会社に入ったら、周りの人が全員優秀に見えるでしょう。でもそんなことはありません。大企業だから採用時に厳しく選別されているはずなのに、キテレツな人は一定数いるのです。
新入社員の仕事のモチベーションは、周りの環境に左右される場合も多い。その中で特に影響が大きいのは、上司でしょう。人生始めての上司という存在。ビビりまくって当然です。
入った会社で役職に就いている、きっとスゴい人に違いない。そう思うことでしょう。しかし断言できます、上司の8割はポンコツです。有害物質なんです。会社員5年目に突入する僕の嘘偽りのない所感。
あなたが新入社員であれば、上司の言うことを鵜呑みにしてはいけません。参考にするのはOK、自分の頭で考えないのは絶対にダメ。
・会社に入ってみたけど、上司と上手く付き合えない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 社会人になったら、自信を喪失するのは当たり前
- あなたの上司はめちゃくちゃ無能かも、手放しに信用するのは危険
- 職場の人の参考になる部分だけを真似よう、思考放棄はダメ絶対
会社に入ったら、周りがみんなスゴく見えるもの
まずは大前提のおさらいです。世の中には完全無欠な人間はいません。70億人以上の全地球人の中にも、欠点が全くない人などいないのです。
となると、僕やあなたの会社の中に完璧な人間などいるわけもない。ほぼ完璧って人も一人もいない。もちろん僕もそう、あなたも良い人だろうけど完璧ではきっとない。
はい、音読しましょう。
この前提はあるのですが、入社した時には、周りの人間が優秀に見えるものなんです。指導役をしてくれる先輩社員、周りの同僚、そして直属の上司、みんな立派に見える。
自信満々に振る舞う課長だったりしたら、神様かカリスマかなど崇めてしまうかもしれない。
これは仕方ない、もうそういうもの。僕も入社してしばらくは、先輩や課長は非常に優れた人間だと錯覚していたのです。
自分がまだ知らないことやできないことを、軽々とやってのける人を目の当たりにする。これに騙されるんですね。僕らは経験もないから、それが難しいかどうかも分からないのに。
配属されて数週間経った際に、同期で飲み会があったのです。その際に、どんなことが最も話題に出たと思いますか。それは自分の先輩自慢・上司自慢です。
とか、
とか、そんな話ばかり。みんなそんなテンション。でも驚くなかれ、1年後には飲み会の話題は、上司のグチばかりになるんです。そう思うと、新入社員の手のひら返しも情け容赦ないですが。
入社して、しばらくは盲目的になりがち。これを意識しましょう。実際にめちゃくちゃなことを言ったり、的を得ていない指示をする上司もたくさんいる。
最初はスゴく見えた上司も、実はダメ人間かも。上司を盲信して、なんでも言うことを聞くのではなく、自分で一旦考えてみる癖を付けましょう。
はい、口に出して。3回読んだら、きっと目が覚めるから。
入社して、自信を喪失するのが当たり前
入社してしばらくは自信を喪失します。大丈夫です、そういうものです。 ちょっと大げさですが、人生で一番自信を失くす時期だと思ってもらっても良いかもしれません。
これは流れも良くなくて。大学生の4回生もしくは大学院生の時に、内定をもらいますよね。この時期は学業とか、バイトとか、サークルとかでも、一番先輩なはず。
どこでも頼られる。周りに慕われる。経験値も一番ある。調子が良かったら、内定何個もとっちゃうかも。
そうです、入社する直前の時期は、人生で自信がピークなんです。バイトリーダーだった、研究室でもデカい顔ができた。部活でもキャプテン。大企業にいっぱい内定もらって、行き先を決めるのに苦労したんだ。
こう思って普通。実際に周りにも評価されているから、そう思っても全然違和感はないんです。欲しい人材だと思われたらこそ、内定をもらったわけだし。根拠がある。
僕も内定をもらい、卒論を書き終える。卒業してから、4月1日に入社するまでの間に海外旅行へ。行き先はアメリカのニューヨーク。雪が降る中で、自由の女神を観ながら思ったのです。
あなたももしかしたら入社するちょっと前まで、こう思っていたのでは!?
まさにこの人生の自信絶頂期。いざ社会人へ。今までは一番先輩、そこからいきなり後輩。高低差で耳がキーンってなる。
これまでは一番勝手を知っていたのに、いきなり右も左も分からない。会議に出ても、打ち合わせに呼ばれても、全く意味不明な言語が飛び交う。あぁ、スワヒリ語が社内公用語かって早合点する。
そんな日々をしばらく送る。覚えることも多い、理解も追いつかない。そうして、自信を失う。もうね、これはあるあるです。(大丈夫です、徐々に仕事の勝手が分かってきて、自信は出てきます)
ちょっと前までは自信が溢れていて、自己肯定感がピーク。「今の俺、何やっても上手くいくんちゃうか!」なんて思っているかも。僕は実際に思ってた。
そして会社に入り、一番下っ端に。経験値も会社で一番ない。仕事の進め方も、内容も、会社の風土も、全く分からない。
そして人生で一番自信がなくなる時期に到達する。怖いけど、そういうもの。あなただけがそうじゃないんです、大丈夫。
上司は人間だ、ダメな人間かもしれない
自信は地に落ちました。というか地の底ですね。カイジの地下労働施設ばり、地下の奥底です。社会人経験もないので、自信を持てる方が逆に異常なんですけどね。
絶頂からどん底にたたき落とされるのは、物語の常でしょう。ドラマチックなイベントここに極まれり。まぁ、本人からしたらたまったもんじゃないとは思いますが。
先ほども書きましたが、仕事の内容も知らない。仕事の進め方も、メールの書き方すらもおぼつかない。一緒に仕事するメンバーの個性や注意点も知らない。そりゃできるわけがない。
ここで注意しておいてほしいのが、周りを神格化しすぎるのはNGだということ。最初は自分ができない分、周りが超絶優秀ビジネスマンに見えることでしょう。でもそんなことはありません。
ミュウツーのレベルの社員なんて、ほんの一握り。コラッタばっかり、よくてラッタですかね。
あなたの上司も実は全く敏腕じゃない可能性も高いんです。あなたがまだ気付けていないだけで、的を得ていない指示を出している場合もあるかもしれない。実は責任を下になすり付けるタイプかも。
あなたが志望して入った会社で役職に就いている、きっと立派な人に違いない。そう思うかもしれませんが、実はそうとも限らない。まだまだ根強い年功序列制度にバチバチお尻を拭いてもらっていただけかも。
もちろん上司の指示やアドバイスは聞かないといけませんが、鵜呑みはダメです。思考放棄したら、ヤバいことしかないです。
実は僕の最初の上司は大ハズレもでした。レベルでいえば、ごりごりのキャタピーって感じ。逆ドラッカーです。マネジメント能力がなさ過ぎて、マネジメントの神様の逆をいく存在。
今でこそヤバい存在だと分かったのですが、入社当時は全く分からなかった。見抜けるほどの社会人経験もなかった。エピソードをあげればキリがないくらい。
最初に配属になった部署に、仕事もできないし、周りに迷惑をかけるだけの40代半ばの女性社員がいました。かなりヒステリックで、気に入らないことがあるとすぐに騒いだり、上へ告げ口をするタイプ。
僕はなぜかその人に目の敵にされて、ネチネチ嫌みをいわれることになったのです。内容は明らかに、向こうの言いがかり。しかし僕の上司は、腰が引けた人だった。その女性の不満を買いたくない。そんな一心で、何か起こる度に、
と言ってきたのでした。今の僕がそういうことをいわれたら、向こうのおかしな箇所を指摘できる。でも当時はそうじゃなかった。 本当に悪いのは自分なんだろうと、思考放棄してしまっていたんですね。
冷静に考えれば、上司が完全に間違っていたのに。あなたも注意です。上司が、いつも、絶対的に、正しいなんてありえないのです。
職場の人間は玉石混交である
あくまで僕の肌感覚ですが、職場が舞台のドラマが増えた気がします。昔はもっと高校生の恋愛とかが多かった。社会人のドラマもあったけど、オフィスの描写は少なく、あくまで恋愛がメインだったり。
大ヒットした「半沢直樹」なんかもまさにそう。なぜか考えてみましたが、きっと会社や職場に人の不満が集中しているからだと思うんです。刺激的な恋愛よりも、職場に渦巻く感情の方が強いのでしょう。
働けど働けど、給料が上がらない。あの人はいつもうっとうしい。最初は希望に溢れて入ったけど、数年経てば死んだ魚の目をしているとか。
僕はドラマ「オレンジデイズ」を観て、大学生に憧れました。高校生の恋愛ドラマを観て、高校生になることを夢見た人も多いはず。
しかし会社が舞台のドラマを見て、
って思う人は少ない。ドラマの舞台なのに。こんなんおかしい。。。
さて、そんな殺伐とした会社で生きていくコツを教えます。
職場の中に、ロールモデルとなる人を見つけましょう。 「この人みたいになりたい!」、「この人みたいな人生を送りたい!」って思える人を見つけるのです。
分かってます。職場に入って、数ヶ月もすれば、そんな人は誰もいないって気付くでしょう。そんなん分かっています。
大丈夫です、そんなもんです。僕もいません。「この人みたいになりたくはないな」って人なら、わんさかいますけどね。いればラッキーくらいなもんですね。四葉のクローバーみたいなもん。
完璧な人間はいないと言いましたが、同じ様に全てがダメな人も一人もいません。職場の人を見ていれば、どんな人でも何かひとつは参考になる箇所があるものです。
人間的には全く嫌いだけど、メールの文面は分かりやすいとか。責任感を持っていないけど、段取りを立てるのが上手いとか。口うるさいけど、タスク管理はしっかりしているとか。何かしらあるはず。
職場にまさに手本になる人がいれば理想なのですが、それもなかなか難しい。というか自分の努力では何ともならない。だったら、職場の人のそれぞれ参考になる部分だけ、ここだけを真似ていけば良いんです。
こうしていくうちに、段々目が養われていきます。こうなれば、上司が明らかに間違ったことを言っても気がつける様になる。職場で感じる無意味なプレッシャーが減っていきます。
会社の人間を盲信しない、間違っている人もいっぱいいる。冷静に見て、正しいことを判断する。そして参考になる部分だけ盗む。自分の身は自分で守りましょう。
僕が中学校の時に、大ヒットしたTOKIOの「宙船(そらふね)」という曲があります。中島みゆきが作詞作曲に参加していることで有名ですね。
www.youtube.com
吉川晃司と一緒に歌っているやつを載せとこっと。ここで歌詞に出てくる船は、おそらく人生のメタファー。この中で、
って印象的な歌詞があるんです。この曲を聴いた当時は、「船だからオール(櫂)なのね」って思っていました。しかし、この前友人に
このオールは、櫂のオールと、全てのオール(ALL)って意味がかかってるんだよ
と教えてもらいました。中島みゆき上手いな。。。船のオール、人生のオールね。時を超えての発見でした。いや、TOKIO超えての発見ですね。
あなたも何も考えず、職場の上司にALLを任せてはいけませんよ。
【関連記事】職場の老◯と揉めた話
先ほどにも書いた、周りに迷惑をかけるだけの40代半ばの女性社員と揉めた話。大丈夫です、最後に僕がめちゃくちゃキレました。半沢直樹的な展開やで。
自分で言うのもおかしな話ですが、温厚な僕をあそこまで怒らせるなんて、あの老◯はやっぱり大した人でした。そんな人との3年に渡る奮闘記です。
【関連記事】上司と上手くいっていない人に捧ぐ
僕は上司から信頼されていない、そして僕も信頼していない。あなたが「分かる分かる」と思ったら、是非とも下の記事も読んで下さい。
上司と仲良く過ごせている人は、読まなくてOKです。お呼びじゃないぜ。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 社会人になったら、自信を喪失するのは当たり前
- あなたの上司はめちゃくちゃ無能かも、手放しに信用するのは危険
- 職場の人の参考になる部分だけを真似よう、思考放棄はダメ絶対
新入社員の方で、もしこの記事が気に入ったら、同期や友人にも読ませてあげて下さい。僕もPV数が増えてウハウハ、世の中からもちょっとずつポンコツ上司は減っていくでしょう。
ようこそ、社会人へ。なんだかんだ、そんなに悪いことばっかじゃないぜ。
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!