仕事ができる人には色々なパターンがある。人生を楽しんでいる人にも多くのタイプがある。
しかし仕事ができなかったり、人生で上手くいっていない人にはいくつか共通点があります。
これが僕からの提言。やることが多いように見えても、実際にするべきことって意外と少ない。
多くの問題が並んでいるように見えても、テコが働きやすい選択肢が存在したりもします。
どんな時でも、どんな場面でも、優先順位を考える癖をつけましょう。そうすれば損をしないし、自分を守ることに繋がります。
優先順位と聞くと、難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。意識すべきことは以下の3点。
優先順位の付け方って?
- 期限で考える(緊急性があるか)
- 他のスケジュールに影響するか(誰かに迷惑をかけないか)
- そもそものゴールに近づくか
人生で損をしないために、優先順位をつける力を養っていきましょう。
・頑張っているのに、成果がついてこない・・・
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 仕事ができない人の共通点は、優先順位をつけられないこと
- 優先順位をつけることで、余計なトラブルを防げて、自分の身を守れる
- 期限、人への影響、「そもそも論」で考えて、優先順位を決めよう
優先順位が分からない人は低スペック
早いもので会社員になって、もうすぐ5年。大学で必修単位を見事に落とし、留年になったのも遥か過去。
長いと思っていた大学時代が5年。それと同じ長さが、大学を卒業してから経っているとは驚きの限り。
ゆとり世代を振りかざし、なんちゃってで社会人になり、なんだかんだ納税はして、親の扶養からは外れた。そんなこんなで5年間社会を見てきたんです。
どんな会社や部署にでも、仕事ができる人はいる。同時に仕事ができない人もいる。これは大企業でも中小企業でも関係ない。
仕事ができる人って定義が難しいんです。なぜなら様々な種類があるから。そのため再現性は若干低い。
コツコツ真面目に取り組んで成果を出す人もいれば、いつもは冴えないけどここ一番で一発ホームランを打つ人もいます。
仕事ができる先輩も多くいましたが、全員に共通する要素ってあんまりなかったりする。
しかし仕事ができない人というのは、共通点が多いんです。ポンコツは再現性が高いんですね、悲しいかな。
できない人、周りの足を引っ張る人の共通点。それは、
優先順位をつけられない人は、例外なく仕事ができない。というか人生でもめちゃくちゃ損している。
今最も重要なことを片付けずに、枝葉末節なことにこだわる。明日締め切りのものがあるのに、来週中に終わらせればいいタスクに取り組んだりしている。
中学校の時にテスト勉強をしようと、本棚を探す。昔に買った少年ジャンプを見つけて、勉強なんかそっちのけでジャンプを読み耽る。こんなのを大人になってもやっちゃってる。
東進ハイスクール講師でテレビにも引っ張りだこな林修先生が言ってました。これは本当に納得。
優先順位をつけられないと、正しい方向に努力ができない。同じ労力で本来するべきことが見えていないんですね。
優先順位を決める能力はマスト
これも社会人になって覚えた世の中の辛い真実のひとつ。最近転職したんですが、以前に勤めていた会社はブラック会社。
仕事時間もそうですが、就業環境がとにかくクソ。足を引っ張ってくる同僚。ハラスメントを多発する先輩。責任をなすりつけてくる管理職。
そんな環境で仕事をしていると、当然誰も守ってくれない。自分のミスを周りが優しくカバーしてくれるなんて、ただの甘い幻想。
大人の動画を見て、
とか思ってしまうくらいに浅はか。なんならカバーするどころか、なすりつけてくるんだから始末に負えない。
こちらもCHECK
新卒新入社員でブラック企業で5年働いたけどもう辞めます。人がヤバいのが特徴だったけど、勤めていてメリットもあったという話。
続きを見る
自分で自分を守る。文字に起こすとたった8文字。しかしこの8文字を達成するのが、本当に難しい。
すぐにキレるやばい人にゴマをするとか、なるべく誤字脱字を無くすとか、できることは色々あります。
しかし自分の身を守ってくれる最も最善の方法は、とにかく優先順位をつけることです。その場その場で、最も優先すべきことを見極めるのが非常に大事。
今ある選択肢の中で、最も優先すべきものから順番に片付ける。これだけでトラブルの8割は回避できる。火の粉が身に降りかかるのを防げる。
100の努力をしても、報われない場面も往々にしてあります。僕も「こんだけ頑張ったのに・・・」って嘆いたことは何度もある。
と言っている人が、毒舌と悪口をちゃんと判別できていないくらい何度もある。
少し冷たい言い方ですが、必要のない努力ってしても意味がない。というかするべきじゃない。本当にすべきだった努力をしていない、ただの機会損失だから。
どんなシチュエーションにおいても、テコが働くモノがあるんです。
「これに注力すれば、一気に形勢変わるな」ってなるやつ。優先順位が高いやつ。その場その場で判断するしかないってのが、現実の厳しさ。
仕事でも人生でも、僕らが決められた時間の中で、できることは限られています。何をすべきか、どの行動を選ぶか、ここが重要になってくるんです。
どうすれば優先順位をつけられるのか?
本当に重要な2割を見つける
という質問にお答えしていきます。
2014年の『NYタイムズ』『WSJ』ビジネスベストセラーで、2015年「ビジネス書大賞」書店賞を受賞した「エッセンシャル思考」の該当部分をまずは見ていきます。
ちなみにApple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務めるのがこの本の著者。
というのがこの本のスローガン。全人類が読むべき本は数少ないですが、これはそんな貴重な一冊。読んで、本代の100倍のリターンを得るべし。
ということをまずは僕らは覚えておきましょう。世の中には「80対20の法則(パレートの法則)」なるものがあります。
全体の数値の8割は、全体を構成する要素のうちの2割の要素が生み出している。これがパレートの法則。
- 普段着ている服の8割は、持っている服の中の2割
- 所得税の8割は、課税対象者の2割が納税している
- 会社の売り上げの8割は、2割のヒット商品の売り上げからなる
- 日本の人口の8割は、日本の面積の2割の部分に住んでいる
などなど。本当に重要な2割に労力を割くだけで、8割は完成するんです。「重要な少数」が、「瑣末な多数」に勝る。
つまり努力に貴賤なし、頑張りに優劣なし、みたいなのは嘘っぱち。努力にも、効果が低い努力と、効果が大きく見込める努力があるんですね。
と投資の神様であるウォーレン・バフェットも語っていました。神様であるバフェ様でさえ、この始末。
僕ら凡人なんか無理に決まってる。本当に優先すべきことに集中するしかあえりません。
今問題が起こっていたり、すぐさま解決しないといけない状況に陥ると、僕らはとにかく目の前にあるものから片付けようとしがち。
そこでまずは一息つくようにしましょう。選択肢を時間をかけて検討するんです。大多数のものは不要、本当に重要な2割を選ぶ、このマインドをしっかり持つ。
優先順位を見分ける3つの質問
ここからは僕のオリジナル。優先順位をどうやって決めるべきか。具体的なチェック項目を考えてみました。
色々な観点はあると思うのですが、ギュッと絞って3つ。濃縮還元、皆様御礼。
優先順位の付け方って?
- 期限で考える(緊急性があるか)
- 他のスケジュールに影響するか(誰かに迷惑をかけないか)
- そもそものゴールに近づくか
「期限で考える(緊急性があるか)」は分かりやすいですね。何がなんでも今日中に片付けないといけない、これは優先順位が高い。
難易度や事情など諸条件はありますが、基本的には締切が近いものや納期が迫っているものから片付ける。
「他のスケジュールに影響するか(誰かに迷惑をかけないか)」も何気に重要です。自分の納期は大丈夫でも、ずっと手元に持っていることで、人に迷惑をかけることもあります。
自分がまとめたデータがないと、同僚の人の企画が完成しません、みたいなケース。
経験則ですが、足を引っ張る人に多いのが、人のスケジュールに侵食するパターン。自分のスケジュール的には問題なくても、先輩や上司にシワ寄せがいくことも。
「自分の身は自分で守る」という観点で考えると、周りの人に負担をかけないのが大事。
そして最後は「そもそものゴールに近づくか」、ここがちょっと難しい。
僕は「そもそも論」で物事を考えるように意識してます。というか意識しないと、マジで忘却の彼方に飛んでいってしまう。
と考えるクセをつけてみましょう。
選択肢が並んでいて、どれを選んだら、そもそものゴールに辿り着くか。仕事した感は出るけど実際は何も進んでいない、ってトラップ選択肢もあるので要注意。
これは僕の話なんですが、
みたいなことを、常々考えていました。
しかしなんだかんだ上司と揉めることも多かった、安心感はまるでなし。僕も悪かった。でも上司も悪かった、公平に状況を見れない人ばかりだった。何よりもウマが合わなかった。
と理不尽なことでハッパをかけられたのが昨年。
ここで僕はそもそものゴールを考えました。何をするのが正解なのか。
と思うのが一般的。しかし僕はそれまでも必死に仕事をしてきましたが、それを認めてくれない上司しかいなかった。
今以上に頑張るべきか。頑張ってますアピールをもっとするべきか。悩んだ結果出した結論が、
どうせエネルギーを使うのなら、新しい環境を見つけることにエネルギーを使おう。必死に努力するなら、新しい会社でする方がリターンが大きい。そう決めたんです。
その結果、キャリアアップの転職に成功。年収は100万円近く上がりました。
「そもそも論」で考えると、時には全く思ってもいなかった優先順位が高いものが見えてきます。自分が何を求めているのか、きちんと意識しましょう。
こちらもCHECK
【実体験】アラサーが転職活動で、大手企業に内定をもらうまで。転職ですべきことをまとめました。
続きを見る
思考停止するのは絶対にダメ
優先順位を見つけると、他にも大きなメリットがあります。思考停止するのを防げることです。
目の前の課題が大きかったり、置かれた状況が難しかったりすると、僕らはフリーズしてしまう。何も行動できなくなります。
って思考が止まってしまう。
しかし優先順位を見極めると、次に打つ手が分かります。暗闇の中に放り出されても、薄い明かりが見えている。
人生でどんな状況に置かれるかは分かりません。ただどんな条件のもとでも関係ない。最適な道筋・優先順位を見つけ出すことこそが大事なのです。
こちらもCHECK
やる前から諦めてませんか?「自分にはできない」という思い込みを今すぐ捨てる。
続きを見る
頑張ることは重要ですが、「何に」頑張るかはそれ以上に重要。頑張ってる感、やってますな雰囲気に、騙されてはいけません。
自分の人生。仕事でもプライベートでも、優先順位をつけるクセを身につけておきましょう。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 仕事ができない人の共通点は、優先順位をつけられないこと
- 優先順位をつけることで、余計なトラブルを防げて、自分の身を守れる
- 期限、人への影響、「そもそも論」で考えて、優先順位を決めよう
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!