、殿堂入りワード。ちなみに一位は「先っちょだけ」。
上司という生き物は、習性なのでしょうか、まぁよくキレます。とにかく怒る、怒る。強めにキレることをマネジメントと錯覚している人も多くいることでしょう。
しかしここで厄介なのは、キレたり、批判するという行為。
どの本に書いていたか忘れたのですが、肯定している人よりも否定・批判している人の方が知能が高く見えるらしい。言われてみれば、確かにそんな気もする。
いかにポンコツで、マネジメントのない上司でも、批判してくると頭が良さそうに見えるんですね。ここで僕らは萎縮してしまう。

上司の方がポジションが上、怒られたらなかなか言い返せない。加えて批判するのは、知能が高く見える行為。色々なオプションが乗っかってるわけです。
僕らはこの目眩しにやられてしまう。しかし所詮上司も人間、ポンコツが精一杯おめかししてるだけ。一皮剥けば、理不尽クズです、あなたの敵じゃありません。
キレられた時は、客観性を見てみよう
人にキレられ時に、まずすること。それは客観性のチェック。

と考える。驚くなかれ、客観性が全くないキレも珍しくない。
シェイクスピアの戯曲に「オテロ」という作品があります。オペラの作品です。
トマス・ストハード《『オセロ』第2幕第1場オセロの帰還》(19世紀、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー蔵)
この作品が作られたのは、なんと1602年。500年以上も前の作品ですが、現在でも多くの人に鑑賞されています。
なぜ時を経ても、ここまで愛されているのか。それは普遍性があるから。
話をめちゃくちゃざっくりまとめますと、オテロ王という王様がいました。腹心の部下だと信じていたイアーゴという男が、その座を狙っている。
イアーゴは、自分の出世に邪魔な男キャシオーとオテロ王の妻が浮気している、と嘘を流す。そしてそれらしい場面を演出したり、妻の持ち物を勝手にパクったりして真実味を出す。
オテロ王は激怒し、イアーゴにキャシオーを始末する様に命じ、自分は妻を手にかける。という感じの悲劇。

ってめっちゃ思う。ちゃんと調べていれば、分かる瞬間はいくつもあったのに。

とも思ったり。人間の醜さは500年以上も、変化せずに残っているのかも。
とにもかくにも人はパニクっていると、冷静になれない。客観的に見る癖がついていないと、対応できない。
理不尽にキレる奴は、なぜか自信満々である
偏見かもしれないけど、理不尽にキレてくる人は、ほぼ全員なぜか自信満々。肩で風切り、「自らが正義」だと信じ込んでいる。
しっかり聞いて、文字起こししてみたら論理は完全に破綻している。しかしその時は不思議と受け入れてしまう。
理不尽なことを言える人は、そもそも客観性がない。「もしかしたら、自分が間違っているかも」なんて、1ミクロンも思っちゃいない。
ここらへんは、クレーマーと同じ。「自分の言い分が絶対的に正しい」と盲信し、とにかく自信ぶりぶりで抗議してくる。
理不尽上司やクソ客クレーマーの心の中に、客観性を探すのはとにかく難しい。おそらくA◯女優の中から、処◯の人を探すことよりも難しい。
今でこそ一人くらいしている僕ですが、新入社員の頃は実家から通っていました。とあるミスをした際に、ポンコツ上司に、

とキレられました。その時は、反射的に「すいません!」と言ったのですが、よくよく考えると意味が分からない。
その上司が賢すぎて、僕の叡智も及ばぬところで思考を展開している可能性もあるかもしれません。うーん、天才って怖い!
「メラビアンの法則」という法則をご存知でしょうか。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した、人の印象を数値化したものです。
- 見た目からの印象が、55%
- 声からの印象が、38%
- 話しの内容からの印象が、7%
メラビアンの法則に従って当てはめてみる。55%の目に映る情報、38%の音の情報、ふたつを合わせて90%以上を占めています。
つまり印象値として、話の内容は1割にも満たない。話の内容がどれだけ荒唐無稽でも、相手が自信に満ちた態度で話すと聞き入れてしまうのです。

理不尽なキレ、どう対応していくべきか
理不尽にキレてくる上司、思い込みでキレてくる人、こういう人たちと付き合って生きていかないといけない。人生はある種のクソゲー。
嘆いていても仕方ないので、対応策を考えていきます。その人たちを変えるか、自分の行動を変えるか、ふたつにひとつ。
上司に客観性を持ってもらうのはまず無理。飼っている犬に、「確定申告」をしつけて覚えさす方がまだ簡単。少し癪ですが、自分の行動を変えていきましょう。
「最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方」という本を参考に、お手軽対応策をまとめてみました。
「行動を最適化」し、よりよい行動をとるための具体的な方法が載っています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。毎日の無駄なことを考える時間が激減しますよ。
「10」カウントしてみる
感情が乱された。そんな時に、怒ったり感情的にならないために、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
実は超簡単で、お金もかからない方法があります。

この方法はノースウェスタン大学のフィンケルらが怒りを抑えるのに効果があったと発表しているんです。エビデンスもちゃんとあるやつ。
現在脳科学で、怒りのメカニズムの解明がかなり進んでいるのだそう。
僕たちは怒りを感じる出来事があると、脳内で神経伝達物質であるアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。顔が赤くなったり、血圧が高くなったり、心臓の鼓動が速くなったりするのも、神経伝達物質のせいです。
しかし脳は、この怒りを抑制する機能も持っているんです。バランスが取れているんです。さすが僕らの脳、万物の長人間ナメんな。
前頭葉による機能で、前頭葉が働くと感情の爆発を抑える働きをしてくれています。しかしここで問題があるんです。それは前頭葉は、すぐには働いてくれないということ。
感情が湧いてから4〜6秒間のラグがあってから、前頭葉は動き出すんです。
逆に言ってしまうと、最初の4〜6秒をやり過ごせれば、感情に流されずに冷静に物事を見られるようになるんです。
10カウントはボクサーだけの特権ではありません。10秒数えて、前頭葉が動くまで、感情を寝かせましょう。
この10カウントは、怒りだけに限らず効果があります。怒られた際に、感じる恐怖や妬みなどのネガティブな感情にも同様の効果を発揮します。
タッピングをしてみよう
ストレスが溜まると、人間は様々な衝動に駆られます。そういう衝動を簡単にコントロールできる方法があります。
その方はずばり、タッピング。
怒られてやけくそになった時。衝動的にこちらもキレそうになったり、ヤケになった行動を起こしそうになった時に、使ってみてください。
タッピングとは、手の指全体を「トントントン」と軽く叩くように動かす動作のこと。このタッピングを額に向けて30秒行うと、「暴飲暴食」などの症状が半分に抑えられるという研究結果が出ています。
タッピングする場所は、耳などでもOKで、別に壁をトントンと叩いても効果があります。衝動を3分の2程度にまで抑える効果があると結果では出ています。
やはり意識をそらすこと、また時間を経過させることで、理性を働かせることができるのです。
同様の研究で、プリマス大学のシュコルカ・ブラウンからも発表されたものがあります。
この実験では、参加者に一週間一日3分以上、スマホで「テトリス」をプレイしてもらいました。その結果、食べ物・お酒・タバコ・性欲などの衝動的な欲求が5分の1まで抑えられたのです。
感情の波を落ち着けるのにも、タッピングやテトリスは役立ちます。理不尽にキレられて、落ち込みやイライラなどネガティブな感情に襲われている時に、ぜひ試してみてください。
意味のある説教だけ受け止める、他は無視する
客観的に対応していきましょう。おかしなことを、おかしなテンションで主張してくる人はどこにでもいます。理解不可能だけど、バカはバカなりに年中フル稼働してる。
普通に考えたら、道理の通らないことも勢い良くかまされると「うんうん」と聞いてしまうんですね。
理不尽なことでキレる上司から、怒られるのはもしかしたら光栄なことかもしれません。おかしい人から、「お前はおかしい」と怒られるわけですから。

バカな人にキレられるのは、あなたが賢い証拠。理不尽上司が文句を言ってくるのは、あなたはバランス感覚に優れている証拠。
凹む必要なんてありません。世の中には、考えが合わないおかしな人もいるもんです。
世の中の説教の8割には意味がありません。自分の行動を改めるきっかけになったり、学びがあるのは、たったの2割だけです。
キレてくる時に、本当に「僕らのため」を思ってのものがまず少ない。ほとんどが自慰行為。
僕らの成長や気付きにつながればと崇高な理念のもとでキレてきても、途中からキレることが目的に切り替わる場合もある。
人は一方的にキレる時に、脳から快感物質が出てくる生き物。その快楽欲しさに怒る管理職もいっぱいいる。
本当に自分の成長につながったり、その説教を聞くことで人生がより生きやすくなるなら、聞いて自分を戒める。そうでないのであれば、完全に無視でOK。
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役に立たない、的外れな説教を覚えておくだけ、脳の負担が増えるだけ。Safari開いていても、無駄なページ残していると、動きはノロくなる。
パソコンで不要なキャッシュをクリアするように、無駄な説教は脳から追い出していきましょう。
無駄な説教はあなたの自己肯定を下げるだけ。本当に役に立つ説教は、行動を改めさせてくれるような含蓄のあるものです。
良い指摘には親指を、クソ上司には中指を立てていきましょう。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 理不尽にキレてくる人ほど自信満々なので、意見を受け入れてしまいやすい
- キレられてイライラした時は、10カウントと、タッピングを試してみる
- 説教の8割は意味がないので、無視をしてもOK
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