「副業で稼ぎたい」、「副業で収入があれば」、こんなことを考えているサラリーマンの方は多いのではないでしょうか。何を隠そう、僕もその1人です。
なんて一丁前に思って、ブログを書き始めたのが3年前。
もう3年経ったのか、早いもんです。泣かず飛ばず売れず、しかし文章を書くこと自体にハマり続けてきました。
世の中には、「最速で月収100万円」とか、「1日1時間で月収10万円」みたいな夢の様な話が溢れかえっています。そして多分こういうのは全て嘘。だって本当にあったら、僕らみんな金持ちですもん。
僕は現在副業での収入は月1万円。どうでしょうか、「3年間続けて月1万円」、圧倒的なまでのリアリティがあるじゃないですか。
世の中は甘くない。でも頑張って続けていれば、全く報われないってほど無慈悲でもないというこのバランス。僕が副業で月1万円を稼ぐまでかかった道のりをお話しします。
・副業ってそもそも稼げるの?
という人にむけて書きました。
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・30歳で貯金1,800万円達成
副業が珍しくなくなった現代社会
昔は副業なんて存在してなかった
僕は今アラサーなのですが、僕らの父親の世代からすれば副業している人ってほとんどいなかったんじゃないでしょうか。そもそも副業なんて考え自体が存在しなかったのかも。
カラーのテレビが販売される前までは、ほとんどの人の夢は白黒だったらしいんです。カラーで映像を見るって発想がどうもなかったらしいんですね。
人間は存在自体を認知していなければ、行動には至らないと。副業って概念がそもそもないから、しなかったなんてことじゃないでしょうか。
ところがどうでしょうか。現代で副業って別に珍しくもなんともないですよね。しているかどうかは関係なく、みんな存在は知っています。
そもそも政府が推進しているくらい。
「国のお金あんまり余裕ないから、自分で稼げる様になってね!」ってことではないかと勝手に勘繰っていますが。
年収1,000万円ももはや裕福ではない
実際に今の日本では、年収1,000万円でもめちゃくちゃ裕福な暮らしって難しいんです。
月80万円としても、手取りで60万円ほどになります。そこから生活費を払わないといけません。
年収1,000万円の人は、ある程度ベテランでしょうから、家族を持たれている場合も多い。家族の生活費や、子供が私立の大学に通っていたりすれば学費で月10万円くらいかかります。
しかも昔に比べて、税金も上がってる。物価も上昇してる。お金の価値って、昔に比べると約半分くらいになってるらしい。
生活する分には全く問題ないですが、世間がイメージするザ金持ちライフバブリーエブリデイ、はちょっと難しい。
また高収入の人にありがちなのが、ストレスが溜まりやすいというもの。ノーペインノーゲインで、お金を稼ぐために、歯を食いしばって仕事に当たっている人も多いのです。
そうなるとストレス解消で、浪費や散財も増えると。実際に僕も社会人になってから、ストレス解消という名目で使うお金は増えたと思います。
となると収入面でも副業があると望ましいって話になります。そして何より、副業が楽しくてストレス解消になる、こうなると無敵です。
世の中のうまい話は基本的に罠である
1,000円を稼ぐのは実はめちゃくちゃ大変
時給労働以外で稼ぐのは鬼ムズ
と欲をかくと、ロクなことが怒らないのが世の中の常。僕の実感で言いますと、
僕が稼ぐ才能がないってのは大前提として、それでも思う様には稼げません。僕の副業はブログ、広告収入やアフィリエイトでの収入がメインです。
世の中には月収数百万円を達成しているブロガーは大勢います。ググればすぐに出てくる。だから僕は始める当初は、
などと完全にナメていました。甘かったですね、激甘でした。胸焼けしてまうくらい甘々。
よくよく考えれば、ググって出てくるブロガーなんて売れっ子に決まっています。ググったら検索エンジンで上位に表示されてんだから。
売れていないブロガーも山ほどいて、それは売れていないから検索してもなかなかヒットしなかっただけだったんでしょう。
1,000円稼ぐだけでも苦行である
一個質問しますね。
どうでしょうか。僕は非常に大変だと思います。
どこかの飲食店で1時間バイトしたら1,000円になる。本業の会社で、今日ちょっと残業すれば1,000円にはなる。この感覚とはまた違うのです。
僕はかなり長い期間ブログの月収が1,000円を超えませんでした。この時の体験が尾を引きすぎて、1,000円ってむちゃんこ大金のイメージがあるんです。
おしゃれなお店でランチ一食食べたら消えてしまう様な金額なんですけどね。
こちらもCHECK
貯金できない人は「1000円は大金」と肝に銘じる。収入が多くても、無駄づかいはNG。
続きを見る
うまい話を信じてはいけない
副業をするならフリーランスの働き方を!
ど素人が何も無しで始める副業って、これがリアルだと思うんです。コネもスキルもない、だったらうまい話はない。
すぐに月100万円は稼げないし、毎日1時間なんかするだけで本業並の月収を稼げるなんて、ありえない。
というかあってはいけない、そんなん存在したら僕があまりにも報われないから。笑
そもそも前提として、副業をするならフリーランス的なものを目指した方がいい。
僕みたいにブログをするとか、YouTubeに動画あげるとか、動画編集・プログラミングとかの仕事を引き受けるとかそうあるべき。
本業以外にも収入が欲しいからと言って、飲食店で掛け持ちのバイトを始めるのは賢明じゃないんですね。
本業で会社員をしているなら、多かれ少なかれ時間の切り売りをしています。副業はスキルなど時間以外の切り売りをするのがベターでしょう。
お金になるスキルは、普通の人は持ってない
という人もいると思います。
僕が副業を始めるにあたり、読んだ本です。この本の何が良いかって、視野が広がる。
朝早起きが苦にならない人が、モーニングコールの副業をしている。こんな目から鱗の事例がわんさか載っています。
人間は想像できる範囲のことしかできません。先程のカラーテレビの話と同じです。まずはこの本を読んで、副業に対する凝り固まった考えをぶち壊しましょう。
時間を切り売りしない、スキルで稼ぐ。さてここで問題です。
Noですよね。別に恥ずかしいとかではなく、それが普通なんです。人気YouTuberなみに面白い動画はクリエイトできませんし、何か突出した才能があるわけでもない。
でも続けていると鍛えられるのもまた事実。なので副業を続けていくうちにスキルが伸びてきて、徐々に稼げる様になるってのが当たり前の流れなんです。
まだスキルもない状態で、いきなり大金を稼げるわけがない。
というか副業を始めてしばらくなんかは、「会社員って何もしてないのにこんだけ給料もらえてスゴいな」って思うくらいが普通なのだから。
僕の副業の道のりはこんな感じだった
ブログ開設期
完全にブログを舐めてスタート
ブログを始めたのは2018年6月、約3年前。中学校だったら中学校を卒業。高校生だったらもう大学生、僕はビタビタに浪人したけど。
今となっては昔ですが、会社の人間関係に馴染めかったり、仲の良い同期がメンタルを病んで休職して退職したなどがあった時でした。
なんてビビって、始めたのがこのブログ。この時の僕はナメまくり。
なんてイキり散らかしてブロガー人生がスタート。まぁ結果から言うと、全く伸びません。始めてアフィリエイトで収入が出たのが、半年後とか。しかも数十円とか。
気軽に始めてみるのが良いのかも
まぁ結果から言うと、ナメてて良かった。冷静にリスク分析なんかしてたら、絶対に始めれてなかった。
「私未来が見えるんですけど、半年後に始めて利益が出ます、数十円ですけど。」と返される。
って絶対になるから。
今から思えば致し方ない話で、ブログをしたこともなければ、SEOなんかも知らない。そんなど素人が稼げるわけでがない。下積み時代は避けて通れない。
もし気になる副業があるなんて人がいれば、
と言いたい。というかナメてかかるくらいでちょうど良い。そうじゃなかったら、リスクを意識しすぎてスタートすらできない。
そこそこ年数続けるも全く伸びない暗黒期
書いても書いても実らない
「ブログは100記事書いたら伸びてくる」というのがよく聞く定説。おそらく僕には、根本的に才能が欠如していたのでしょう。
300記事書いても全く伸びない。苦しすぎて、この気持ちを昇華するために、開き直って書いたのが下の記事。
2年続けて、300記事書く。この時時給換算したら、25円とかでした。
僕が幼稚園児の時に、親戚のおじさんに1時間お金をねだったらたぶんもっと稼げるレベル。世知辛い、本当に世知が辛い。
僕は暗黒期が長かった。まぁ3年続けても月1万円ってことで、今も暗黒期とされても仕方ないですが。
おそらく副業などを辞める人って、このタイミングで辞める人が多いんじゃないでしょうか。
才能がないことをいち早く受け入れる
始めた初期に上手くいかなくても、「まぁ初心者だし、始めたばかりだし、これからだし大丈夫」なんて言い訳しまくれる。
実際にそれはその通りだし。しかし数年続けて、全く芽が出ないとなると、モチベーションの維持が難しい。
僕もここら辺でいよいよ
と現実を直視しました。まぁただ言いたいのは、ここがある意味、本当の正念場。理性や合理的な判断を捨てれるかどうか。
続けない理由が100個は出てくる中で、続ける理由が1個見つけれるか。僕は「ブログを書いていて楽しい」というこの1点のみで続けていました。
「100人に1人の逸材になる」って聞くと、ものすごい偉業に聞こえます。でも簡単です、あなたも100人の逸材にはなれます。
副業初めて、全然稼げない時期が続きます。トンネルは長い、長いトンネルを抜けるとそこは雪国だったになかなかならない。
いつか飛べると聞かされていたけど、自分の飛行機は走っているだけでちっともテイクオフしない。
ここで100人いたら99人は辞めます。ということは、続けるだけで、100人に1人です。まずは始める、そして苦しいのは当たり前として継続し続ける。これだけ、まずはこれだけ。
そして今、現在、今日、Today
月1万円の壁を突破!
長い長いトンネルを抜けれたのか、高速道路にある様なトンネルを抜けた先にまたトンネルがあるシステムかまだ分かりません。ただとにかく月1万円は突破。
先月のPV数は約40,000、Googleアドセンスで7,300円、Amazonのアフィリエイトで4,000円、合わせて11,300円。
3年続けて、400記事書きました。もっと短期間かつ少ない記事で売れているブロガーなんて星の数ほどいるでしょう。ただ自分で自分を「才能がない割には、よく頑張った」って言ってあげたい。
ちなみに一年前の先月はGoogleアドセンスは1,000円ちょっとでした。よく諦めんかったな自分。。。
ただここで言っておきたいのは、何か特別なこともしていないということ。Googleアドセンスだけ見たら、収入は7倍ですが、なにかを7倍にしたわけではありません。
投稿記事数を7倍にしたとか、1記事の文字数を7倍にしたとかそんなことはない。
収入とやっていることはあんまり関係ない
去年の今頃としていることはほとんど変わりません。ライティングスキルが伸びたとか、ブログ運営が上手くなったとかはあるかと思います。でも奇策とか、ウルトラCは一切ない。
ただ毎日ちょっとずつ記事を書き続けただけ。ここで得た教訓は、
ってこと。
面白い芸人が全員売れているわけではないし、演技力がある俳優が全員賞を受賞できているわけでもない。
実力があっても、それが評価されたり、スポットライトが当たるかどうかは結構運なんですね。
というのが今まで続けて得た知見。
もしあなたが自分のスキルにある程度自信があっても、稼げていないなら、それは運による要素が大きいかもしれません。
ある意味幸運です。実力がなくて売れるほど、足元がおぼつかないことはありませんから。諦めないで、僕もこれからも続けるし。
副業に向いている人を考えてみる
嫌々で稼ぐ20万円、好きなことで稼ぐ1,000円、どちらが良い?
もしお金を稼ぐことだけを考えるなら、実は本業にフルコミットする方が賢い場面も多いです。副業で稼ぐって、そもそもハードルが高いですし。
副業で稼げる人ばかりが目に入ってくるだけで、実は副業で稼ぐってかなりハード。本業をバリバリこなしたり、勉強したりする方が実は手っ取り早い。
評価も上がるし、賞与なんかそれに反映されてきっと額も上がるでしょう。
もし副業に割く時間を本業にあてて成果を出す。その結果賞与が年間で20〜30万円上がったとします。こうなると副業で月2万円稼いだのとほとんど同じですから、金額だけ見たら。
お金メインなら副業は割に合わないってのが正直なところ。でも副業に向いている人もいます。
ここで「好きなことで稼ぐ1,000円」と迷わず選択できる人は副業に向いています。
って思ってしまう人は残念ながら向いていないかも。
僕自身まさにそうで、初任給をもらった時よりも、ブログでわずかな広告料が入った時の方がテンション上がりました。「ほんまのほんまに自分で稼いだんや」って。
好きなことをできるからこその副業なのです。稼ぐのも大事ですが、それ以上に「楽しい・好き」を基準に選ぶ方がおすすめです。
僕も好きじゃなかったら、ブログなぞ続けておりません。収入を得た満足感よりも、記事を書いている間の高揚感の方にこそ価値を感じていたりします。
稼げないけど、稼げるスキルは確実に伸びる
僕はだいたい1記事あたり5,000字〜6,000字書いています。先日とある広告を本屋さんで見つけました。
「受講料総額10万円。このセミナーを受ければ5000字以上の文章をコンテンツにするための能力を学べます」というもの。ふむ。なるほど。
ブログ初めて3年間。儲けが労力に追いついていない感は否めません。しかしスキルは確実に伸びているのだと実感しました。
下手の横好きってやつですかね。案外やってみるもんだ、そんで続けてみるもんだって感じてます。
半沢直樹を見て「銀行員になりたい」って思う様に、僕の記事を見て「ブログを始めたい」なんて頭によぎった方は、以下の本がおすすめです。そんなもの好きな人がいるかは知りませんが。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 副業で1,000円稼ぐってめちゃくちゃ大変
- 才能がない僕の唯一の能力は諦めの悪さだった
- 「嫌々で稼ぐ20万円、好きなことで稼ぐ1,000円」、後者に価値を感じる人は副業に向いている
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!