自分のことを客観的に見る。文字で書くとたった一行、しかしこれが難しい。
客観的に自分のことを見れていない人は問題を引き起こすリスクが大きい。これは僕が会社員をしていて、肌で感じてきたこと。

と思っている人もいる。しかしこのタイプが一番タチが悪い。限られた部分のみ、自分のことを把握できているだけに、慢心してる。

客観的に自分のことを見れている。これだけで人としてかなり上。歴史あるホモ・サピエンスの中でも、偉人級にスゴいと思う。
客観的に自分を見るためには、以下の3つがカギ。
客観的になるためには?
- 多くの人の意見を聞く
- 自分で自分の粗探しをしてみる
- 人からの指摘・批判を、まずは全て受け入れてみる
独りよがりの人は、相手をしていてツラい。自己評価と他者評価に大きな乖離がある人は、総じてイタい。

・自分のことを客観的に見れていないように感じる
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 自分で自分のことを客観的に見れていると思い込んでいる人が一番怖い
- 客観性を上げるためには、相手からの批判を都合よく解釈せずに、まずはそのまま受け入れる
- 客観的に見れている・見ようとしている人は、他の人に良い印象を与えられる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,200万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
客観的に自分のことを見れる人はレア
自分のことを、的確に過不足なく、客観的に見れている。こんな人はレア。
めちゃくちゃ希少種。色違いポケモンに草むらでエンカウントしちゃったぜ、なくらい珍しい。
実際に僕が今まで社会人をしてきて、客観的に自分を評価できている人って、ほとんどお目にかかったことはない。

過去記事にもしたんですが、俗に言う「イタい人」にならないためには、客観性が必要。自分を客観的に見れていないからこそ、生まれる齟齬がイタさ。
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客観的であるに越したことはない。敵を作らなかったり、周りの人から攻撃されずに済むから。
しかし難しい。自分のことを分かっているつもりでも、全く分かっていない人も本当に多い。特に年配層の人とか、この傾向が顕著に見られる。
人から思われているであろう自分の印象を、自分で誤差なくピッタリと当てられる人は、世界中を探しても相当少ないはず。


主観と客観のバランスをとる。ただでさえ難しいのに、今はSNSなどネット上での人格なんてのも出てきた。これによりゲームの難易度は加速度的に上がってる。
Twitterでの投稿は見ていたけど、実際に会ってみると印象が違う。こんな経験は今やあるある。
自分が持っている自己イメージ。実際に接した人が感じる自分へのイメージ。ネット上での発信を見た人が感じる自分へのイメージ。なかなか一致するのは難しい。
しかも客観的に自分のことを見ようとしても、「初対面の人」と「付き合いの長い人」の二種類からもあったりする。
今いる環境で、人からどう見られているか。またその環境から出た際に、どう見られているか。ここまで分かっていれば神業。


自分を客観的に見れていると思っている人が一番怖い
客観的に自分のことを見れている人は、人として上位種。僕からしたら100メートルを10秒台で走るとか、絶対音感があるとか、それくらいの離れ業。
ただここで注意しておきたいのが、

と豪語している人。こういう人はもれなくヤバい。悪い意味でのヤバい。
ちなみに僕は「多少は自分のことを客観的に見れてる」と思ってる派だったりする。良くないとは思ってる。自覚はしてるから、大目に見てほしいんだな。
自分は客観的な人間だ、そう信じ込んでいる人はタチが悪い。なぜなら一部に限っては、正しく客観的に見れているから。
自分で「自分のことを客観的に見れている」とのたまう。自負してるだけあって、認識できている箇所もある。

と自分自身のことを分析できている人。これは素晴らしい。
問題は、人の言葉尻をすぐに捉えて、小さなことやどうしようもないことに対しても、すぐにキレるタイプだったりすることである。
「すぐにキレるタイプ」という自己分析は間違っていない。ただ全てでもない。当たってるけど、完全な正解じゃない。
しかし一部しか当たっていないにも関わらず、「当たっている」という事実だけに注目してしまう。
そしてさも全部当たっている気になってしまう。完璧に客観的に見れている気になる。だから怖いし、タチが悪い。

と自分で言っていた前職の老害のお局さん。確かに感情的なところがあった。自分でしっかり認識できている。

自分で分かっていても、程度がまるっきりズレている場合もある。その人は感情的な時が8割だった、「多少は」なんてレベルではありませんでした。


自分を客観的に見るためにすべきこと
自分を完璧に客観的に見ることは難しくても、今よりも客観力を上げることはできる。
客観力を上げるために、効果的な3つの行動を紹介します。逆にいえば身の回りにいる客観的でない人は、この3つを遵守できていない人かもしれません。
客観的になるためには?
- 多くの人の意見を聞く
- 自分で自分の粗探しをしてみる
- 人からの指摘・批判を、まずは全て受け入れてみる
多くの人の意見を聞く
会話でも、本でも、メディアでも、とにかく多くの人の意見に触れることが大事です。
ここで重要なのは、自分と異なる立場の人の意見を多く聞くことです。ついつい自分と似たポジションの意見を僕らは集めてしまいがち。
自分と異なる性別や年代や、職種や違う年収レンジの人など。とにかく違う立ち位置の人の意見を吸収する。
ここ最近で読んだ中で一番面白かった「多様性の科学」という本でも、多様な意見の重要性が述べられていました。
デューク大学でエコノミストによる経済分析の研究が行われました。トップのエコノミストは、全エコノミストの平均よりも5%以上高い精度で予測できていました。
エコノミストの中でも、優劣はあるという単純な話。しかしここで個人の予測だけでなく、上位6人のエコノミストによる予測の正解平均率も分析しました。この6人をチームとしたのです。
トップの成果率と、トップを含めた上位6人のチーム。どちらがより高い正解率を誇っていたのか。

トップのエコノミストは、全体の平均よりも5%上。しかしそのトップのエコノミストよりも、チームにしたエコノミストの方が、さらに15%も上。意見が多い方が、より精度が上がる。


自分で自分の行動を批判してみる
自分の思想や行動を、第三者の目に立って考える。「初対面の人だったらどう思うかな」、「あいつならなんて言うかな」とシュミレーションしてみる。
文章を書くときもそうなんですが、自分の意見をあえて批判してみたりします。そうしないと偏った考えになってしまうから。

客観的であるためには、自分の行動や発言を俯瞰で見る必要があります。あえて粗探しをしてみましょう。
新入社員の頃に、自分が作った資料を再度自分でチェックする機会が度々ありました。そんな時に先輩に言われたのが、

実際に「自分の資料はどこか間違っている」という思いで、チェックしているとミスに気付けたものでした。
「自分の行動や発言はどこかは間違っている」とまずは仮定する。そしてどこがおかしいのかを考えてみましょう。

人からの指摘・批判はまずは受け入れる
客観的になるためには、人からの指摘・批判をひとまず受け入れましょう。正直これは僕もできていない時はあるので反省はしてますが。。。
ここでの受け入れるは態度の話ではなく、マインドの話。相手が指摘をしてきた際に言い訳せずに黙って聞きましょう、みたいなことではありません。
相手の批判をまずは正しいと仮定して、一旦理解する。結果的に相手が的外れなこともありますが、それは受け入れて精査してから気づけば良いのです。
僕がよくやってしまう悪い例としては、自分に都合よく解釈してしまうってこと。

と自分にとって最も負担が少ない形で、脳に染み込ませてしまう。
人からの批判を聞いても、一部分だけを切り取ってしまうのもダメ。全部をそのまま一旦受け入れる。
「他の人がしていたらもっとヒドくなってた」、「あいつよりはマシだった」とか勝手に人と比較して、受け入れるのを拒むのも良くない。
結果的に相手が間違っていることもある。でも自分を客観的に見るためには、「相手の批判が100%正しい」とひまず仮定してから咀嚼すべき。
最初から相手の批判を受け入れない体勢でいると、なかなか客観性は保てません。
周りへの印象を変える
ある種自分を注意できるのは、自分だけ。どれだけ他の人から指摘をされようと、自分で改めなければ、行動や発言は変わりません。
しかしそんな艱難辛苦を乗り越えて、客観的に見る力が上がるとメリットもあります。

と人から良い印象を持ってもらうことができるんですね。
自分を客観的に見ることは難しい。だからこそ客観的に自分を見れてるっぽい人は、かなりスゴく見える。
自分を客観的に見れてない人はイタく見えてしまう一方で、客観的に見れている印象を与えるだけでマトモでしっかりした人間だと思ってもらえる。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 自分で自分のことを客観的に見れていると思い込んでいる人が一番怖い
- 客観性を上げるためには、相手からの批判を都合よく解釈せずに、まずはそのまま受け入れる
- 客観的に見れている・見ようとしている人は、他の人に良い印象を与えられる
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!