まずは落ち着いて深呼吸してください。ラマーズ法のように力んだり、浅く速い呼吸をしていませんか?
・日常生活で焦って行動してしまうことが多い
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
やるべきことは簡単。呼吸を整えること。速い呼吸をやめて、落ち着いたペースで呼吸すること。
脳が感じるよりも前に、呼吸は僕らの心理状態を反映してるんです。焦ったり、メンタルがぐらつくと、呼吸が速くなる。
ちなみに呼吸が速いと、様々な健康上のリスクがあります。
- 高血圧
- ぜんそく
- アレルギー
- パニック発作
- 慢性気管支炎
- 花粉症
- 睡眠障害
- 頭痛
- 肩・首のコリや痛み
- 興奮
- 腸のトラブル
- 疲れやすさ
- 動悸
こんなけ。こんなけあるねん。めちゃくちゃ多いです。でも怖がらなくても大丈夫。
インサイドアウト、アウトサイドイン。実は呼吸を整えることで、メンタルも整うんです。先に笑うことで、気持ちが高揚してくるのと同じ。
ヨガの呼吸
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 4秒かけて口から息を吐く
酸素カプセルも、高い水素水やサプリメントも、健康セミナーも不要。ただ自分で自分の呼吸をコントロールするだけで僕らは不安を解消できるんです。
この記事のまとめ
- 脳が不安を感じるよりも前に、体が反応し呼吸が乱れている
- 浅く速い呼吸は、様々な病気のリスクを孕んでいる
- 呼吸を整えることで、リラックスできて不安も解消される
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,400万円達成
呼吸で体のエネルギーが分かる
呼吸って大事。そんなことみんな知ってるよって話ですが、思っているよりももっと重要。
僕らがエネルギーを取り入れるのは基本は外部から。食事と呼吸でエネルギーを吸収していきます。
そして体の不調は呼吸に現れます。焦ると呼吸が速くなる。僕らの心理状況は、呼吸が雄弁に表現してくれているんですね。
第一線で活躍する科学ジャーナリストが、神経科学、認知科学、心理学など、世界中のあらゆる研究結果を調べ尽くして導き出した思考力や学力、記憶力、洞察力を高めるメソッドを詰め込んだ一冊。(とAmazonに書いてた)
ニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルでも絶賛された「脳の外で考える 最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法」。
脳で考えているようでも、体のシグナルが脳よりも先に反応しているって話をします。
体内の状態に気付くことを、内受容感覚といいます。視覚、聴覚、嗅覚といった外の世界からの情報を受け取るセンサーってありますよね。それと同じで、体内にもセンサーがあるんです。
こうした感覚は内臓や筋肉や骨の中など、全身の至る所で生まれています。そして様々な経路を通って、脳の「島皮質」と呼ばれる構造へと到達します。
体内からの報告は、外からやってくる情報の流れと統合されます。その情報をもって、現在の自分の状態や、今この瞬間に自分がどう感じるかという感覚が分かる。
そうやって体のバランスを保つためにどんな行動とるかを判断できます。脳で考えるよりも前に、体の感覚は周りの状況をキャッチしてるんですね。
外的な刺激に対して、内受容感覚はどんな反応を示すのでしょうか?
震え、ため息、呼吸の加速、筋肉の緊張などです。言われてみると、みんな心当たりがあるかも。脳が理解するよりも、前に体が正直に反応してる。体は正直。
呼吸が速いと健康に大ダメージ
いきなり質問します。どうでしょうか、分かりますか?
答え。安静時であれば6〜10回で十分とされています。もしそれよりも多いとなると、心身に何か問題が起きている可能性がある。なにそれ、怖い。
もし1分間に12回以上呼吸をしていたら、僕らの体はいつでも行動できる臨戦態勢に入ってます。クラウチングスタートの構えをしてる状態。
速い呼吸は危険。運動中なら構いませんが、静かに座っている状態での、速く浅い呼吸は黄色信号です。
例えば椅子に座って1分間18回呼吸しているとします。座りながらも呼吸はランニングをしている時レベル。そんな状態で、丸一日過ごすと体は疲弊してしまう。
慢性疲労の人の体は、往々にして呼吸が速い。呼吸だけ見れば、激しく動いている人と同じ水準。
ずっと呼吸が早すぎて、慢性疲労の人の多くは心拍数がなんと1分間に70以上もある。常に呼吸数のレベルが高いとすると、健康上の問題が起こっても不思議じゃない。
モスクワで医学を修めた医師であるブテイコの研究によると、肩で息をするような速い呼吸を続ける事で、様々な研究リスクがあるのだそう。
- 高血圧
- ぜんそく
- アレルギー
- パニック発作
- 慢性気管支炎
- 花粉症
- 睡眠障害
- 頭痛
- 肩・首のコリや痛み
- 興奮
- 腸のトラブル
- 疲れやすさ
- 動悸
こんなにいっぱい。前世でイカつめの犯罪をしたとかじゃない。ただ呼吸が速いってだけで、こんなにリスキーな人生になる。理不尽が過ぎる、さすがに。
速すぎる呼吸はストレスのサイン。いくつかのストレス関連の精神障害で、患者の呼吸数が多いケースがしばしば見られる。
そしてストレスはほとんどの心理上の問題に見られます。実際には不安障害や抑うつに結び付けられることも多い。呼吸の乱れは、僕らの体から自然に出るSOSなんです。
メンタルが整う呼吸法をマスターしよう
ヨガの呼吸を覚える
人は楽しいから笑顔になる。逆も然り。笑顔にすれば、自然と気分も高揚する。これと同じ構造。
実際に呼吸法は広く研究されていて、不安障害に効果的なことも明らかにされてる。ちなみにリラックスのためのエクササイズなんかも有効なんだとか。
ということで僕らの人生を左右する威力を持つ呼吸法をマスターしていきましょう!
まずは過去記事でも取り扱った「ヨガの呼吸」。「え、ヨガってしたことないんだけど」って人も大丈夫。一瞬でマスターできるから。
ヨガの呼吸
- 4秒かけて鼻から息を吸う
- 4秒かけて口から息を吐く
これだけ。たったこれだけ。お金もかからない。すぐに覚えられる。
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「アイスマン」から学ぶ呼吸法
そしてもうひとつ。こちらはヴィム・ホフさんが考案した呼吸法。この方は通称「アイスマン」。
アメコミのヒーローっぽい名前ですが、マジのスーパーパワーの持ち主。
北極圏でショートパンツ一丁にサンダルでフルマラソン。氷漬けになって1時間半、座り続ける。氷山が浮かぶアイスランドの湖で泳ぐ。これらを達成できるらしい。完全にバグってる。
なぜこんなことができるのか?
ざっくりいうと、呼吸を完全にコントロールすることで、自律神経すらも操っているから。ちなみにこのヴィム・ホフさんは病気になることがないらしい。新人類感がハンパない。
しかも僕らみたいな凡人でも、この人が考案したトレーニングを行っても、かなりの効果が見込めるらしい。
「ICEMAN 病気にならない体のつくりかた」という本で事細かに紹介されているので、ぜひ読んでみてください!
メンタルを安定させる呼吸法
- 鼻から大きく息を吸う
- 鼻からゆっくり息を吐く
- 息を止める
- 上の「1〜3」を2分間繰り返す
この呼吸法はリラックス効果が見込めます。突発的なトラブルに巻き込まれた時、急に誰かに怒られた時。2分間。たった2分間あれば、僕らはメンタルを初期値に戻すことができる。
呼吸を通じて人生を豊かに
呼吸を整えると、メンタルが整う。僕らの体のシグナルは呼吸に表れる。
酸素カプセルも、高い水素水やサプリメントも、健康セミナーも不要。ただ自分で自分の呼吸をコントロールするだけ。
「焦らずに深呼吸しよう」はよく耳にしますが、実はかなり理に適ったアドバイスなんですね。
一にも呼吸、二にも呼吸。もっと呼吸に意識を向ける。呼吸の乱れは心の乱れです。
食事に気を使う人は増えてきました。しかし食事を気にしている人でも、呼吸をおざなりにしがち。
食事なんか一日のうち、たかだか1〜2時間。しかし呼吸は24時間。当たり前のようにできているから気にしていないだけ。呼吸には多くの可能性が秘められてる。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 脳が不安を感じるよりも前に、体が反応し呼吸が乱れている
- 浅く速い呼吸は、様々な病気のリスクを孕んでいる
- 呼吸を整えることで、リラックスできて不安も解消される
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!