進路が決まらない。内定を複数個もらったけど、どちらか選べない。選択肢があるのはありがたいことですが、それ故に悩みが生まれることもある。
人生は自分の決める無数の選択の上に成り立っています。その瞬間で考えがちですが、その決断もまた僕らの人生を大きく左右する可能性を秘めているのです。

これが僕からの提案。「困難な方」ではなく、「ワイルドな方」。ただ困難なだけな選択はノーサンキュー。コスパ悪いし。
人生は数年に一度、大きな決断を迫られる時期が来ます。持論ですが。ここで後から見て「正しかった」と思える選択をできるかどうか。
ちなみに僕は去年から今年にかけて転職しました。2社から内定をもらっていました。めちゃくちゃ悩みました。


選んだなら後悔なんぞしない。勘のいい人は気付いたでしょうか。そう、ちょっと自分に言い聞かせています。

・メリット・デメリットを比較したけど、結局選びきれない
という人にむけて書きました。
何を選択するかべきかで日々悩んでいる
一日にすべき決断の回数は35,000回
人はなんと一日で35,000回も決断をしてるんだそうです。ちょっと攻めたいやらしいお店の100分コース、35000なんてここくらいでしか聞かない数字。
「今日は会社の帰りに飲みに誘われた、行くべきか行かないべきか」みたいな分かりやすい決断がそこまで多いわけではない。
しかしどの服を着るのか、仕事場についてまず何をするのか、昼食は何にするのか。ここまでの細かいレベルで見るとめちゃくちゃ多いんです。
そしてどんな選択でも大なり小なり人生に影響を与えてきます。となるとなるべく正解だったと思えるような決断をしたいのが人情ってもの。
ただそうは言っても、日々の小さな決断ではそこまで大きくは変わりません。多少選択をミスっても、そこまで大きな影響はない。
問題は大きな決断。いくつかの学校に受かっているけど、どこに進学するのか。内定をもらっている会社の中で、どの会社に行くのか。
3〜5年に一度は大きな決断を迫られる
あくまで僕の人生を遡っての意見ですが、3〜5年の周期で大きな選択を迫られる時期がくると思います。
高校と大学の受験。院に行くのか、行かないのか。どの企業に就職するのか。そしてどの企業に転職するのか。定期的に頭を悩まして生きてきました。
まだ独身なので、これから結婚とか子育てなんかもあるかもしれない。きっと選択をしないといけない場面はこれからもまだまだ出てくる。
主体的に選択する人生であれ


選択に関して絶対に言えることは、自分で決めなければいけないということ。人にアドバイスを求めるのは賢い行為だけど、最後は自分で決断しないといけません。

という納得感があるとないとでは大違い。
自分の人生なのに、主体的になれていないのは一番危険。苦しいですが、責任は全て自分にあるって体勢にしておかないと、なんとなく毎日が終わってしまう。
選択は経験値が貯まる方を選ぼう!
人生は経験の総量でしか決まらない
僕の人生のバイブルのひとつ。それが「DIW WITH ZERO」という本。
ずっとお金を蓄え続け、亡くなったタイミングで使いきれなかったお金が山のようにある。こういう人が非常に多い。
「宝の持ち腐れ」なんて言葉を体現してしまっているのが現代のお年寄り達。しかしそれではあまりにもったいない。
生きている間に、お金を使い切って、すっからかんになって往生する。これが一番正しい人生のゴールなんですね。
どうすればそのような人生を送れるのかを教えてくれている本です。

この本で最も僕が好きな言葉がこれ。マジで腰にタトゥーで彫ってしまいたいくらい、脳にぶっ刺さってる。
頭が良い奴が人生の勝者か、金持ちがそうなのか、力がある奴がそうなのか。いや違う、経験値が一番多い奴が人生の勝者なのだ。
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人生の価値は経験の総量で決まる。毎日を充実させるために、経験を優先する。
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経験値が貯まるかどうかを選択基準に
こうなってくると、ひとつ答えが見えてくる。選択に迷った時の僕らの処し方が分かるってもの。


社会人になってから最も僕が好きで、熱狂している漫画「BLUE GIANT」。
ジャズを愛する主人公がサックスに青春を捧げる、マグマもビビるくらいの激アツ漫画です。
この中で主人公がいくつかの楽器を演奏して、サックスを最終的に選ぶというくだりがありました。近くの大人に、「なんでそれを選んだの?」と聞かれて答えた。
「一番難しかったから」と。


起伏のないドラマはない
どうせするならリターンが大きい方が良い。ここでのリターンは、経験値。経験値が多ければ多いほど、成長できるし、人生も充実する。
自分の人生をドラマ化したとする。もし朝ドラ一回分の尺で終わってしまったら、あまりに悲しい。なんて薄っぺらい人生なんだって嘆いてしまう。
なにはともあれ経験値を貯めていくような選択を僕らはするべき。
一度はしんどいかもしれない。最初は辛酸を舐めるかもしれない。しかし長い目で考えるようにしたい。
迷ったらワイルドな方に飛び込め!
選択基準は「ワイルドであるか」
伊藤羊一さんの著書「0秒で動け」。この本も僕のバイブルのひとつ。
著者の伊藤さんは、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主。世界で一番喋りの上手い羊。羊で一番だから、羊一。(嘘)
今はグロービスの講師・ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導している方です。
教え子の中から、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。優勝者の師匠ってなもんですね。

ビジネスの場で、行動力を上げるということをメインにこの本では教えてくれています。全ビジネスマンは一見の価値あり。
この本の中で最もパンチラインだと感じたのがこちら。

ここでワイルドって言葉をチョイスしてくるあたりたまらへん。ちなみにこれはヤフー前社長の宮坂学氏の言葉。
選択肢を目の前に並べる。最もワイルドなものを選ぶ。今の自分から最も飛距離を感じるものを選ぶ。
この積み重ねで、行動や価値観が形成されていくんですね。
転職活動もワイルドたれ
ちなみに僕も先日、大きな選択をしないといけない場面がありました。それは転職。
新卒で入ったブラック会社を、先日辞めました。運と縁とタイミングが、皆既月食ばりに綺麗に重なり、内定を2社もらえてフィニッシュ。
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新卒でブラック企業に入り、5年で退職。勤めるメリットを考える。
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どちらに進んでも、キャリアアップの転職ではある。どちらにもメリットとデメリットが存在しました。
内定もらった会社情報
- 大企業だけど、最近は少し落ち目。年収は50万円UP。関西の会社なので、引越の必要なし。今のライフスタイルを維持できる。
- 1の会社よりも規模は大きく、四季報・経済誌どれを見ても1よりランクは上。年収は100万円UP。ただし関西でも東京でもない縁もゆかりもない土地の会社。引越し必要、今のライフスタイルは消える。
もともと僕は関西生まれ関西育ち。東京に住んでいた時期もありましたが、やはり関西に住んでいるのが最も心穏やか。
転職活動時は大阪に住んでおり、定期的に奈良の実家に帰る。気を抜いたら実家で母親の剥いたリンゴを食べている日々。
友人のほとんども大阪におり、人間関係もまとまっていました。友人や家族にも会える。僕の理想のライフスタイルでした。
ただ会社には不満があり、転職を決意。関西の企業に絞って転職活動をしていたのですが、関西外の大企業に記念受験的に応募したところ、なんと内定をとってしまった。
地元を離れるか、決断を迫られる
大阪の大企業に内定。関西外のもっと大企業に内定。どちらを選ぶか、この時はかなり悩みました。
大阪の大企業は最近は景気は悪いですが、かなりの大手。もしここからしか内定をもらえなくても、絶対に転職はしていたと思います。
自分が気に入っている大阪のライフスタイルを維持できる、そう思ったんです。もう大阪の方の会社で良いやなんて決めかけていました。
しかし、踏みとどまった。自分で内省を繰り返し思い直したんです。

そう、これはマジで重要。目先の利益ほど恐ろしいものはない。一見その瞬間は得したように見えるだけ。
大阪の会社に転職しても、転勤になる可能性は大きい。一生大阪にいる方がきっとレア。
関西外の企業に転職しても、引越の手間が発生するくらい。面倒くさくても所詮は10時間くらいの話。
退去費用や初期費用もかかりますが、たかが知れている。年収の上がり幅で見れば相殺できる。
そして最後の最後で僕の背中を後押ししたのが、先ほどのアドバイス。


パッと見て楽そうだからと流されてはいけない。それはきっと甘い罠。
長期的なメリットを考える、どちらの方が人生が充実するか考える。どっちがワイルドかで、最後は決めてしまう。
人生の構成要素は、無数の選択
それぞれの人生、行き着く先は千差万別
人間の体の大半は水分でできている。人生の大半は選択という行為からできている。
僕らが歩いている道の先には、無数の分かれ道がある。びたびたに舗装された道もあれば、ゴリゴリの獣道もある。
視界良好な道もあれば、薄暗い森の中に続く道もある。どの道を選ぶかは自分次第。
同じだけの距離を歩いても、僕らの人生の終着点は異なる。全く同じ距離を歩いても、違う道を歩いているんだから、辿り着いた場所は千差万別。
選択することで、人生は良い方向にも悪い方向にも変わる。僕らが選択したものが、後々大きな差になって現れてくるんです。
先ほどの「0秒で動け」では、

と書かれていました。
判断に関わる情報も大事ですが、最後は自分で決めるしかない。情報が選択肢を決めるのではない、選択は僕らが下す。他の誰でもない、僕らが下す。
ビビったら人生はつまらなくなるだけ
もしあなたが今まさに目の前に複数の選択肢があって悩んでいるとします。選択肢が多いことは恵まれていることですが、悩みのタネにもなりますよね。

と僭越ながら僕からアドバイスしたい。
法に触れたり、自分の心身や周りの人に迷惑がかかる危険性があるなら、そんな選択肢は選んではいけない。後々とんでもない損をする。
ただ道が開けているのに、「自分には無理かも」とか「身の丈に合っていないから」とか勝手に判断する。そして勝手に諦める。
こんなことはしてはいけません。ビビってるだけなら、進むしかない。「怖いから」は選ばない理由として不適切です。
腰が引けていると、人生から面白さはどこにもなくなってしまいます。
迷ったらワイルド。ビビってるならあえて進む。これで人生は格段に面白くなる。経験値がガンガン貯まっていく。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生は経験値の総量で決まる、経験値を稼げそうな選択をしよう
- 転職活動で内定をもらったが、よりワイルドな方を選んだ
- 情報はある程度揃ったらあとは不要。危険な選択肢なら逃げる、ビビってるだけなら選ぶ
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!