努力しても報われない。人生で何度感じたか分かりません。しかしそれはあくまで、短期的なスパンで見た場合。
長期的なスパンで見た場合は、成功している確率は高い。成功するまでやめなかった、みたいなこともあるかもしれませんが。

これが僕の提唱する理論。すぐに成功して、しばらくすると姿を見ない。こんな元成功者は数多くいます。
お笑い芸人にせよ芸術家にせよ、下積みが長かった人は、成功しても持続期間が長い。
そもそもの能力をずっと磨いてきたから。今まで日の目を見なかっただけで、真の実力者だから。
努力しても報われないと感じていても、実はその期間は将来すべき努力を今しているだけなのです。
目先の成功を追い求めてはいけません。最後に残るのは、本物だけ。

・目先の成功を追い求めてしまい、継続できない
という人にむけて書きました。
頑張っても成果が出ない、これは大人あるある
努力と評価は比例しない
努力が全て報われるとは限らない。これは大人になってから特にそう思うんです。
学生時代はまだ努力が成果に結びついた気がするんです。もちろんスポーツの全国大会出場とか、東大合格みたいな凄まじい成果は上げていません。
しかしきちんと努力をすれば、それなりの成果は出た。時間をかけて勉強すれば、テストの点数もそれなりについてきた。

と信じて疑っていませんでした。ところがどうでしょうか、大人になってから。
努力しても全然結果ついてこないことってある。あるどころか、多発。頻発。そんなんばっかり。
勤めている会社で努力して、労力を割いて取り組んでも、評価されるとは限りません。頑張っていても、納得のいかない結果に憤った人も多いはず。
僕の場合は副業もそう。まさにこのブログ。もうすぐ開始してから、丸4年になりますが、全然稼げない。PVももっと伸びても良いはず。
勉強は成果に結びつきやすかっただけ

おかしい。努力はしている。しかも継続的な努力。思いついた時だけしてるわけじゃない。

嘆いている人はきっと僕以外にもいるはず。なぜこんなことになるのか。
実は勉強ってかなり成果に結びつきやすい。なぜなら外的要因が少ないから。テストでヤマ張ってたら当たりました、あってもこれくらい。
しかし大人になって努力することは、外部要因に左右されまくる。ここが難しいところ。
仕事でもそう。自分がどれだけ汗水かいても、上司が評価しないと意味がない。
ブログもそう。僕がどれだけ文章を書いても、読む人がいなければ意味がない。
大人になった際の成果の多くはお金が絡みます。年収や売り上げなど。となるとお金を自分に払う人が発生します。
今までは自分一人で完結していたものそうでなくなる。他の人の存在なくしては、成果とはならない。


人生は終わらないレベル上げ
成果は外部要因、成長は自分が要因
大人になってから、成果に注目しすぎるのは逆効果です。注目すべきは自分のレベルと能力。
自分の経験値やスキルが伸びることにフォーカスするんです。例えばブログなら、PV数や売上にあえて目を向けない。
- ライティングスキル
- 企画力
- ブログ内のデザイン力
- タイトルや見出しのネーミング力
- サムネイル画像作成力
- 読み手への気配り
こういったものにこそ意識を向ける。ブログから生まれる結果よりも、ブログを運営することで伸びる能力をありがたがる。
なんでもそうです。仕事でも上司からの直近の評価ではなく、ロジカルシンキングや仕事の進め方やチームを巻き込む力などを伸ばす。
負けに不思議の負けはない
野球に全く興味のない僕でも知っている野村克也監督の名言。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」、ええこと言うやん。
つまり成功したり成果を上げている人は、さしたる理由もなくて上手くいってる人もいる。ただ「不思議の勝ち」に再現性はない。




下積み時間は、ポケモンの草むら状態
僕はポケモン直撃世代。グリーン版に熱狂するくらいハマっていました。
ポケモンの新作ゲームが出るたびに、こぞって遊んだもの。そんなポケモンのゲームが出るたびに、どれだけ短時間で四天王を倒すまで競っている人たちがいました。
信じられないほど最速のタイムでクリアするプレイヤー。ただしその手持ちポケモンが強いかというと、必ずしもそんなことはありませんでした。
クリアするために特化したメンバーなのです。レベル上げの時間も少なく、他のプレイヤーとポケモンバトルしたら負けることもザラ。
地道に草むらでレベル上げをする。じっくり育成に時間をかける。そして時間はかかっても、四天王を倒した人の手持ちポケモンの方が絶対に強い。
これは全てのことにおいて応用できる。下積みがある人の方が強い。苦節何年みたいな人の方が、ガチンコ勝負した時には勝ってしまう。

下積み期間をめんどうくさがるな!
一発屋となるかは、それまでの積み重ねで決まる
お笑いが好きでめちゃくちゃ見てる。お笑いの世界は過酷なもので、売れている人はずっと売れているけど、一度日の目を見てもすぐに消えてしまうことも多い。
僕が中学生や高校生の頃に、「エンタの神様」や「爆笑レッドカーペット」という番組が人気でした。ここから数多くの人気芸人が生まれていたんです。
しかしいわゆる「一発屋芸人」という人が多く生まれたのもまた事実。若くしてスターになり、テレビにひっぱりだこ。
その当時はどのチャンネルを回しても出てくるお笑いコンビ。しかし数年後に残ったのは一握りだけ。冠番組を持っても、長続きしていませんでした。
これは一重に経験値不足と下積み不足によるもの。お笑いの経験値やスキルを溜めている段階で、運良くネタやギャグがヒットして世に出る。
そのネタやギャグをしている間は良いですが、それ以外のトークの時間などでは何もできなかったりする。
売れる要因になったギャグやネタは運良くヒットしただけってこともある。もっと言うと、そのネタが飽きられたら、再現性はない。他のヒット商品を作り出せるかは、完全に運ゲー。
時の人として、バラエティ番組に出る。しかし若いし経験値も足りないしで、全然活躍できない、上手く話せない。話の技術もそうだけど、話題の引き出しも全然足りていない。
そしてそのうちに消えてしまう。「あの人は今」的な番組に何年か一度出るくらい。


下積み期間が長い人は、一発屋になりづらい
一方で下積みが長かった芸人は、一度世に出るとそこからは息が長い。猿岩石でヒットしたけど、そこから不遇の時期を過ごした有吉弘行なんかもまさにそう。
毒舌とあだ名で再び世に出てきてからは、ずっと売れっ子です。毒舌もあだ名も今はあまり見ないですが、それでも冠番組は何個も持ってる。
売れた切り口がたまたまあだ名だっただけ。注目されるきっかけになっただけ。あだ名がなくなっても、下積み期間を経たからそもそもの実力がある。
人気芸人コンビのバイきんぐもかなりの遅咲き。下積みがなんと16年もあってから、やっと売れるようになりました。
バイキングが売れたのは、賞レースの「キングオブコント」優勝から。しかし下積みを経て、経験値は十二分にありました。
たまたま売れたきっかけが「キングオブコント」だっただけ。実力は申し分なし、色々なメディアに出るようになっても、ずっと活躍し続けています。
成果が出るかは運、成果を出し続けるのは実力
そう思うと成功したり、成果を上げるのってかなり運の要素が強い。どれだけの熟練者や強者であっても注目されないと、成果は出せません。
会社でもそうです。どれだけExcelのスキルがあっても、Excelに関する仕事が回ってこなければ披露する機会はありません。
ただ成果を上げた後に、成果を上げ続けるのは完全に実力の問題。ここ重要。一旦人に注目されて成果を上げたら、運の要素はかなり減る。
すでに実績もあるし、人に意識される段階まで到達している。きっかけを掴んだ状態で、成果を上げられるか完全に個人の問題。
人生は長いから、一回成功しても、その後の方が本当の人生。たまたま小手先や運で一度は上手くいっても、その後そもそもの能力がなければそこで終わり。
成果を上げるよりも、成果を上げ続ける努力の方が実は大変。テストで一回90点をとるよりも、90点をとりつづける方が絶対にしんどい。

これが僕からの提案。
下積み期間の努力って、バカにできない。成功するための努力と思われがちだけど、それだけじゃない。
成功した後に成功し続けるために必要な努力を、今のうちから行っているんですね。
まずはレベル上げをする。いずれチャンスが来たときに、ものにする努力をする。それどころか、ものにした後を見据えて努力する。
結果に一喜一憂せずに、まずは過程を楽しむ。
こちらもCHECK
-
人生を楽しむには、過程・プロセスにこだわる。「結果が全て」は真理だけど、結果しか見ない人の人生は確実につまらない。
続きを見る
人生100年時代、いつ成功するか分からない
人生のどこで成功するかは、神のみぞ知る
現代人の3人に1人は契約しているNetflix。まぁ完全に主観で、全くデータはとってないですが。
Netflixって実は意外と歴史が長い。なんと1997年創業の企業なんです。コロナ禍になってから爆発的に伸びましたが、実はなかなかのベテラン企業。
Netflixみたいな実力のある企業も遅咲きなんです。苦節20年近くあったに違いない。努力をしていて、僕らがすぐに実らないのなんか当然っちゃ当然。
有名な話で言えば、やなせたかしは70歳近くにアンパンマンがヒットした。カーネルサンダースは65歳でKFCを創業した。



もちろん極論言えば、すぐに売れるならそれに越したことはない。羨ましいかどうかと聞かれたら、正直羨ましい。
下積みの期間が将来活きるのかは、正直分からない。全く報われない努力となる可能性も大いにある。
でも下積みが0の人は、成功しないし、まぐれで一回成功しても成功を継続することは絶対にない。これだけは揺るぎない真実だと思う。
モチベーションをコントロールするために

なんて人もいると思うので、そんな人にオススメの本を紹介します。星渉さんの著書「神モチベーション」。
モチベーションをいかに科学的にコントロールするかを、教えてくれる名著です。まぐれでモチベーションを上げない、これが大事。
モチベーションを上げるには、実は3通りの方法があるのだそう。このパターン分けが結構新鮮。
- ハイモチベーション
やる気のみ。マジでやる気の一本槍。ムラがあるので、効果が一時的なのが欠点。 - アクティブモチベーション
まずは行動する、行動することでやる気物質を出す脳の扁桃体が刺激される。やる気を出してから行動するのではなく、とりあえず行動していたらやる気になるって順序。欠点はまず行動するハードルの高さ。 - ギャップモチベーション
「理想の自分」と「現実の自分」のギャップを感じて、そこを埋めようとする。
僕らが最もモチベーションが湧くのは、実は「3.ギャップモチベーション」。超簡単な例えをすると、

ってやつ。
このシチュエーションで、別に僕らはやる気を出してはいない。ただただ気付けば全力疾走してましたって状態。
「遅刻しない自分」と「今遅刻しそうになっている自分」との間に、ギャップを感じているからこそ行動してる。
目標とする姿・僕らの掲げるゴールをイメージして、なおかつ今の自分との間に乖離があるのを自覚する。そうすると、意識せずともその差を埋めようとする。この流れ。


成果が出るかは分からない。ただ人生はギャンブル。保証がないものに一生をベットする。か、かっけえ。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 大人になってからの成果は外部要因が大きい。自分の能力やスキルにこそ注目しよう!
- 下積み期間の努力は成功するための努力だけでなく、成功し続けるための努力を先んじて行っている!
- 努力するためのモチベーションが上がらない人は、「ギャップモチベーション」を意識する!
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!