ストレス解消をお金で解決しているうちは負け組。資本主義というジェンガに組み込まれたパーツに過ぎません。
ストレス過多な現代で、僕らは適度にストレス解消をしながら生きています。そんな中でついつい頼ってしまうのがお金。
思いっきり散財して、豪遊する、欲しかったブランド品を買う。ストレス解消になった気がしますが、所詮は一時的なもの。
人間の幸福には、オキシトシン、セロトニン、ドーパミンという脳内物質が関係してきます。散財して分泌されるのは、徐々に効果が低減するドーパミンだけ。
ブランド品を買っても、何回か持っていると満足感は目減りする。お金でできるストレス解消は、その場しのぎの付け焼き刃なものになりがちなんです。

お金ではなくて、人間関係、運動などに打ち込みストレス解消を行いましょう。こちらの方が、コスパも良く、効果も長続きします。

・気分転換しようとして、お金を使い過ぎて、結局自己嫌悪に陥る
という人にむけて書きました。
ストレスとお金の関係について
ストレスは避けられないので、発散させるべき
現代社会はとにかくストレス社会。イライラすることは非常に多いですよね。仕事でもイライラするし、プライベートでもムカつくことは多いでしょう。
入ってくる情報量も多種多様。絶対に何個かは、神経を逆撫でするものも入っています。適度なストレスは体に良いとはされていますが、適度に摂取するのはなかなか難しい。
となるとストレスを避けるよりも、かかったストレスを適切に分散させることに集中した方が賢い。
ここで問題なのは解決方法。法に触れるようなことでストレス発散するのは、もちろんNG。絶対にやってはいけない。やって捕まってしまったら、一生ストレスフル。
また違う方向でも、オススメできないストレス解消方法があります。それは金。そう金、マネー、銭。

お金を使ってストレス解消するのがクセになると、自分の手元からどんどんお金がなくなります。ストレスが溜まる仕事をお金で解決すると、結局その仕事をやめられなくなる。
仕事でストレスが溜まる。お金で発散する。また仕事をしないといけない。こんなゴミサイクル。会社に頼りきっている。
次の収入を見込みにしているただの自転車操業。いや自転車ですらない、三輪車操業。
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」これはパーキンソンの第二法則と言われています。稼いでも稼いでも、人間は使っちゃう生き物だよね、こういう話です。
収入が増えたからって、お金を使ってストレスを発散する習慣を身につけると、いつか身を滅ぼすかも。気付いたら入った分だけ使っちゃってるかも。
お金を使ってのストレス解消は、誰かの養分になってる
ただこの恐ろしさは分かりやすい。この他にも、もうひとつ恐ろしい側面があるのです。それはお金でストレス解消をしているってことは、誰かに楽しませもらっているということ。
お金で解決するということは、自分で解決を放棄しているのと同義。自分がコントロールできないものに依存してるってことなんです。
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例えば水商売で稼いだお金は水商売の中でぐるぐる回っている。風◯嬢で働いている人が、ストレス発散にホストクラブに行くみたいな話。

極端な話をすると、急に法律が変わって日本中のホストクラブが全て廃業になったとします。そうするとその嬢は、もうストレス発散できない。
他の何かにストレス解消を依存していると、自分の人生を自分でコントロールできません。こんなん弱者や。
お金でストレス解消はできるけど・・・
僕はストレス解消をお金に頼ってきた

と思われたそこのあなた。そんなことはない。僕は今まで、お金でストレス解消しまくってきた実績があります。
- オーダーメイドのライダース:20万円
- カナダグースのダウン:13万円
- ノースフェイスのダウン:10万円
- タグホイヤーの腕時計:60万円
- クロムハーツのネックレス:8万円
- Boseの音響機器セット:10万円
- Nikonのカメラ:10万円
- SONYのテレビ:10万円
ぱっと出てくるだけでもこんなにある。モノだけ見ても、これだけ買ってる。ちなみに社会人になった5年の間に、ここにある全部買ってる。


全部買って後悔はしていないけど、ストレス解消という点において考えると、コスパは良くない。
数十万円払わないとストレス発散できないんだったら、僕は義務教育終わるまでにくたばってるはず。パーキンソンの第二法則怖い、あったらやっぱり使っちゃうねんな。
お金をかけても良い買い物もある
ただ例外もあって、お金をかけても良い場合もある。
お金を使っても良い場合とは?
- 稼働時間が長い
- 生活の質向上につながる
- 時間が生まれる
僕が買ったもので言えば、ドラム式洗濯機とか、MacBookとか、iPhoneとかはこれらに当てはまります。
ブログを書く時に、10年以上昔のMacBookを使っていたのですが、それを買い替えました。毎日記事を書いているので、稼働時間でいうとかなり長い。
毎日使っているものの質を上げることで、そもそもストレス解消につながる。これはきっと良いお金の使い方。
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家具付きの会社寮から、普通の賃貸で一人暮らしを始めた時に、ドラム式洗濯機を買いました。これは人生で最も良かった買い物のひとつ。
生活の質が向上しましたし、自分の可処分時間も増えた。お金を使った以上のリターンがありました。
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「散財したい」というマインドが先に来ていないか
とはいえそういう人生が向上するようなお金の使い方って限られています。旅行に行ったり体験にお金を使うのも良いですが、なかなか機会もなかったりする。
本当に欲しいものや好きなものではなく、ただブランドものだからといって購入したりする。
というか「気晴らしにパーっとお金を使いたい![/st-kaiwa3]が先に立っている人もいる。
散財するマインドが先にでてきて、その後に使う対象を探すパターン。愚かだけど結構みんなやってしまってる。恋する自分に恋したいから、恋を始めようとする的な。
僕がファンであるミニマリストしぶさんの最新の著書「手放す練習」でも、お金について書かれていました。

散財するのは、お金を使うのはもちろん、時間もエネルギーも使う。終わった後に、「ムダ使いしてしまった・・・」って凹むこともあるんだから、間違いなくエネルギーも使っている。

ストレス解消は、散財、ドーパミン分泌に頼らない
脳内の分泌物が重要である
『アウトプット大全』(60万部)、『ストレスフリー超大全』(18万部)を書かれているベストセラー作家である樺沢 紫苑さん。
日本の精神科医で、映画評論家、作家、YouTuber、という意味の分からない組み合わせの職業を達成している人。
僕はファンで本もよく読んでいるのですが、「精神科医が見つけた 3つの幸福」という本が特にオススメ。
「幸福」とは、「脳内物質」!この本のパンチライン。幸せを感じるためには、何をするかよりも、何を脳内で出すかが重要。


脳の中で出てくる幸福につながる分泌物は、3つあります。
脳から出る分泌物ってなに?
- セロトニン
心や体の健康 - オキシトシン
人との繋がり、愛情、友情 - ドーパミン
成功やお金
それぞれ分泌されるシチュエーションが違うんですね。そして分泌された方が良い順番も決まっています。
セロトニン→オキシトシン→ドーパミンの順で、分泌されるのが望ましい。心と体が健康になり、豊かな人間関係を形成し、そこからお金の喜びを味わうって流れ。
ドーパミンの優先順位は低い
ここで注意してほしいのは、ドーパミン。お金を使って、ストレス解消になるのはドーパミンが出ているから。
ドーパミンには他の2つにはない特徴があります。それは依存症になりやすいということ、そして逓減しやすい。


しかしセロトニンとオキシトシンが分泌されて得られる幸福は、逓減しない、あるいは逓減しづらい。ストレス解消したいなら、断然こっちを分泌させるべき。
どんなシチュエーションで、セロトニンとオキシトシンが出るかも合わせて確認していきます。
セロトニンが分泌される条件
- 体調が良い、気持ちが良い
- リラックスできている、癒される、ホッとしている
- 集中力が高い、平常心、気持ちが研ぎ澄まされている
- 運動して気持ちが良い
- 健康である、病気でない
うーん、確かにマジでお金が一切かからない。
づついてオキシトシン。
オキシトシンが分泌される条件
- 親しい誰かと一緒にいる
- 夫婦関係、スキンシップ
- 恋人関係、友人関係
- 仲間との一体感
- コミュニケーション・交流による楽しさ
- ペットとの触れ合い
こちらは誰かと接することで感じる喜びですね。交際費や一緒に食事をしたりするお金はかかりますが、かかってもそれくらい。
お金を散財して快感を得る、確かに気持ち良い、ドーパミンがどばどば。しかしその快感は長続きしないし、その日のうちに消えてしまうかも。
それよりも朝日を浴びたり、運動したり、仲の良い知人に会いに行く方がよっぽど有意義。そしてその幸せは目減りしない。


ストレスは「金」以外で解決する努力を!
お金を使わないストレス発散を目指す
ここら辺はもうトレーニングの話。ストレスを感じたら、お金以外の方法で解消すべく動いてみましょう。
友人に会いに行く交通費とか、運動するためのジム代とかはOKです。あくまでお金を使うことで、ストレス解消に直結するようなことは控えてみましょう。
お金を使わない制約を楽しんでみるんです。紙に嫌なことを書き出す「エクスプレッシングライティング」もオススメ。科学的に正しいし、紙とペンだけでOK。
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僕みたいにブログを書いたりする生産活動もオススメです。何かを体から吐き出すってのはストレス解消では大事。
実際にお金を使っても、ストレス解消にならないパターンも多い。ストレス解消と思って、そこまで欲しくない高価なものを買い、後々自己嫌悪に陥る。
これは誰しも一度は経験あるはず。だったらお金をほとんど使わずに、ストレス解消できたら、

と自己肯定感に満ち溢れるはず。さっきと全くの逆パターン。
制約は創造性の母である
これはマジでハンターハンターのクラピカ理論。制約と誓約。
制限が大きいほど、より生まれてくるものも大きい。頭を使わないとストレス解消できないから、より前向きに取り組める。

みたいに自分で制限を設けて、ゲーム感覚でやってみるのもオススメ。
おもちゃが少ない環境で育った子供の方が、一つのおもちゃでいろいろな遊び方を発見するため集中力が108%増になるのだとか。
また16種類のおもちゃで遊んだグループよりも、4種類のおもちゃで遊んだ子供グループの方がよりクリエイティブになるらしい。

まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- お金でストレス解消する人は、気分転換を自分以外に依存している弱者
- お金を使って得る幸せは一時的で、次第に喜びは目減りしていく
- お金をかけないストレス解消をゲーム感覚で楽しむべき
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!